きつね色
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16進表記 | #C48847 |
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RGB | (196, 136, 71) |
CMYK | (19, 51, 77, 0) |
マンセル値 | - |
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きつね色(きつねいろ)は、色名の一つ。名前の通りキツネの体毛のような、薄い茶褐色を指すことが一般的[1]。
用法
[編集]加熱調理(焼き物・揚げ物・炒め物など)するとメイラード反応を生じて茶褐色に変化する食品において、焦げすぎない程度によく仕上がったときの表面の色を比喩する際に、度々使われる[2][3]。
対象はケーキ・クッキー・トースト・揚げ物[4]などで、「こんがりきつね色」という表現が用いられることもある[5]。
タマネギを炒めたときの褐色も「きつね色」と表現されるが、きつね色になったタマネギをさらに炒め続けると濃い褐色に変化する。この濃い褐色は「あめ色」と表現されることがある[6]。
食品以外では、点火プラグ(スパークプラグ)の色[7]や、陶器の焼き色[8]に対する表現としても使われる。
語の特徴
[編集]食に対する表現としては、日本独特のものである。英語にも1796年からフォックス(fox)という色名があるというが[9]、そのようには用いられない。
英語ではトーストなどの「こんがり」に対して、light brownやbeautiful brown、golden brown、perfectly brownedなどの表現がされる[10]。 日本においても語の歴史は浅く、中世になってから使われ始めた色名と言われている。そもそも日本では、鳥類を除くと動物に由来する色名は少なく[9]、他には「ねずみ色」「らくだ色」などしかない。
脚注
[編集]- ^ “狐色(きつねいろ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書”. goo辞書. 2024年3月30日閲覧。
- ^ “料理レシピ基本用語 / きつね色(に揚げる・焼く)|ネスレ バランスレシピ”. ネスレ バランスレシピ. 料理レシピ基本用語. マギー. 2013年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月30日閲覧。 “きつね色(に揚げる・焼く)とは、焼いたり揚げたりした時の食材の表面の色を、きつねの毛のような茶色に仕上げることです。”
- ^ 内田麻理香. “砂糖の科学-ショ糖-”. カソウケン(家庭科学総合研究所). 内田麻理香. 2014年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月30日閲覧。 “ケーキやクッキーが焼き上がったときにできるこんがりとしたキツネ色。あれがまた食欲をそそるんですよね。あの作用も砂糖の成分のおかげなのです。焦げ色がつくのは、糖が小麦粉、牛乳、卵などに含まれるアミノ酸と反応してできる物質のためで、この反応をメイラード反応といいます。”
- ^ 川端晶子 編『おいしさの表現辞典』東京堂出版、東京、2006年8月18日。ISBN 9784490106947。
- ^ 一例:雪印メグミルク、「雪印 こんがり焼けるとろけるスライス」144g(8 枚入り)を発売 日経プレスリリース、2012年2月23日
- ^ 西洋料理 シェ・ロッシニ Archived 2012年9月6日, at the Wayback Machine. - 東京會舘
- ^ “不具合の診断方法”. DENSO. プラグの基礎知識. デンソー (2016年10月18日). 2016年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月30日閲覧。 “碍子脚部は灰白色またはキツネ色 で、電極の消耗はわずかである。”
- ^ 桝本佳子 展 -パノラマ 陶の風景- - LIXILギャラリー
- ^ a b 福田邦夫『色の名前事典 : 日本の伝統色、ヨーロッパの伝統色がわかる』主婦の友社、東京、2001年、100頁。ISBN 4072309583。
- ^ “こんがり”. エキサイト辞書. 『新英和中辞典』第6版 研究社. エキサイト. 2015年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月30日閲覧。 “こんがり(と)焼ける be done [cooked] to a beautiful brown; be perfectly browned. こんがりと焼けたトースト bread toasted light brown.”