宮城県古川高等学校
宮城県古川高等学校 | |
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過去の名称 |
宮城県尋常中学校志田郡立分校 宮城県中学校志田郡立分校 宮城県第三中学校 県立宮城県第三中学校 宮城県立古川中学校 宮城県古川中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 宮城県 |
学区 | 宮城県 |
理念 |
「志懐霜雪」 (三国志) |
校訓 |
「質実剛健」 「学問尊重」 「自主自律」 |
設立年月日 | 1897年 |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 |
栗原分校 一迫分校 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 04105A |
所在地 | 〒989-6155 |
宮城県大崎市古川南町二丁目3番17号 北緯38度34分14.7秒 東経140度57分23.6秒 / 北緯38.570750度 東経140.956556度座標: 北緯38度34分14.7秒 東経140度57分23.6秒 / 北緯38.570750度 東経140.956556度 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
宮城県古川高等学校(みやぎけん ふるかわこうとうがっこう、英称:Miyagi Prefectural furukawa High School)は、宮城県大崎市にある男女共学の県立高等学校。
通称は「古高」(ふるこう・ふるたか)、または「古川高」(ふるかわこう)。「学問探究」を標榜する学舎として知られている。
宮城県教育委員会の「進学拠点校等充実普及事業」・「魅力ある県立高校づくり支援事業」・「授業力向上支援事業」にも指定されている。2017年度には欧州連合主催の「EUがあなたの学校にやってくる」実施校にも選ばれた。
沿革
年表
年号 | 沿革 |
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1897年(明治30年)4月1日 | 宮城県尋常中学校志田郡立分校と称し創立される。 |
1899年(明治32年)4月1日 | 宮城県中学校志田郡立分校と改称する。 |
1900年(明治33年)4月1日 | 宮城県第三中学校として独立する。 |
1901年(明治34年)4月1日 | 宮城県第三中学校と改称する。宮城県第三中学校栗原分校(宮城県築館高等学校)設置。 |
1901年(明治34年)7月1日 | 県立宮城県第三中学校と改称する。 |
1904年(明治37年)4月1日 | 栗原分校が独立し宮城県第五中学校と改称。 |
1907年(明治40年)6月1日 | 宮城県立古川中学校と改称する。 |
1919年(大正8年)10月10日 | 宮城県古川中学校と改称する。 |
1948年(昭和23年)4月1日 | 学制改革により宮城県古川高等学校と改称する。 |
1997年(平成9年)11月6日 | 創立百周年記念式典を挙行する。 |
2005年(平成17年)4月1日 | 男女共学開始。 |
概要
- 1897年に宮城県尋常中学校志田郡立分校として創立。旧制第三中学,古川中学などを経て1948年4月1日新制の高等学校に移行、宮城県古川高等学校。創設以来男子校だったが2005年に男女共学になる。2016年現在、普通科で各学年6学級編成。宮城県古川高等学校卒業生は全日制課程19,340名 定時制課程(1963年度まで)369名の計19,709名、旧制中学時代の宮城県古川中学校の卒業生は4,126名になる。およそ120年の歴史と伝統を誇り各界に卒業生を送り出している。中国の故事に習い蛍と雪を校章にしている[1]。
古高伝統「志懐霜雪」の精神
- 本校と縁深かった第20代内閣総理大臣、高橋是清が古川高校に伝えた伝統の精神「心中には霜雪の如く厳しくも清らかな志を抱き」(三国志)。本校中5回卒業生の吉野信次の部下である第56代内閣総理大臣、岸信介も同じく部下である本校中29回卒業生の代議士、本間俊一に同じ言葉の書を送っている。古川出身の吉野作造も古川高校の生徒たちに自分の精神と志を伝えたとされている。
教育目標
教育基本法及び学校教育法に定められた高等学校教育の目的並びに目標を達成するために本校として次の目標を定める。
(1)健全な心身の育成
- 清潔にして健全な品性を養うよう心がけるとともに、進んで心身を鍛え、質実剛健の精神を身につけるよう努める。
(2)真実の追求
- 学問尊重の気風を興し、自発的学習意欲を高め、謙虚に真実を追求する態度と適正な判断力を養うよう努める。
(3)自主性の養成
- 自主自立の精神を養い、自己の能力の伸長に努め、適正に応じた進路の実現を図る。
(4)人格の尊重
- 正しく自己を愛するとともに、他を愛することのできる豊かな愛情を育て、お互いに信頼し合える誠実な頼もしい人となるよう努める。
(5)人類への貢献
- 文化国家の形成者としての社会的使命を自覚して文化の発展に寄与し、更に国際社会への視野を広げ、世界の平和と人類の幸福の為に貢献する。
努力目標
学習指導
- 1、平常授業体制を強化する。
- 2、自主的な学習姿勢の育成に努める。
- 3、個に応じた指導を工夫、整備する。
進路指導
- 「学問尊重」を第一とする本校は「授業第一主義」の方針を立て大学受験対策の知識は「通常の授業」のみで習得でき京都大学、東京大学、国公立大学医学部、その他 国公立大学。慶応大学、早稲田大学などの私立大学にも十分対応できるように「基礎学力の充実」をはかり「朝学習・7時間授業・0.8時間授業」、「蛍雪講座・小論文対策講座・その他多くの課外授業・進路講演会・長期休暇の勉強合宿・大学教授出前講座・大学見学会」、「進路の手引き(シラバス)・先輩からの便り・進路ニュース」の発行、「進路指導室・進路資料室」などの設置を行い「第一志望大学」に現役合格させることを目的に進学指導をしている。
- 以前は業者模試の他に「三校連合模試」(石巻高校・築館高校・古川高校)による独自の合同模試が定期的に行われていたが現在は中止されている。
- 2017年度から各地域の進学拠点校(白石高校・気仙沼高校・佐沼高校・古川黎明高校・石巻高校・古川高校)の六校による難関大学志望者による合同勉強合宿が行われており勉強以外にディスカッションなども行われている。
キャリアセミナー
- 本校ではただ単に大学進学させるのではなく将来どのような「専門職・研究者」になって社会活動を送るのかということを考えて自分の進むべき進路を決め「正しい場所で正しい方向性を持った努力」をさせるための職業教育をしており様々な分野で活躍する本校OB・OGなどによる講演会や外部講師によるセミナー、職場見学会などを行っている。
シティズンシップ教育
- 本校では2017年度からイギリスで必須化されている「若者を立派な大人にするための総合的な取り組み」(シティズンシップ教育)を導入した人材育成をしている。
国際交流
進路状況
- 2018年の国公立大学合格実績は79人(現浪合計)、現役66人、浪人13人。
- 主な現役合格先(宮城教育大8、岩手大8、山形大6、宮城大5、東北大4、弘前大4(うち医1)、秋田大3、秋田県立大3、福島大3、以上3名以上合格大学。他、東京学芸大2、新潟大2、埼玉大2、筑波大1、千葉大1など)。
- 2018年の私立大学合格実績は309人(現浪合計)、現役282人、浪人27人。
- 主な現役合格先(東北学院大75、宮城学院女子大22、東北福祉大17、東北工大13、石巻専修大8、尚絅学院大7、東洋大6、文教大6、国際医療福祉大6、駒沢大5、東海大5、神田外語大5、桜美林大5、仙台白百合女子大5、以上5名以上合格大学。他、早稲田大1(社学1)、明治大2、青山学院大3、中央大2、法政大4、日本大3、専修大2、神奈川大4、同志社大1、東北医科薬科大4(薬4)、北里大3(獣医3)など)。
- 上記人数には推薦・AO入試を含む。東北大や早稲田大をはじめとする難関大学にも合格者を出している。※学校公式サイト「H30年卒業生 合格先一覧.pdf」参照。
指定校推薦
- 早稲田大学、その他多数。
学習環境
- 蛍雪会館二階の蛍雪学習室、図書館、指定空き教室(全て冷暖房完備)を早朝昼放課後休日に開放しており職員室滞在の教員にも質問は自由で「自学自習」の学習環境は整っている。休み時間や蛍雪会館一階の食堂で食事をしながら勉強している者、通学帰宅時の新幹線や電車やバスの中でも時間を惜しんで勉強している光景も見られ学問尊重の気風と伝統が漂った校風の学校である。古川駅前のふるさとプラザ4階に自習室が置かれ新幹線・電車・バスの待ち時間も有効に活用できる。
生徒指導
- 1、個人の特徴を十分に生かした生徒指導を行うために、生徒一人ひとりに対する理解を深める。
- 2、生徒活動などを通じて、共同生活の基本的生活習慣を体得させ、かつ教師と生徒との人間的なふれ合いを深めて、学校生活を充実させる。
- 3、服装・言語・生活態度などの指導を適切に行い、質実剛健をもって自発的に規律を守る自主的な人間を育成する。
基礎データ
校風・建学の精神
- 「自由の学風」を建学の精神とし「質実剛健」「文武両道」を教育の旨としている。生徒と教師は「自由(リベラル)な校風」のなかで「自主自律の精神」に従い「勉学・部活動・学校行事・趣味・その他の社会活動(留学・ボランティアなど)」に積極的に取り組み、様々な経験をしながら教養を深め、「三育併進」(智力・気力・体力)ともに優れたバランスの良い調和の取れた豊かな人間性を持った人材の育成に努めている。
校訓
- 「質実剛健」
- 「学問尊重」
- 「自主自律」
校歌・図南歌
- 1910年4月制定、作詞者は本校で国語・英語の教諭を務めていた星合愛人、作曲者は東京音楽学校教授の田村虎蔵。田村は本校の他に東京都立上野高等学校校歌の作曲もしている。また図南歌という母校への思いを込めた曲もあり、第二校歌ともいわれる位置づけで歌い継がれている。作詞は中学第42回の卒業生、作曲はそのときの物理担当の教諭による[2]。
象徴
校章
- 「晋の車胤は貧しくて油が買えず蛍を集めて、その明かりで勉強し、晋の孫康も雪明りで勉強し、ともに後に大成した」(晋書・蒙求)の「蛍雪の功(蛍窓雪案)」空しからずの中国の故事と本校の学問尊重の気風が融和し「蛍雪章」となった。蛍雪章は「真理追求」の情熱を示している。「蛍雪章」を校章としているのは本校の他に愛媛県今治西高校がある、月刊誌『螢雪時代』(旺文社)。古高生は「蛍雪健児」(けいせつけんじ)とも称される。
校旗
- 紫地に月桂樹の葉と中の文字を染め抜いている。
応援団旗
- 紫紺を地に蛍雪章を描いたものが使用されている。
スクールカラー
- 紫紺。
- 校章や校旗の他、部活動のユニホームの校章のマークに紫紺の色が使われており、校舎も薄紫色である。
通称
- 通常は「古高」(ふるこう)の通称で呼ばれているが宮城県古川工業高等学校の「古工」(ふるこう)と区別する為に(ふるたか)とも呼ばれる。同じ意味合いで群馬県立高崎高校は(たかたか)、前橋高校は(まえたか)、埼玉県立熊谷高校、熊本県立熊本高校は(くまたか)、県内では仙台市の仙台高校が(せんたか)と呼ばれている。
服装
- 男女とも私服。
兄弟校・姉妹校
- 兄弟校:宮城県築館高等学校(宮城県築館女子高等学校・宮城県築館高等学校瀬峰校)
- 兄弟校:宮城県一迫商業高等学校
- 姉妹校:愛媛県立今治西高等学校
文庫
- 『守屋文庫』
- 中2回卒業生守屋栄夫から寄贈。
- 『杉野目文庫』
- 「Boys,be ambitious in Ⅽhrist」(青年よ、大志を抱け) ウィリアム・スミス・クラークの名言で有名な北海道大学、杉野目晴貞総長から昭和35年以降二回にわたり貴重な蔵書三百冊の寄贈があり、杉野目文庫として生徒の勉学、心の支えとし蛍雪魂を養うのに活用されている。
- 『森先生記念文庫』
揮毫
- 『志懐霜雪』
- 『行之貴日新』
- 後藤新平による揮毫、本校校長室に飾ってある。
千里始足下 高山起微塵 吾道亦如此 行之貴日新 |
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- 白居易続座右銘[3][4]の一部で、読み方は「千里も足下より始まる 高山も微塵より起こる 吾が道もまたかくのごとし これを行いて日々に新たならんことを貴ぶ」、意味は「千里の道も一歩から、何事も新しい気持ちで取り組むことが大切である」(老子)
- 『不撓不屈 』
学校林
- 大正天皇即位記念として同窓会が三本木長に購入した山林に1915年11月職員、生徒、同窓会員の寄付による杉苗500本を移植した。翌年3月に2100本を植え付け、更に4月、21年5月松苗1000本を植えて植林は終了した。40年後、校長公舎新築の際の財源となった。その伐採跡には昭和28年4月、赤松4500本、杉1000本を捕植した。平成元年に伐採し、平成2年、杉、ヒノキを捕植し現在に至っており、山林の所有名義は同窓会会長となっている。
有桓寮
- 大正時代に遠隔地から通学する生徒のために二階建ての洋風館の寄宿舎を建設。収容人数50名
財団法人古川高等学校育英会
- 中五回卒の亀谷徳兵衛から1977年クラブ活動の助成に2000万円の寄贈があり、財団法人古川高等学校育英会を設立。その利子をクラブ活動で成績顕著な生徒10名以内に贈りクラブ活動の向上に役立てている。高24回卒の小嶋進が旧古川女子高校のクラブ活動の向上にと毎年100万の寄贈をしていた。
キャンパス構成
- グラウンドやテニスコート3面、野球場(第二グラウンド)、ハンドボールコート、体育館、第二体育館、相撲場、プール施設などがある。校舎、家庭科棟などに分かれる。他には、同窓会館である蛍雪会館や凌雲文化センターやトレーニングセンター、運動部室棟、文化部室棟、シャワールームなどが設置されている。鬼首かむろ山小屋がある。
周辺環境
- キャンパス西側には古川星陵病院、セブンイレブン、郵便局、古川信用金庫、瑞泉寺。北側には福祉施設Fプラザ、公園、緒だえ川、市役所、七日町、東側にはファミリーマート、ウジエスーパー、七十七銀行、古川駅があり市の中心部に位置し大変便利な環境に位置している。
設置学科
- 全日制課程
廃止された課程
年間学校行事
前期 | 4月 | 入学式、始業式、新任式、応援練習、PTA総会、築高定期戦 |
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5月 | 大崎地区総体、面談週間、吹奏楽部定期演奏会、舟形山遠足1年 | |
6月 | 県高校総体、仙台駅前総体エール、第1期考査、生徒総会、避難訓練 | |
7月 | 東北高校総体、古高祭(文化祭)、全校集会、東北大オープンキャンパス、1~2年学習合宿、保護者面談、3年夏季課外 | |
8月 | インターハイ、3年夏季課外、全校集会、体育大会 | |
9月 | 第2期考査 | |
後期 | 10月 | 後期始業式、芸術鑑賞会、面談週間 |
11月 | 避難訓練・防災教室、大学出前講座、第3期考査、 | |
12月 | 2年修学旅行、全校集会 | |
1月 | 全校集会、センター試験 | |
2月 | 前期高校入試、第4期考査、同窓会入会式 | |
3月 | 卒業式、後期高校入試、修業式、吹奏楽部スプリングコンサート |
宮城県築館高等学校とは、全校を挙げた「古高・築高定期戦」(古川高校では「築高戦」、築館高校では「古高戦」と呼ばれる)が毎年4月に開催されている。通算成績は41勝16敗3分。近年、少子化による生徒数の減少や、両校の生徒数の差などから試合を出来ない競技などもあり全体のバランスが悪くなってきており、今までの伝統に加えて、かつては勉学の定期戦をしていた県内の同じ旧制中学の石巻高校を誘って三年に一度の自校開催で三つ巴の「三校定期戦」にして総当たりの大会にした方が良いとの案も出ている。
定期戦・仙台駅前総体エール
- 築館高校定期戦
- 毎年4月末に兄弟校である宮城県築館高等学校と伝統行事の「築高定期戦」を地区総体(5月半ば)・県総体(6月初め)・東北総体(7月)・インターハイ(8月)の前哨戦として行なっている。この行事に向け、新入生は朝昼放課後の応援練習に励み校歌、図南歌、他数曲の応援歌を覚え古高生の自覚と誇りを身につける。本校入学の登竜門であり最大のイベントでもある。競技種目は以下の13競技20種目で行われ勝ち越した方が総合優勝となる。競技以外にも両校生徒会長による舌戦や、両校応援団による応援合戦なども見物である。県内では本校の定期戦と同じ形態で行われている白石高校と角田高校の「白角定期戦」(1963年~)も大変有名である。
- 野球(男子・第1回~)
- サッカー(男子)
- ラグビー(男子)
- ソフトテニス(男子)
- ソフトテニス(女子)
- バスケットボール(男子・第1回~)
- バスケットボール(女子)
- バレーボール(男子・第1回~)
- バレーボール(女子)
- ハンドボール(男子・第1回~)
- バドミントン(男子)
- バドミントン(女子)
- 卓球(男子・第1回~)
- 卓球(女子)
- 剣道(男子・第1回~)
- 剣道(女子)
- 相撲(男子・第1回~)
- 柔道(男子・第1回~)
- 綱引き(男子)
- 綱引き(女子)
- 小牛田農林高校剣道定期戦
- 過去に宮城県小牛田農林高等学校と毎年、両校剣道部同士の対抗戦をしていたが現在は中止されている。対戦成績は本校剣道部が一度も勝つことが出来ず不本意な結果となっており本校剣道場には「克励」「打倒小牛田」の垂幕があり目標とし活動している。小牛田農林高等学校剣道部は全国制覇もしている高校剣道界の「名門校」である。
- 仙台駅前総体エール
- 毎年6月初めの宮城県高校総体当日に仙台駅前ペデストリアンデッキで総体エールを行っている(宮城県の高校では本校だけに許可されている伝統行事)。仙台在住のOB・OGなども数多く訪れ杜の都仙台の風物詩にもなっている。
生徒会活動、部活動
- 生徒会活動
通常の生徒会活動は生徒会執行部が行う。行事活動には別に有志による運営委員会を発足させ、立案から実行までを行う。生徒会誌「凌雲」の発行。
- 應援團
古高には、常設の應援團があり、1年間を通して活動を行う。団員は詰襟学生服に身を包み、エールや校歌等を歌ったりして応援する。四月の「築高定期戦」と六月の「仙台駅前総体エール」を中心に活動し、他の部から要請があれば、試合会場に行き応援することがある。応援活動の基礎になっているのは「クラス回り」である。応援団は評議委員会によって定められた團則に沿って活動している。
- 古川高等学校校歌・応援歌一覧
- 校歌 (作曲は東京音楽学校教授田村虎蔵)
- 図南歌
- 凱歌
- 古高の本領
- 一般応援歌
- 球技部の歌
- 野球部の歌
- 卓球部の歌
- 剣道部の歌
- 柔道部の歌
- 山の神
- 海の神
- 大崎の勇者
- オールボイス拍手
- 若きわれら
- 古高節
- 春になったら私は帰る (作詞作曲はシンガーソングライターのさとう宗幸)
- 運動部
- 文化部
- 同好会
- 専門部
歴代校長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 出身校 | 備考 |
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1 | 下条幸次郎 | 明治.30.4 | 明治33.4 | ||
分校主事 | 森慎一郎 | 明治.30.4 | 明治32.7 | ||
2 | 小林満三郎 | 明治.33.4 | 明治36.3 | 著書に「内題次行」、「小学教員必須」がある | |
3 | 石井要 | 明治.36.4 | 明治38.3 | ||
4 | 児玉実徳 | 明治.38.34 | 明治2.3 | ||
5 | 糟谷宗資 | 明治.42.3 | 大正3.2 | ||
6 | 河合絹吉 | 大正.3.2 | 大正.4.10 | 著書に「漢詩句法新説」などがある | |
7 | 安部虎之助 | 大正.4.10 | 大正.9.6 | ||
8 | 小松崎亮太郎 | 大正.9.6 | 大正.12.3 | 大阪府立天王寺高等学校時代の教え子に第26代横綱の大錦卯一郎がおり、1920年に本校相撲場の土俵びらきをしてもらった歴史がある、著書には「代数学教科書補充」がある | |
9 | 山下勝太郎 | 大正.12.3 | 昭和.2.9 | ジャーナリストで思想家の徳富蘇峰と親交があり、蘇峰あての書簡が現存する。 | |
10 | 武智啓次郎 | 昭和.2.9 | 昭和4.4 | ||
11 | 畑平次 | 昭和.4.4昭 | 和7.7 | ||
12 | 土井賢士 | 昭和.7.7 | 昭和10.4 | ||
13 | 相原賢蔵 | 昭和.10.4 | 昭和19.5 | ||
14 | 高野正己 | 昭和.19.7 | 昭和21.3 | 東京帝国大学国文科 | 国文学者、児童文学者、著書に『古事記物語』などがある。東京女子医科大学名誉教授、高野辰之は養父。福島県立相馬高等学校出身。 |
15 | 浅野直久 | 昭和.21.4 | 昭和22.2 | 著書に「六の転機」がある | |
16 | 池村豊次郎 | 昭和.22.2 | 昭和24.3 | ||
17 | 長田雅太郎 | 昭和.24.3 | 昭和27.4 | ||
18 | 小圷洋 | 昭和.27.5 | 昭和36.3 | 東京大学 | |
19 | 村上忠孝 | 昭和.36.4 | 昭和40.3 | ||
20 | 一場武之 | 昭和.40.4 | 昭和43.3 | 宮城県学校給食会理事長 | |
21 | 小野寺明男 | 昭和.43.4 | 昭和45.3 | 論文に「幼稚園と小学校との関連」 | |
22 | 駒板泰一 | 昭和.45.4 | 昭和49.3 | 宮城県総合教育センター初代所長 | |
23 | 大場岩夫 | 昭和.49.4 | 昭和51.3 | ||
24 | 小野善次 | 昭和.51.4 | 昭和53.3 | ||
25 | 岡本精一 | 昭和.53.4 | 昭和58.3 | ||
26 | 佐藤友美 | 昭和.58.4 | 昭和60.3 | ||
27 | 齋藤富二 | 昭和.60.4 | 昭和62.3 | ||
28 | 庄子典男 | 昭和.62.4 | 平成元.3 | ||
29 | 大槻勇 | 平成元.4 | 平成4.3 | 東北大学 | 59年に第2回日本化学会化学教育有功賞受賞(化学教育における新しい教材の開発) |
30 | 渋谷候夫 | 平成元.4.4 | 平成7.3 | 東北大学 | |
31 | 高橋健三 | 平成元.7.4 | 平成9.3 | 東北大学 | |
32 | 久保田齋 | 平成9.4 | 平成11.3 | 東北大学 | |
33 | 大沼康哉 | 平成11.4 | 平成14.3 | 東北大学 | |
34 | 二宮景喜 | 平成14.4 | 平成16.3 | 国際基督教大学 | |
35 | 鈴木克之 | 平成16.4 | 平成18.3 | 岩手大学 | |
36 | 山本照夫 | 平成18.4平 | 成21.3 | 東北大学 | |
37 | 佐々城洋 | 平成21.4.1 | 平成23.3.31 | 東北大学 | |
38 | 鈴木悟 | 平成23.4.1 | 平成27.3.31 | 山形大学 | |
39 | 浅野悟 | 平成27.4.1 | 平成28.3.31 | 東北大学 | |
40 | 金和弘 | 平成28.4.1 | 平成30.3.31 | 東京理科大学 |
歴代同窓会会長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 |
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1 | 糟谷宗資 | 明治.30.4 | 明治33.4 |
2 | 河合絹吉 | 明治.33.4 | 明治36.3 |
3 | 阿部虎之助 | 明治.36.4 | 明治38.3 |
4 | 小松崎亮太郎 | 明治.38.3 | 明治42.3 |
5 | 山下勝太郎 | 明治.42.3 | 大正3.2 |
6 | 武智啓次郎 | 大正.3.2 | 大正.4.10 |
7 | 畑平次 | 大正.4.10 | 大正.9.6 |
8 | 土井賢志 | 大正.9.6 | 大正.12.3 |
9 | 山下勝太郎 | 大正.12.3 | 昭和.2.9 |
10 | 相原賢蔵 | 昭和.2.9 | 昭和4.4 |
11 | 高野正己 | 昭和.4.4 | 昭和7.7 |
12 | 池村豊次郎 | 昭和.7.7 | 昭和10.4 |
13 | 佐々木忠右ェ門 | 昭和.10.4 | 昭和19.5 |
14 | 佐藤宗樹 | 昭和.19.7 | 昭和21.3 |
15 | 今野慶太郎 | 昭和.21.4 | 昭和22.2 |
16 | 米城一善 | 昭和.22.2 | 昭和24.3 |
17 | 野村喜太郎 | 平成5 | 平成17 |
18 | 渡辺義之 | 平成18 | 平成28 |
19 | 伊藤貞嘉 | 平成29 |
著名な関係者
- 高橋是清 -(第20代内閣総理大臣)
- 後藤新平 -(初代満鉄総裁)
- 河野広中 -(第11代衆議院議長)
- 荒井泰治 -(貴族院議員、台湾貯蓄銀行頭取)
- 片山哲 -(第46代内閣総理大臣)
- 岸信介 -(第56・57代内閣総理大臣)
- 坪内逍遥 -(小説家)
- 吉野作造 -(東京大学教授)
- 田村虎蔵 -(作曲家)
- 大錦卯一郎 -(第26代横綱)
著名な教職員
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出身者
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社会運動
政治
- 中島鵬六 - 中2(国会議員、弁護士)
- 守屋栄夫 - 中2(国会議員、ジュネーブ国際会議日本代表)
- 佐々木家寿治 - 中4(国会議員、宮城県知事)
- 吉野信次 - 中5(商工大臣、運輸大臣、愛知県知事、参議院議員団会長、満州重工業開発副総裁、日本団体生命保険取締役会長、武蔵大学学長/吉野作造の弟)
- 三浦義男 - 中12(国会議員、宮城県知事)
- 三春重雄 - 中25(日本社会党宮城県本部委員長、河北新報社厚生部部長/第46代内閣総理大臣片山哲の甥)
- 本間俊一 - 中29(国会議員、自由党副幹事長、通産政務次官/宮城県知事、本間俊太郎の父)
- 伊藤宗一郎 - 中40(第69代衆議院議長、防衛庁長官、科学技術庁長官、宮城県名誉県民)
- 猪股洋文 - 高22(加美町町長)
- 中島源陽 - 高37(宮城県議会議長)
- 石山敬貴 - 高40(国会議員)
行政
- 守屋和郎 - 中3(外交官、アフガニスタン大使、満州国参事官)
- 三浦篤 - 中5(宮内官僚、内蔵頭、帝室林野局長官)
- 鹿野軍勝 - 高13(外交官、コロンビア大使、バチカン大使)
- 佐野好昭 - 高28(宮城県副知事)
経済
- 柳沢七郎 - 中7(住友金属工業社長)
- 早坂順一郎 - 中19(東北放送社長)
- 多藤省徳 - 中33(極洋副社長、顧問)
- 今野栄喜 - 中40(旭化成副社長、蝶理社長)
- 早坂啓 - 中42(德陽シティ銀行頭取)
- 京極昭 - 中47(Jリーグベガルタ仙台社長、河北新報社顧問)
- 三浦澄能 - 高1(住友電設社長)
- 佐藤進 - 高3(東急レクリエーション社長)
- 中川裕雄 - 高5(アンリツ社長)
- 高橋俊裕 - 高10(トヨタ自動車常務取締役、東京トヨペット社長、トヨタアドミニスタ社長、日本郵政公社副総裁)
- 石森令一 - 高24(東北インフォメーション・システムズ社長、東北電力常務取締役、東日本放送番組審議会委員)
- 細谷浩司 - 高30(ブラジル日本通運社長)
法曹
- 高橋勝夫 - 中48(弁護士、仙台弁護士会会長)
- 青木正芳 - 高6(弘前事件・松山事件弁護士、日本弁護士連合会副会長)
- 田村幸一 - 高24(裁判官、高松高等裁判所長官)
- 我妻崇 - 高25(弁護士、日本弁護士連合会副会長)
医療
- 寺坂源雄 - 中19(京城医学専門学校教授、日本薬理学会会長)
- 石崎允 - 高9(腎臓透析の世界的権威、腎臓移植功労者)
- 遠藤渉 - 高17(地域医療従事者、気仙沼市立病院院長)
- 及川真一 - 高19(日本医科大学名誉教授、日本糖尿病合併症学界会会長)
- 伊藤貞嘉 - 高24(高血圧学会の世界的権威、東北大学理事、名誉教授)
- 力山敏樹 - 高33(自治医科大学付属さいたま医療センター教授、副センター長)
学界・研究
- 杉野目晴貞 - 中11(北海道大学総長、有機化学者)
- 祇園寺信彦 - 中28(東北大学名誉教授、西洋史学者)
- 永沢幸七 - 中29(東京家政学院大学名誉教授、心理学者)
- 袖井林二郎 - 高1(法政大学名誉教授、国際政治学者)
- 及川馥 - 高2(茨城大学人文学部名誉教授、フランス文学者)
- 高橋勇悦 - 高6(東京都立大学 (1949-2011)名誉教授、社会学者)
- 加藤孝義 - 高7(東北大学名誉教授、心理学者)
- 大森英樹 - 高9(東京理科大学名誉教授、数学者)
- 石川力山 - 高10(駒沢大学仏教学部教授、仏教学者)
- 菅井秀郎 - 高14(名古屋大学工学部教授、工学者)
- 佐々木力 - 高17(中国科学院教授、元東京大学教養学部教授、科学史家)
- 今川和彦 - 高23(東京大学大学院農学生命研究科教授、獣医学者)
- 千葉惠 - 高25(北海道大学教授、哲学者、倫理学者)
- 今野一宏 - 高29(大阪大学大学院理学研究科教授、数学者)
教育
- 鈴鴨清美 - 高5(宮城教育大学副学長)
- 渡辺義之 - 高11(宮城県教育委員会教育次長)
- 大沼直紀 - 高12(筑波技術大学学長、東京大学先端科学技術研究センター客員教授)
- 佐々木義昭 - 高18(宮城県教育委員会教育長)
芸術・文化
- 佐藤宏[要曖昧さ回避] - 高10(画家)
- 金沢茂 - 高18(東京交響楽団首席トロンボーン奏者)
- 相澤政宏 - 高39(東京交響楽団首席フルート奏者)
- 成田博之 - 高39(声楽家、バリトン歌手)
- 牛渡克之 - 高40(東京吹奏楽団ユーフォニアム奏者)
- 大和田雅洋 - 高41(サクソフォーン奏者、洗足学園音楽大学准教授、東京藝術大学講師)
- 伊藤圭 - 高48(NHK交響楽団首席クラリネット奏者)
- 佐藤健悦 - 高48(漫画家)
- 小野洋一郎 - 高49(漫画家)
- 本田勇介 - 高55(ピアニスト)
- 芳賀史徳 - 高55(日本フィルハーモニー交響楽団副首席クラリネット奏者)
- 佐藤直幸 - 高60(テノール歌手)
芸能
- さとう宗幸 - 高19(シンガーソングライター、OHバンデス司会者)
- 渡辺勝彦 - 高30(タレント)
- 菅原大吉 - 高31(俳優、あまちゃん出演者)
- 蓮つかさ - 高61(女優、宝塚歌劇団月組男役)
マスコミ
- 佐々木欽三 - 高8(NHKプロデューサー、広報事業局長)
- 佐々木敦 - 高14(NHKアナウンサー)
- 岩渕勝好 - 高16(ジャーナリスト、産経新聞論説委員、東北福祉大学教授、川崎医療福祉大学教授、厚生労働省社会保障審議会人口部会委員)
- 佐々木恒美 - 高19(河北新報社報道部長、論説委員長)
- 岩瀬昭典 - 高22(河北新報社総務局長、東京支社長、論説委員)
- 保科修也 - 高25(NHK放送部番組制作担当部長)
- ツルシカズヒコ - 高26(編集者、『週刊SPA!』編集長)
- 横山義則 - 高36(東北放送東京支社報道部長、岩手めんこいテレビアナウンサー)
- 川上椋輔 - 高66(北海道文化放送アナウンサー)
技術開発
- 佐藤利三郎 - 中38(通信工学の権威、東北大学名誉教授、電波障害波自動計測化調査委員会委員長、不要電波問題対策協議会副会長)
- 斎藤馨 - 高1(本田技術研究所専務取締役エグゼクティブチーフアドバイザー、マン島TTレース優勝)
- 荒川忠一 - 高22(数値流体力学の権威、世界風力エネルギー学会副会長、東京大学名誉教授、京都大学特任教授、名古屋大学客員教授)
- 三神泉 - 高25(国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡建設プロジェクトリーダー)
スポーツ
- 伊達篤郎 - 中27(登山家、日本山岳協会最高顧問、仙台藩士会会長/伊達政宗の末裔)
- 鈴木徹 - 高2(プロ野球選手、大洋ホエールズ内野手)
- 伊藤春男 - 高2(プロ野球選手、毎日オリオンズ投手)
- 角田啓輔 - 高3(卓球日本代表)
- 佐々木桂二 - 高23(バスケットボール指導者)
- 千葉伸次 - 高37(バレーボール指導者)
- 相沢滋 - 高43(社会人野球選手、七十七銀行投手)
- 青柳力 - 高47(オリンピック日本代表専属トレーナー)
その他
同窓会組織
- 同窓会組織として「宮城県古川中学校・古川高等学校同窓会」(略称:古中・古高同窓会)があり、居住地域別・職域別・年次別・クラブ活動別などの同窓会がそれぞれ組織されており会報「螢雪」が年2回発行されている。
- 「地域別同窓会組織」
- 本部古高同窓会
- 在京古高同窓会
- 関西古高同窓会
- その他各地域別同窓会
- 「職域別同窓会組織」
- 各職業別・職場別同窓会(蛍雪会)
- 伝統的に公務員の世界に強い学校で国家公務員Ⅰ種試験にも合格者を出す。民間では地元の東北電力・七十七銀行・河北新報社などに卒業生が数多くおり同窓生どうしの繋がりの強い校風の学校として知られている。
- 「同期会」
- 各学年別同窓会
- 「部活動OB・OG会」
- 各部活動別同窓会
- 「関東在住四校合同同窓会」
- 「在京古高・築高同窓会」
- 関東在住の古川高校と築館高校の卒業生による兄弟校同士の合同同窓会を検討中で現在は役員どうしの交流になっている。
- 「古高・築高OB・OG戦」
- 全ての運動部ではないがラグビー部などをはじめ、いくつかの運動部でOB・OGによる定期戦が毎年行われている。
- 「ふるさと探訪ツアー」
- 「タカラジェンヌ蓮つかさ後援会」
- 「カンテル組」
- 本校元教諭の菅野照雄先生の教え子たちが作る会。
- 「憲法九条」を守る会
- 本校高6回卒の横山寛勝(元吉野作造記念館館長)が中心になって様々な活動をしているグループ。本校高17回卒の佐々木力(中国科学院教授、元東京大学教養学部教授)も「九条科学者の会」呼びかけ人を務めており、本校高1回卒の袖井林二郎(法政大学名誉教授)、本校高6回卒の青木正芳(弘前事件・松山事件弁護士、日本弁護士連合会(日弁連)副会長)、本校高7回卒の佐々木武彦(宮城県農業試験場所長)、本校高18回卒の笠松幸一(日本大学教授)、本校高19回卒のさとう宗幸(シンガーソングライター)、本校高22回卒の竹中英俊(東京大学出版会常務理事)も「九条の会」に賛同している。
アクセス
- 所在地
- 〒989-6155 宮城県大崎市古川南町二丁目3の17。
- 鉄道
- バス
- バイク
- 原則として本校までバイクにて直接通学することは禁止されている。ただし、遠距離通学者に限り最寄の駅まで利用することは許可されている。
脚注
- ^ 宮城県古川高等学校・学校案内
- ^ 宮城県古川高校学校案内/校歌
- ^ “国立高雄師範大学九十九学年度碩士班招生考試題” (PDF). 国立高雄師範大学. p. 1. 2018年3月24日閲覧。
- ^ レファレンス事例詳細 - レファレンス協同データベース