アリサ・リュウ
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生誕 |
2005年8月8日(19歳) カリフォルニア州クローヴィス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
居住地 | リッチモンド | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 158 cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出身校 | Oakland School for the Arts | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コーチ |
フィリップ・ディグリエルモ マッシモ・スカリ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属クラブ | St. Moritz SC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
練習拠点 | オークランド | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開始 | 2010年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技歴 |
2010-2022 2024- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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アリサ・リュウ(英: Alysa Liu、簡: 刘美贤、繁: 劉美賢、2005年8月8日 - )もしくはアリサ・リウは、アメリカ合衆国のフィギュアスケート選手(女子シングル)。2022年に引退を発表したが、2024年に競技への復帰を表明した。
2019年ジュニアグランプリファイナル準優勝。2019年、 2020年全米フィギュアスケート選手権優勝。2020年世界ジュニア選手権 銅メダル。2022年北京五輪6位入賞。2022年世界選手権 銅メダル。
人物
[編集]2005年8月8日、アメリカ合衆国カリフォルニア州クローヴィスに生まれた。リウの父親は中国四川省出身でアメリカに移住した弁護士、母親は匿名の卵子提供者であり、代理母を通して生まれた[1][2]。5人兄弟の長女である。
経歴
[編集]初期
[編集]2010年にスケートを始めた。ローラ・リペツキーの指導を受ける。
ノービス時代
[編集]2018年全米フィギュアスケート選手権ジュニアクラスで優勝。当時12歳であったため、年齢基準を満たしておらず、世界ジュニア選手権には出場できなかった。
翌2019年全米フィギュアスケート選手権ではノービス選手ながらシニアクラスに出場し、史上最年少の優勝を果たした[3]。
2019-2020シーズン、ジュニア時代
[編集]ジュニアグランプリシリーズに参戦し、第1戦目のアメリカ大会では4回転ルッツとトリプルアクセルを成功させ優勝を果たした[4]。ISU公式競技会で4回転ルッツを成功させたのは女子選手としてはアレクサンドラ・トゥルソワに次いで2人目。また、ISU公式競技会で4回転ジャンプとトリプルアクセルを両方着氷したのは、女子選手では初めてである。第2戦目のポーランド大会では、ジュニア選手として初めてトリプルアクセル-トリプルトウループのコンビネーションジャンプを成功させ、優勝。ジュニアグランプリファイナル(トリノ)への進出を決めた。同大会ではカミラ・ワリエワに次ぐ2位となり銀メダルを獲得した。
2020年の全米フィギュアスケート選手権シニアクラスに出場し優勝、女子シングルではアシュリー・ワグナー以来7年ぶりの2連覇を果たした。
同年の世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン)では3位となった。
2020年6月22日にはコーチの変更を表明。5歳でスケートを始めてから長年指導を受けていたローラ・リピツキーのもとを離れ、リー・バーケル、ローリー・ニコル、マッシモ・スカリといったコーチ陣のチームに師事すると発表した[5]。
2020-2021シーズン
[編集]出場を予定していた2020-2021シーズンのジュニアグランプリシリーズは、COVID-19の世界的な流行などを受けて全試合が中止となり、国際大会への出場機会が得られなかった。
2020年12月11日に、新たにジェレミー・アボットがコーチ陣に加わると発表した[6]。
2021年1月に行われた全米フィギュアスケート選手権では総合4位。
2021-2022シーズン、シニアデビュー
[編集]2021年8月にボストンで行われたクランベリー杯でシニアの国際大会デビューを果たした。9月には、北京オリンピック最終予選会であるネーベルホルン杯で優勝し、北京オリンピックでのアメリカ女子シングル3枠目の出場枠を獲得した。2021年スケートカナダに出場しシニアグランプリデビュー。ショートプログラム(SP)、フリースケーティング(FS)ともにトリプルアクセルに挑んだが、回転不足や転倒で思うように決まらず、スケートカナダでは5位、続くNHK杯では4位だった。NHK杯の2日後にコーチを変更。コロラド州コロラドスプリングスでクリスティ・クラール、ドリュー・ミーキンス、ヴィクトール・ファイファーなどの指導を受けることとなった[7]。
2022年の全米フィギュアスケート選手権では、SPで3位に入ったもののコロナの陽性反応が出てFSを棄権することになった。しかしこれまでの実績などから、マライア・ベルやカレン・チェンとともに北京オリンピックの代表に選出された。
北京オリンピック
[編集]オリンピックの女子シングルSPでは、トリプルアクセルを回避してプログラムの完成度を高め、8位につけた。FSではトリプルアクセルに挑み着氷させた。ただし、判定はダウングレード(1/2回転以上の不足)であった。その後もジャンプすべて着氷、スピンとステップは最高評価のレベル4を得るなど会心の演技で総合7位に入賞した。好成績を残し大会最終日に行われるエキシビションに招待されたが、エキシビジョン出場を全く予想しておらずエキシビション用のプログラムを用意していなかったため、急遽アイスダンスのアメリカ代表であるジャン=リュック・ベイカーが振り付けをした『LOCO』を披露した。衣装はアイスダンスのスペイン代表であるオリヴィア・スマートから借りたものであった[8]。
引退発表
[編集]2022年4月10日、自身のインスタグラムにて現役引退を表明。「スケートの目標が達成できました。正直、これだけ多くのことを達成できると思っていませんでした」などと記した[9]。
復帰発表
[編集]2024年3月1日、自身のインスタグラムにて現役復帰を表明[10]。
主な戦績
[編集]- GP - ISUグランプリシリーズ
- CS - ISUチャレンジャーシリーズ
大会名 | 2018–19 | 2019–20 | 2020–21 | 2021–22 | 2024–25 |
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冬季オリンピック | 6位 | ||||
世界選手権 | 3位 | ||||
GP NHK杯 | 4位 | 4位 | |||
GP スケートカナダ | 5位 | 6位 | |||
CS ゴールデンスピン | 1位 | ||||
CS ブダペスト杯 | 1位 | ||||
CS ネーベルホルン杯 | 1位 | ||||
CS ロンバルディア杯 | 1位 | ||||
クランベリー杯 | 1位 | ||||
全米選手権 | 1位 | 1位 | 4位 | 途中棄権 |
- JGP - ISUジュニアグランプリシリーズ
- J - ジュニアクラス
- N - ノービスクラス、A - ノービスAクラス、B - ノービスBクラス
大会名 | 2016–17 | 2017–18 | 2018–19 | 2019–20 |
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世界ジュニア選手権 | 3位 | |||
JGP ファイナル | 2位 | |||
JGP バルティック杯 | 1位 | |||
JGP レークプラシッド | 1位 | |||
アジアフィギュア杯 | 2位 N | 1位 N | ||
チャレンジカップ | 2位 N | |||
全米選手権 | 4位 N | 1位 J |
詳細
[編集]パーソナルベストは太字で表示
2024-2025 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2024年12月5日 - 7日 | ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピン (ザグレブ) | 2 68.06 |
1 129.65 |
1 197.71 |
2024年11月8日 - 10日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 4 65.03 |
4 125.72 |
4 190.75 |
2024年10月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ハリファックス) | 2 67.68 |
7 120.01 |
6 187.69 |
2024年10月11日 - 13日 | ISUチャレンジャーシリーズ ブダペスト杯 (ブダペスト) | 1 68.83 |
2 123.94 |
1 192.77 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年3月21日 - 27日 | 2022年世界フィギュアスケート選手権(モンペリエ) | 5 71.91 |
3 139.28 |
3 211.19 |
2022年2月15日 - 17日 | 2022年北京オリンピック(北京) | 7 69.50 |
6 139.45 |
6 208.95 |
2022年1月2日 - 9日 | 2022年全米フィギュアスケート選手権(ナッシュビル) | 3 71.42 |
WD | WD |
2021年11月12日 - 14日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 4 67.72 |
3 135.18 |
4 202.90 |
2021年10月29日 - 31日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(バンクーバー) | 4 73.63 |
7 132.90 |
5 206.53 |
2021年9月22日 - 25日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 1 70.86 |
1 136.54 |
1 207.40 |
2021年9月9日 - 12日 | ISUチャレンジャーシリーズ ロンバルディア杯(ベルガモ) | 1 74.31 |
1 144.93 |
1 219.24 |
2021年8月11日 - 15日 | クランベリー杯(ボストン) | 1 71.42 |
1 134.32 |
1 205.74 |
2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2021年1月15日 - 18日 | 2021年全米フィギュアスケート選手権(ラスベガス) | 2 76.36 |
4 137.03 |
4 213.39 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2020年3月2日 - 8日 | 2020年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン) | 4 67.52 |
3 137.31 |
3 204.83 |
2020年1月20日 - 26日 | 2020年全米フィギュアスケート選手権 シニア(グリーンズボロ) | 2 75.40 |
1 160.12 |
1 235.52 |
2019年12月5日 - 8日 | 2019/2020 ISUジュニアグランプリファイナル(トリノ) | 1 71.19 |
2 133.46 |
2 204.65 |
2019年9月18日 - 21日 | ISUジュニアグランプリ バルティック杯(グダニスク) | 4 64.11 |
1 138.99 |
1 203.10 |
2019年8月28日 - 31日 | ISUジュニアグランプリ レークプラシッド(レークプラシッド) | 1 69.30 |
1 138.80 |
1 208.10 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2019年1月19日 - 27日 | 2019年全米フィギュアスケート選手権 シニア(デトロイト ) | 2 73.89 |
1 143.62 |
1 217.51 |
2018年8月1日 - 5日 | 2018年アジアフィギュア杯 ノービスクラス(タイ) | 1 50.25 |
1 88.20 |
1 138.45 |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年2月22日 - 25日 | 2018年チャレンジカップ アドバンスドノービスクラス (デン・ハーグ) | 1 42.79 |
2 86.99 |
2 129.78 |
2017年12月31日 - 1月2日 | 2018年全米フィギュアスケート選手権 ジュニア(サンノゼ) | 1 63.83 |
1 120.33 |
1 184.16 |
2017年8月2日 - 5日 | 2017年アジアフィギュア杯 アドバンスドノービスクラス(香港) | 3 38.74 |
3 69.60 |
2 108.34 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年1月14日 - 22日 | 2017年全米フィギュアスケート選手権 ノービス(カンザスシティ) | 1 48.89 |
6 82.79 |
4 131.68 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2024-2025 | Promise 歌:レイヴェイ、ダン・ウィルソン 振付:マッシモ・スカリ |
MacArthur Park 歌:ドナ・サマー 振付:マッシモ・スカリ |
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2021-2022 | バレエ『ドン・キホーテ』より ジプシーダンス 作曲:レオン・ミンクス 振付:マッシモ・スカリ |
ヴァイオリン協奏曲 作曲:ピョートル・チャイコフスキー 演奏:ジョシュア・ベル |
LOCO 歌:ITZY 振付:ジャン=リュック・ベイカー |
2020-2021 | 道 作曲:ニーノ・ロータ 振付:ローリー・ニコル |
The Storm 作曲:HAVASI 振付:ローリー・ニコル |
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2019-2020 | パレードに雨を降らせないで 作曲:バーブラ・ストライサンド |
Illumination 作曲:ジェニファー・トーマス |
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2018-2019 | イーストウィックの魔女たち 作曲:ジョン・ウィリアムズ |
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2017-2018 | Spanish Flame 作曲:Maxime Rodriguez |
レ・ミゼラブル 作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク |
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2016-2017 | Puttin' On the Ritz 作曲:アーヴィング・バーリン |
シング・シング・シング 作曲:ルイ・プリマ 演奏:ベニー・グッドマン |
脚注
[編集]- ^ California skater, 12, a rising star
- ^ Figure skater Alysa Liu returns home a champion, yet still a kid
- ^ Alysa Liu, 13, youngest to win U.S. women's figure skating title
- ^ Alysa Liu Becomes First American Woman to Land Quadruple Lutz in Junior Grand Prix Win
- ^ “Alysa Liu, U.S. figure skating champion, changes coaches”. olympics.nbcsports.com (2020年6月22日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “Serendipitous addition of Jeremy Abbott to Alysa Liu’s coaching team helping her work through growth spurt”. olympics.nbcsports.com. (2020年12月11日) 2022年3月1日閲覧。
- ^ “Alysa Liu changes coaches, location a month and a half before Olympic figure skating team selected”. olympics.nbcsports.com. (2021年11月22日) 2022年3月1日閲覧。
- ^ “On Her TurfのTwitter”. twitter.com (2022年2月20日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “alysa(@alysaxliu)・Instagram”. Instagram. 2022年4月10日閲覧。
- ^ “刘美贤 Alysa Liu(@alysaxliu)・Instagram”. Instagram (2024年3月1日). 2024年9月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 国際スケート連盟によるアリサ・リュウのバイオグラフィー
- アリサ・リュウ (@alysaxliu) - Instagram
- アリサ・リュウ - YouTubeチャンネル
- Jr Grand Prix Final 2019 - YouTube