ゆめぐりエクスプレス
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ゆめぐりエクスプレスは、鳥取県鳥取市と兵庫県美方郡新温泉町(湯村温泉)を結ぶバス路線。日本交通(鳥取市)などによって運行されてきたが2021年3月末で廃止された[1]。
運行
[編集]日本交通が運行する。かつては全但バスも運行していた。全但バスでは急行バスとして扱われていた。
1日2往復運行されている。全便自由席のため、予約は不要。鳥取駅で特急スーパーはくと・スーパーいなばとの接続を考慮したダイヤとなっている。
本路線は「ゆめぐりエクスプレス運行協議会」(新温泉町企画課内)が主体となって開設されたものである。
兵庫県北部からの患者も多い鳥取県立中央病院を経由しており、通院のための交通手段も兼ねている。
しかし、利用者低迷による赤字が続いているため2021年3月末をもって廃止となり、新温泉町では新規の交通手段の確保を検討している[1]。
歴史
[編集]- 1998年10月1日:試験運行開始[2]。当初は1日2往復であった[2]。
- 1999年4月1日:生活路線バスとして本格運行開始[3][4]。平日は1日3往復に増便[3]。
- 2000年4月1日:1日4往復に増便[4]。
- 2005年4月1日:1日6往復に増便。一部を除き鳥取砂丘経由に変更。
- 2008年10月1日:全但バスが撤退。平日3.5往復(湯村温泉行3本・鳥取駅行4本)・土曜休日3往復に減便。
- 2017年4月1日:1日2往復に減便。
- 2018年10月1日:1往復を快速便(鳥取駅 - 岩美駅間は一般路線バス扱い)に変更[5][6]。
- 2021年3月末:路線廃止[1]。夢つばめ(岩美駅 - 湯村温泉間・平日2往復)に代替。
- 2021年11月20日 - 2022年2月20日:全但バスが鳥取駅南口・鳥取砂丘コナン空港 - 湯村温泉間の臨時高速バスを運行[7]。
運行会社
[編集]- 日本交通 (鳥取県)
- 鳥取バス営業所が2往復を担当。
- 湯村温泉での発券・運行支援業務は全但バス湯村温泉営業所が担当。
- 鳥取バス営業所が2往復を担当。
停車停留所
[編集](鳥取駅(バスターミナル) - 鳥取市内停留所 - 岩井) - (新温泉町内停留所 - 湯村温泉)
鳥取県内、兵庫県内相互の乗降はできない(ただし、快速便の鳥取駅 - 岩美駅間および砂丘センター展望台停留所は上下便とも乗降可能)。
運行経路
[編集]- 鳥取市内 - 国道53号 - 国道9号 - <鳥取県道265号湯山鳥取線 - 鳥取砂丘 - 鳥取県道265号湯山鳥取線> - 国道9号 - 新温泉町内(湯村温泉)
所要時間・運賃
[編集]鳥取駅~湯村温泉
- 58分~1時間3分
- 片道1,130円 6枚回数券5,500円
運行回数
[編集]- 昼行
- 平日、土休日とも2往復。
車内設備
[編集]4列シート・3列シートの高速バス用もしくは貸切車転用車両を使用していたが、のちに一般路線車を使用するようになった。
脚注
[編集]- ^ a b c “湯村温泉-鳥取駅結ぶ「ゆめぐりエクスプレス」廃止 赤字続き来年3月末”. 神戸新聞. 2020年11月16日閲覧。
- ^ a b “鳥取駅-岩井-湯村間 シャトルバス試験運行開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 4. (1998年10月7日)
- ^ a b “路線バス、きょうから運行 鳥取-湯村温泉間” 朝日新聞 (朝日新聞社): 大阪地方版/鳥取 (1999年4月1日 朝刊)
- ^ a b “湯村・鳥取結ぶバス/通勤、通学に配慮へ/増便や時刻変更” 神戸新聞 (神戸新聞社): p26. (2000年3月30日 朝刊)
- ^ “ゆめぐりエクスプレス時刻表” (pdf). 日本交通. 2018年9月30日閲覧。
- ^ “岩井線快速便” (pdf). 日本交通. 2018年9月30日閲覧。
- ^ “11/20~湯村温泉⇔鳥取空港線を臨時運行します!”. 全但バス (2021年11月19日). 2021年11月20日閲覧。