けいちゃん (ピアニスト)
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けいちゃん | |
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2024年 第2回横浜国際映画祭にて | |
基本情報 | |
生誕 | 1996年8月12日(28歳) |
出身地 | 日本 |
ジャンル | クラシック・ジャズ・ポップスほか |
職業 | ピアニスト,トラックメイカー,シンガーソングライター,YouTuber |
担当楽器 | ピアノ・ショルダーキーボード |
活動期間 | 2019年- |
レーベル |
イープラスミュージック(2021年) 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2022年~) |
公式サイト | けいちゃん offcial site |
けいちゃん/Keichan | ||||||||||
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YouTube | ||||||||||
チャンネル | ||||||||||
活動期間 | 2016年11月 - | |||||||||
ジャンル | 音楽 | |||||||||
登録者数 | 約105万人 | |||||||||
総再生回数 | 約3億3820万回 | |||||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年1月15日時点。 |
けいちゃん(1996年〈平成8年〉8月12日 - )は、日本のピアニスト、トラックメイカー、シンガーソングライター、YouTuber。
「フリースタイルピアニスト」を自称しており、ピアノに軸をおいた音楽総合表現者である[1]。
人物
[編集]3歳のとき、家にあったピアノを弾いていたことから、母親の勧めでピアノを始める[2]。数多くのコンクールへの出場及び入賞を経て、ピアニストを志す[3]。高校の修学旅行でロンドンを訪れたとき、ストリートピアノに出会い、その魅力に気付く[3]。音楽大学に進学後は、型にとらわれない演奏の楽しさに惹かれジャンルの垣根を越えた演奏スタイルに至る[3]。2019年から本格的に音楽活動を開始する。YouTubeにストリートピアノの演奏動画を投稿し人気を博す。
2021年 6月30日、1stアルバム『
2022年12月14日、2ndアルバム『聴十戯画(ちょうじゅうぎが)』をリリース。
2023年12月 6日、3rdアルバムにして組曲の『円人(えんじん)』をリリース。
自身の音楽観を支える尊敬する音楽家として、セルゲイ・ラフマニノフ、クロード・ドビュッシー、マクシム・ムルヴィツァ、H ZETTRIOを挙げている[4][5]。好きなピアニストは、パスカル・ロジェとエフゲニー・キーシン[5]。
耳コピーや立奏、マッシュアップ、即興演奏を得意とする[5]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]最高位は、オリコンウィークリーチャートに基づく。
リリース日 | タイトル | 販売形態 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 最高位 | |
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1st | 2021年6月30日 | CD+DVD 初回限定盤 |
em-0011 |
|
e+music | 10[6] | |
CD 通常盤 |
em-0012 | ||||||
2nd | 2022年12月14日 | 聴十戯画 | CD+DVD 初回限定盤 |
TKCA-75098 |
|
徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
CD 通常盤 |
TKCA-75099 | ||||||
3rd | 2023年12月6日 | 円人 | CD+DVD 初回限定盤 |
TKCA-75201 |
|
徳間ジャパンコミュニケーションズ | |
CD 通常盤 |
TKCA-75202 |
デジタル・シングル
[編集]リリース日 | タイトル | レーベル | 規格品番 | |
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1st | 2022年9月7日 | Zero Rhapsody | 徳間ジャパンコミュニケーションズ | TWEB-555 |
2nd | 2022年10月26日 | かげおくり | TWEB-561 | |
3rd | 2023年6月2日 | シンフォニア | TWEB-575 | |
4th | 2023年9月6日 | 馬の耳ドロップfeat.majico | TWEB-583 |
映像作品
[編集]リリース日 | タイトル | 販売形態 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | |
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1st | 2021年7月7日 | Freestyle Piano Party~World & You~ at SAITAMA SUPER ARENA |
Blu-ray | emv-0001 |
|
e+music |
MV
[編集]- 「World & Me」[動画 1]
- 「動き出すラボラトリー」[動画 2]
- 「浄土」[動画 3]
- 「透明シンデレラ」[動画 4]
- 「千寸法師」[動画 5]
- 「√Future」[動画 6]
- 「パスピエ」[動画 7]
- 「Zero Rhapsody」[動画 8]
- 「かげおくり」[動画 9]
- 「Edo」[動画 10]
- 「人間失格」[動画 11]
- 「シンフォニア」[動画 12]
- 「馬の耳ドロップ feat.majiko」[動画 13]
- 「愛葬 feat.majiko」[動画 14]
参加作品
[編集]年 | 公開日 | タイトル | リリース | 備考 |
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2020 | 4/24 | 「12cm」 Acoustic live ver. | - | all at onceの楽曲。ピアニストとして参加[7] |
7/21 | KABURAYA | - | 角野隼斗(かてぃん名義)との合作[動画 15] | |
2021 | 2/11 | YABUSAME | - | 角野隼斗(かてぃん名義)との合作 |
2022 | 2/20 | 白い月 わがかなしきソフィーに。 | - | 白秋転生奇譚の挿入歌[8] |
タイアップ
[編集]楽曲 | タイアップ | 時期 |
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√Future | 情報番組「みにっつ」(テレビ北海道)エンディング | 2021年 7月22日~ 7月28日 |
その他
[編集]- 2021年 8月~10月 ANA国際線の機内オーディオに1stアルバム「
殻落箱 」搭載 - 2021年 9月 ANA国内線Wi-Fiサービスに1stアルバム「
殻落箱 」搭載
ライブ
[編集]単独公演
[編集]年 | 日程 | タイトル | 会場 | 備考 |
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2020 | 12/3 | ~Freestyle Piano Party~ World & You | さいたまスーパーアリーナ | 無観客配信 |
2021 | 5/29 | けいちゃん『 Powered by J-WAVE |
日清パワーステーション[REBOOT] | 配信特化型 ライブハウス |
7/8 - 7/15 |
けいちゃん Zepp Tour 2021 ~Freestyle Piano Party~「 |
Zepp Haneda 等 5都市5公演 |
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2022 | 2/12 2/13 |
けいちゃん Special Live "Music Laboratory @ Blue Note Tokyo" |
ブルーノート東京 | |
2023 | 6/11 | ピアノリサイタル『Rubato Circus』 | 品川 Club eX | |
10/1 | ピアノリサイタル『Rubato Circus~play grandioso~』 | |||
2024 | 2/2 2/3 |
けいちゃん Live Tour 2024 『円人』 | 豊洲PIT なんばHatch |
参加公演
[編集]年 | 日程 | タイトル | 会場 | 備考 |
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2020 | 7/24 | NEO PIANO CO.LABO. | Zepp Haneda | 無観客配信 角野隼斗(かてぃん名義)、菊池亮太、ござと共演 |
2021 | 2/11 | NEO PIANO CO.LABO. "Inbention"[9] |
舞浜アンフィシアター | |
2022 | 4/17 | ずっと真夜中でいいのに。 Z FACTORY「鷹は飢えても踊り忘れず」[day1 "memory_limit = -1"][day2 "ob_start"] | さいたまスーパーアリーナ | 4月16、17日にさいたまスーパーアリーナで行われた公演。
17日の[day2 "ob_start"]にシークレットゲストとして出演 |
2024 | 4/28 | NEO PIANO Acoustic | サントリーホール | 石井琢磨、菊池亮太、ござ、Budoと共演 |
楽曲について
[編集]- 制作方法は頭の中に浮かんだ旋律を、弾きながら完成させる方法である[10]。
- 当初作詞をする予定はなかったが、ピアノの表現をより具体的にしようと考え、楽曲によっては作詞もするようになった[3]。
- 作詞をするようになってから、日常の中で思いついた日本語表現などをストックするようにしている[3]。
- 歌唱入りの楽曲では、声帯を楽器として扱うこともある[5]。
- 作りたい曲が、どう表現すれば一番最高の状態になるのかを考え、その曲を最高の状態にするため、ジャンルも楽器もこだわらずに追求していきたいとしている[5]。
エピソード
[編集]- 学生時代は帰宅部であった[10]。
- 初のストリートピアノ演奏は、高校時代の修学旅行でロンドンを訪れた時である。フランツ・リストの「ラ・カンパネラ」と、脇田潤の「ピアノ協奏曲第1番”蠍火”」を演奏[5]。
- 大学時代に少しだけ吹奏楽を経験しており、担当楽器はサックスだった[注 1]。好きな曲は「絵のない絵本」[動画 16]。
- 楽曲によっては視覚的に楽しめるように、鍵盤に対して手首を90度近く傾けて、上からなぞるように弾くこともある[10]。
- ピアノによって響かせ方が異なるので、弾き方を変えている[注 2]。
- ピアノはかけがえのない友人であり、家族みたいなものだと述べている[2]。
- ピアノの練習時間は30分から10時間と日によってバラバラである[2]。
- ピアノの魅力として、1台で作曲・弾き語り・ソロ・ベース・メロディー・ハーモニーができること、オーケストラと電子音の両方に対応できること、音の減衰も表現できる奥深い繊細な楽器であることを挙げている[11]。
- クラシックでは特にロマン派音楽後期の作品を好んでいる[4]。
- 楽曲は寝る直前に思いつくことが多く、眠れない夜もある[2]。
- ピアニスト系YouTuberに憧れている人へのメッセージを求められた時には、演奏の基盤にはクラシックから吸収したことがたくさんあるので、クラシックの基礎から学ぶことが大切だと述べている[12]。
- 座右の銘は「失敗することがあってもそれは未来で待っている素晴らしい経験の為に必要な事象だった」[3]。
- 活動時の衣装は常に黒で統一している[13]。
- 好きな食べ物はかぼちゃコロッケ、嫌いな食べ物はわさび[13]。
- 息抜きはピアノを弾くことと、ペットであるミニチュアダックスフントの「るうと」と遊ぶこと[2][13]。
- 音楽は完成がない芸術だとしており、死ぬまで追求し続けたいと発言している[5]。
- ストリートピアノの理想像として、休み時間の音楽室のような光景が至る所で広がっていることだと述べている[5]。
- レギュラー出演する「THE TIME,」(TBS)番組終盤のピアノ演奏コーナーは「けいちゃんの全力コーナー」と命名されている。
音楽担当
[編集]映画
[編集]朗読劇
[編集]出演
[編集]テレビ
[編集]レギュラー出演は太字とする。
- 「クラシックTV」(Eテレ、2021年 6月24日)[15]
- 「THE TIME'」(TBS)
- 月曜・木曜(2021年10月 4日~12月28日)
- 火曜・金曜(2022年 1月 4日~ 9月30日)
- 火曜 (2022年10月 4日~)
- 「THE TIME,」(TBS)
- 月曜・木曜(2021年10月 4日~12月28日)
- 火曜・金曜(2022年 1月 4日~ 9月30日)
- 火曜 (2022年10月 4日~)
ラジオ
[編集]- J-WAVE SELECTION NEO PIANO SEEKERS (J-WAVE、2020年 8月 2日)[16]
- 「MUSICBARISTA」(エフエム北海道、2021年 2月10日)
- 「MUSICBARISTA」(エフエム北海道、2021年 7月 7日)
- けいちゃんゼロスタSpecial Edition(エフエム山口、2021年12月11日)
イベント
[編集]- NET PIANO SUMMER FESTIVAL 2020(2020年 8月29日)
- 木更津駅 駅ピアノお披露目セレモニー[17](2020年12月16日)
- 丸の内ミュージックフェスティバル2020 in Marunouchi Bright Christmas[18](2020年12月19・20日)
- Tha Entertainment Showsite20/21[19](2020年12月27日)
- NET PIANO FUYU MATSURI 2021(2021年 1月30日)
- 「PIANIC-STREET PIANO Festival-」[20](2021年 5月8・9日)
- NET PIANO SUMMER FESTIVAL 2021(2021年 8月28日)
- J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2021[21](2021年10月10日)
- 山口ゆめ回廊博覧会Presents けいちゃん駅ピアノSpecial Edition![22](2021年12月11日)
- 積水ハウス株式会社 Tomorrow's Live Museum presents 「けいちゃんクリスマスライブ」(2021年12月12日)
- ローランド・ピアノ・ミュージックフェスティバル2021ファイナル(2022年3月26日)
- ヨコスカ街なかミュージックライブ@横須賀美術館(2022年7月11日)
- GMO LIVE from GMOインターネットTOWER[23](2022年7月20日)
雑誌
[編集]楽譜集
[編集]- アルバム「殻落箱」楽譜集(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス、2022年5月24日発売)
音声広告
[編集]- 宣伝会議×Spotifyによる共創型プロジェクト「明治ミルクチョコレート音声広告」(2022年4月13日~4月26日)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “BIOGRAPHY”. 2021年7月16日閲覧。
- ^ a b c d e “【独占インタビュー】フリースタイルピアニスト・けいちゃん、さいたまスーパーアリーナから生配信の初ワンマンライブがいよいよ開催!”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g “今注目のピアニストけいちゃんに迫る!音楽の原点からデビューアルバム&初の全国ツアーまでロングインタビュー”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b “「フリースタイルピアニストとして唯一無二で新しい音楽シーンを作っていきたいです!」けいちゃんインタビュー”. 2021年8月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “”フリースタイルピアニスト”けいちゃんが語る、ストリートピアノの醍醐味 オリジナル曲に対する強い思いも明かす”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ “オリコン週間アルバムランキング 2021年06月28日~2021年07月04日”. 2021年7月27日閲覧。
- ^ “all at oncs、先行配信楽曲からYouTubeチャンネル登録者数36万人超えのピアニスト・けいちゃんとのコラボ映像を公開”. 2021年7月20日閲覧。
- ^ a b “白秋転生奇譚”. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “NEO PIANO CO.LABO."Inbention"”. 2021年7月20日閲覧。
- ^ a b c “かてぃん×菊池亮太×けいちゃん×ござ ストリートピアノ新時代へ~新たなライブを創る『ねぴらぼ』にインタビュー”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ “フリースタイルピアニスト『けいちゃん』にインタビュー”. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “世界初のストリートピアノフェス『PIANIC』開催直前!けいちゃん、ござ、さなゑちゃん、ハラミちゃん、よみぃが意気込みを語る”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b c “YouTube始動2年足らずで100万人登録者数突破 独創性溢れる演奏で沸かす”フリースタイルピアニスト”けいちゃんって?”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ “主題歌決定!&予告編解禁!”. 2023年5月10日閲覧。
- ^ NHK MUSIC. “6月24日(木)は55分拡大版! 特別編「YouTubeと音楽~インスト最前線~」人気のインスト系ユーチューバーがスタジオに大集合!”. NHK (Japan Broadcasting Corporation).. 2021年6月26日閲覧。
- ^ “J-WAVE SELECTION NEO PIANO SEEKERS”. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “誰でも自由に弾ける木更津駅ピアノ”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ “丸の内ミュージックフェスティバル2020 in Marunouchi Bright Christmas”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “Tha Entertainment Showsite20/21”. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “国内最大級のストリートピアノイベント”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ “J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2021”. 2021年9月1日閲覧。
- ^ “山口ゆめ回廊博覧会Presents けいちゃん駅ピアノSpecial Edition !”. 2021年12月11日閲覧。
- ^ “GMO LIVE from GMOインターネットTOWER”. 2022年7月20日閲覧。
動画
[編集]- ^ “「World & Me」”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「動き出すラボラトリー」”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「浄土」”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「透明シンデレラ」”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「千寸法師」”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「√Future」”. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “「パスピエ」”. 2021年10月3日閲覧。
- ^ “「Zero Rhapsody」”. 2022年12月15日閲覧。
- ^ “「かげおくり」”. 2022年12月15日閲覧。
- ^ “「Edo」”. 2024年5月1日閲覧。
- ^ “「人間失格」”. 2024年5月1日閲覧。
- ^ “「シンフォニア」(映画『美男ぺコパンと悪魔』主題歌)”. 2024年5月1日閲覧。
- ^ “「馬の耳ドロップ feat.majiko」”. 2024年5月1日閲覧。
- ^ “「愛葬 feat.majiko」”. 2024年5月1日閲覧。
- ^ “KABURAYA【MV】-かてぃん&けいちゃん”. 2021年7月20日閲覧。
- ^ “絵のない絵本 (改訂版)(樽屋雅徳)”. 2021年7月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- けいちゃん offcial site
- けいちゃん イープラスミュージック
- けいちゃん 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- けいちゃんの秘密基地(ファンクラブサイト)
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