カービィ
カービィ (Kirby) は、任天堂のゲームソフト『星のカービィ』シリーズ及び同名のテレビアニメ及びコミック『かっとび星のカービィ』、『星のカービィ(コミックス)』、『星のカービィ ウキウキ大冒険』、『星のカービィ デデデでプププなものがたり』、『星のカービィ プププランドの仲間たち』、『星のカービィ プププランドは大騒ぎ』、『星のカービィ カービィとデデデのプププ日記』、『星のカービィ!も~れつプププアワー!』の主人公として登場する架空のキャラクター。ゲーム、及びアニメでの声優は大本眞基子である。
概要
吸い込みやコピー攻撃で敵と戦う正義の味方。ピンク色(初期設定では黄色)で丸く、とても大食い。その理由は体の中が宇宙である為(アニメ版の設定)。 身長は30cm(http://www.nintendo.co.jp/nom/0003/miryoku/index.html によると約20cm)で、好きな食べ物はマキシムトマト、嫌いな物は毛虫。住所はポップスターのプププランド(アニメでは、その一地域であるププビレッジのはずれに住んでいる)。通称はピンクの悪魔(星のカービィスーパーデラックスにて)。
元々はアクションゲームのキャラクターだったが、体が丸い特性を生かしてピンボールやブロックボール(ブロック崩し)のようなボールゲームにも進出した。
カービィのキャラクターデザインは、当時HAL研究所の開発ディレクターであった桜井政博によるものであり、桜井の言によれば、初期のプレゼンテーションの際に打たれたドットそのものであったという。
開発当初は子供に覚えやすい名前にしようと「ポポポ」と呼ばれ、商品名も「ティンクルポポ」としていた。「デデデ大王」や「プププランド」はこれの名残りと思われる。しかし、任天堂から発売されるにあたり日米のタイトルを統一しようということで「カービィ」の名が与えられた。その由来は、同名メーカーの掃除機("Kirby")が米国で有名であったからとも、米国において任天堂の訴訟を担当していた弁護士のジョン・カービィ氏からとられたからとも言われるが、真相は定かではない。
米国でも「星のカービィ(Kirby's Dream Land)」が発売されたが、その当時の色は白だった。これは、日本での発売前は桜井のみがカービィがピンクだと思っていたらしく、米国のほうでその間違いが伝わるのが遅かったため、パッケージには白のまま発売されてしまったためである。後に、ピンクに直された。
原作のゲームではゲームボーイ版「星のカービィ」が発売された4月27日が誕生日と設定されている。
好きな言葉は「明日は明日の風が吹く」(スマブラ拳の投稿への桜井政博の返信より)。
小学館の雑誌の付録の本によると、星の花から生まれ、誕生直後は虫より小さく吸い込みも弱かったという。ちなみにこの設定は本の作者がHAL研のスタッフに聞いたものらしい。
普段は小さくて可愛らしい口をしているが、吸い込みをすると同時に自分の体より少し小さいくらいに大きく広がり、巨大なモノも一瞬にして口中に入れることが出来る。「星のカービィ鏡の大迷宮」からはさらに大きく口が広がるようになったが、吸い込むのにも体力が要るらしく、しばらく吸い込みを続けているとくたびれてしまう。
『ゼルダの伝説 夢を見る島』にも大鷲の塔(レベル7ダンジョン)で敵として特別ゲスト出演したことがある。
敵の代わりに空気を吸い込むと、風船のように膨らんで空を飛行することができ、その空気を吐き出せば立派な武器である「空気弾」になる。「星のカービィ64」では、なぜか長時間は飛行出来なかった。
コミックの「星のカービィ(コミックス)」、「星のカービィ ウキウキ大冒険」「星のカービィ デデデでプププなものがたり」、「星のカービィ プププランドの仲間たち」、「星のカービィ!も~れつプププアワー!」においては歯があるが、アニメ版では無いことがシナリオ上で確認されている(第32話)。(注:原作のゲームでは不明だが、「星のカービィ64」においてはカービィが食べかけの林檎を持っているシーンがあり、同ゲームにおいては歯か歯に代わるものが口内にある可能性がある)
ゲームでは敵に触れたり(上に乗ろうとしたり)、攻撃を受けると痛がる。(左下の「いてっ」等)
ステージをクリアーしたり、ボスを倒すと必ずといっていいほど分身2人を入れて3人か、ソロでダンスをする。
吸い込んだ敵の能力を吸収する特技のこと。基本はBボタンによる攻撃だが、一部ソフトはコマンド入力によってさまざまな技が使える。 ただし、敵によっては能力がない場合(スカ)もある。以下では基本的にその作品で初登場するコピー能力を挙げるが、特筆すべき事項がある場合はその限りではない。
- ビーム
- ワドルドゥなどからコピー。鞭のようなビームを放つ。斜め上から斜め下へ、広く攻撃できる。
- レーザー
- レーザーボールからコピー。光線を真っ直ぐ発射する。弾速は早いが細いため、空中の相手には当てづらい。斜面に当たると反射する。導火線に火をつけられる。
- カッター
- サーキブルなどからコピー。ブーメランを投げつける。一定距離を飛んだ後、真っ直ぐに戻ってくる。カッターは、キャッチしなかった場合、そのまま飛んでいく。壁などに当たると落下する。
- ファイア
- ホットヘッド、バーニンレオからコピー。火を吐いて攻撃する。導火線に火をつけられる。
- バーニング
- フレイマー、ボボなどからコピー。全身を炎で覆って体当たり攻撃。能力使用中はほぼ無敵。導火線に火をつけられる。特定のブロックを破壊できる。
- アイス
- ペンギー、Mr.フロスティなどからコピー。吹雪を吐いて攻撃する。当たった敵は凍りつき、それに触れると前に飛ばすことができる。
- フリーズ
- チリー(一部例外)などからコピー。自分の周りに氷雪を発生させて攻撃する。当たった敵は凍りつき、それに触れると前に飛ばすことができる。
- スパーク(プラズマ)
- スパークはスパーキー、プラズマはプラズマウィスプなどからコピー。放電して自分の周りを攻撃する。
- ニードル
- スパイニーなどからコピー。全身からトゲを生やして攻撃する。
- ストーン
- ロッキーなどからコピー。石になる。ななめになるところがるが、その状態中は完全無敵(接触すると投げ飛ばされる中ボスやデデデ大王の吸い込み攻撃などは防ぐことが出来ない)。空中で使って下にいる敵を押しつぶすのが主な使い方。特定のブロックを破壊できる。杭を打つことが出来る。
- ホイール
- ウィリーなどからコピー。車輪に変身して、高速移動しつつ敵に体当たり攻撃をする。能力使用中は、ほぼ無敵。特定のブロックを破壊できる。
- ハイジャンプ
- スターマンからコピー。高くジャンプして体当たり攻撃。上昇中は攻撃判定がある。能力使用中は無敵。
- トルネード (星のカービィ 夢の泉デラックスからトルネイド)
- ツイスターなどからコピー。高速回転して自らを竜巻と化して体当たり攻撃。能力使用中は無敵(夢の泉では中ボス以上の敵には効かなかった)だが、少し扱いづらい。しかし夢の泉デラックス以降からは機動性が改良され、その高い攻撃性能のおかげで以降のシリーズにおける殆どのボスに無傷で勝ててしまうという、考えようによってはシリーズ中最強のコピー能力である。そのため上級者からは敬遠されがちで、逆に初心者にとってはどうしても勝てないボスを倒せるようにするための救済策として使用されている。
- ボール
- バブルスからコピー。ボールになり、飛び跳ねて攻撃する。上下移動速度が一定以上のときに体当たりすることで攻撃する。威力が高い。後のボールゲームシリーズではボールのコピー能力を持たなくてもボールになることができる。
- バックドロップ
- バグジー(一部例外)からコピー。前方に突進して敵を掴んだ後、任意の方向に叩きつける。敵を掴んでる間は無敵となる。
- スロウ
- ローリングタートルなどからコピー。敵を吸い込んで掴んだ後、任意の方向に投げ飛ばす。投げ飛ばされた敵は貫通弾となる。特定のブロックを破壊できる。敵を掴んでる間は無敵となる。
- ソード
- ソードナイト、ブレイドナイトなどからコピー。ソードで斬りつける。ジャンプ中に使うと回転しながら斬る。水中でも使用可。
- パラソル
- ジャンパーシュート、ドリフターなどからコピー。パラソルで叩く。空中では自動的にパラソルが開いて、ゆらゆらとゆっくり落下できる。上からの攻撃を防ぐこともできる。水中でも使用可
- ハンマー
- ボンカースからコピー。ハンマーで叩く。空中で使うと振り回す。水中でも使用可。杭を打ったり、特定のブロックを破壊できる。
- ユーフォー
- ユーフォーからコピー。UFOになる。チャージ量を変えることでビーム、レーザー、通常弾、貫通弾を使い分けられる。また、空を自在に飛べる。その強力な性質のせいか、これになったステージをクリア・脱出するとノーマル状態に戻ってしまう。貫通弾は特定のブロックを破壊できる。
- マイク
- ウォーキーなどからコピー。マイクを使って音痴な歌と大声で画面内の敵全てに攻撃する。ただし使えるのは3回限り。
- クラッシュ
- ボンバーなどからコピー。大爆発を起こして画面内の敵全てに攻撃できる。ボスクラスにもダメージを与えられる。1回きりの使い捨て。導火線に火をつけられる。
- ライト
- クールスクープからコピー。暗い場所を明るく照らす。特定のエリア専用で1回限りの使い捨て。ダメージは与えられない。
- スリープ
- ノディからコピー。コピーした瞬間に眠るマイナス能力。敵に当たるか、一定時間経つと解除されて目を覚ます。
- ボム
- 爆弾を投げつける。その場に置くこともできる。爆弾を投げずにずっと持っておくと自爆してしまう。
- ニンジャ
- くないを投げたり、壁に張り付いたりと、忍者特有の技を使う。
- ウイング
- 羽根を飛ばして攻撃したり、アクロバットな体当たり攻撃をする。飛行速度が格段に上がる。
- ヨーヨー
- ヨーヨーを投げて攻撃する。
- プラズマ
- 十字ボタンを押しまくることでたまる溜め具合によって攻撃方法が変わるプラズマで攻撃する。5段階まである。威力が非常に高くかなり人気のコピー技。
- ミラー
- 敵の攻撃を反射する攻撃を撃つ。分身もできる。
- ファイター
- 殴る、蹴る、投げると言った格闘攻撃をする。
- スープレックス
- 敵を掴んだ後、任意の方向に叩きつける。ストンピング攻撃もできる。
- ジェット
- ジェット噴射による体当たり攻撃をする。また、ホバリングもできる。
- コピー
- 特殊な光線を当て敵の能力をコピーする。効果自体は敵を吸い込んでコピーするのと変わらないが、吸い込めない敵からもコピー可能。
- コック
- 画面内にいる敵を料理して、回復アイテムに変えてしまう。1回きりの使い捨て。
- ペイント
- 絵の具を飛ばして攻撃する。画面全体を攻撃し、隠れた敵を見つけたり目潰しすることができる。特定のボス専用で1回きりの使い捨て。
- ファイア
- 「バーニング」と統合。
- クリーン
- 箒で地面を掃いて、舞い上がった埃で攻撃する。
そのほか仲間キャラとの合体で48種類の技を使用可能。詳しくは星のカービィ3を参照。
- エンジェル
- 天使の羽根が生え、弓矢を撃って攻撃する。
- ミサイル
- ミサイルに変身して体当たり攻撃。軌道は調節可能。
- スマブラ
- 大乱闘スマッシュブラザーズDXで使う技を使って攻撃する。ただしトルネイドと同じく異常に高い攻撃性能を誇るため、コアな上級者からは敬遠されがちである。
- マジック
- 使うと敵全滅、回復といった効果がランダムに現れる。1回きりの使い捨て。
- ミニマム
- 小さくなる。普段通れない隙間にも入れるようになるが、一部のアクションが使えなくなる。ダメージも与えられない。部屋を移ると元に戻る。
- マスター
- ラスボス「ダークマインド」戦で使用する"万能の剣"。倒した後は通常面でも使用可能。
- コピー能力の中では最強。いろいろな技が使える。
- メタルブロックを破壊可能。くいを打てる。導火線に火をつけられる。水の中でも使える。
- バルーン
- ぷっくりとふくらんで地面や虹のラインにあたると大きくはずむ。大きさは三段階まで変える事ができる。3段階目でカービィをタッチすると破裂して元に戻る。その際、周囲の敵をしびれさせることが出来る。
コピー能力を2つ組み合わせる、コピー能力ミックスが使える。詳しくは星のカービィ64を参照。
- これに登場するコピー能力はすべて何らかのアレンジが加えられている。また、巻物を取ることで能力をパワーアップできる。
- アニマル
土を掘って進む。
- バブル
泡を吹き出し、コピー能力シャボンなどをつくる。
- メタル
メタルになって進む。
- マジック
使いきりではなく通常のコピー能力として登場。
- ファイア
- 「バーニング」と統合。
- ミックスコピー
- ファイアソード
炎の剣で切り裂く。導火線に火を付ける事が出来る。
- アイスソード
氷の剣で切り裂く。攻撃すると敵が氷付けになる。
- サンダーソード
雷の剣で切り裂く。
- アイスボム
爆風に当たると氷つく。
- サンダーボム
床などが鉄で出来ているステージで爆発すると電気が走る。
- ゴースト
カービィが幽霊になり、敵に取り憑いて操る。しかし、中ボス以上には取り憑けない上、梯子を降りることが出来ないので、使用範囲は限られている。
- トリプルスター
ギャンブルギャラクシーでダークドロッチェを倒したときに出てくる。3つの星がカービィを追尾し、その星に当たった敵はダメージを受ける。Bボタンを押せば普通に攻撃する事ができる。星のカービィ 鏡の大迷宮に出てきたマスターよりは能力が落ちる。
その他
ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
※他のキャラクターの能力をコピーした能力。
- ファイアボール(マリオ、ルイージ)
- ジャイアントパンチ(ドンキーコング)
- ブーメラン(リンク)
- チャージショット(サムス)
- たまご産み(ヨッシー)
- ブラスターショット(フォックス)
- でんきショック(ピカチュウ)
- ファルコンパンチ(キャプテンファルコン)
- PKファイヤー(ネス)
- はたく(プリン)
大乱闘スマッシュブラザーズDX
- クッパブレス(クッパ)
- キノピオガード(ピーチ)
- 弓矢(リンク)
- ブラスター(フォックス、ファルコ)
- PKフラッシュ(ネス)
- アイスショット(アイスクライマー)
- ネールの愛(ゼルダ)
- 仕込針(シーク)
- カプセル(ドクターマリオ)
- 魔人拳(ガノンドロフ)
- 炎の弓矢(こどもリンク)
- シャドーボール(ミュウツー)
- シェフ(Mr.ゲーム&ウォッチ)
- でんげき(ピチュー)
- シールドブレイカー(マルス)
- エクスプロージョン(ロイ)
- ころがる(プリン)
カービィがカービィを吸い込んでもなにもコピーできない。但し相手のカービィが何らかの能力をコピーしている場合のみ、64版ではその能力を奪取でき、DXではその能力をコピーすることが可能。
大乱闘スマッシュブラザーズX
- ???(メタナイト)
- ???(ピット)
- ???(ゼロスーツサムス)
- ???(ワリオ)
- ???(ソリッド・スネーク)
星のカービィ(テレビアニメ)
一般公募から選ばれたものを以下に記す。上に挙げたものも作中で使われている。
- バトントワリング
- バトンを振るって光線を放ち、敵に浴びせて操る。
- トップ
- コマを飛ばし、這ったものを切り裂いて攻撃する。
- ウォーター
- 水を吐いて攻撃や防御を行う。
- アイアン
- 鋼鉄の杖で攻撃を跳ね返したり、鋼鉄化して転がる。
ラスボス技
- スターロッド(夢の泉の物語、星のカービィスーパーDX、夢の泉DX、アニメ)
- 先端に星型の造形物が付いた杖。夢の泉の物語、夢の泉DX、アニメ版星のカービィで、最終ボス「ナイトメア」を倒すときに使用した。振ることによって星を発射する。夢の泉の物語ではコピー能力パネルの絵に魔女の帽子をかぶっている絵があったが、夢の泉DXやアニメでは帽子はかぶらない。夢の泉にスターロッドがあることでプププランドの住民は良い夢を見ることが出来るため、とても大切なものである。スーパーDXの銀河にねがいをでは、冒険をする様々な星のステージをクリアしたあとに来る場所に夢の泉と共に存在している。このため、様々な星にスターロッドがあることが分かる。これはスマッシュブラザーズDXのフィギュア名鑑で明らかにされた設定である。アニメでは、ナイトメアが見せた悪夢の中でワープスターを吸い込むことによって作られた。
- 虹の剣(星のカービィ2)
- 星のカービィ2の舞台となる虹の島々の所々にある、虹のしずくが集まって出来たもので最終ボス「ダークマター」を倒す時に使用。爆弾のようなものを弾いたり、直接斬りつけることで攻撃できる。敵の攻撃を跳ね返し大ダメージを与えることも可能。
- スターシップ(星のカービィスーパーDX)
- 大彗星ノヴァを倒す時にシューティングで使用。一直線に弾を発射し、斜め下、斜め上にも散弾が飛ぶ。連射可能。
- ラブラブステッキ(星のカービィ3)
- ポップスター各地の人々の気持ち「ハートスター」がひとつとなった姿。これを用いてカービィとグーイは「ゼロ」と戦った。先端にハートスターのついた杖状のものをカービィが使用。グーイはリアルダークマターの羽のようなものを装着。
- クリスタル+リボン(星のカービィ64)
- 星のカービィ64の最終ボス「ゼロ2」を倒すときに使用する特殊なミックスコピー能力。各所に散らばったクリスタルが再び一つになったことによって本来の力を取り戻し、そこにリボンの飛行能力を合わせた能力である。カービィの手に銃型に変化したクリスタルが装備され、羽根が伸びて飛行能力の向上したリボンがその後ろから支える。自由に飛行しながらクリスタルを射出することが出来る。弾数は無制限。
- マスターソード(星のカービィ鏡の大迷宮)
- メタナイトから投げ渡される剣を取ることによって発動する能力。通常のソードを凌ぐ万能の剣である。最終面「ディメンションミラー」における最初の戦闘後、メタナイトからカービィへ託される。これを使って最終ボス「ダークマインド」に挑むが、他のラスボス用のコピー能力と違い、別に使用せずに解除してもダークマインドと戦う事ができる。また、ダークマインドを倒すと通常面でも使用可能となるため、ラスボス技であると同時にご褒美でもある。なお、アニメでメタナイトが使っていた宝剣ギャラクシアとは別物である。
- トリプルスター(星のカービィ参上!ドロッチェ団)
- ダークドロッチェとの戦闘後、ドロッチェを操っていたダークゼロを倒すため、ドロッチェからカービィに託された杖。文字通り3つの星がカービィのまわりを飛んでおり、ちょっとしたバリアーの役割を果たす。「夢の泉の物語」の『スターロッド』に似た能力だが、星を一定間飛ばしたあとカービィのところへ戻ってくる。ダークゼロを倒した後、条件を満たすことによって通常面でも使用可能となる。『マスターソード』に比べ技のバリエーション、威力が劣る。
関連キャラ
- カービィの仲間たち
- カービィにはリック、クー、カイン、ナゴ、チュチュ、ピッチとグーイという仲間たちがおり、カービィの手助けをする。詳しくは「カービィの仲間たち」を参照。
- デデデ大王
- プププランドの大王にしてカービィのライバル。星のカービィで敗北したあと、彼に勝つために猛特訓をしたとされている。星のカービィ2、星のカービィ3では真のラスボスに操られていた表のラスボスとして登場。星のカービィ64では一転して仲間となる。最近ではライバルの座を後述のメタナイトに奪われてしまったようで、星のカービィ 参上! ドロッチェ団ではレベル1のボスキャラに格下げになってしまった。
- メタナイト
- 現在のカービィのライバルとされている騎士。星のカービィ 夢の泉の物語で初登場。星のカービィ スーパーデラックスではプププランドを征服するためにメタナイト軍団を結成して登場。アニメや星のカービィ 鏡の大迷宮では仲間とされている。星のカービィ 参上! ドロッチェ団ではカービィの行く手をさえぎるボスとして登場するものの、プププランドを守るための行動であり、完全な敵ではないと思われる。
- ナイトメア
- ゲームでは『星のカービィ 夢の泉の物語』のラスボスとして登場。プププランドの住人を悪夢で苦しめようと企んでいた。
- アニメでも黒幕として登場。自身が作り出した魔獣で宇宙を支配しようと「ホーリーナイトメア社」を設立し、銀河対戦ではメタナイト卿らが率いる星の戦士との戦いに勝利した。その後、一時停滞していたが、再び勢力を拡大。デデデ城のデリバリーシステムを利用して魔獣を送り込み、プププランドを支配しようとする。詳しくはアニメでの設定を参照。
- ちなみに「ナイトメア(nightmare)」は日本語で「悪夢」という意味である。
- ダークマター族
- 邪悪な黒い雲から生まれた生命体の種族。様々な惑星に流れ着いては黒い雲を撒き散らし、自分達の住みやすい暗闇の世界に変えてしまう。他人に乗り移る憑依能力を持ち、思いのままに操る事ができる。場合によっては体の一部が変化することがあり、例としてデデデ大王は星のカービィ3において、腹に現われた目玉から黒い雲の塊を発射し、腹の模様が巨大な口に変形した事がある。星のカービィ 参上! ドロッチェ団に登場したラスボス、ダークゼロ(名前や赤い瞳、同じ憑依能力などから恐らくゼロの亜種と思われる)を含めるとカービィとは3作に渡る因縁を持つ一族である。彼らの親玉として3のゼロ、64のゼロツーの2体が存在し、それぞれ部下としてダークマター(2,3)、ミラクルマター(64)が仕えている。ダークゼロは過去に「大いなる力が手に入る秘宝」として宝箱に封印されていたため、事実上部下が一人もいない。
テレビアニメ「星のカービィ」におけるカービィ
カービィは、テレビアニメ「星のカービィ」の主人公である。英名は"Kirby"。声優は大本眞基子。
概要
ホーリー・ナイトメア社からデデデ大王を介してプププランドに送り込まれる魔獣から村の平和と安全を守る正義のヒーロー。しかし、後述の理由から自分自身では敵と味方の区別をつけられず、敵であるデデデ大王の命令に従ってしまうこともしばしば。同じ理由で言葉も「ぽよ」としか喋ることができない。ただし、まれに誰かが発した簡単な単語や、人の名前、技の名前などを片言で喋ることもできる。そのため、親友であるフームやブンが、カービィが戦うときのサポートに当たっており、吸い込みを促したり、ワープスターを呼んだりしている。
出自
実はカービィ自身も数百年前にナイトメアの魔獣として作られた一匹である。しかし、生まれつき正義の心を持っていたため、ナイトメアに反抗してその要塞を追われた。その後、どこからか手に入れた宇宙艇の中で、正義の味方・星の戦士に必要な能力を高めるための眠りについた。しかし、ナイトメア勢力の活動が突然急激に活発化し、カービィは予定よりも200年早く目覚めてしまった。そのため彼は宇宙艇の操縦法やエネルギーの源・ワープスターの操り方はおろか、言葉を喋ることすらもできないまま、魔獣の送り込まれている国・プププランドに不時着した。
戦法
敵と戦うときにはコピー能力を使う。これは敵の体の一部や機械・道具などを息と共に吸い込み、その特長を自身に移し取る能力で(変身のとき、視聴者に能力名を紹介する目的でカービィが変身のレパートリー名を話す)、炎を吸い込んで変身する「ファイヤーカービィ」、傘を吸い込んで変身する「パラソルカービィ」、剣を吸い込んで変身する「ソードカービィ」など、20種類以上の変身レパートリーがある。前述と同じ理由で、変身中に技を出すときにはしっかりとその名前を叫ぶ(心の声が視聴者に伝わっているためと説明されている)。
その他トリビア
- 食べることと寝ることが大好き。どんなにまずい食べ物でも、大喜びで食べる。しかし、激辛カレーを食べてあまりの辛さで火炎を吹いたり(29話)、焼き芋を食べてシャックリが止まらなくなった事がある(73話)。他にも魔獣から出されたパイがあまりにもまずすぎたため食べなかったことがある(57話)。
- ゲーム版星のカービィやコミック版で好きだとされていた歌はあまり歌わなくなっている。しかし、「マイクカービィ」に変身したときは別で、その強烈な歌声で敵味方問わず苦しめる。最終的には歌っていた城が崩壊するほどの破壊力を持つ。
- ゲーム版星のカービィでは若者という設定だが、アニメ版では人間なら4~5歳くらいの子供だという設定になっている。(200年早く目覚めてしまった為)