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しし座シータ星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しし座θ星[1]
Theta Leonis
仮符号・別名 シェルタン[2], Chertan[3][4]
星座 しし座
見かけの等級 (mv) 3.35 [1]
3.29 - 3.40(変光)[5]
変光星型 疑わしい[5]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  11h 14m 14.40446s[1]
赤緯 (Dec, δ) +15° 25′ 46.4541″[1]
赤方偏移 0.000024[1]
視線速度 (Rv) 7.30 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -60.31 ミリ秒/年[1]
赤緯: -79.10 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 19.76 ± 0.17ミリ秒[1]
(誤差0.9%)
距離 165 ± 1 光年[注 1]
(50.6 ± 0.4 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -0.2[注 2]
θ星の位置
物理的性質
半径 4.3 R[6]
質量 2.75 - 2.90 M[6]
自転速度 20 km/s[7]
スペクトル分類 A2IV[1]
光度 120 L[6]
表面温度 9,320 K[6]
色指数 (B-V) -0.01[7]
色指数 (U-B) +0.06[7]
色指数 (R-I) -0.03[7]
年齢 4.5 ×108[6]
他のカタログでの名称
しし座70番星[1]
BD +16 2234[1]
FK5 423[1], HD 97633[1]
HIP 54879[1], HR 4359[1]
SAO 99512[1]
NSV 5144[1]
Template (ノート 解説) ■Project

しし座θ星(ししざシータせい、θ Leo / θ Leonis)は、しし座恒星3等星

特徴

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A型スペクトルの主系列星から準巨星に分類される[6]。およそ4500万年前に誕生したときにはB8型の主系列星であり、将来は質量の大きな白色矮星になるものと考えられている[6]。典型的なAm星で、カルシウムスカンジウムのような軽い金属が少なく、を含む重い元素が多く見られる[6]。特にストロンチウムバリウムは通常の恒星の5倍から8倍ほど多い[6]

名称

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固有名のシェルタン[2] (Chertan[3][4]) は、アラビア語で「2つの小さなあばら骨」を意味する al-khurtān に由来する[3]。これは、δ星とθ星による月宿の名前として用いられたものが、近年になったθ星の名称として使われるようになったものである[3]。2016年7月20日、国際天文学連合の恒星の固有名に関するワーキンググループは、Chertan をしし座θ星の固有名として正式に承認した[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s SIMBAD Astronomical Database”. Results for tet Leo. 2016年11月30日閲覧。
  2. ^ a b 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂版第4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日、96頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  3. ^ a b c d Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. p. 42. ISBN 978-1-931559-44-7 
  4. ^ a b c IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年11月30日閲覧。
  5. ^ a b NSV”. Results for NSV 5144. 2016年11月30日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i Professor James B. (Jim) Kaler. “Chertan”. STARS. University of Illinois. 2016年11月30日閲覧。
  7. ^ a b c d 輝星星表第5版