わんぱく相撲全国女子大会
わんぱく相撲女子全国大会(わんぱくずもうじょしぜんこくたいかい)は、相撲の小学生女子選手(4年生、5年生、6年生)対抗の全国大会である。
概要
[編集]わんぱく相撲全国大会予選である地区大会は男女混合で行われる大会もあるが、全国大会の参加資格は男子のみであったため、地区大会優勝者が女子であった場合は参加することはできなかった。このため、女子の全国大会への参加を求める要望にこたえて、2019年8月に開設されたものである[1][2]。
第1回大会
[編集]第1回大会は2019年8月25日に葛飾区奥戸総合スポーツセンターエイトホールで行われた(東京青年会議所主催)[3]。YouTubeで生配信もされ、2013・2014年国際女子相撲選手権軽量級優勝の野崎舞夏星、2018・2019年国際女子相撲選手権無差別級2位の今日和が解説を務めている[4][5]。
第2回大会
[編集]第2回大会は2020年9月6日に愛知県体育館(ドルフィンアリーナ)で開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により延期された[6]。その後、2021年11月14日にパロマ瑞穂スポーツパーク(名古屋市瑞穂公園)相撲場で第2回女子大会が開催された[7]。
大会の応援として、ゲームソフト『ポケットモンスター』(ポケモン)の「ピカチュウ」と「マクノシタ」が登場した[8][9]。また会場内では、プログラミング教室・VRスカイダイビング体験・AR砂場・キッチンカー・舞台などのサブイベントも行われた。
第3回大会
[編集]第3回大会は2022年8月21日にANAどすこいパーク浦添にて行われた[10]。小学校4年生から6年生まで、全国から110人余りの選手が参加。YouTube生配信の解説は、今日和(アイシン精機)と2022年国際女子相撲選抜堺大会で中量級2位の実績を持つ長谷川理央(慶應大)[11]が務めた[12][13]。
第4回大会
[編集]第4回大会は2023年9月24日に新潟県新発田市カルチャーセンターで開催された。小学校4年生から6年生まで、33都道府県の約200名が参加[14][15]。YouTube生配信の解説は野崎舞夏星、ゲスト解説は浜口京子(アテネ・北京五輪女子レスリング72Kg級銅メダル)が務めた[16]。
第5回大会
[編集]第5回大会は2024年9月22日に地方予選を勝ち抜いた小学4年生から6年生が参加し、愛媛県武道館で開催された[17]。YouTube生配信の解説は、2017年国際女子相撲選抜堺大会中量級優勝の水沼ひかる[18]、2007年世界女子相撲選手権中量級優勝の太田麻乃(焼津市相撲連盟)[19]が務めた[20]。
脚注
[編集]- ^ “大相撲より先進的?わんぱく相撲、女子の全国大会創設へ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル(2019年3月7日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ “女の子にも日本一のチャンスを 国技館での小学生わんぱく相撲出場、沖縄から要望へ | 沖縄タイムス+プラス ニュース”. 沖縄タイムス+プラス(2018年5月13日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ “第1回わんぱく相撲女子全国大会 ①本番当日!! | 葛飾区委員会”. 2020年2月18日閲覧。
- ^ 野崎舞夏星 (2019年8月24日). “いよいよ、第1回わんぱく相撲女子全国大会が始まります!大会の様子をYouTubeで生配信しているので、ぜひご覧下さい私も解説に入ります!https://www.youtube.com/watch?v=T7Q82XmMK4I&feature=share …”. @march0717. 2020年2月18日閲覧。
- ^ (日本語) 第一回わんぱく相撲女子全国大会 2020年2月18日閲覧。
- ^ “第36回わんぱく相撲全国大会並びに第2回わんぱく相撲女子全国大会中止のお知らせ (2020年7月9日)”. 日本青年会議所. 2021年1月8日閲覧。
- ^ “大会概要|第2回わんぱく相撲女子全国大会”. わんぱく相撲女子全国大会. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “「ポケモン」相撲と初コラボ 本場所にポケモン懸賞旗や化粧まわし登場”. 岩手日報. (2021年10月27日) 2021年11月18日閲覧。
- ^ これは、大相撲の歴史上初めてのコラボレーションが行われたことによるもので、大相撲2021年11月場所では懸賞旗、2022年1月場所ではポケモンをあしらった行司装束や力士の化粧まわしが披露されるなど、多種の新たな試みが行われるという。(「ポケモン」相撲と初コラボ 本場所にポケモン懸賞旗や化粧まわし登場 岩手日報2021年10月27日)
- ^ “わんぱく相撲女子全国大会”. わんぱく相撲女子全国大会. 2023年1月27日閲覧。
- ^ “トピックス詳細|慶應義塾体育会”. www.uaa.keio.ac.jp (2022年4月11日). 2023年1月27日閲覧。
- ^ (日本語) 第3回わんぱく相撲女子全国大会inうらそえ 2023年1月27日閲覧。(2022年8月21日)
- ^ 報道制作局, 琉球朝日放送 (2022年8月22日). “わんぱく相撲女子全国大会&障害者水泳”. QAB NEWS Headline. 2023年1月27日閲覧。
- ^ “第4回 わんぱく相撲女子全国大会 新潟しばた大会 | 一般社団法人 新発田青年会議所” (2023年1月31日). 2024年4月12日閲覧。
- ^ “のこったのこった…決まった投げ技!新潟新発田市でわんぱく相撲女子全国大会、新潟県勢堂々2冠 個人で小4・星衣織さん(五泉市)、団体で新潟A”. 新潟日報デジタルプラス (2023年9月26日). 2024年4月12日閲覧。
- ^ (日本語) 第4回 わんぱく相撲女子全国大会 新潟しばた大会 2024年4月12日閲覧。
- ^ “第5回わんぱく相撲女子 全国大会|公益社団法人松山青年会議所”. www.matsuyama-jc.or.jp. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “国際女子相撲選抜堺大会 | 日本女子相撲連盟”. joshisumo-renmei.jp. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “2007年の世界女王・太田麻乃が「元日女子相撲日本一決定戦」で準備委員長”. スポーツ報知 (2022年12月23日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ 公益社団法人松山青年会議所 (2024-09-22), 第5回わんぱく相撲女子全国大会 伊予まつやま大会開催 2024年11月8日閲覧。