β-ナフトールメチルエーテル
表示
β-ナフトールメチルエーテル β-Naphthol methyl ether | |
---|---|
2-メトキシナフタレン | |
別称 2-ナフトールメチルエーテル; 2-ナフチルメチルエーテル; Nerolin; Yara yara | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 93-04-9 |
PubChem | 7119 |
ChemSpider | 6852 |
| |
| |
特性 | |
化学式 | C11H10O |
モル質量 | 158.2 g mol−1 |
外観 | 白色の結晶[1] |
融点 |
72~73℃[1] |
沸点 |
274℃[1] |
水への溶解度 | ほぼ不溶[1] |
有機溶媒への溶解度 | フタル酸ジエチル、熱したアルコール、油類に可溶。冷えたアルコールには4%ほど |
危険性 | |
引火点 | 111℃[1] |
半数致死量 LD50 | >5g/kg(ラット、経口)[1] |
関連する物質 | |
関連する異性体 | C11H10Oを参照 |
関連物質 | β-ナフトール β-ナフトールエチルエーテル β-ナフトールイソブチルエーテル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
β-ナフトールメチルエーテル(英: β-Naphthol methyl ether)は、化学式C11H10Oで表される有機化合物である。
用途
[編集]純粋なものはネロリやアカシアのような香りを持つが、低純度のものは粗い香気となる。石鹸・洗剤をはじめとする家庭用品向け香料や、マスキング香料として使用される。「ネロリン」「ヤラヤラ」などの商品名がある[1]。
製法
[編集]β-ナフトールとメタノールを硫酸の存在下で加熱、もしくはアルカリの存在下で硫酸ジメチルでメチル化したのち、再結晶して精製する[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年。ISBN 4-87326-460-X。