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アウト・オブ・ザ・ブルー (デビー・ギブソンのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アウト・オブ・ザ・ブルー』
デビー・ギブソンスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク ブルックリン Z-Studio (#1, #2, #3, #4, #6, #7, #8)
ニューヨーク Quad Recording (#5, #10)
マイアミ International Sound (#9)
ジャンル ポップスティーン・ポップダンス・ポップ
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース デビー・ギブソン(#1, #2, #4, #6)
フレッド・ザール(#1, #2, #3, #6, #7, #8)
ジョン・モラレス(#5, #10)
セルジオ・マンジバイ(#5, #10)
ルイス・A・マルティネー(#9)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 7位(アメリカ[1]
  • 23位(ニュージーランド[2]
  • 26位(イギリス[3]
  • 34位(スウェーデン[4]
  • 48位(オランダ[5]
  • 76位(日本[6]
  • デビー・ギブソン アルバム 年表
    アウト・オブ・ザ・ブルー
    (1987年)
    エレクトリック・ユース
    (1989年)
    『アウト・オブ・ザ・ブルー』収録のシングル
    1. 「オンリー・イン・マイ・ドリームス」
      リリース: 1986年12月
    2. 「シェイク・ユア・ラヴ」
      リリース: 1987年9月
    3. 「アウト・オブ・ザ・ブルー」
      リリース: 1988年1月
    4. フーリッシュ・ビート
      リリース: 1988年4月
    5. 「ステーイング・トゥゲザー」
      リリース: 1988年9月
    6. 「レッド・ホット」
      リリース: 1988年
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    アウト・オブ・ザ・ブルー』(Out of the Blue)は、アメリカ合衆国シンガーソングライターデビー・ギブソン1987年に発表した初のスタジオ・アルバム

    解説

    [編集]

    ギブソンは16歳の誕生日にアトランティック・レコードとの契約を得て[7]、本作のレコーディングが決定する。ギブソンは全曲の作詞・作曲に加えて4曲のプロデュース(うち3曲はフレッド・ザールとの共同プロデュース)にも関与した[8]。1986年12月にデビュー曲「オンリー・イン・マイ・ドリームス」を発表し、翌年には同曲が全米4位に達した[9]。そして、1987年8月に本作が発表された。

    ギブソンの母国アメリカではBillboard 200で7位に達し[1]、1987年12月にRIAAによってゴールドディスクに認定され、その後も売り上げを伸ばして、1988年12月にはトリプル・プラチナに認定された[10]。また、シングル・カットされた「シェイク・ユア・ラヴ」および「アウト・オブ・ザ・ブルー」は全米4位、「フーリッシュ・ビート」は全米1位、「ステーイング・トゥゲザー」は全米22位に達した[9]

    音楽評論家のスティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて「'80年代のティーン・ポップの多くに見られる、巧妙に作り込まれたダンス・ポップのサウンド・プロダクションと清廉潔白な無垢さを持つ作品だが、ギブソンの歌手、ミュージシャン、ポップ・ソングライター、アレンジャー、更にはプロデューサーとしての才能により、ライバルと差をつけている」と評している[11]

    2011年1月に発売された、ギブソンのカヴァー・アルバム『MS. VOCALIST』(2010年)のデラックス・エディション盤には、本作収録曲「アウト・オブ・ザ・ブルー」「オンリー・イン・マイ・ドリームス」「フーリッシュ・ビート」「シェイク・ユア・ラヴ」のセルフ・カヴァーがボーナス・トラックとして追加された[12]

    収録曲

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    全曲ともデビー・ギブソン作。

    1. アウト・オブ・ザ・ブルー - "Out of the Blue" - 3:55
    2. ステーイング・トゥゲザー - "Staying Together" - 4:07
    3. オンリー・イン・マイ・ドリームス - "Only in My Dreams" - 3:54
    4. フーリッシュ・ビート - "Foolish Beat" - 4:25
    5. レッド・ホット - "Red Hot" - 3:54
    6. ウェイク・アップ・トゥ・ラヴ - "Wake Up to Love " - 3:42
    7. シェイク・ユア・ラヴ - "Shake Your Love" - 3:44
    8. 堕天使 - "Fallen Angel " - 3:43
    9. プレイ・ザ・フィールド - "Play the Field" - 4:37
    10. ビトゥイーン・ザ・ラインズ - "Between the Lines" - 4:42

    参加ミュージシャン

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    • デビー・ギブソン - ボーカル、バッキング・ボーカル、キーボードシンセサイザー、プログラミング
    • フレッド・ザール - キーボード、シンセサイザー、プログラミング
    • ジョン・モラレス - プログラミング、シーケンサー
    • デヴィッド・グラント - キーボード、ギター
    • ルイス・A・マルティネー - キーボード、プログラミング、バッキング・ボーカル
    • マイク・バスクト - キーボード
    • アイラ・シーゲル - ギター、アコースティック・ギター
    • トミー・ウィリアムス - ギター
    • ネスター・ゴメス - ギター
    • ゲイリー・ダウン - ベース
    • バシリ・ジョンソン - パーカッション
    • ジミー・マーレン - パーカッション
    • ビリー・アメンドラ - トムトム
    • ジェフ・スミス - サックス、バッキング・ボーカル
    • ラリータ・ガスキンス - バッキング・ボーカル
    • キャリー・ジョンソン - バッキング・ボーカル
    • リビー・ジョンソン - バッキング・ボーカル
    • ノーマ・ジーン・ライト - バッキング・ボーカル
    • ティム・ローレス - バッキング・ボーカル
    • コニー・ハーヴェイ - バッキング・ボーカル
    • ジャネット・ライト - バッキング・ボーカル
    • ウェンデル・モリソン - バッキング・ボーカル

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b Debbie Gibson - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2024年5月13日閲覧。
    2. ^ charts.org.nz - Debbie Gibson - Out Of The Blue
    3. ^ DEBBIE GIBSON songs and albums |full Official Chart history
    4. ^ swedishcharts.com - Debbie Gibson - Out Of The Blue
    5. ^ dutchcharts.nl - Debbie Gibson - Out Of The Blue
    6. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.208
    7. ^ 日本盤CD(WPCR-75255)ライナーノーツ(村岡裕司、1987年8月1日)
    8. ^ CD『アウト・オブ・ザ・ブルー』(WPCR-75255)英文ブックレット
    9. ^ a b Debbie Gibson - Chart History - Billboard Hot 100”. Billboard. 2024年5月13日閲覧。
    10. ^ Gold & Platinum - RIAA
    11. ^ Out of the Blue - Debbie Gibson : AllMusic - Review by Steve Huey
    12. ^ デビー・ギブソン (Debbie Gibson) 来日記念! 『MS. VOCALIST』デラックス・エディションが発売 - CDJournal.comニュース