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アメリカ軍の勲章 (Inter-service awards and decorations of the United States military )について解説する。アメリカ軍 においては、各軍種ごとの勲章 のほか、6軍共通の勲章がある。この記事では、共通の勲章について扱う。それらの勲章は軍種を越えて共通の基準で授与されている。
第一次世界大戦勝利勲章 が、初の共通の勲章である。これに続いて、パープルハート章 [ 1] [ 2] 、シルバースター [ 3] 、レジオン・オブ・メリット [ 4] 、殊勲飛行十字章 、エア・メダル が共通の勲章として制定された。これ以前にも廃止されたアメリカ軍の勲章 の一部に陸軍と海軍に共通するものがあったが、軍種によって授与基準に違いがあった。いかなる軍種での功績かに関わらず授与基準まで統一された共通の勲章は、第一次世界大戦勝利勲章、パープルハート章、シルバースター、レジオン・オブ・メリット、殊勲飛行十字章、エア・メダルが初である。
その後、第二次世界大戦 の終戦までに、陸軍 と海軍 の兵士に共通して授与するための世界大戦の従軍勲章 が複数制定された。沿岸警備隊 も海軍省 の傘下に編入された時に、同じ授与資格があった。第二次世界大戦後、1947年に空軍 が独立したため、朝鮮戦争従軍記章 が、初めて制定された5軍共通の勲章となった[ 5] 。また、1956年以降から2010年現在まで、沿岸警備隊 にも殊勲飛行十字章とシルバースターが授与される可能性がある[ 6] 。
1960年代から1970年代にかけてアメリカ軍 は、メリトリアスサービスメダル と複数の作戦従軍勲章 、勤務従軍勲章 を制定し、それらは全ての軍種に共通するものであった。同じ時期に国防総省 は、統合軍 又は国防長官 の下で勤務する軍人に授与資格が発生する功績章の制定を開始している。最新のものは統合任務業績章 で、1983年に制定された。また、唯一の統合軍部隊表彰である統合功労部隊表彰 は1981年に制定されている[ 7] [ 8] 。
2011年4月5日、バラク・オバマ 大統領が、大統領令第12824号を改正し、国土安全保障特別功労勲章 の授与資格を、アメリカ軍の全ての軍種に変更し、アメリカ軍の勤務勲章とした。最近では、空軍 のクレイグ・R・マッキンリー 大将に、アメリカ州兵総局長 としての功績が称えられ授与されている[ 9] [ 10] 。
名誉勲章 は、もともと海軍 の勲章として制定されていたが、現在では6軍に共通する勲章となった。しかし、各軍種における名誉勲章のデザインは異なるものとなっている。現在は、陸軍用、海軍用、空軍用の3つが制定されている。海兵隊は海軍用を、宇宙軍は空軍用のものを授与されるが、理論上は存在している沿岸警備隊用のものは一度も授与されたことがない(過去に沿岸警備隊員が海軍用の名誉勲章を授与されたことがある[ 11] 。)。
以下に紹介するのは、アメリカ軍で共通の勲章又は記念章とされているものである。各章の順位に関わらずカテゴリ毎に紹介する。
^ Air Force Personnel Center , 8/3/2010, Purple Heart
^ U.S. Department of Veterans Affairs , The Purple Heart,
^ Air Force Personnel Center , 8/3/2010, Silver Star
^ "LEGION OF MERIT",The Institute of Heraldry,“Archived copy ”. 2012年3月31日時点のオリジナル よりアーカイブ。2010年4月26日 閲覧。
^ "The United States of America: Korea Service Medal",Medals of the World,http://www.tioh.hqda.pentagon.mil/Awards/korean_service.aspx Archived 2011-10-25 at the Wayback Machine .
^ Homeland Security , Coast Guard Military Medals and Awards Manual, 15 August 2015
^ "Joint Meritorious Unit Award",http://www.tioh.hqda.pentagon.mil/Awards/joint_meritorious.aspx
^ "JOINT MERITORIOUS UNIT AWARD",Headquarters United States European Command,“Archived copy ”. 2007年10月10日時点のオリジナル よりアーカイブ。2007年10月5日 閲覧。
^ “Executive Order 13569--Amendments to Executive Orders 12824, 12835, 12859, and 13532, Reestablishment Pursuant to Executive Order 13498, and Revocation of Executive Order 13507 ”. whitehouse.gov (5 April 2011). September 27, 2012 閲覧。
^ “Panetta hosts Chief Change for National Guard Bureau ”. U.S. Department of Defense. April 15, 2013時点のオリジナル よりアーカイブ。September 27, 2012 閲覧。
^ "Douglas Albert Munro, USCG", http://www.uscg.mil/history/Munro%20Index.html