コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

こころは気紛れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「こころは気紛れ」
オフ・コースシングル
初出アルバム『SONG IS LOVE
B面 あなたがいれば
リリース
規格 7"シングルレコード
ジャンル ポップス
ロック
フォーク
レーベル EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI
ETP-10158
作詞・作曲 小田和正(こころは気紛れ)
小田和正 / 鈴木康博(あなたがいれば)
プロデュース 武藤敏史
小田和正
鈴木康博
オフ・コース シングル 年表
  • こころは気紛れ
  • (1977年 (1977)
SONG IS LOVE 収録曲
SIDE A
  1. ランナウェイ
  2. ピロートーク
  3. こころは気紛れ
  4. ひとりで生きてゆければ
  5. ひとりよがり
  6. 青春
SIDE B
  1. めぐる季節
  2. おもい違い
  3. 青空と人生と
  4. 恋はさりげなく
  5. 冬が来るまえに
  6. 歌を捧げて
JUNKTION 収録曲
SIDE A
  1. INVITATION
  2. 思い出を盗んで
  3. 愛のきざし
  4. 潮の香り
  5. 秋の気配
SIDE B
  1. 変わってゆく女
  2. あなたがいれば
  3. 恋人よ そのままで
  4. HERO
テンプレートを表示

こころは気紛れ」(こころはきまぐれ)は、1977年2月5日に発売されたオフコース(当時の表記はオフ・コース)通算10枚目のシングル

解説

[編集]

「こころは気紛れ」はアルバム『SONG IS LOVE[注 1]からの、再レコーディングによるシングル・カット曲。そのため、ジャケットに“新録音”と表記されている。再録音の経緯について、プロデューサーの武藤敏史は後に「この作品は『ソング・イズ・ラヴ』の中から選び、シングル向きにアレンジし直し、派手なサウンドの曲調にしたものであるが、その時初めて彼らに、僕が“シングル盤用にアレンジしなおして欲しい”と、レコード会社的要求と発言をしたことをよく覚えている。つまり、僕としてもこの頃から、なんとかヒット曲を出して本格的に売れて欲しいと思い始めた、その表れだったのだと思う」「ちょうどその頃、バックのメンバーを正式にかかえてやっていこう、つまり5人でやっていこうと2人が決心した時期だったので、オフコースと大衆との橋渡しをするべき任にある僕としては、経済的によりよい状態で仕事をしてもらうためにも、なんとかヒット曲が欲しいと望んだわけである。売上的にはヒットとまではいかなかったが、作品的には幸い評価も高く、コンサートの観客動員数をはじめ、いろんな面でこの頃より上昇の兆しも見えはじめ、僕の心配も杞憂に終わりつつあった」[1]と振り返っている。同曲はベスト・アルバムSELECTION 1973-78[注 2]に『SONG IS LOVE』[注 1]よりも演奏のテンポが少しアップされ、ボーカルも異なるテイクで収録されたほか、後に小田がアルバム『LOOKING BACK 2[注 3]でセルフカヴァーした。

「あなたがいれば」は、後にアルバム『JUNKTION[注 4]に収録されたが、間奏部にギター・ソロのパートが追加されたアレンジで再録音された。

両曲ともベースを5人目のメンバーとなる清水仁が弾き、このシングルで後の正式メンバー5人が全員揃った。

収録曲

[編集]

SIDE A

[編集]
  1. こころは気紛れ KOKORO WA KIMAGURE
    作詞・作曲:小田和正、編曲:オフ・コース
    シングル・ヴァージョン

SIDE B

[編集]
  1. あなたがいれば ANATA GA IREBA
    作詞:小田和正、作曲:鈴木康博、編曲:オフ・コース、ストリングス & ウッドウインド編曲:鈴木康博
    シングル・ヴァージョン

スタッフ

[編集]
  • プロデュース : 武藤敏史、小田和正、鈴木康博

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b SONG IS LOVE1976年11月5日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72212
  2. ^ SELECTION 1973-781978年5月5日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-80015
  3. ^ LOOKING BACK 22001年5月16日発売 Little Tokyo ⁄ FUNHOUSE CD:FHCL-2018
  4. ^ JUNKTION1977年9月5日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72269

出典

[編集]
  1. ^ 『オフコース / Three and Two』株式会社八曜社、1979年、235-239頁。 

外部リンク

[編集]