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さいたま市民会館うらわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さいたま市民会館うらわ(旧会館)

さいたま市民会館うらわ(さいたましみんかいかんうらわ)は、埼玉県さいたま市浦和区にある施設。2021年4月現在は一時的に閉館されている。2027年4月に移転して再開館する予定である。

概要

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1879年(明治12年)3月に、埼玉県が現在地に北足立郡郡役所を設置した。1923年(大正12年)の郡制廃止後には、埼玉県北足立地方事務所などとして使われていたが、会館建設に伴い解体された[1]1971年(昭和46年)2月11日、当時の浦和市浦和市民会館として開館した[2]2001年に現名称に改称。ホール(478席)やコンサート室、集会室、結婚式場などの施設を備えた。さいたま市文化振興事業団が管理する。『文化の殿堂』とも称されていた[2]

老朽化や耐震強度の不足、設備の不具合の多発を理由に、浦和駅西口の南側で進められている再開発計画「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」の再開発ビルへ移転することが2017年10月に決定した[3][4]。跡地にはNHKからさいたま放送局の移転を打診されているほか[5]、さいたま市による「さいたま市立美術館」構想(うらわ美術館の発展形として将来的に浦和区内に開設する計画)を受けて、さいたま市美術家協会などからは「跡地に市立美術館の館舎の設置を」と言う要望が出されている。2019年11月7日にNHKとの協議の再開を申し出た[3]

2021年3月31日に一旦閉館された[3]。だが、さいたま市の新型コロナワクチンの大規模接種会場として、同年8月下旬から2022年7月末まで暫定的に再使用された後完全に閉鎖され、2023年3月から解体工事に入った。移転先の新しい会館は、当初は「2024年度中に供用開始予定」[2]としていたが、建設の遅れにより「2027年4月に供用開始予定」に変更した。

移転後の会館には愛称が付けられる事になり、市民から愛称の公募を実施し、最終候補案として選ばれた「 Charmale URAWA (シャルモーレ ウラワ )」、「Culcion HaLL (カルシオンホール )」、「fascino URAWA(ファシノ ウラワ )」、「Urawa U Hall (ウラワ ユーホール )」、「かなとホール」 の5つから最終投票を実施して決めることにしている。

所在地

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  • さいたま市浦和区仲町2-10-22(旧会館)

フロア

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フロア概要(閉館時)
8階 コンサート室 集会室(807)
7階 集会室(703 705 706 707)
6階 集会室(603 605 606)
5階 集会室(503 505 507)
4階 集会室(402 403 405)
3階 事務室
2階 展示室 結婚式場
1階 ホール 集会室(101)

周辺

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脚注

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  1. ^ わがまち浦和
  2. ^ a b c 市民会館うらわ、50年の歴史に幕 浦和駅近くの複合施設へ機能移転 跡地はNHKさいたまの移転候補”. 埼玉新聞. 2019年12月20日閲覧。
  3. ^ a b c さいたま市民会館うらわ閉館へ 21年3月末”. 読売新聞. 2019年12月20日閲覧。
  4. ^ 再開発ビルに市民会館 さいたま市が移転方針 浦和駅西口”. 日本経済新聞. 2019年12月20日閲覧。
  5. ^ さいたま市民会館うらわ閉館へ 21年3月末”. 読売新聞(2019年11月29日作成). 2019年12月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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