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かしわ台車両センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かしわ台電車基地から転送)
かしわ台車両センター
基本情報
所在地 神奈川県海老名市柏ケ谷997
座標 北緯35度28分1秒 東経139度24分46秒 / 北緯35.46694度 東経139.41278度 / 35.46694; 139.41278座標: 北緯35度28分1秒 東経139度24分46秒 / 北緯35.46694度 東経139.41278度 / 35.46694; 139.41278
鉄道事業者 相模鉄道
所属略号 かしわ台工
配置両数
電車 446両
合計 446両
備考 2023年5月現在のデータ
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かしわ台車両センター(かしわだいしゃりょうセンター)は、神奈川県海老名市にある相模鉄道(相鉄)の車両基地・車両工場である。

概要

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本線かしわ台駅に隣接し、相鉄全車両の検査及び改造工事を担当しており、最大の車両基地を併設している。構内には元神中3形蒸気機関車・ハ24号客車、トフ4006000系(モハ6001・6021)、2000系モニ2005)、ED10形電気機関車(ED11)が静態保存されている。

2007年平成19年)9月には、12月に相模鉄道が会社創立90周年を迎えるのを記念して、6001号車の旧塗装(旧標準色)化と6021号車やED11などの車体再塗装が行われた。その後、2018年(平成30年)3月には6001号車が元の若草色塗装に戻されている(#ギャラリーも参照)。

2023年3月18日ダイヤ改正現在、JR車10両編成6本および東急車10両編成2本が夜間停泊されている。

  • 敷地面積:19,059 m2(旧工機所エリア)
  • 建物面積:13,623 m2(旧工機所エリア)
  • 担当検査:仕業検査機能検査重要部検査全般検査
    • 検修能力:174両/年
  • 収容車両数:224両
    • 留置線:19本
    • 洗浄線:2本(うち1本は車体洗浄機を設置)
    • 検査線:3本(10両×2本・6両×1本)
    • 入出場線:2本(うち1本は転削線を兼ねる)
    • 折返し線:2本(U線・V線)
整備済み車両の車体に記される略号
かしわ台工

新保全体系の実施

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相鉄においても10000系車両の導入に合わせて、JR東日本の新系列車両(基本的に209系以降の電車)に適用する新保全体系による検査業務が行われている[1]。ただし、相鉄ではJR東日本と異なる検査名称となっている[1]

  • 10000系導入後の2003年(平成15年)12月からは月検査において適用を開始した[1]
    • 機能確認検査(90日以内に1回・下記の機能保全検査を簡略化)
    • 機能保全検査(360日以内に1回・従来の月検査と同等の内容)
  • 2007年(平成19年)4月からは重要部検査・全般検査においても適用を開始した[1]
    • 重要部保全検査・全般保全検査

沿革

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所属車両

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2023年令和4年)5月18日時点で、以下の所属車両営業運転および事業用等、計49編成(446両)の車両が所属している。

また、相鉄線直通列車を経由して川越車両センター所属のE233系7000番台も相鉄線に入線するため、本車両センターに一部編成が留置される。2023年3月18日改正時点では、E233系7000番代の夜間滞泊は6編成設定(これとは別に相模大塚駅での昼間留置もある)されているが、その入出庫目的でかしわ台駅を発着しているJR東日本車はすべて回送として運転している。

東急車にも本車両センターへの夜間滞泊が設定(これとは別にJR東日本車と同じく相模大塚駅での昼間留置や、2024年より新たに厚木線へも乗り入れして厚木での夜間滞泊もある)されており[2]、教習目的などでの試運転時やダイヤ乱れ時に本センターに入線することがある。

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c d 真野秀次 2010.
  2. ^ 鉄道ピクトリアル 2024年11月号「相模鉄道の回送列車」 pp.43

参考文献

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  • 真野秀次「相模鉄道 車両センターの紹介」『運転協会誌』第52巻第6号、日本鉄道運転協会、2010年、13-16頁、CRID 1521136279927504000 

関連項目

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相鉄が乗り入れる路線にある車両基地