さぬき映画祭
さぬき映画祭 Sanuki Film Festival | |
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イベントの種類 | 映画祭 |
開催時期 | 2月 |
初回開催 | 2006年11月 |
会場 | e-とぴあ・かがわBBスクエア、イオンシネマ高松ほか県内各所 |
主催 | さぬき映画祭実行委員会 |
最寄駅 | JR高松駅など |
駐車場 | シンボルタワー地下駐車場、イオン高松東店無料駐車場など |
さぬき映画祭(さぬきえいがさい、英称:Sanuki Film Festival)は、香川県高松市を主会場に香川県内で毎年度開催されている映画祭である。
概要
[編集]開催時期
[編集]主催はさぬき映画祭実行委員会、香川県、香川県教育委員会などで、2006年11月に第1回を開催。以降、第6回(2011年)までの開催時期は11月だったが第7回からは2月に変更されている。そのため第7回は2012年に開催されず、2013年に「さぬき映画祭2013」として開催された[1]。
2016年は従来の冬季開催に加え、瀬戸内国際芸術祭2016と連携し、10月・11月の週末計6日間に「さぬき映画祭X瀬戸内国際芸術祭2016 さぬき映画祭〜島と陸の特別篇〜」が開催された[2][3]。2019年はプレイベントとして1月に宇多津で「さぬきムロツヨシ映画祭2019」が開催された。
プログラム
[編集]映画祭の主なプログラムとして、香川をイメージできる景観、風土、歴史などを用いた映像作品映像作品の企画の募集、香川であった面白い実話の映像化作品を募集する「さぬきストーリープロジェクト」、全国公開映画の先行上映や香川ゆかりの作品の上映やゲスト(映画監督や俳優など)によるトークショー、プロのシナリオライターを迎えて行う「シナリオ講座」、映画監督等を講師に迎えて制作・上映・講評を行う「映画制作実践ワークショップ」、子ども向けワークショップや映画上映が少ない地域での「シネマキャラバン(出前上映会)」がなど開催されている。
作品企画募集では、優秀企画に選定された作品は1年間をかけて映像化し、翌年の映画祭で上映される[注 1][4]。第7回(2013年)からは一般部門と香川県在住者または香川県出身者の育成を目的の「県内人材育成部門」に分けられ各部門で選定している。
第7回(2013年)の映画上映では、映画祭ディレクターに就任した本広克行が高松会場の作品選考を自ら行い、全作品でトークショーを行った。さらに2月9日にそれぞれの会場で、踊る大捜査線 THE MOVIEシリーズ4作品とPSYCHO-PASS サイコパス第1クール(1話から11話)の一挙上映や、中島貞夫監督特集として2月9日から3日間連続で朝に1本ずつの上映を行うなど、今までのさぬき映画祭にない企画も行われた。第8回(2014年)は高松空港国際線が就航している台北、上海、ソウルからもゲストを招く予定していた[5]。
第5回(2010年)と第6回(2011年)では、伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞作品、富士山・河口湖映画祭シナリオコンクールグランプリ作品など他の映画祭の受賞作品も上映された。
この他に映画祭関連イベントとして第4回(2009年)から第6回(2011年)まで常磐町商店街のTOKIWA ART GALLERYで楽しくて刺激的な映像を短編映画から日本映画だけでなく外国映画も選考し、上映が開催される「シネマスクエア」も行われた。
「映像塾」と称して一般向けに講座も開いていて、第7回(2013年)は大津一瑯と中島貞夫が講師を務めた[6]。第7回(2013年)の映像作品グランプリを受賞した釜次智久は、映像塾で映画製作を学んだ一人[7]。
開催期間
[編集]回数 | 期間 |
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第1回 | 2006年11月3日〜11日 |
第2回 | 2007年11月17日〜24日 |
第3回 | 2008年11月24日〜30日[8] |
第4回 | 2009年11月13日〜28日[9] |
第5回 | 2010年11月5日〜27日 |
第6回 | 2011年11月3日〜11日 |
第7回 | 2013年2月3日〜17日 |
第8回 | 2014年2月14日〜23日 |
第9回 | 2015年2月13日〜22日 |
第10回 | 2016年2月11日〜21日 |
第11回 | 2017年2月10日〜12日 |
第12回 | 2018年2月9日〜12日 |
第13回 | 2019年2月9日〜11日 |
第14回 | 2020年2月8日〜9日 |
第15回 | 2021年2月13日〜14日 |
第16回 | |
第17回 | |
第18回 | 2024年2月3日~4日 |
会場
[編集]第7回まで高松市内の施設のみが主会場として使用されていた。第8回より高松市外のイオンシネマも主会場のひとつとして使用されている。
- 高松市内
- e-とぴあ・かがわBBスクエア(第1回 - )
- イオンシネマ高松東(第7回 - )
- かがわ国際会議場(第9回 - )
- 香川県県民ホール(第1,6,10回)
- Festhalle(第11回)
- 史跡高松城跡玉藻公園披雲閣(第11回)
- 高松市外
- 過去の会場
- 香川県立ミュージアム(第7,9回)
- ホールソレイユ(第1回)
- サンポートホール高松(第2 - 5回)
- 瓦町FLAG(第10回)
- 過去の地域会場
- 観音寺市民会館
- 土庄町立中央公民館
- 丸亀市綾歌総合文化会館アイレックス
- ベッセルおおち
- 三豊市文化会館マリンウェーヴ
- 琴平町文化会館
- 三木町文化交流プラザ
マスコット
[編集]第8回(2014年)より本場さぬきうどん協同組合公認のツルきゃら「うどん脳」がマスコットを務める。映画祭に合わせた「映画脳くん」や「うどん脳くん映画監督バージョン」が登場する。
優秀企画映像作品
[編集]- 前年度の映画祭で優秀企画に選定された作品を上映。
回数 | 開催年 | グランプリ受賞作 | その他の上映作 |
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第2回 | 2007年 | 夕凪にこだまする | 瀬戸夢物語(審査員特別賞) 夕べの鐘〜6時30分、君の声、〜(奨励賞) また ゆく みち キャンバス |
第3回 | 2008年 | UKISHIMA | ほっこまい・高松純情シネマ[リンク切れ](奨励賞) 琴電に乗って(奨励賞) ミリモ・センチモ |
第4回 | 2009年 | Give and Go | 青き島よりGo!(審査員特別賞) 掌が なぞるは夏の 面影か グラキン★クイーン |
第5回 | 2010年 | 該当作品なし | 花子の日記〜ビ-フのキョ-フ物語〜(準グランプリ) 庵治石の味(準グランプリ)[注 2][11] これが私の生きる道(奨励賞)[12] |
第6回 | 2011年 | チンゲンサイの夏休み〜青菜的暑假〜(準グランプリ) ジュリーの海&空[リンク切れ](審査員特別賞) 波のかけら 月あかり(奨励賞) さぬき巡礼ツアー(奨励賞)[13] | |
第7回 | 2013年 | The lion dance しあわせ獅子あわせ | ギャングが島にやってきた(審査員特別賞) 竜宮、暁のきみ 海竜を見た日 |
回数 | 開催年 | 上映作品 |
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第8回 | 2014年 | 『リズミカルに戦う』、『夏を越える少年たち』 |
第9回 | 2015年 | 『アヒージョ!』(審査員特別賞)、『よるべしるべ』、『W&M』 |
第10回 | 2016年 | 『帰ってきまい』(優秀作品賞)、『かんかんSUN』(審査員特別賞) |
シナリオコンクール
[編集]回数 | 開催年 | 大賞 | 優秀賞 | 奨励賞 |
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第6回 | 2022年 | 盆栽ラップソディー(鵜川京子) | 酸いも甘いも嗅ぎ分けて(小野久仁子) スクエアダンス(黒沢見冴子) 碁盤は知っているので捨てないでください(塚田忠維) |
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第7回 | 2023年 | 潮待ち模様(三好冬馬) | 夜の体育祭(笛奴) おだいしさんとオヘンロさん(なゆ) |
「メタセコイア・三木茂博士物語」~自然と共に生きた生涯~(猿渡啓子) |
第8回 | 2024年 | 発酵オバサン今日も行く(松田恒代) | 八朔のひなまつり(篠田麗) こんにゃく日和(猫野桃子) |
逃げろ乙女ちゃん(なゆ) |
主なゲスト
[編集]2006年[4]
2007年[14]
2008年[15]
2009年[16]
- すずきじゅんいち(東洋宮武が覗いた時代監督)
- 石井裕也(君と歩こう監督・脚本)
- 木内晶子(めおん第二話主演)
- 西田敏行(釣りバカ日誌20 ファイナル主演)
- 朝原雄三(釣りバカ日誌20 ファイナル監督・脚本)
2010年[17]
2011年[18]
- 三浦貴大(RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語出演)
- 大森一樹(津軽百年食堂監督・脚本)
- 本田隆一(大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇監督)
2013年[19]
- 本広克行(映画祭ディレクター)
- 中島貞夫(鉄砲玉の美学、狂った野獣、新・極道の妻たち監督)
- 大林宣彦(映画作家)
- 君塚良一(遺体 明日への十日間監督・脚本、踊る大捜査線 THE MOVIEシリーズ脚本)
- 亀山千広(遺体 明日への十日間製作、踊る大捜査線 THE MOVIEシリーズ製作)
- 菅野祐悟(踊る大捜査線 THE MOVIE 3、踊る大捜査線 THE FINAL音楽)
- 田口拓也(踊る大捜査線 THE MOVIE 2、踊る大捜査線 THE MOVIE 3、踊る大捜査線 THE FINAL編集)
- 小橋めぐみ(遺体 明日への十日間、踊る大捜査線 THE FINAL出演)
- ムロツヨシ(踊る大捜査線 THE MOVIE 3、踊る大捜査線 THE FINAL、ボクたちの交換日記出演)
- 高杉亘(踊る大捜査線 THE MOVIE 2、踊る大捜査線 THE MOVIE 3出演)
- 貞包みゆき(踊る大捜査線 THE MOVIE 3、踊る大捜査線 THE FINAL出演)
- 山本真由美(踊る大捜査線 THE FINAL出演)
- 川村紗也(踊る大捜査線 THE FINAL出演)
- 北山雅康(踊る大捜査線 THE MOVIE、踊る大捜査線 THE FINAL出演)
- 関智一(PSYCHO-PASS サイコパス声優)
- 山下敦弘(苦役列車監督)
- 細谷まどか(ボクたちの交換日記製作)
- 香西志帆(猫と電車監督・脚本・撮影・編集)
- 藤真美穂(猫と電車出演)
- 安達雅哉(猫と電車出演)
- 山内ケンジ(ミツコ感覚監督・脚本)
- 石橋けい(ミツコ感覚出演)
- 木村好克(映画監督)
- 金子修介(百年の時計監督)
- 金丸雄一(百年の時計製作)
- 吉田大八(桐島、部活やめるってよ監督)
2014年[20]
2015年
注釈
[編集]脚注
[編集]- ^ 香川県庁文化振興課芸術文化グループ (2012年5月20日). “第7回さぬき映画祭 上映会の開催時期を2月に変更します。”. 2013年1月30日閲覧。
- ^ さぬき映画祭 秋開催 概要発表!香川県2016年8月29日
- ^ さぬき映画祭 秋開催 詳細発表!!さぬき映画祭
- ^ a b さぬき映画祭2006開催概要
- ^ さぬき映画祭2014開催概要 香川県報道発表資料 2013年10月1日
- ^ 「募集★映像塾シナリオ講座の受講者★山本一力さんの講演会参加者」『四国新聞』2012年11月10日。
- ^ “さぬき映画祭グランプリに釜次さん(高松市)”. 四国新聞 (2013年2月13日). 2013年3月19日閲覧。
- ^ ただし、11月25日を除く。
- ^ ただし、11月16日・24日を除く。
- ^ 2014年3月16日に一度閉館し、2015年10月24日に同一の劇場名・場所・建物を引き継いだ2代目劇場として再開業したため。
- ^ “高松で「紲」凱旋上映/出演者ら地元協力に感謝”. SHIKOKU NEWS (四国新聞社). (2013年7月6日). オリジナルの2014年7月6日時点におけるアーカイブ。 2017年5月8日閲覧。
- ^ 優秀企画映像作品2009-2010[リンク切れ]
- ^ 優秀企画映像作品2010-2011 Archived 2012年8月11日, at the Wayback Machine.
- ^ さぬき映画祭2007開催概要
- ^ さぬき映画祭2008開催概要
- ^ さぬき映画祭2009開催概要
- ^ さぬき映画祭2010ゲスト[リンク切れ]
- ^ さぬき映画祭2011ゲスト Archived 2012年8月12日, at the Wayback Machine.
- ^ さぬき映画祭2013上映作品
- ^ 上映作品 | さぬき映画祭2014(SANUKI FILM FESTIVAL 2014) 2014年2月14日 - 23日開催