ヒ酸銅(II)
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ヒ酸銅(II) | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 7778-41-8 |
PubChem | 26065 |
ChemSpider | 24279 |
UNII | EV78GZO3YS |
特性 | |
化学式 | Cu3(AsO4)2 |
モル質量 | 468.48 g/mol |
外観 | 青色または青緑色の粉末 |
密度 | 5.2 g/cm3 |
融点 |
1100 °C, 1373 K, 2012 °F |
水への溶解度 | 不溶 |
溶解度平衡 Ksp | 7.95×10−36[1] |
溶解度 | アンモニア、希酸に可溶 |
危険性 | |
許容曝露限界 | TWA 1 mg/m3 (as Cu)[2] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ヒ酸銅(II)(Copper arsenate)は、青色または青緑色の粉末で、水やアルコールに不溶で、アンモニア水や希酸に可溶である。化学式は、(Cu3(AsO4)2·4H2OまたはCu5H2(AsO4)4·2H2O)で、CAS登録番号は7778-41-8または10103-61-4である。
利用
ヒ酸銅(II)は、農業で用いられる殺虫剤である。また、除草剤、殺菌剤、殺鼠剤としても用いられる。ナメクジの餌の毒としても用いられる。
シェーレグリーンという色素として用いられる亜ヒ酸銅(Copper arsenite)とは、別の物質である。
天然の存在
ヒ酸銅(II)の無水物はラメル石、四水和物はローランド石という鉱物として天然に存在する。
関連化合物
水酸化ヒ酸銅または塩基性ヒ酸銅(Cu(OH)AsO4)は、CAS登録番号が16102-92-4の塩基性の関連化合物である。オリーブ銅鉱という鉱物として天然に存在する。殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤として用いられるが、タイでは2001年に使用が禁止された。
関連項目
出典
- ^ John Rumble (June 18, 2018) (English). CRC Handbook of Chemistry and Physics (99 ed.). CRC Press. pp. 5–188. ISBN 978-1138561632
- ^ NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0150