アメリカ合衆国第三国務次官補
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アメリカ合衆国第三国務次官補(あめりかがっしゅうこくだいさんこくむじかんほ、United States Third Assistant Secretary of State)は、アメリカ合衆国国務省において国務長官を補佐し、事務作業を管理する役職である。1875年から1924年まで存在し、1912年までは国務省内部において国務長官、国務次官補、第二国務次官補に次ぐ第4位の地位であった。
第三国務次官補は1874年6月20日の連邦歳出法 (18 Stat. 90) によって制定され、大統領に対して第三国務次官補を任命する権限が与えられた。また同時に国務長官に対して、国務次官補、第二国務次官補、第三国務次官補、およびその他の国務省職員の職務を、国務長官の判断により必要に応じて規定できる権限が与えられた。
第三国務次官補には以下のような職務が割り当てられた。
- いくつかの地域区分の監視
- 国務省の会計および人事の監督
- 外交式典および儀典の管理
- 諸外国からの外交使節団の歓迎
第三国務次官補の地位は1924年5月24日に可決された外務職員法 (43 Stat. 146) によって廃止され、その職務は専門案件ごとにいくつかの国務次官補に分担されることになった。
歴代第三国務次官補
[編集]備考
[編集]- ^ 上院に承認を拒否されたため、着任せず。
- ^ 上院休会中の任命。1881年10月14日に上院の承認を受ける。
- ^ 上院休会中の任命。1901年12月10日に上院の承認を受ける。
- ^ 上院休会中の任命。1909年12月13日に上院の承認を受ける。
- ^ 上院休会中の任命。
- ^ 1924年7月1日に国務次官補に役職変更。
外部リンク
[編集]- 第三国務次官補 - 国務省の公式ウェブサイト