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アラリペスコルピウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アラリペスコルピウス
アラリペスコルピウスの化石
地質時代
白亜紀
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 鋏角亜門 Chelicerata
: クモガタ綱 Arachnida
: サソリ目 Scorpiones
上科 : Chactoidea
: ヒゲナガサソリ科 Chactidae
: アラリペスコルピウス属 Araripescorpius
学名
Araripescorpius
Campos 1986
  • Araripescorpius ligabuei
    Campos 1986

アラリペスコルピウスAraripescorpius)は、ヒゲナガサソリ科化石サソリの1属。ブラジル白亜紀の地層から発見される Araripescorpius ligabuei という1種のみが知られる。

発見

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最初は1986年にブラジルアラリペ台地英語版にある白亜紀前期の地層であるクラト層英語版で発見されたが、化石は状態が悪く、詳細は不明瞭であった[1][2]。発見当時はコガネサソリ上科スペイン語版(Scorpionoidea)に分類されていたが、後により状態の良い化石が発見され、これを分析した特徴からChactoidea上科のヒゲナガサソリ科Chactidae)に変更された[1]

特徴

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体長は11-17.5mmの小型のサソリである。前体頭胸部)は化石の状態が悪く構造は判明していない。前体の腹板は五角形で広がっている。触肢ハサミ以外の部分は細長く、ハサミの部分は短く太いものとなっている。化石の櫛状板は不完全な形状で、薄膜(lamella、櫛状の突起物)はほとんど残存していない生殖口蓋は丸く、引き延ばされた形状となっており、中央で分割される。終体(後腹部、サソリの “尾”)の各体節は後方ほど長くなる。化石の尾節は不完全であるため、毒針の形状は判明していない[2]

出典

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  1. ^ a b David M. Martill, Günter Bechly, Robert F. Loveridge (2007-12-13). The Crato Fossil Beds of Brazil: Window into an Ancient World. ケンブリッジ大学出版局. pp. 111-113. ISBN 9781139467766 
  2. ^ a b Federica Menon (2007). “HIGHER SYSTEMATICS OF SCORPIONS FROM THE CRATO FORMATION, LOWER CRETACEOUS OF BRAZIL” (PDF). Palaeontology(英語版 (ワイリー) 50 (1): 185–195. http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1475-4983.2006.00605.x/pdf.