出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『わが青春の北壁/西城秀樹』(わがせいしゅんのほくへき さいじょうひでき)は、西城秀樹の3枚組ライブ・アルバム[1][2]。1977年12月20日にRCAから発売された。
1977年7月28日に日生劇場において開催された、西城秀樹・初のミュージカル(劇団四季)「わが青春の北壁」の模様が収録されている。
Disc.2(RVL-6005)全作詞: 阿久悠、全作曲・編曲: 三木たかし。 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 歌 |
---|
A1. | 「兄がいた」(一幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 西城秀樹・久野綾希子 |
A2. | 「ブルースカイ・ブルーマウンテン」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | アンサンブル |
A3. | 「時は流れて」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 西城秀樹・久野綾希子 |
B1. | 「禁じられた愛」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 西城秀樹 |
B2. | 「心を残して」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 滝田栄とアンサンブル |
Disc.3(RVL-6006)全作詞: 阿久悠、全作曲・編曲: 三木たかし。 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 歌 |
---|
A1. | 「人生はサーカスだ」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 菱谷紘二・菅本烈子とアンサンブル |
A2. | 「雪の幻想」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | ダンス・シークェンス |
B1. | 「別れの口づけ」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 久野綾希子 |
B2. | 「ソウル・ベイビー」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 西城秀樹・菱谷紘二 |
B3. | 「わが青春の北壁」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | 西城秀樹 |
B4. | 「フィナーレ[注 1]」(二幕) | 阿久悠 | 三木たかし | |
三木たかしが『ジーザス・クライスト・スーパースター』の大ファンだったこと[2]、西城秀樹も劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム版」に感銘を受けたこと[2]、当時、日本のミュージカルスターでお客を呼べる役者はまだいなかったこと[3]、などの条件が重なり[2][3][4]、阿久悠がアクション歌手・西城のために[4]、ミュージカルを創作し[3][4][5][6]、西城一人と劇団四季とのジョイントが実現した[2][3][4][6]。西城はミュージカル初挑戦[2][3][4][6]。阿久悠台本・作詩、三木たかし作曲、浅利慶太演出で、1977年7月5日-7月28日、日生劇場で公演が行われた[2][4][6]。
アイドル歌手として超多忙だった西城は、四季の稽古場に1ヵ月、休むことなく通い[3][4][6]、四季独特の発声法を学んで舞台に臨んだ[6]。山と都会の場面が交錯しながら、ダンスや歌で彩られる[4]。西城のセリフ回しにはやや難があるが[4]、歌とダンスは及第点で[4]、当時、日本の創作ミュージカルは愚作続きと評されていたが[4]、本作は良作と評判を呼んだ[4]。
山男の有光良(西城秀樹)は山を捨てナイトクラブで働く。良の兄・有光洋(滝田栄)は有名な登山家だったが、3人の友人を山で失い、自身も大ケガを負った。その北アルプス北壁に弔い合戦を決意。同行するのは妻の有光夏子(久野綾希子)と弟・良。良が山を捨てていたのは義姉・夏子を愛してしまったからだった。有光洋・夏子は遭難し、死に至る。死を目前にして夏子は良を以前から愛していたと告白する[4]。
ミュージカル『わが青春の北壁』中の楽曲のみをスタジオ録音したアルバムも、1977年7月25日にRCAから発売された[1]。8枚目のオリジナル・アルバムとなっている。
全作詞: 阿久悠、全作曲・編曲: 三木たかし。 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 |
---|
A1. | 「序曲〜雪のベッドで見た夢は」 | 阿久悠 | 三木たかし |
A2. | 「セクシーロックンロール・バンド〜ソウルベイビー」 | 阿久悠 | 三木たかし |
A3. | 「サマーメランコリー」 | 阿久悠 | 三木たかし |
A4. | 「嘘をつくな」 | 阿久悠 | 三木たかし |
A5. | 「兄がいた(ダンス・シークェンス)」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B1. | 「ブルースカイ・ブルーマウンテン(雪山讃歌)」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B2. | 「時は流れて」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B3. | 「禁じられた愛(良のアリア)」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B4. | 「心を残して」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B5. | 「人生はサーカスだ」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B6. | 「雪の幻想(ダンス・シークェンス)」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B7. | 「別れの口づけ(夏子のアリア)」 | 阿久悠 | 三木たかし |
B8. | 「わが青春の北壁」 | 阿久悠 | 三木たかし |
- ^ 「セクシーロックンロール・バンド」〜「ブルースカイ・ブルーマウンテン」〜「人生はサーカスだ」〜「兄がいた」〜「ソウル・ベイビー」〜「わが青春の北壁」
|
---|
オリジナル |
|
---|
ベスト |
|
---|
ライブ |
|
---|
カバー | |
---|
トリビュート | |
---|
カテゴリ |