きみが死ぬまで恋をしたい
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きみが死ぬまで恋をしたい | |
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ジャンル | 百合、ダーク・ファンタジー |
漫画 | |
作者 | あおのなち |
出版社 | 一迅社 |
掲載誌 | コミック百合姫(1-12話) ゆりひめ@ピクシブ(13話-) |
レーベル | 百合姫コミックス |
発表号 | 2018年10月号 - 2020年2月号 (コミック百合姫) 2020年1月 - (ゆりひめ@ピクシブ) |
発表期間 | 2018年8月18日[1] - |
巻数 | 既刊7巻(2024年2月29日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『きみが死ぬまで恋をしたい』(きみがしぬまでこいをしたい)は、あおのなちによる日本の漫画作品。『コミック百合姫』(一迅社)にて2018年10月号から[1]2020年2月号まで連載された後(12話まで)、『ゆりひめ@ピクシブ』(同社)にて2020年1月より連載中[2]。
戦争用兵器として育てられる少女たちを描いた[3]ダーク・ファンタジー作品である。
単行本第4巻が発売された2021年6月30日に、描きおろしイラストが使用されているLINEスタンプが発売された[4]。
あらすじ
[編集]身寄りのない子供を受け入れ、戦争用の魔術兵器へと育て上げる「学校」。ここで暮らす子供たちにとって人の死はあまりにも身近で、それを悲しむことすらままならないのが当たり前の日常である。
14歳の少女シーナは、ある朝突然ルームメイトを喪った。悲嘆に暮れそうになるのを抑え込み、気丈に振舞う彼女のところに近付いてきたのは、返り血に染まった一人の少女だった。翌日、ミミと名乗るその少女はシーナのクラスに新入生としてやってきた。学校の秘密兵器と噂される彼女との出会いが、自らの境遇を受け止めきれないシーナの心に変化を及ぼしていく。
登場人物
[編集]以下の「声」は「@ichijinshaPV」(YouTube)で公開されたPVでのキャスト。
- トツキ・シーナ
- 声 - 高橋李依[5]
- 本作の主人公である14歳の少女。魔法も成績もごく平凡である。戦争や誰かが傷つくことを嫌っており、自らに与えられた兵器としての使命に疑問を抱いている。クラス番号の関係でミミと同部屋になり、彼女とペアを組んでいる。
- カガリ・ミミ
- 声 - 日高里菜[5]
- シーナのもとにやってきた謎の少女。決して死なない学校の秘密兵器と噂される。見た目の幼さや言動の無邪気さからは想像できないほどの力を有しており、敵を殺すことにためらいがない。戦闘で人としての原形をとどめないほど傷ついても復活することができる。
- リジィ・セイラン
- 声 - 瀬戸麻沙美[6]
- シーナたちのクラスメイトである少女。生真面目で正義感が強い。アリと行動をともにしており、彼女と友情以上の強い繋がりを垣間見せる。
- モード・アリ
- 声 - 石川由依[6]
- シーナたちのクラスメイトである少女。笑顔を絶やさずおっとりしている。思ったことを直球で口に出すきらいがあり、その都度セイランを翻弄している。
- フラン
- 「学校」の保健医。修復魔法に長けている。戦闘から帰還したミミの世話をしているが、毎回ボロボロに傷ついて帰ってくる彼女に手を焼いている。
- オミ
- 「学校」の14クラスの教師。眼鏡をかけた女性。
- エスタ
- 16クラスの生徒でシーナ達の先輩。穏やかな性格。一人称は「僕」。返礼の日にシーナ達と知り合う。2話で初登場し、その後ルームメイトと死別した模様。
用語
[編集]- 国戦用魔術兵器育成機関(こくせんようまじゅつへいきいくせいきかん)
- 戦争用の兵器を育成する施設。孤児院を兼ねており、ここで暮らす子供たちからは専ら「学校」と呼ばれる。
- 10歳から17歳までの身寄りのない子供を受け入れ、魔法を用いた人殺しの方法を教育している。
- 祈りの時間(いのりのじかん)
- 戦争で命を落とした生徒を追悼する時間。「学校」の地下講堂で行われる。
- 戦場に駆り出された生徒は亡くなると体が消えるよう管理されているため、亡骸が「学校」に帰ってくることはない。
- 修復魔法(しゅうふくまほう)
- 傷を癒すための魔法。口づけにより魔力を直接体内へ注ぎ込み、修復させる。
- 欠損した四肢の修復なども可能だが、その分失敗のリスクが高い。
- 返礼の日(へんれいのひ)
- 生徒たちが「学校」を掃除する日。クラスごとに掃除場所が割り当てられている。また、生徒たちの不用品が出され、他の生徒に引き取らせるイベントがある。
書誌情報
[編集]- あおのなち 『きみが死ぬまで恋をしたい』 一迅社〈百合姫コミックス〉、既刊7巻(2024年2月29日現在)
- 2019年1月18日発売[7]、ISBN 978-4-7580-7898-6
- 2019年7月18日発売[8]、ISBN 978-4-7580-7964-8
- 2020年7月31日発売[9]、ISBN 978-4-7580-2147-0
- 2021年6月30日発売[4][10]、ISBN 978-4-7580-2267-5
- 2022年4月30日発売[11][12]、ISBN 978-4-7580-2399-3 / ISBN 978-4-7580-2400-6(特装版)
- 2023年1月25日発売[13]、ISBN 978-4-7580-2497-6
- 2024年2月29日発売[14]、ISBN 978-4-7580-2648-2
脚注
[編集]- ^ a b “あおのなち、竹宮ジン、ヒロアキの新連載が百合姫で始動、「citrus」は完結”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年8月18日) 2021年6月30日閲覧。
- ^ @yh_magazine (2019年12月18日). "【お知らせ】". X(旧Twitter)より2020年1月19日閲覧。
- ^ “戦闘用兵器として生きる少女たち描く、あおのなち「きみが死ぬまで恋をしたい」1巻”. コミックナタリー (2019年1月18日). 2019年1月23日閲覧。
- ^ a b “「きみが死ぬまで恋をしたい」4巻発売、あおのなち描き下ろしのLINEスタンプも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月30日) 2021年6月30日閲覧。
- ^ a b 【6月30日発売】『きみが死ぬまで恋をしたい』第4巻発売記念PV (YouTube). ichijinshaPV. 2021年6月29日. 2021年6月30日閲覧。
- ^ a b 『きみが死ぬまで恋をしたい』(著:あおのなち)第6巻発売記念PV (YouTube). ichijinshaPV. 2023年1月24日. 2023年2月10日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい1”. 一迅社. 2019年1月23日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい2”. 一迅社. 2020年1月19日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい3”. 一迅社. 2020年10月1日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい4”. 一迅社. 2021年6月30日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい5”. 一迅社. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい5 特装版”. 一迅社. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい6”. 一迅社. 2023年1月25日閲覧。
- ^ “きみが死ぬまで恋をしたい7”. 一迅社. 2024年3月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- きみが死ぬまで恋をしたい - コミック百合姫作品紹介
- きみが死ぬまで恋をしたい - 一迅社特設HP
- 公式アカウント (@kimishinu) - X(旧Twitter)