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アカイメニデース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アカイメニデース古希: Ἀχαιμενίδης, Achaimenidēs, : Achaemenides)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアカイメニデスラテン語アカエメニデスとも表記される。イタケー島のアダマトゥスの子で、オデュッセウスに従ってトロイア遠征軍に参加し、戦争を戦い抜いた。しかし帰国の航海で一つ目巨人キュクロープスの国に上陸した際に取り残され、イタリアへと航海を続けるアイネイアースが上陸するまでキュクロープスに怯えながら生きなければならなかった。後にアイネイアースが海岸に上陸したとき、アカイメニデースは森の中から現れて、彼らがかつて敵であったトロイア人と知りつつ助けを求めた。アイネイアースはアカイメニデースから上陸した場所が危険なキュクロープスの国であると知ると、アカイメニデースを船に乗せて慌てて出航した[1]。その後、アカイメニデースはアイネイアースがクマエーを訪れたときに、同じくオデュッセウスの部下であったマカレウスと再会した[2]

脚注

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  1. ^ ウェルギリウス『アエネーイス』3巻569行-691行。
  2. ^ オウィディウス『変身物語』14巻158行以下。

参考文献

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