アメリカズグロカモメ
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アメリカズグロカモメ | |||||||||||||||||||||||||||
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アメリカズグロカモメ(夏羽) Larus pipixcan
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Larus pipixcan Wagler, 1813 | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
アメリカズグロカモメ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Franklin's Gull |
アメリカズグロカモメ(アメリカ頭黒鷗、学名: Larus pipixcan)は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種。
分布
[編集]北アメリカ中部[1](カナダ南部からアメリカ北部[2])の河川や湖沼で繁殖する。冬期は北アメリカ南部および中央アメリカから南アメリカの太平洋側に渡り越冬する[2]。
日本では迷鳥として、1984年1月に京都市賀茂川でユリカモメの群れに混ざって観察されたのが初めての記録である。その後、愛知県(矢作川河口、1988年9月)、秋田県(八郎潟、1988年11月)、 富山県(黒部川河口1991年9月)、大阪府(大阪南港野鳥園、2000年11月)のほか神奈川県 [3](1998年6月)、沖縄県(与那国島、2006年7月)で記録されている[4]。
形態
[編集]全長約36cm[5][6](32-38cm[2][7])、翼開長約90cm[5][6](85-95cm[2][7])。体重220-335g[7]。小形のカモメ類で、同じ小形のユリカモメより少し小さい[1][8]。背や翼上面は濃青灰色で、夏羽は頭部が黒く、体の下面は白色であり、嘴は赤色[5]。冬羽では頭部は白く、目の周囲から後頭部にかけて黒斑が散らばっている[5]。嘴は黒色で先端部が赤色[5]。雌雄同色である[6]。
脚注
[編集]- ^ a b 叶内拓哉、安部直哉・上田秀雄『山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥』(増補改訂新版)山と溪谷社、2011年、152頁。ISBN 978-4-635-07029-4。
- ^ a b c d 桐原政志『日本の鳥550 水辺の鳥』(増補改訂版)文一総合出版、2009年、273頁。ISBN 978-4-8299-0142-7。
- ^ 佐々木均・佐々木あさ子・浜谷武雄・浜谷まり子・杉元明日子「秋田県におけるアメリカズグロカモメの観察記録」『Strix』第25巻、日本野鳥の会、2007年、175-183頁。
- ^ 日本鳥学会(目録編集委員会)編 編『日本鳥類目録』(改訂第7版)日本鳥学会、2012年、166頁。ISBN 978-4-930975-00-3。
- ^ a b c d e 高野伸二『フィールドガイド 日本の野鳥』(増補改訂版)日本野鳥の会、2007年、314-315頁。ISBN 978-4-931150-41-6。
- ^ a b c 真木広造、大西敏一『日本の野鳥590』平凡社、2000年、288頁。ISBN 4-582-54230-1。
- ^ a b c Brazil, Mark (2009). Birds of East Asia. Princeton University Press. pp. 214-215. ISBN 978-0-691-13926-5
- ^ 氏原巨雄・氏原道昭『カモメ識別ハンドブック』(改訂版)文一総合出版、2010年、15頁。ISBN 978-4-8299-0025-3。