アモール・パレカル
アモール・パレカル Amol Palekar | |
---|---|
アモール・パレカル(2016年) | |
生年月日 | 1944年11月24日(79歳) |
出生地 | イギリス領インド帝国 ボンベイ管区ボンベイ |
職業 | 俳優、映画監督、映画プロデューサー |
ジャンル | ヒンディー語映画、マラーティー語映画 |
配偶者 |
チトラ・パレカル(1969年-2001年、離婚) サンディヤ・ゴーカレー(2001年-現在) |
アモール・パレカル(Amol Palekar、1944年11月24日[1] - )は、インドのヒンディー語映画、マラーティー語映画で活動する俳優、映画監督、映画プロデューサー[2]。
生い立ち
[編集]ボンベイに暮らすマラーティー語話者の中産家庭に生まれ、3人の妹(ニーロン、レーカ、ウンニティ)がいる。父カムラカルはムンバイ中央郵便局の職員、母スハーシニ・パレカルは民間企業の社員として働いていた[3]。アモール・パレカルはサー・J・J美術学校で芸術を学び、卒業後は画家として活動を始めた。画家として個展を7回開いたほか、多くのグループ展に参加している[4]。
キャリア
[編集]演劇
[編集]1967年からヒンディー語演劇、マラーティー語演劇で活動を始める。彼はサティヤデーヴ・ドゥベーと共に活動した後、1972年に自身の劇団「アニケット」を立ち上げた。代表作には『Shantata! Court Chalu Aahe』『Hayavadana』『Adhe Adhure』があり[5]、1994年には国立舞台芸術センターでサスペンス演劇『Kusur』を上演し、演出・主演を務めている[6][7]。
映画
[編集]1971年にサティヤデーヴ・ドゥベーの『Shantata! Court Chalu Aahe』に出演し[8]、その後はバス・チャテルジーの『Rajnigandha』『Chhoti Si Baat』などマラーティー語映画のニュー・ウェーヴ作品に出演した。主にバス・チャテルジーとリシケーシュ・ムカルジーのコメディ映画に出演し、『Gol Maal』でフィルムフェア賞 主演男優賞を受賞している。役柄としては中産階級の人間を演じることが多く、1979年にはタミル語映画『16 Vayathinile』をリメイクした『Solva Sawan』でシュリデヴィと共演し、オリジナル版でカマル・ハーサンが演じた知的障害者役に起用された。1982年にはマラヤーラム語映画『Olangal』に出演した。
1981年に『Aakreit』で監督デビューした。その後は『Thodasa Roomani Ho Jayen』『Paheli』で成功を収め、『Thodasa Roomani Ho Jayen』は内容からマネージメント学や人間行動に関する研究でたびたび引用されている[9]。また、2005年に監督を務めた『Paheli』はアカデミー国際長編映画賞インド代表作品に選出され、このほかにティーチAIDSの教育用アニメーションに声優として出演している[10]。
私生活
[編集]2001年に最初の妻チトラと離婚し、同年にサンディヤ・ゴーカレーと再婚した[11][12][13]。
アモール・パレカルは不可知論的無神論者を自称している[14]。2022年2月にはCOVID-19に感染して、プネーの病院に入院している[15]。
フィルモグラフィー
[編集]俳優
[編集]映画
[編集]
|
|
|
テレビシリーズ
[編集]- Kachchi Dhoop(1987年)
- AA Bail Mujhe Maar(1987年)
- Naqab(1988年)
- Mrignayanee(1991年)
- Paoolkhuna(1993年)
- Kareena Kareena(2004年)
- Ek Nayi Ummeed-Roshni(2015年)
ウェブシリーズ
[編集]監督
[編集]- Aakreit(1981年)
- Ankahee(1985年)
- Thodasa Roomani Ho Jayen(1990年)
- Bangarwadi(1995年)
- Daayraa(1996年)
- Kairee(2001年)
- Dhyaas Parva(2001年)
- Anahat(2003年)
- Paheli(2005年)
- Quest(2006年)
- Dum Kaata(2007年)
- Samaantar(2009年)
- ...And Once Again(2010年)
- Dhoosar(2011年)
受賞歴
[編集]年 | 部門 | 作品 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|
国家映画賞 | ||||
1996年 | マラーティー語長編映画賞 | 『Bangarwadi』 | 受賞 | [17] |
1997年 | 審査員特別賞 | 『Daayraa』 | [18] | |
2000年 | その他の社会問題に関する映画賞 | 『Kairee』 | [19] | |
2001年 | 家族福祉に関する映画賞 | 『Dhyaas Parva』 | [20] | |
2008年 | 英語長編映画賞 | 『Quest』 | [21] | |
フィルムフェア賞 | ||||
1977年 | 主演男優賞 | 『Chhoti Si Baat』 | ノミネート | [22][23] |
1980年 | 『Gol Maal』 | 受賞 | ||
フィルムフェア賞 マラーティー語映画部門 | ||||
1981年 | 主演男優賞 | 『Akriet』 | 受賞 | |
マハーラーシュトラ州映画賞 | ||||
1981年 | 第3位作品賞 | 『Akriet』 | 受賞 | |
第3位監督賞 | ||||
1995年 | 第2位作品賞 | 『Bangarwadi』 | [24] | |
第2位監督賞 | ||||
2000年 | 作品賞 | 『Dhyaas Parva』 | ||
第1位監督賞 | ||||
2010年 | 第2位作品賞 | 『Dhoosar』 | ||
第2位監督賞 |
出典
[編集]- ^ “'आपल्यातीलच एक' थोडासा रुमानी झाला तेव्हा A correct reference about his birthday from marathi language newspaper loksatta news, janeman is confirmed person with him to be 24 November, 2014 during Marathi language wikipedia workshop”. 20 June 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。26 February 2012閲覧。
- ^ “Paheli is a simple, loveable film”. Rediff.com (21 June 2005). 10 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。6 February 2012閲覧。
- ^ “Amol Palekar: Baaton Baaton Mein - The Times of India”. The Times of India. オリジナルの13 September 2010時点におけるアーカイブ。 26 September 2010閲覧。
- ^ “Painting is like 'ghar wapsi' for me: Amol Palekar”. FilmyKeeday. 30 April 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。27 June 2016閲覧。
- ^ Sharma, Devesh (27 March 2020). “Top Bollywood actors who started life on stage” (英語). filmfare.com. 29 March 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月14日閲覧。
- ^ Singh, Deepali (14 December 2019). “Palekar's latest challenge” (英語). Livemint. 15 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月14日閲覧。
- ^ “Theatre review: Kusur (The Mistake) - Times of India” (英語). The Times of India (29 November 2019). 14 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月14日閲覧。
- ^ “Amol Palekar's debut”. The Times of India. (4 May 2013). オリジナルの20 December 2017時点におけるアーカイブ。 27 June 2016閲覧。
- ^ “Thoda Sa Roomani Ho Jaaye : Movie Review | kanikaspeaks”. 11 April 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。28 January 2015閲覧。
- ^ “Amol Palekar, renowned Indian actor and film director, and committed social activist, joins TeachAids”. TeachAids (2009年10月31日). 2024年3月19日閲覧。
- ^ “Silvers of the year”. 27 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月19日閲覧。
- ^ “Amol Palekar is back in action, this time with an English language ...”. The Indian Express. (2 August 2010) 13 August 2010閲覧。
- ^ “Amol Palekar: Baaton Baaton Mein”. (19 October 2003). オリジナルの13 September 2010時点におけるアーカイブ。 26 September 2010閲覧。
- ^ “Atheism is the religion for these filmi folk”. The Times of India (The Times Group). オリジナルの22 December 2017時点におけるアーカイブ。 23 December 2015閲覧。
- ^ “Veteran actor Amol Palekar hospitalized due to Covid complications”. Tribune India (11 February 2022). 19 March 2022閲覧。
- ^ “Shahid Kapoor calls Amol Palekar 'OG middle class good guy', says: 'It was a privilege to have him on Farzi'” (英語). Hindustan Times (2023年2月5日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “43rd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 21 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
- ^ “44th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 22. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
- ^ “47th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
- ^ “48th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 40. 16 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
- ^ “54th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 26. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
- ^ “Filmfare Awards Winners from 1953 to 2020”. Filmfare. 2024年3月19日閲覧。
- ^ “Filmfare Nominees and Winner”. deep750.googlepages.com (2006年). 12 June 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月19日閲覧。
- ^ “THE HINDU ONLINE : The cream of Indian cinema” (1996年12月21日). 21 December 1996時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月19日閲覧。