わかさいも本舗
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洞爺湖本店(2007年10月) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒049-5721 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉108番地 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 4430001057496 |
事業内容 | 菓子製造販売及び外食、地ビール醸造 |
代表者 | 若狭健司 |
資本金 | 2,000万円 |
支店舗数 | 菓子店13店、外食店10店 |
関係する人物 | 若狭函寿(創業者) |
外部リンク | https://www.wakasaimo.com/ |
株式会社わかさいも本舗(わかさいもほんぽ)は、北海道洞爺湖町に本拠に構える菓子製造メーカー。わかさグループに属する。
概要
[編集]北海道銘菓である「わかさいも」をはじめ[1]、「いもてん」「有珠まん」「北海道じゃがッキー」などの菓子を製造・販売している。地ビールの醸造。回転寿司店「ちょいす」の店舗も経営。
沿革
[編集]「わかさグループ」の沿革[2]。
- 1930年(昭和5年)、若狭函寿が石焼き芋に似せた菓子「焼きいも」を考案。黒松内駅で販売。洞爺湖町へ移り「わかさや」を創業。「わかさいも」に改名、製造・販売を開始。
- 1943年(昭和18年)、太平洋戦争による物資不足のため製造を中止。
- 1950年(昭和25年)、わかさいもの生産を再開。
- 1956年(昭和31年)、第一工場が完成。
- 1963年(昭和38年)、「株式会社わかさいも本舗」を設立。
- 1964年(昭和39年)、第二工場が完成。「五方焼」が販売開始。
- 1968年(昭和43年)、「いもてん」が販売開始。
- 1972年(昭和47年)、現在の第一工場・本社社屋が建設。
- 1977年(昭和52年)、有珠山噴火に伴い14日間休業。
- 1978年(昭和53年)、「うすまん」が販売開始。
- 1980年(昭和55年)、レストラン併設の洞爺湖本店を開業、外食産業に参入。札幌市豊平区平岸に洋菓子専門店「欧風菓子コートドール」を開業。
- 1981年(昭和56年)、有珠山ロープウェイの経営権を取得。
- 1982年(昭和57年)、噴火の影響により休業していた有珠山ロープウェイの運行を再開。
- 1989年(平成元年)、店舗と工場併設の「わかさいも本舗登別支社」を開設。札幌コートドール本社ビル建設。昭和新山火山村をオープン。
- 1994年(平成6年)、札幌市内に賃貸マンション「コートロティ」建設開始。
- 1997年(平成9年)、回転寿司店「ちょいす 登別店」を開業。
- 1998年(平成10年)、わかさいも登別東店に「のぼりべつ地ビール館」を開業。
- 1999年(平成11年)、海天丸7店舗の営業権を取得。
- 2000年(平成12年)、有珠山噴火により泉工場などが罹災。一時的に登別工場でわかさいもを生産。ワカサリゾート設立。
- 2002年(平成14年)、「札幌ぽっぽまんじゅう」が販売を開始。
- 2004年(平成16年)、宮城蔵王観光より経営権を取得。
- 2007年(平成19年)、「北海道じゃがッキー」が販売を開始。
- 2010年(平成22年)、若狭地所と札幌コートドールとの合併により「コートドールプロパティ」を設立。登別工場の増設工事が完成[3]。「北海道チョコじゃがッキー」販売開始[4]。
商品
[編集]など
- かつてあった商品
- 雄北(カスター、メロン)シリーズ
- 黒(CLOS)
- かつては商品詰め合わせセットを「あじくらべ」と名付け、「わかさいも」「いもてん」「五方焼」「うすまん」の4種詰め合わせで発売していた[5]が、現在は2種類詰め合わせの「おいもさん」となっている。
施設・店舗
[編集]株式会社わかさいも本舗運営の施設・店舗を記載[6]。
- 菓子店
関連会社
[編集]- ワカサリゾート - 観光・外食・物販事業を展開。回転寿司店「ちょいす」の店舗も経営。
- ダブリュ・コーポレーション - 回転寿司店「海天丸」「北々亭」・炭火焼料理店などの外食産業・生花店の経営。
- コートドールプロパティ - 洋菓子店「欧風菓子コートドール」・フランス料理店「レストランコートドール」の経営や不動産事業を展開。
受賞歴
[編集]一覧
- 1959年(昭和34年)、『第45回国際菓子大博覧会』(ロンドン)で金メダル受賞。
- 1961年(昭和36年)、『全国銘菓店』(ハワイ)で金メダル受賞。また、食品衛生優良施設として厚生大臣賞受賞。
- 1965年(昭和40年)、『第16回全国菓子大博覧会』で名誉副総裁賞受賞。
- 1966年(昭和41年)、『北海道産業賞貢献賞』受賞。
- 1968年(昭和43年)、『第17回全国菓子博覧会』で名誉無鑑査賞受賞。
- 1972年(昭和47年)、若狭函寿が『北海道産業貢献賞』受賞。
- 1973年(昭和48年)、『第18回全国菓子大博覧会』で名誉総裁賞受賞。
- 1994年(平成6年)、『第22回全国菓子大博覧会』で「いもてん」が名誉総裁賞受賞。
- 2000年(平成12年)、鬼伝説「レッドエール」が『インターナショナル・ビア・コンペティション』イングリッシュスタイル・ブラウンエール部門で銀賞受賞[7]。
- 2001年(平成13年)、鬼伝説「火の山麦酒レッドエール」が『インターナショナル・ビア・コンペティション』イングリッシュスタイル・ブラウンエール部門で銀賞受賞[8]。
- 2002年(平成14年)、鬼伝説「レッドエール」が『インターナショナル・ビア・コンペティション』イングリッシュスタイル・ブラウンエール部門で銀賞受賞[9]。
- 2003年(平成15年)、鬼伝説「レッドエール」が『全国酒類コンクール』ビール部門で優勝[10][11]。鬼伝説「木いちご」が『インターナショナル・ビアコンペティション』フルーツビール部門で銅賞受賞[12]。
- 2004年(平成16年)、鬼伝説「赤鬼レッドエール」が『全国酒類コンクール』ビール部門で2年連続優勝[10][11]。
- 2005年(平成17年)、鬼伝説「赤鬼レッドエール」が『全国酒類コンクール』ビール部門で優秀賞受賞[10]。
- 2006年(平成18年)、鬼伝説「青鬼ピルスナー」が『全国酒類コンクール』ピルスナー部門で1位、ビール部門で総合3位[10]。
- 2007年(平成19年)、鬼伝説「青鬼ピルスナー」が『全国酒類コンクール』ピルスナー部門で2年連続1位、ビール部門で2年連続総合3位[10]、『ジャパンアジアビアカップ』ピルスナー部門で銅賞受賞[13]。また、鬼伝説「赤鬼レッドエール」がライトエール部門で銀賞、鬼伝説「金鬼ペールエール」がアメリカン・エール部門で銅賞受賞[13]。『インターナショナル・ビアコンペティション』では鬼伝説「青鬼ピルスナー」がヨーロピアン・ピルスナー部門で銀賞受賞、鬼伝説「赤鬼レッドエール」がイングリッシュ・ブラウンエール部門で銀賞受賞[14]。
- 2008年(平成20年)、「スイートストロベリー」が『ジャパンアジアビアカップ』フレーバーエール部門で金賞受賞[15][16][17]。また、鬼伝説「赤鬼レッドエール」がライトエール部門で銅賞受賞[16]。『インターナショナル・ビアコンペティション』で鬼伝説「青鬼ピルスナー」がヨーロピアン・ピルスナー部門で金賞、鬼伝説「赤鬼レッドエール」がイングリッシュ・ブラウンエール部門で銅賞受賞[18][19]。
- 2009年(平成21年)、鬼伝説「赤鬼レッドエール」が『ジャパンアジアビアカップ』ライトエール部門で銅賞受賞[20][21]、『ジャパン・クラフト・ビア・セレクション』ライトエール部門ダークエール部門で金賞受賞[22][21]。また、鬼伝説「金鬼ペールエール」がライトエール部門でプラチナム受賞[22][21]。『インターナショナル・ビアコンペティション』では鬼伝説「フルーティートマト」がハーブ・スパイスビール部門で銀賞受賞、鬼伝説「赤鬼レッドエール」がイングリッシュ・ブラウンエール部門で銅賞受賞[23]。
- 2010年(平成22年)、鬼伝説「金鬼ペールエール」が『インターナショナル・ビアコンペティション』アメリカン・ペールエール部門で金賞受賞[24]。
- 2011年(平成22年)、鬼伝説「金鬼ペールエール」が『インターナショナル・ビアコンペティション』アメリカン・ペールエール部門で銅賞受賞[25]、『ジャパン・クラフト・ビア・セレクション』アメリカンエール部門で金賞受賞[26]。
- 2012年(平成24年)、鬼伝説「金鬼ペールエール」が『ジャパン・クラフト・ビア・セレクション』で金賞受賞し、グランドチャンピオン獲得[27][28]。
- 2015年(平成27年)、鬼伝説「金鬼SSSペールエール」が『ジャパン・クラフト・ビア・セレクション』(ビアワングランプリ)ライトカラーエール部門を受賞[29]。
脚注
[編集]- ^ “わかさいも”. いぶり・サミット食材リスト. 胆振総合振興局. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
- ^ “わかさグループ | 沿革”. わかさいも本舗. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “わかさいも本舗・登別工場新館が稼動、新製品続々誕生”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2010年12月17日) 2015年10月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “登別工場で製造のチョコじゃがッキー、20日から販売”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2010年12月19日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年10月21日閲覧。
- ^ あじくらべ - わかさいも本舗 - ウェイバックマシン(2010年9月28日アーカイブ分) 2010年9月28日閲覧
- ^ “わかさグループ | グループ会社”. わかさいも本舗. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビア・コンペティション2000”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビア・コンペティション2001”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビア・コンペティション2002”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e “鬼伝説”. のぼりべつ地ビール館. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
- ^ a b “わかさいも登別東店、地ビール全国V2”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2004年3月20日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビアコンペティション2003”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ a b “ジャパン・アジア・ビアカップ(JABC)2007”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビアコンペティション2007” (PDF). 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “Sweet Strawberry(スイートストロベリー発泡酒)”. のぼりべつ地ビール館. 2015年10月21日閲覧。
- ^ a b “ジャパン・アジア・ビアカップ(JABC)2008”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “登別・わかさいも地ビール工場のイチゴ発泡酒に金賞”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2008年5月10日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビアコンペティション2008” (PDF). 日本地ビール協会. 2014年6月6日閲覧。
- ^ “登別・わかさいも本舗が国際ビール大賞で金賞受賞”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2008年9月27日) 2015年10月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “ジャパン・アジア・ビアカップ(JABC)2009”. 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ a b c “登別・わかさいもの地ビールがビアカップ3年連続入賞”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2009年6月20日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年10月21日閲覧。
- ^ a b “JCBS AWARD 2009”. 日本の地ビールを支援する会. 2016年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビアコンペティション2009” (PDF). 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビアコンペティション2010” (PDF). 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “インターナショナル・ビアコンペティション2011” (PDF). 日本地ビール協会. 2015年10月21日閲覧。
- ^ “JCBS AWARD 2011”. 日本の地ビールを支援する会. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
- ^ “JCBS AWARD 2012”. 日本の地ビールを支援する会. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
- ^ “登別・わかさいも本舗の地ビール「鬼伝説 金鬼」日本一”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2012年12月18日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2015年10月21日閲覧。
- ^ “JCBS AWARD 2015”. 日本の地ビールを支援する会. 2016年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
参考資料
[編集]- “わかさいも本舗の北海道チーズじゃがッキー”. 北海道ファンマガジン. PNG Office (2011年1月26日). 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
- “わかさいも本舗が作る地ビール「鬼伝説ビール」(登別市)”. 北海道ファンマガジン. PNG Office (2012年6月1日). 2015年10月21日閲覧。