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足立倫行

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足立 倫行(あだち のりゆき、1948年3月25日 - )は、日本ノンフィクション作家。デビュー作の『人、旅に暮らす』以来、同時代人の生きる意味を探索している[1]

2003年より「境港フィッシュ大使」を務める[2]

来歴・人物

鳥取県境港市外江町出身。半農半漁の町で、沖行く船をいつも見ていた[3]。父は元・海軍軍人で、その後、海上自衛隊に入った[3]。祖父は貨物船の船乗りインドハワイに行っていた[3]

高校生のころ、当時住んでいた瀬戸内で、毎日暮れなずむ海を行き来する船を見て、「海洋学者になりたいな」と漠然と思っていた[3]

早稲田大学政経学部を中退[1]。世界を放浪する。『平凡パンチ』記者をつとめたのちフリーとなる[4]

ここ数年、日本古代史に関連する取材、執筆を続けている。2015年12月に、日本古代史シリーズの第3弾となる『血脈の日本古代史』(KKベストセラーズのベスト新書)を出版した。月刊ウェッジに著者インタビューを連載中。2015年12月より WEDGE Infinity に<足立倫行のプレミアムエッセイ>を連載開始。月刊『歴史街道』に2016年9月号の総力特集「邪馬台国と卑弥呼の謎」で監修・執筆を担当。

著書

  • 『人、旅に暮らす』日本交通公社出版事業局、1981年、のち新潮文庫、現代教養文庫
  • 『日本海のイカ 海からだけ見えるニンゲン社会の動悸』情報センター出版局、1985、のち新潮文庫
  • 『イカの魂 海から食卓までの「イカ読本」』情報センター出版局、1985年
  • 『一九七〇年の漂泊 Vaya con Dios』文藝春秋、1986年、のち文春文庫
  • 『人、夢に暮らす』新潮社 1988年、のち新潮文庫
  • 『横浜中華街(とんぼの本・佐藤和孝ほかの共著)新潮社、1988年
  • 北里大学病院24時 生命を支える人びと』新潮社、1989年、のち新潮文庫
  • 『アジアの人波、海の道』文藝春秋、1990年、のち 「アジア海道紀行」と改題して文春文庫
  • 『錦の休日 長期休暇に挑んだ課長たち』PHP研究所、1991年、のち新潮文庫
  • 『アダルトな人びと』講談社、1992年、のち講談社文庫
  • 『イワナ棲む山里』秋月岩魚写真 世界文化社、1992年
  • 『お父さんの心配』太田出版、1992年
  • 『妖怪と歩く 評伝・水木しげる』文藝春秋、1994年、のち文春文庫。(2010年に『妖怪と歩くドキュメント・水木しげる』新潮文庫として復刊)
  • 『こころの自分史 傑作選』(編著)新潮社、1995年
  • 『奥只見物語 イヌワシ舞う渓谷』秋月岩魚写真 世界文化社、1996年
  • 『森林ニッポン』新潮選書、1998年
  • 『海洋ニッポン 未知の領域に挑む人びと』岩波書店、2000年
  • 『船で暮らす地中海』講談社、2003年
  • 『親と離れて「ひと」となる』日本放送出版協会、2006年
  • 『悪党の金言』集英社新書、2009年
  • 『難治がんと闘う 大阪府立成人病センターの五十年』新潮新書、2010年
  • 『激変!日本古代史 卑弥呼から平城京まで』朝日新書、2010年
  • 『死生天命-佐久間艇長の遺書-』[1]ウェッジ、2011年
  • 『倭人伝、古事記の正体 卑弥呼と古代王権のルーツ』朝日新書、2012年
  • 『血脈の日本古代史』ベスト新書、2015年

脚注

  1. ^ a b 足立 倫行(新潮社)
  2. ^ 境港をPR!フィッシュ(FISH)大使制度を創設
  3. ^ a b c d 座談会 海へのロマン
  4. ^ 足立倫行とは - コトバンク

外部リンク

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