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アル・マナマ級コルベット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アル・マナマ級コルベット
基本情報
種別 コルベット (ミサイル艇)
建造所 ドイツの旗 ドイツリュールセン
運用者  バーレーン海軍
就役期間 1988年 - 現在
前級 アハマド・アル・ファテフ級
(TNC-45型)
次級 (最新)
要目
満載排水量 632トン
全長 62.95 m
垂線間長 59.90 m
最大幅 9.30 m
吃水 2.90 m
主機 MTU 20V538 TB93
ディーゼルエンジン×4基
推進器 スクリュープロペラ×4軸
出力 19,600馬力
速力 34.7ノット
航続距離 4,000海里 (16kt巡航時)
燃料 120トン
乗員 士官7名+下士官18名+兵18名
兵装76mm単装速射砲×1基
70口径40mm連装機銃×1基
12.7mm単装機銃×2基
エグゾセMM40 SSM×4発
搭載機 MBB Bo 105ヘリコプター×1機
C4ISTAR 9LV331
レーダーシージラフ50HC 捜索用
9LV200 射撃指揮用
・デッカ1226 航法用
電子戦
対抗手段
・カトラスB-1電波探知装置
・シグナス電波妨害装置
・テレゴン8短波方向探知機
・DAGAIEデコイ発射機×2基
テンプレートを表示

アル・マナマ級コルベット英語: Al Manama-class corvette)は、バーレーン海軍コルベットの艦級[1][2]

設計

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本級は、西ドイツリュールセン社によって開発されたFPB-62型と呼ばれる設計を採用している。これは同社が大型艇用として新規開発したものであるが、本級では、そのキャパシティを最大限活用して、船体後部にヘリコプター運用設備を設けており、外見上の大きな特徴となっている。これは、中型ヘリコプター1機を収容できる格納庫を設置して、その天井をヘリコプター甲板としたものであり[3]、降着したヘリコプターはそのままエレベーターによって格納庫内に格納される[1][2]

主兵装となるエグゾセMM40艦対艦ミサイルは、連装発射筒2基に収容して、艦橋構造物とハンガーとの間に設置されている。また砲煩兵器としては、船首甲板に76mm単装速射砲、船尾甲板に70口径40mm連装機銃を備えている。76mm砲弾は900発、40mm機銃弾は4,400発を搭載できる。なお竣工当初はエリコンKAA 20mm機銃のGAM-B01単装マウントと機銃弾5,000発も搭載していたが、これは12.7mm単装機銃に換装された[1][2]

主センサーとなるのはCバンドシージラフ50HCである。武器管制システムは9LV331であり、射撃指揮レーダーとしてはXバンド9LV200を搭載するほか、パンダMk.2光学方位盤も備えている。電子戦システムはラカル242と称されており、SADIE情報処理装置を中核としている[1][2]

同型艦一覧

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1984年2月に2隻が発注され、いずれも西ドイツのリュールセン社で建造された[1][2]

# 艦名 就役
50 アル・マナマ
RBNS Al Manama
1988年2月3日
51 アル・ムハッラク
RBNS Al Muharraq

参考文献

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  1. ^ a b c d e Bernard Prezelin (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. pp. 26-27. ISBN 978-0870212505 
  2. ^ a b c d e Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 38. ISBN 978-1591149545 
  3. ^ 「写真で見るミサイル艇発達史 「コマール」型から「はやぶさ」型まで」『世界の艦船』第597号、海人社、2002年6月、31-41頁、NAID 40002156355 

関連項目

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