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益田ミリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
お母さんという女から転送)

益田 ミリ(ますだ みり、1969年 - )は、大阪府生まれの日本のイラストレーター[1]漫画家エッセイスト

略歴

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京都芸術短期大学卒業[要出典]。在学中は油絵を学んでいた[2]コピーライターを目指しながら事務職のアルバイト等を経験するなかで、イラストの講義を受けたことが転機となる[2]。26歳まで大阪で暮らした後、イラストレーターになることを目指して上京する[3][2]。働きながら出版社に自作の持ち込みを続けるうち、いそっぷ社の編集者に認められ、2001年に『OLはえらい』で本格的デビューを果たす。初期の頃はイラストだけでなく「川柳も書けます」とアピールしていて、編集者(春陽堂書店)の目に留まって出版につながったというエピソードもある[4]

その後、2006年の『すーちゃん』で大きな注目を浴びる。2011年、『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。

2013年には『すーちゃん』シリーズが『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』のタイトルで映画化(主演:柴咲コウ真木よう子寺島しのぶ、監督:御法川修)された。2021年には『スナック キズツキ』が原田知世主演でテレビドラマ化、翌22年には『僕の姉ちゃん』シリーズが黒木華主演で同じくドラマ化されている。

2017年、『大阪人の胸のうち』にて第5回大阪ほんま本大賞特別賞(ノンフィクション部門)を受賞。2024年、『ツユクサナツコの一生』にて第28回手塚治虫文化賞短篇賞を受賞[5]

ミリは本名ではなく、小学生の時につけられたあだ名。しかし、つけてくれた人に「どうしてミリなの?」と聞かないまま大人になり、今でもミリというあだ名の訳を自分でも知らない。

朝日新聞にて『オトナになった女子たちへ』を、伊藤理佐他と共に交代で連載中。

ミシマ社ウェブ連載「今日の人生」[6]は代表作の一つになり、2021年6月30日のNHKニュースおはよう日本(関東甲信越)にて「コロナ禍で共感呼ぶ:益田ミリさんエッセイ」として取り上げられている[7][8]

作品リスト

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単著

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共著

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脚注

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  1. ^ 『大阪人の胸のうち』(2007年)著者プロフィール記載。
  2. ^ a b c "その3「進路を考えていた頃」."作家の読書道・第188回:益田ミリ(web 本の雑誌). 2017年11月15日更新. 2024年4月22日閲覧。
  3. ^ 『大阪人の胸のうち』p.3
  4. ^ "その4「東京でさまざまな作品に出合う」."作家の読書道・第188回:益田ミリ(web 本の雑誌). 2017年11月15日更新. 2024年4月22日閲覧。
  5. ^ "第28回 手塚治虫文化賞."朝日新聞社公式サイト「手塚治虫文化賞」.2024年4月22日. 2024年4月23日閲覧。
  6. ^ "「今日の人生」."みんなのミシマガジン. 2024年4月2日更新. 2024年4月23日閲覧。
  7. ^ "ニュース・中継・リポート(初回放送日:2021年6月30日)."NHKニュース おはよう日本(関東甲信越). 2024年4月22日閲覧。
  8. ^ "三島邦弘「今日の人生」連載100回直前!記念:益田ミリさんインタビュー."みんなのミシマガジン(2021年6月29日更新). 2024年4月22日閲覧。

外部リンク

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