いとはんと丁稚どん
いとはんと丁稚どん | |
---|---|
ジャンル | コメディ番組 |
原作 | 花登筺 |
脚本 | 花登筺 |
演出 |
花登筺 松田行二 田端泰雄 石橋達夫 岩本晴夫 |
出演者 |
大村崑 花紀京 頭師佳孝 三沢あけみ 清水まゆみ 槇みちる 夢路いとし・喜味こいし 万代峰子 |
製作 | |
製作総指揮 | 澤田隆治(制作) |
制作 | 朝日放送 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1965年10月25日 - 1967年6月26日 |
放送時間 | 月曜 19:00 - 19:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 88 |
『いとはんと丁稚どん』(いとはんとでっちどん)は、1965年10月25日から1967年6月26日までTBS系列局で放送されていた朝日放送製作のコメディ番組である。花王石鹸(現・花王)の一社提供。全88回(「前夜祭」を含む)。放送時間は毎週月曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。
概要
[編集]大阪・船場にある老舗の呉服問屋を舞台にした公開コメディで、古いしきたりに真っ向から対立する3人の「いとはん」と、彼女たちを助ける3人の丁稚たちの活躍を描いていた。毎回話の始まりでは、大松が「大松ことわざ集」という、ことわざのパロディをやるのが定番だった(例:「二兎を追う者は一兎も得ず、二等の切符で一等の電車は乗れない!」)。
かつてNET(現・テレビ朝日)系列局で放送されていた毎日放送製作の『番頭はんと丁稚どん』の姉妹版で、『番頭はん』の花登筺が原作・脚本を担当していた。出演者は『番頭はん』にも出演していた大村崑を中心とするメンバーで、花紀京や夢路いとし・喜味こいしといった関西の喜劇人を始め、少年丁稚役で子役出身の頭師佳孝が出演。また、三沢あけみや槇みちるなどの女性歌手も共演していた。
番組冒頭では、大村・花紀・槇の3人が「(月のマーク)花王石鹸」と書かれた暖簾を潜り抜け、「おいでやす。毎度おおきに」と挨拶した後に主題歌を歌った。その後、番組出場希望者から選ばれた一般参加者が1名登場し、賞金1万円(当時)と花王石鹸の製品(主にワンダフルなどの合成洗剤)とサイン入り色紙を贈られた。さらにその参加者は番組本編のコメディにも参加した。
収録はABCホールで行われていた。当初は新朝日ビル内の初代ホールを使用していたが、朝日放送旧社屋に2代目ホールが出来てからはこちらで行うようになった。
出演者
[編集]スタッフ
[編集]- 制作:澤田隆治
- 制作担当:石橋達夫
- 脚本:花登筺
- 演出:花登筺、松田行二、田端泰雄、石橋達夫、岩本晴夫
- スイッチャー:山中健一
- アシスト:松本厚子
- 音楽:加納光記
- 音響効果:山口通夫、田中雅夫、西川泰宏
- テクニカルディレクター:山中健一
- ミキサー:堀田節、白川嘉彦、山崎伸夫
- 照明:池辺明男
- カメラ:安保彰夫、津田敦、杉山圭一、畑吉則、亀井茂、牧野治郎、倉田総輔、尾花信也、有田純夫
- デザイン:大石立二
- 美術進行:井上照雄
- 装飾:井上郁郎、関西美工
- 衣装:中村肇(東京衣装)
- 化粧:バリー美容室
- タイトル:河野克己、竹内志郎
- エージェンシー:博報堂
- 製作:朝日放送
放送リスト
[編集]回 | 放送日 | サブタイトル |
---|---|---|
1965年 | ||
1 | 10月25日 | (前夜祭) |
2 | 11月1日 | いとはんの縁談の巻 |
3 | 11月8日 | 集金教育の巻 |
4 | 11月15日 | ケチな尾張屋の巻 |
5 | 11月22日 | 入り商人の巻 |
6 | 11月29日 | 暴力集金の巻 |
7 | 12月6日 | 初恋の巻 |
8 | 12月13日 | お腹がスイタ集金の巻 |
9 | 12月20日 | モダン舞踊の巻 |
10 | 12月27日 | 田舎娘の巻 |
1966年 | ||
11 | 1月3日 | 年賀状の巻 |
12 | 1月10日 | スキーと強盗の巻 |
13 | 1月17日 | ウソをつけ!の巻 |
14 | 1月24日 | 芸妓はんの巻 |
15 | 1月31日 | 月末の巻 |
16 | 2月7日 | おシェーどんの巻 |
17 | 2月14日 | 誕生日の巻 |
18 | 2月21日 | 夜学の巻 |
19 | 2月28日 | 美人コンクールの巻 |
20 | 3月7日 | 母さんを見たの巻 |
21 | 3月14日 | モテない男の巻 |
22 | 3月21日 | 出世試験の巻 |
23 | 3月28日 | おばあちゃん帰るの巻 |
24 | 4月4日 | 草餅と低音の巻 |
25 | 4月11日 | 軍隊の巻 |
26 | 4月18日 | 大松とオバQの巻 |
27 | 4月25日 | アルバイト丁稚の巻 |
28 | 5月2日 | 大松とまんじゅうの巻 |
29 | 5月9日 | 金は天下の廻りものの巻 |
30 | 5月16日 | 今日はワンちゃんの巻 |
31 | 5月23日 | 信用しろ!の巻 |
32 | 5月30日 | こい七の縁談の巻 |
33 | 6月6日 | わてら一人前の巻 |
34 | 6月13日 | 手をにぎる女の巻 |
35 | 6月20日 | 開店騒動の巻 |
36 | 6月27日 | 連れもて行こうの巻 |
37 | 7月4日 | 勘定が合わんの巻 |
38 | 7月11日 | ハッパの会の巻 |
39 | 7月18日 | 盆踊りの巻 |
40 | 7月25日 | 姫路旅行の巻 |
41 | 8月1日 | 海の向こうに何があるの巻 |
42 | 8月8日 | 海水浴の巻 |
43 | 8月15日 | やァんだの巻 |
44 | 8月22日 | ポカンの巻 |
45 | 8月29日 | キモだめしの巻 |
46 | 9月5日 | 恋とは何やの巻 |
47 | 9月12日 | 風呂に行きたいの巻 |
48 | 9月19日 | コーラスと丁稚の巻 |
49 | 9月26日 | がめついなァの巻 |
50 | 10月3日 | 今日は夜店の巻 |
51 | 10月10日 | チンドン屋の巻 |
52 | 10月17日 | 月給が安いの巻 |
53 | 10月24日 | 泣いた番頭の巻 |
54 | 10月31日 | 大番頭の秘密の巻 |
55 | 11月7日 | 鳥城は日本晴れの巻 |
56 | 11月14日 | 小番頭はクビ!の巻 |
57 | 11月21日 | おそるべき運勢の巻 |
58 | 11月28日 | お母ちゃんがわかったの巻 |
59 | 12月5日 | ガソリンを入れろ!の巻 |
60 | 12月12日 | するめの足の巻 |
61 | 12月19日 | クリスマスとハゲの巻 |
62 | 12月26日 | 今年も終わりの巻 |
1967年 | ||
63 | 1月2日 | おめでとうさんの巻 |
64 | 1月9日 | 戎さんとご利益の巻 |
65 | 1月16日 | うどんが食べたいの巻 |
66 | 1月23日 | ハゲと蛸の巻 |
67 | 1月30日 | 五百円返しての巻 |
68 | 2月6日 | アホが風邪ひくか?の巻 |
69 | 2月13日 | 大松とカクテルの巻 |
70 | 2月20日 | 泥棒がいたの巻 |
71 | 2月27日 | 下町育ちの巻 |
72 | 3月6日 | こまっちゃうなの巻 |
73 | 3月13日 | 水前寺の学生さんの巻 |
74 | 3月20日 | 何でや?の巻 |
75 | 3月27日 | わては資本家の巻 |
76 | 4月3日 | ハッパをかけろ!の巻 |
77 | 4月10日 | 大阪ろまんの巻 |
78 | 4月17日 | 伜よ!! 大松!! の巻 |
79 | 4月24日 | アルバイトの巻 |
80 | 5月1日 | 丁稚と波止場の巻 |
81 | 5月8日 | 正義のアホの巻 |
82 | 5月15日 | 油も売れ!の巻 |
83 | 5月22日 | 君こそひろったの巻 |
84 | 5月29日 | おかんにあいたいの巻 |
85 | 6月5日 | 母をたずねて30分の巻 |
86 | 6月12日 | 何でこうなるの巻 |
87 | 6月19日 | 若いってすばらしいの巻 |
88 | 6月26日 | おめでとうの巻 |
参考:『毎日新聞縮刷版』毎日新聞社、1965年10月25日 - 1967年6月26日付のラジオ・テレビ欄。
備考
[編集]初回の「前夜祭」では、大村ほか出演者たちによる自己紹介と歌唱が行われた。
外部リンク
[編集]関連項目
[編集]TBS系列 月曜19:00枠 【花王石鹸一社提供枠】 |
||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ヤングショー
(1965年10月4日 - 1965年10月18日) |
いとはんと丁稚どん
(1965年10月25日 - 1967年6月26日) |
負けたらあかんぞ!
(1967年7月3日 - 1967年9月25日) |