ŁKSコマースコン・ウッチ
ŁKSコマースコン・ウッチ | |
---|---|
原語表記 | ŁKS Commercecon Łódź |
ホームタウン | ウッチ |
クラブカラー | 白、赤、黒 |
創設年 | 1908年 |
所属リーグ | ポーランド女子バレーボールリーグ |
代表者 | Hubert Hoffman |
監督 | Alessandro Chiappini |
ホームアリーナ | アトラス・アリーナ |
ŁKSコマースコン・ウッチ(ŁKS Commercecon Łódź)は、ポーランドのウッチを本拠地として活動する女子バレーボールチームである。2024/25シーズンはポーランド女子バレーボールリーグ1部に所属する。
歴史
[編集]1908年設立。1929年からバレーボール部門の活動をはじめたが第二次世界大戦後、長らく活動できなかった。クラブ設立50年を迎えた1958年にRyszard Felisiakが監督として再びバレーボール部門の活動を再開させた。その10年後の1968年にポーランド国内リーグのトップカテゴリーに昇格を果たした[1]。1976年、ポーランドカップで優勝し、チーム初のタイトルを獲得。1981/82シーズンのポーランドリーグで準優勝し、1982/83シーズンのポーランドリーグで初優勝を果たした。1980年代後半の国内リーグでは1985/86シーズンで準優勝、1986/87、1988/89シーズンで3位に入るなど上位をキープするが、優勝からは遠ざかっていく。その後、チーム運営の資金不足により国内リーグのトップカテゴリーには1992/93シーズンで撤退し、活動休止していた。2001年に活動を再開したが、2006年は3部リーグへの降格となってしまった。このような苦難の状況の中でもウッチスポーツ・クラブと地元のバレーボールの関係者は、セクションの再建に向けて努力をやめなかった。その努力が実り、2010年にはウッチスポーツ・クラブの伝統を引き継ぐŁKSバレーボール女性部門が発足。2013/14シーズンには国内リーグの2部カテゴリーに参戦し、2015/16シーズンの国内2部リーグでは優勝を果たし、遂に23年ぶりとなるトップカテゴリーへの昇格を果たした。有力選手の獲得もあって、2017/18シーズンのオーレンリーガではレギュラーラウンドを22勝4敗の3位で通過すると、セミファイナルではKSディヴェロプレス・ジェシュフに2勝1敗で勝ち越し、ファイナルへ進出。決勝ではグルパ・アゾティ・チェミック・ポリツェに敗れたが準優勝の成績を残すまでにチーム成績を回復させた。2018/19シーズンのオーレンリーガではレギュラーラウンドを16勝6敗の3位通過し、クォーターファイナルでBKSビェルスコ=ビャワに、セミファイナルではKSディヴェロプレス・ジェシュフに勝利。ファイナルではブドフラニ・ウッチに3戦ともにフルセットで勝利し、36年ぶりの優勝へ返り咲いた。2020/21シーズンのタウロンリーガではレギュラーラウンドを15勝7敗の4位で通過し、セミファイナルでKSディヴェロプレス・ジェシュフに惜しくも敗れて3位となった。また、欧州チャンピオンズリーグに出場した。2022年からはイタリア人のAlessandro Chiappiniを監督に招聘し[2]、2022/23シーズンのタウロンリーガではレギュラーラウンドを19勝1敗の圧倒的な成績で首位通過し、クォーターファイナルでKSパワツ・ブィドゴシュチュに、セミファイナルでBKSビェルスコ=ビャワを寄せ付けず、ファイナルではKSディヴェロプレス・ジェシュフに3勝し4年ぶりの優勝を果たした[3]。
主な成績
[編集]- 優勝 - 1982/83、2018/19、2022/23シーズン
- 準優勝 - 1981/82、1985/86、2017/18シーズン
- 3位 - 1984/85、1986/87、1988/89、2019/20、2020/21、2021/22シーズン
ポーランドカップ
- 優勝 - 1975/76、1981/82、1985/86シーズン
- 準優勝 - 2017/18、2022/23、2023/24シーズン
登録選手
[編集]2024/25シーズンの登録選手は次の通り。
バレーボールの ポジション |
---|
|
背番号 | 名前 | ポジション | 身長 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | マリア・ステンゼル | リベロ | 1.67 | |
2 | Aleksandra Matusiak | セッター | 1.85 | |
3 | Nikola Jęcek | リベロ | 1.70 | |
4 | Marlena Kowalewska | セッター | 1.76 | |
5 | レジアーネ・ビディアス | アウトサイドヒッター | 1.90 | |
6 | Anna Obiała | ミドルブロッカー | 1.87 | キャプテン |
8 | スザンナ・ゴレツカ | アウトサイドヒッター | 1.81 | |
9 | Natalia Dróżdż | ミドルブロッカー | 1.90 | |
10 | Anastasiia Hryshchuk | オポジット | 1.88 | |
12 | Daniela Cechetto | オポジット | 1.88 | |
13 | Angelika Gajer | セッター | 1.72 | |
15 | クラウディア・アラギェルスカ | ミドルブロッカー | 1.90 | |
16 | Lana Ščuka | アウトサイドヒッター | 1.86 | |
17 | Sonia Stefanik | ミドルブロッカー | 1.91 | |
41 | ナタリア・メンジク | アウトサイドヒッター | 1.84 |
主な歴代所属選手
[編集]
|
|
|
脚注
[編集]- ^ “Historia”. 2024年12月10日閲覧。
- ^ “ŁKS Commercecon Łódź 2022/23: Kinga Drabek i Alessandro Chiappini po otwartym treningu” (2022年8月18日). 2024年12月10日閲覧。
- ^ “ŁKS Commercecon mistrzem TAURON Ligi, a sezon w PlusLidze się nie kończy! Będzie piąty mecz o brąz!” (2023年5月13日). 2024年12月10日閲覧。