アラスカ (カクテル)
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アラスカ | |
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基本情報 | |
種別 | ショートドリンク |
作成技法 | シェイク |
色 | 淡黄色透明 |
グラス | カクテル・グラス |
度数 | 35度[1] - 43度[2] |
レシピの一例 | |
ベース | ドライ・ジン |
材料 |
ドライ・ジン …… 3/4 |
シャルトリューズ・ジョーヌ …… 1/4 |
アラスカ (Alaska Cocktail) とは、ショートドリンクに分類される、ジンをベースとしたカクテルの1種である。正式名称はアラスカ・カクテルであるが、通常、アラスカと省略するので以降もアラスカと記す。
スキニン・アンド・エディ・カクテルとも呼ばれる[3]。
概要
[編集]1920年代に、アメリカ合衆国サウスカロライナ州で修行中だったハリー・クラドックが考案した[3][4]。クラドックは1930年に『サヴォイ・カクテル・ブック』を編纂し刊行するが、そこには「アラスカ原住民(Esquimoax)の愛飲酒ではない」「サウスカロライナ州で考案されたらしい」と考案者名を記していない[4][5]。
アルコール度数の高いカクテルとして有名(35度[1]から43度[2]くらい)。
日本では、バリエーションとなるグリーン・アラスカのほうが人気が高くなっている[4]。
標準的なレシピ
[編集]- ドライ・ジン 3/4
- シャルトリューズ・ジョーヌ 1/4
グリーン・アラスカ
[編集]グリーン・アラスカは、アラスカのバリエーションでシャルトリューズ・ジョーヌ(黄)の代わりにシャルトリューズ・ヴェール(緑)を用いたもの[3][4]。エメラルド・アイルとも呼ばれる[4]。
アラスカよりもアルコール度数が高くなっている(39度[6]から49度[7]くらい)。
- 標準的なレシピ[4]
-
- ドライ・ジン 3/4
- シャルトリューズ・ヴェール 1/4
- 作り方
- 材料をシェークし、カクテル・グラスに注ぐ。
他のバリエーション
[編集]- グリーン・アラスカの割合をそのままにして、シャルトリューズ・ヴェールと同量のレモン・ジュースを加えると、「スプリング・フィーリング」となる。ドライ・ジン : シャルトリューズ・ヴェール : レモン・ジュース = 2:1:1。
- ドライ・ジンを半量とし、その減った分と同量のチェリー・ブランデーを使用すると、「ザンシア」となる。
出典
[編集]- ^ a b ホテルパシフィック東京監修『カクテル大全1000』永岡書店、2008年、83頁。ISBN 978-4-522-42269-4。
- ^ a b 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年、163頁。ISBN 4-278-03752-X。
- ^ a b c d e “アラスカ(alaska)” (PDF). THE PLACE (2009年2月23日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『カクテル教室』保育社、1996年、72頁。ISBN 9784586508877。
- ^ a b c The Savoy Hotel (2014). The Savoy Cocktail Book. Hachette UK. p. 18. ISBN 9781472114259
- ^ YYT project編『おうちでカクテル』池田書店、2007年、135頁。ISBN 978-4-262-12918-1。
- ^ 桑名伸佐監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、36頁。ISBN 978-4-537-20423-0。