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絶体絶命でんぢゃらすじーさん

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絶体絶命でんぢゃらすじーさん』(ぜったいぜつめいでんぢゃらすじーさん)は曽山一寿漫画2001年10月号から現在まで『月刊コロコロコミック』、『別冊コロコロコミック』、『小学四年生』にて連載中である。過去には『小学三年生』、『ちゃお』や『週刊少年サンデー』にも掲載された。

概要

じーさんと孫が織りなす不条理ギャグコメディ。

第50回(平成16年度)小学館漫画賞児童向け部門受賞。テレビアニメ(テレビ東京系「ギャグコロスタジオ」内)やテレビゲーム、ホビーにもなった。「絶体絶命でんじゃらすじーさん」「絶対絶命でんぢゃらすじーさん」は誤字。

現在、おはスタの中で放送中 (7:00-7:02) 。2004年4月 - 2005年3月まではギャグコロスタジオで放送されていた。

コミックスは第4巻の時点で100万部を突破した。2010年3月現在、19巻まで発売中。14巻の時点で、連載200回を突破(記念パーティーもやったが、当時はまだ189回目だった)。

月刊コロコロコミック2010年2月号にて、3月号の掲載が最終回になることが発表された(09年12月号の扉絵でじーさんが「このマンガあと4回で終わるよー」と発言していた)。 しかし、月刊コロコロコミック3月号にて続編「でんぢゃらすじーさん邪」の連載が決定した。(内容は殆ど変わらないらしい)

人気・評価

『コロコロコミック』の中では長期連載の部類に入る。上位に掲載されていることが多く、時折表紙にも大きく書かれている。下ネタやブラックジョーク、ダジャレなどを主体とする。 『コロコロ』誌上アンケート1位を獲得した。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


主な登場キャラクター

じーさん(声優:中村大樹
世の中の危険から生き抜く方法を教える一人の老人(と自称するが、もっと危険になるのが本作の基本路線である)。年齢は不明[1]。一人称は「ワシ」で、語尾に「じゃ」とつける。5巻「ワガハイの変身じゃい!」以外ほとんど毎回登場する。基本的にボケ役だが、孫、校長が登場しない話の場合、ツッコミ役になる。ハラマキランニングシャツという格好をしている。たまに腕や足、体などがのびたり、コスプレ(ときには変身)したりする。手足に指は描かれることはなく、じゃんけんの時などは瞬時に「ぐー」などと書いて対応する。「孫爺砲」をはじめとする多数の奇抜な技をもつ。好きな言葉は酒池肉林、好きな食べ物はソース、好きな動物はイリオモテヤマネコで好きな駅は西日暮里駅、将来の夢は課長、F1カーのタイヤ。『コロッケ!』のゲームにゲスト出演したことがある。車や掃除機を改造したり家に自爆スイッチをとりつけたりすることから機械に関しては強いようだが、跳び箱を生まれて初めて見たり、バスケットボールのルールを知らなかったりとスポーツの知識についてはかなり疎い。 免許証を所持していないにも関わらず自動車の運転をした事もある[2]。マッスル竹田とステップ長谷川に医者のお金として1万円を渡したが、大長編では130円しか所持していなかった。
孫(声優:恒松あゆみ
じーさんの。普段じーさんのことを「おじいちゃん」と呼ぶが(第1期では「じいちゃん」と呼んでいる)、たまに「ジジイ」やキレた時に「クソジジイ」と呼ぶ事が多い。小学校5年生の男の子で、年齢は11歳程度。学校では5年1組に在籍。一人称は「俺」か「僕」。赤いジャケット(「邪」からは白)がトレードマーク(回によっては体操服パジャマ等を着る事がある)。特技は工作で体育が苦手。将来の夢はプロ野球の選手[3]。この漫画の登場人物の中では一番まともな感覚の持ち主であり(たまにじーさんのペースにつられておかしくなったりするが)、作中では主にツッコミ役担当となる。家族構成はじーさん以外不明(漫画の初期の方で母親に一声かけて学校に行ったり、母親にお使いを頼まれたりしているため、じーさんと2人暮らしというわけではないようである)。ギャグセンスが最悪(じーさん曰く「猫以下」)。じーさんに危険から生き抜く方法を教えてもらっているが、死ぬことが多い。普段じーさんより弱いがキレるとじーさんと同じ、またはじーさんよりも強い戦闘力をもつ。
校長→ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシン→元校長(声優:平野俊隆(第1期)→千葉繁(第2期以降))
孫の通っている学校校長。こちらも年齢は不明[4]しかし本人のミスでじーさんを新校長にしてしまったため現在は元校長。一人称は「我輩」。自分が一番偉くないと気がすまない性格で、気に入らない者を殺すこともあるが子供相手に2秒で負けるので自分がいちばん死んでいる。語尾に「じゃい」とつける。連載初期はじーさんと対等だったが、現在では調子に乗ってやられる役担当。因みに将来の夢は宇宙
読者アンケートにより、体や名前が変更される目にもあったりしていて特に名前が「ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシン」になった。その後何度か流用されたが、その内使われなくなり名前もいつのまにか「元校長」に変更。金が全くないと思われていたが「我輩に勝ったら100万円あげます」といって本当に払ったことから金はかなりもっているようだ。かといって大長編の時は140円しかなかった。
ゲベ(声優:太田哲治
のような外見の謎の生き物。じーさんの飼い猫。コミックス2巻「ゲベゲベじゃ!」が初登場。鳴き声は「ゲベ」だったが、最近は日本語をしゃべる(かなりの毒舌、ちなみに初登場時にも人間の言葉を一回だけ話した。)。作中では強い能力を持つキャラとして描かれる。戦車をつかったり口からミサイルを吐いたり耳からパンチが出たりととにかく色んな能力をもっている。レンタルビデオ屋にいったりパソコン操作もこなしたりと人間並みの行動もする。鼻くそ商売には人一倍興味を示す。他のキャラからは「ネコ」と思われている。しかし猫の言葉がわからない。ちなみに将来の夢はすき焼き(昔は弁護士)。彼より体長が数倍もある父親がいる。
最強さん
全身が黒で表現される、じーさんの近所に潜んでいる史上最強のおじさん。一人称は「俺」。初登場は2巻「最強さんじゃっ!」。普段外に出て、真の強さとは一体どんなものなのかと考えている。多くのキャラが成り行き上彼に挑んでいったが、誰1人として生きて帰ったものはいない。ただし、体の調子が悪いとすごく弱くなり、校長に負けるほどだった。全長は4メートル前後。嫌いな物は納豆。漫画の初期ではしゃべらなかったが、最近はテレパシーのようなものでしゃべる。また自分の家には普通に入れるが他の家に入ろうとすると踏み潰してしまう。
マッスル竹田(声優:坂口候一)とステップ長谷川(声優:太田哲治)
2年に一度コンビで登場する(2001年に初登場してからすでに4回登場している)。毎回冒頭のみの登場で他のレギュラーキャラより本編での活躍は無い。マッスル竹田は体力、ステップ長谷川は運動神経を売りにしている。長谷川は2007年12月号の時点では意味不明な理由(イノシシと結婚して何故か2秒で死亡した)で死亡しており遺影のみ登場した。なお、アニメ第1期では長谷川の名前がステップ鈴木に変更されている(本人も相当大ショックを受けていた)。
ちゃむらい
泣き虫の。一人称は「僕」。桃色のひょうたんに手足とにょろりとつきでた口がくっついたような外見をしている。なので一応を持っているが刀身はない。自分が弱虫なのをいいことに誰も相手にしてくれない。相当な泣き虫で歩くのが遅いだけで泣くが、他人が交通事故に遭うなど、自分の関係ないことでは絶対に泣かない。その他、他人に助けを求められても自分に関係ない限り絶対に助けないし、助かる方法を見つければ自分だけその方法で助かろうとするなど、エゴイストの一面を持つ。ただし、大長編第5弾だけは例外で、ゲベの危機的状況を目撃した際は、じーさんにそのことを報告しに行ったことがある。相手(じーさん)の耳元でこそこそと話す。特技は号泣。戦う相手はゴミ箱やパソコンといった家具・道具ばかり。ちなみに金は当初1円しかなかったが、後に3万円も貯める。またジャングルジムから出られなくなったりも。体の大きさは結構大柄だが体重は孫が持ち上げられる程軽い。腕を上下させるだけで飛行出来るという意外な一面も。冷蔵庫にすっぽりはまってしまう。
りゅぬぁってゃ
動物園園長をしている珍獣で、よく葉巻をくゆらしている。一人称は「私」。自分のことを人間だと強く主張しているが、口からレーザービームのような技を出せる上、怒ると人間とは思えない完全無欠の化け物になる。半魚人に容姿を変えて尻尾から大量のを出す技と水中でのように自由に動き回れる能力を得、水族館の園長にもなった。その後はじーさん達と遊んでいるシーンもあることから友人として扱われているようだ。「川井」と言う子供がいる。
近所のガキ
じーさんとたまに野球、砂遊びなどで遊ぶ無表情な2人組の子供。初登場は6巻「砂遊びにまぜてほしいんじゃっ!」。ゲベとは仲がいいらしく、ゲベ同様に毒舌。また、2人の内背の高い方はいつも左に、帽子をかぶっている方はいつも右にいる。2巻「校長と修行じゃっ!!」に登場した2人組の子供とは別人。じーさんには雑魚キャラ扱いされている。
作者(曽山)
この漫画の作者。やたらと邪険にされている。本編にちょくちょくに登場し、そやまんが(後述)でも登場している。コロコロのじーさん関連の特集やゲーム版の攻略本では「ソヤマ氏」と呼ばれている。アニメでは「とりあえず面白いこと言ってください」と言われ出演している。そのときいった言葉は、「もみもみ拳法食らえー!」らしい(なお、実際に「食らえ!もみもみ憲法!!」と言っている回が存在する)。
本当のおじいちゃん
最終回近くに登場。突如、孫の夢の中に現れた老人。顔、髪型が孫と相似している。実は70年後の世界から来た未来の孫であり、じーさんを思い出の桜の木に来させるため(過去の)孫に「本当のおじいちゃんはワシで、そいつ(じーさん)はニセモノだ」と嘘を言い、孫を連れ去った。役目を果たした彼は、じーさんに「久しぶりに会えてうれしかったよ」と言い残し未来に帰った。
おばあちゃん
11年前に死別したじーさんの妻。ちなみに命日は孫の誕生日でもある。じーさんとは、孫の夢の中にも出てきた桜の木の下で出会った[5]

これ以外にもその場限りのキャラクターが大量に存在する。大抵は名前が分からない上に、次回以降に登場することはほとんどない。ちなみに女性キャラクターはごく少数ほどしか登場せず、そのほとんどが女性どころか人間の形すらしていない。

大長編キャラクター

第1弾

セルフワン
地球から離れた惑星の宇宙人(どこの惑星出身かは不明)。一人称は俺。何事にも他人に頼る性格。部下は、後述のロボット軍団と校長を闇玉を喰らわせてパワーアップさせたブラック校長と前述のちゃむらいである。しかし、いずれも役に立たない。
各惑星に存在していた闇の石板を囲み闇の大魔王を復活させる事で、全宇宙を征服しようと企んでいる。部下達と共にあと2つとなった闇の石板のありかである地球にやって来る。その途中で闇の石板が変な用途に使われてしまう苦労も見せつつも、その力を使って闇の大魔王が復活する。しかし、他力本願な性格であるところをじーさんに指摘されたその直後に、闇の大魔王に光線を撃たれ、意識を失ってしまう。
闇の大魔王敗北後、宇宙船・セルフワン・スペース号はじーさんと孫を巻き込むかの様に大爆発してしまったが、無事に生存していた。そして、これからは彼の力で生きていく事を決意する。名前の由来は英語で「自ら」を意味する"oneself"のアナグラムからである。
黒色の長髪で(この髪型がわざぼーに登場する技神まーに酷似している)脳天に一本のアンテナを生やしている(このアンテナが何の意味を表すのかは不明)。
ロボット軍団
セルフワンの部下達。主の命令には忠実で、闇玉(これを喰らわすと心が闇に染まり、セルフワン軍の部下になる武器)を製造したのも彼らである。全員、人型であり人間の言葉を話し、バズーカ砲を所持しているが、じーさんの吐寫物を嫌がるなどロボットらしくない一面も見せる。
闇の大魔王
闇の石版の力により、封印の水晶の力により能力を封じられていた大魔王。一人称は俺様。その正体は物語冒頭からずっと文字を囲んでいた頭1つと長い両腕だけのメッセージウィンドウそのものであり、魔王としての正体を現した時は孫も驚愕した。
人類は利用してから殺すという魔王としての独自の考えを持っている。自分の力を取り戻すために利用したセルフワンを攻撃するも、セルフワンに殴られ気絶していたじーさんのパンチによって倒された。

第2弾

ドクタージョウ
世界一の科学者になる事が夢で、親友であったユウとどちらが夢を叶えられるかという競争を約束する。しかし彼が病死した事をきっかけに、世界一強い男になるという彼の夢を叶えさせる事を決意。
10年間の月日を経て、最強さんの腹の中でユウをロボットとして復活させる事に成功する(ゲベ曰く、彼の腹に菌が存在している)。彼の唯一の弱点「放たれた友情」を知っているが、「放たれた友情」=鼻水を彼に与えた為(じーさん曰く、あの鼻水がジョウとユウの繋がりと関係あるらしい)、性格が一変した彼に貫かれてしまう。じーさんが彼に本当の友情を教えた後、彼らを出口へと行かせ爆死したユウと共に死亡した。ちなみに名前の由来は「友情」の「情」からである。年齢は19歳である(この時9歳で、10年間の成長を遂げている為)。
悪の科学者を髣髴させる程の肩に棘が生えている白衣を着ており、変わった眼鏡を掛けている(10年前は普通の眼鏡を掛けていた)。髪の色は黄色で正面から見ると10年前の時と変わっていないが、髪を一本結びにしているのが覗かれる(その物語が掲載されている当単行本裏表紙にそれを解いているのが分かる)。
ユウ
放課後に逆上がりの練習で苦戦していた所をジョウと出会い、親友になった。世界一強い男になるのが夢であったが、突然病死してしまった。
あれから10年後、ジョウによってロボットとして復活したものの、10年前の記憶が失っている。彼の唯一の弱点は「放たれた友情」であり、ジョウの鼻水を浴びてしまい爆発。穏やかながら自分勝手で冷酷な性格から凶暴な性格に一変、じーさんとの戦いで共に戦うのが本当の友達と思い出した時点で、ジョウの事を思い自爆した。名前の由来は「友情」の「友」からである。享年は9歳であった。ドクタージョウからは、ユウちゃんと呼ばれている。因みに生前やロボットの姿と共に髪型は黒色おかっぱ頭である。
メカ軍団
ドクタージョウが造った最強のメカ軍団。前作のロボット軍団とは形がかなり違い、言葉を話す事はない。じーさんと孫の連携技(?)である必殺孫バットによって一掃された。

第3弾

夢見関
世界一の力士になる事が夢であったが、周りの者から馬鹿にされるという人生を送ったため、"時空の分かれ道(タイムフォークロードと呼ばれる)"という人生をやり直せる「夢」と「現実」の分かれ道の一つ、「現実の道」へいこうとしたが、その分かれ道に通じる扉には鍵がかかっており、その鍵穴には校長のとんがり頭が鍵にぴったりだった為、愛の告白(?)をして彼を連れ去った。登場直後は、年老いて弱くなっており、じーさんに2秒で負けるほどだったが、扉の中へ入ると若返って、転がってきた岩を素手で受け止めるほど強くなった。ゲベとじーさんに言われた言葉を通して、「夢」や「現実」よりも人生で一番大切なこと、「どんな道でも胸を張って生きる事」に気がつく。
名前の由来は「夢を見る」→「夢見」から。
夢現道
人生をやり直したいという考えを持った人間が大好物な妖怪で、時空の分かれ道(タイムフォークロード)の正体。
それぞれの分かれ道の先に手があり、胴体がの様になっている。夢見関をかばったゲベを丸飲みし、今度はじーさんをつかまえたが、じーさんの「おっぱい」という言葉に唖然する。その後夢見関の張り手を喰らい、ゲベを吐きだしふっ飛んで行った。その際、じーさん達に「おっぱい=胸を張って歩くこと」という大切なことを教えられる。

第4弾

ドルマネー
金持ちばかりが住まう惑星・カネー星からやって来た宇宙人。カネー星で唯一貧乏であった為、周りの者から過酷ないじめを受けていた。その結果から分かったのは「世の中は金」であり、お金が沢山富んでいる地球に降り立つ。その後、孫を倉庫まで誘拐し、じーさんに孫を誘拐した事を話し、彼の命が惜しければ100000000000000000000000円を要求。
登場直後は頭以外針金人間であったが、じーさんが持って来た270円を食べ、普通の体付きへと変化(体格とは裏腹にその強さは元校長を拳一発で吹飛ばす程)。見つかりそうで見つけられない兵器・おっかねぇメーターを100まで満たすためには多量のお金が必要とし、孫を連れ去る。その後、ちゃむらいの3万円を食べて竜と魔王を合わせた姿へと変化し(この時点から一対の翼と尻尾、腹に刻まれている¥マークという姿となる)、更に銀行の有り金全てを食べ尽くして先程の姿とはさらに変化を遂げてしまった。その後もおっかねぇメーターはどんどん増え続け、99の所で先程吹き飛ばした元校長のトンガリ頭を脳天に突き刺さり、大量のお金を吐き出した事で急速にパワーダウンしてしまう。その事を激怒し孫を攻撃する。
1位の為に戦うじーさんと4位の為に戦うドルマネーの激闘でこの世で大切な物、3位は夢、2位は友達、そして1位は家族と言う形であり孫は彼の大切な家族だと教えられたと同時に、彼の拳に殴らた上におっかねぇメーターが0に到達し、それが消滅してしまった事で爆発してしまった。普通の体付きへ戻り意識を取り戻す。そして彼からお金は夢と友達、そして愛する家族を守る為に存在する物だと教えられた後、これからは愛する家族の為に働く事を決意し故郷・カネー星へと帰って行った。
名前の由来はアメリカの通貨であるドルと英語でお金を意味するmoney→ドル+マネーから。作中にじーさんから何度も「4位」と呼ばれ続け拒否していたが、最後には「ドルマネー」と呼ばれた。余談だが実は本人が言うおっかねぇメーターはページの両端に存在していた。宇宙人が登場するのは上記の第1弾以来である。又、彼が金を食べる描写はある怪獣を彷彿させる。

第5弾

柴田
ステイルに処分されそうになっていた子犬。売れ残りで唯一生きていた為、ゲベと出会い大切な仲間となった(台詞からは、家族も本当の意味での仲間はいなかった)。名前はゲベから付けてもらったもので、由来は一応柴犬だから。ゲベと共に今まで望んでいた外の世界に向けて脱出するも、ステイルの銃に撃たれ命を落とした。それでも最後まで彼女によって負傷した彼に背負われ、じーさん、孫、ゲベの父親であるデビルキャットと共に全面破壊されたペットショップ「ステイル」から脱出した。脱出後、ゲベに見守られながら安らかに天国へ昇っていったかと思われていたが、最終のコマで生きているという事が分かる。
前髪と思われる毛が特徴。
ステイル
ペットショップ「ステイル」の店長。「ステイル」の面では来店して来たじーさん達に明るく大胆に振舞う面を見せる。しかしその裏では売れなくなったペットをゴミ扱いしておりペットを殺してから捨てる等冷酷非常且つ残忍な性格。ライフル銃で処分する予定だった柴田を打ち抜き、更にゲベを負傷させ彼等を地下牢にぶち込む。その後、そこで再び対面したじーさんと孫、柴田を背負ったゲベを化け物で追い詰めるも化け物共はじーさんによって一掃されてしまった。最後の切り札としてデビルキャットを出すが、彼こそがゲベの父だと判明、彼によってペットショップ「ステイル」と共に潰された。猫耳に模したカチューシャと黒色のおかっぱ、そして小さい眼鏡とタラコ唇が特徴。名前の由来は「捨てる」から。
デビルキャット
ペットショップ「ステイル」にいた“史上最強の猫”だが、実はゲベの父。体長は息子のゲベの体長より数倍である。最後はステイルを一睨みし、彼女と共に店を全面破壊した。最後まで仲間の気持ちを忘れなかった彼の事をよく理解している。

主な建物・場所、大長編の舞台

じーさん家
じーさんと孫の自宅。2階建て。一度サンタテレビを盗まれたが、今は戻っている。頻繁に爆発・破壊されるが、次の回までには修復されている。自爆スイッチ(じーさんが380万円で購入)が付いていたりいきなり回りが崖になっていたりする。また、居間にはトゲ床がある。ちなみに、テレビの映像は適当にかかれている。
また、テレビアニメ版では大幅に美術設定が追加された(庭に通じる窓や廊下など)。
ゲーム版によれば、所在地は東京
学校
孫が通う小学校。ここの校長は自分が一番偉くないと気がすまず、生徒からの苦情も絶えない。ここには校長の銅像があったがじーさんが壊してしまった。孫以外の生徒は適当に描かれている(一部を除く)。朝の朝礼はほとんど毎日やっており、朝からひどいときには給食の時間までくいこむ。その上内容は、校長が「我輩って偉いよね〜」と繰り返すもの。作中で、校長以外先生が1人もおらず、休み時間ばかりだということが明らかになっている。しかし、後に時間割表で国語、社会などが出てきたことから学校の行事はまたしても意味不明になっている。またじーさんが校長をすることになったがまったく校長らしいことをしていない。ただし校則は「廊下を走るな」と至って普通。破ると金◯を引きちぎられるらしい。
街中
普通の街だが、じーさん達のせいでたまにとんでもないことが起こる。
公園
じーさんと校長の決闘の場。インド公園、はなげ公園、ニキビ公園など。とりあえず、今のところブランコ滑り台シーソーの存在が確認されている。
ブラボー王国
じーさんが住んでいる国。日本によく似ている。また、日本でいう北海道にあたる部分の名は「北海道」であり、また「東京」という地名もある(ただし、実際の東京とは違い太平洋上に浮かぶ島)。しかし北海道はゲベによって滅亡した。ただし、第11巻の「じーさんの日本沈没じゃ!!」では、「私たちの住んでいる国、日本」という記述があり、現在ではブラボー王国という名前は、つかわれなくなっている。
校長バトルタワー
10階だて。大家さんがいる。1階が異常に強く(恐らくここで倒そうとしたと思われる)2階が異常に弱いなど、戦う敵のバランスが目茶苦茶。3階以降は不明。
動物園・水族館
りゅぬぁってゃが経営している施設。「動物園」「水族館」という看板があるが外見は一軒家である。ある日突然でき動物園は掃除機が一台だけ置いてある。水族館は看板が異様に長くまた中にはサカナになれるマシンがおいてあるが観光地にあるアレである。
セルフワン・スペース号
セルフワンと部下であるロボット軍団を乗せた宇宙船。その大きさは上空を丸々隠してしまう程である。また、彼の身に何かがあった時、タイムリミット5分で爆発する様になっている。
闇の大魔王との戦いの末、宇宙船はじーさん達を巻き込むかの様に爆発してしまったが、彼らは無事生還した(物語の進行に沿って行くと、彼等はどうやって脱出したのかは不明)。
ジョウの研究施設
ジョウが最強さんの腹の中を利用して造られた研究施設。彼の最強のエネルギーとジョウの科学力で親友であるユウをロボットとして甦る。因みに研究施設だけでなく、廊下や牢屋も存在する。出口はただの穴になっている。
時空の分かれ道(タイムフォークロード)
「夢の道」と「現実の道」に分かれており、選んだ方の道で人生をやりなおすことができる。じーさん達がハイキングで訪れた山に存在している。扉には鍵が掛かっており、それを開く為に校長のトンガリ頭を利用した。
中に入った途端から広大な迷路を越えなければならなくなり、更に迷路内に用意されている大岩や壁等の多くのトラップを越えなければならない。魔法の力で若返った夢見関は現実の道に進もうとしたが、実は妖怪・夢現道の罠だった。
ドルマネーの倉庫
何の変哲もないただの倉庫だが、ドルマネーは誘拐した孫をかくまい、自らの秘密基地とした。屋根は彼に吹飛ばされた元校長のトンガリ頭によって突き破られた。じーさんとの対決後、ドルマネーは家族の為に働く決意を胸にここを後にした。
ペットショップ ステイル
最近新しくオープンしたステイルが店長を務めるペットショップ。売っているのはのみ。エレベーターに乗ると地下深くにあるのは、売れ残ったペット達を牢に閉じ込めて殺させる牢屋がある。売れ残りはゴミである為、殺されてから捨てられるのが当店のルールである(死ぬ前に逃がしてしまうと、町中に犬や猫が溢れてしまい、当店の売り上げが減ってしまう為)。又、化け物も存在しており、"史上最強最悪の化け物猫"デビルキャットもこの店に存在していた。彼がゲベの父親だと判明した直後に、ステイル諸共彼によって全面破壊された。

用語

でんぢゃらすぞ〜ん
じーさんがハガキを紹介するコーナー。内容は基本的に読者の危険体験談(これがメイン)、駄洒落イラストなどだが、よく意味不明なハガキを検証したり、余りにもふざけた内容のハガキ(コロッケ!のイラストが描かれたハガキなど)に喝を入れたりもする。ハガキを採用されると曽山の色紙がもらえる。2005年11月号から読者の考えた危険回避法も募集している。一回だけ話を無理矢理終わらせて突然登場したことがあり、孫に単行本にするときどう処理するんだと怒られた(結局単行本では書き下ろし4コマを入れることで対処した。またセリフも改正されている)。
じーさんにたくさんお悩みのハガキが届いたのでここで解決しようのコーナー
コミックスのカバーを取った裏表紙に毎回必ず掲載されているお悩み解決コーナー。じーさんが読者から届いたしょーもない悩みをてきとーにかわしていくのが基本路線である。一度、読者の母まで登場したことがあり、その時じーさんは「いきなりリアリティーでてきたな」と言っていた(ちなみにこのときの悩みはウンコが流れないというもの)。最近は「けつのどうくつ。」や、「下着を見て安らかに眠ろう。」など適当なことを書いたハガキが出ることもある。
おしおきのコーナー
誰かがおしおきを受けるコーナーである。1回しか出てきたことはない。
そやまんが
作者・曽山がてきとーなことをてきとーに書いたどうでもいいマンガ。内容は主に曽山自身の普段考えていることや思い出話など。また、作者の近況報告や生活観が十分に伺える。コミックスに毎回3-5本掲載されているが9巻と12巻と13巻と15巻のみページの都合で載っていない(13巻以外は、大長編掲載のため)。
校長投票シリーズ
校長のことを読者のはがきで決定する企画。1回目は姿について、2回目は名前についてだった(ただし、いずれも後に元に戻っている)。

スペシャル

第1弾と第2弾はゲームの攻略本に掲載された。どちらも単行本になっている。

みょみょみょ星人木村(第4巻収録)

第1弾。また、この話の主人公。ゲーム版では隠しエンディングに大きく関わるキャラクターとなっている。みょみょみょ星から地球侵略にきた宇宙人。大王から自分が番号で呼ばれていることをとても気にしており、じーさんの家に泊まった際に「小林」という名を与えられて非常に喜ぶ。その後侵略する気を完全に無くし大王に「みんなで地球人と仲良く暮らそう」と言うと、侵略を諦めた罪として体内に仕掛けられていた時限爆弾を作動させられる。その後、爆発の瞬間を見に来た大王の宇宙船に突っ込み爆死。じーさんはその後墓を立てたが、最終ページで「小林」でなく「木村」と言われてしまう。本名は003号。4巻の表紙のプロフィールには「二度と出ない」と書いてあったが、10巻、14巻に顔だけ再登場している。

絶対服従ばいおれんす校長の教頭(第5巻収録)

第2弾。

教頭
本名、スナイパーバルカン。宇宙警察を勤める宇宙人。とても貧しい星に住んでいる。ゲーム版ではボスキャラクターである。じーさんに爆弾で吹っ飛ばされた校長にぶつかり記憶喪失になる。その時に校長を何度も「偉い」と言ったため気に入られ(ちなみにこの時生まれて初めて校長は他人から「偉い」と言われた)校長から教頭に任命され、武器のバズーカ砲で校長に逆らう者をことごとく吹っ飛ばしてきたが、1か月後に記憶が戻り、弟たちを養うため宇宙へ帰ろうとするが、面倒を見てくれた校長が気になり躊躇してしまう。だが校長から「貴様はクビじゃい!」と言われ、宇宙に帰っていった。(ちなみにこの発言はバルカンを思っての校長の嘘。バルカンはそのことをしっかり見破っていた)その後、遠足が教頭→きょうとう→きょうと→京都になる。14巻の200回記念の話で顔だけだが再登場している。
じーカスくん

第3弾。

コロコロでじーさんとケシカスくんの競演企画の際に作られた特別読みきり。2人の作者が合同で描いた作品。内容はじーさんがケシカスくんを腹巻に入れたことがきっかけで、ケシカスくんと大喧嘩になるというあらすじ。このおはなしはケシカスくん第2巻に掲載された。
最後に、じーさんが、「本当はコロッケとやりたかったなー」と言った。

大長編

概要

2004年から2008年までコロコロコミックの9月号では毎年「でんぢゃらすじーさん」の100ページの別冊付録が同梱されている。2004年は小学四年生に掲載された漫画の再録だったが、2005年以降は100ページの長編(正確には表紙、裏表紙とその両裏を差し引くので96ページ)が掲載されており、本誌のじーさんではその長編の予告などを掲載しリンクしている。話の中盤から後半にかけてはシリアスな雰囲気も織り交ぜ、人生を生きる上での大切なことをテーマとして示唆するストーリーが特徴。なお、大長編の漫画がある号では本編が適当になる(作画がらくがき状態、おかしな新キャラが登場するなど)。 なお、ほとんどの大長編の話では校長(元校長)が犠牲になっている。なお「放たれた友情だじょー」ではちゃむらいが1コマだけ登場しているが見つけられないと言うハガキがやまほど届いたので単行本12巻の裏表紙にヒントが書かれている。 尚、2009年は9月号に『デュエルマスターズ』と『ペンギンの問題』の劇場版の原作コミックが別冊付録となった為10月号にずれこんだが、その『いのちときもちとぱぱぱぱぱーっ!?』の最初のページに「最後の大長編」と書かれており、「じーさん邪」にリニューアルした2010年以降に行われるかどうかは不明。ただ、内容はほぼ同じらしく、19巻でも作者が「でもまたやるぞ、絶対!!」とコメントしたのでおそらく出ると思われる。 

作品一覧

かこんでいたのにひどいや(『月刊コロコロコミック』2005年9月号付録掲載、コミックス9巻収録)
テーマはおそらく『自立』
放たれた友情だじょー(『月刊コロコロコミック』2006年9月号付録掲載、コミックス12巻収録)
テーマは『友情』
どっちみちおっぱい(『月刊コロコロコミック』2007年9月号付録掲載、コミックス15巻収録)
テーマは『夢』
4位のお金と563位のアイツ(『月刊コロコロコミック』2008年9月号付録掲載、コミックス17巻収録)
テーマは『お金
いのちときもちとぱぱぱぱぱーっ!?(『月刊コロコロコミック』2009年10月号掲載、コミックス19巻収録)
テーマは『命』

番外編

コミックスに収録されている、本編と直接つながりのない数ページほどの短編漫画。アニメ版でも映像化されており、本編が終わったあとに放送される。

住宅ヒーロー7階建てマン
コミックス3巻収録。正義のヒーロー「7階建てマン」の苦悩を描く。アニメではアメコミを思わせる様な作画にアレンジされ、ブリッジガールなど原作に登場しないキャラクターも多数登場した。『絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛〜怒りのおしおきブルース〜』にゲスト出演している。なぜか東北訛りでしゃべる。また、コミックス第7巻の扉絵にも登場するが「本編に7階建てマンは登場しません」と書かれている。また人が住んだりしている。他にも368階建てマンや弟の6階建てマンがいる。1度だけ70階建てマンに変身した。
ボンバー井上のニコニコお料理コーナー
料理の達人・井上が男の料理を教える。初回ではじーさんがアシスタントをしていたが第2回以降はメガネをかけた女性が務めている。たいていは「料理は自分で編み出すもの」とか「今日は気分が悪い」と言って何も作らない。ちなみに得意料理は「熱した水」である
最高料理人味助
料理がへたくそな料理人。将来の夢はプロ野球選手。
公園番長(おはスタ放映タイトル:闘え!公園番長)
公園の味方・公園番長。公園の遊具に名前を付けている(滑り台のダイちゃん、ブランコのランコ、砂場のタナベレナ、水道は大騒ぎしたが最終的にジョーに落ち着いた)。「今年で三十八歳」なのは秘密である。必殺技?に「ブランコあたっく」・「すべり台くらっしゅ」がある。しかしアニメ版ではどちらの技も失敗した。アニメ版では幼馴染の「歩道番長」「柵番長」も登場した。
冒険少年レオン
世界中のお宝を手に入れる夢を持つ少年の冒険活劇。アクションゲーム風にレオンを動かすが、結局お宝にありつけないオチになる。
炎の教師、熱血先生
教育熱心な学校の先生だが、極端なうっかり者でいつも空回りしてしまう様子を描いた作品(日曜に来て誰もいない教室で授業をしたりなど)。
魔界のプリンス ギルティーの挑戦
『コロコロコミック』にて袋とじ漫画として登場した新キャラ、ギルティーが様々な機械を使ってじーさんを倒すというもの。
漫画本編では1回きりの登場で終わり、じーさんに手酷く、一生出ないキャラクターと言われてしまう。
アニメではギルティ(声:青山桐子)の名前で登場。漫画本編よりも出番があり、原作の「サンダーコンドル号」に続き、巨大大砲「グレートバリアリーフ砲」や巨大ロボット「グレートブリテンアーマーG」なるもので勝負を挑むが、全て自滅で終わっており、まともに勝負をしたことがない。
また、じーさんの命を狙う理由は全く不明である。
勉強大好きドリル兄さん
元々原作で1コマのみ登場だったキャラを主役にしたもの。ものすごい巻き舌。作者は放送されることすら知らなかった(単行本7巻のカバーをとった表紙ではこれについて曽山が「びびった」と言っている)。

単行本

ISBNの次は裏表紙掲載のキャラクタープロフィールに掲載されたキャラクター。

  1. 2002年8月28日発売 ISBN 4091430511 じーさん
  2. 2003年3月28日発売 ISBN 409143052X 校長
  3. 2003年10月28日発売 ISBN 4091430538 ゲベ
  4. 2004年4月27日発売 ISBN 4091430546 みょみょみょ星人木村
  5. 2004年11月26日発売 ISBN 4091430554 教頭
  6. 2005年3月25日発売 ISBN 4091430562 最強さん
  7. 2005年8月26日発売 ISBN 4091430570 ちゃむらい
  8. 2006年3月28日発売 ISBN 4091401198 運動ならなんでもおまかせ隊(マッスル竹田、ステップ長谷川)
  9. 2006年7月28日発売 ISBN 4091401767 セルフワン
  10. 2006年12月25日発売 ISBN 4091402755 りゅぬぁってゃ
  11. 2007年5月28日発売 ISBN 9784091403278 謎のヒーローミラクル仮面
  12. 2007年9月28日発売 ISBN 9784091403889 ドクタージョウ
  13. 2008年1月25日発売 ISBN 9784091404398 リアルなヘンタイ
  14. 2008年7月28日発売 ISBN 9784091406583 巨乳仙人
  15. 2008年12月25日発売 ISBN 9784091407467 夢見関
  16. 2009年3月27日発売 ISBN 9784091407849 近所のガキ その1
  17. 2009年7月28日発売 ISBN 9784091408242 ドルマネー
  18. 2009年10月28日発売 ISBN 9784091408549 近所のガキ その2
  19. 2010年2月26日発売 ISBN 9784091408976 柴田

ゲーム

絶体絶命でんぢゃらすじーさん 〜史上最強の土下座〜
ゲームボーイアドバンス2003年9月26日キッズステーション
漫画の登場人物・じーさんと孫が宇宙人の侵略から地球を守るアドベンチャーゲーム。イベントごとに様々なミニゲームが用意されており、アドベンチャーパートの選択肢やミニゲームの勝敗によってじーさんが七変化する。この「マトリックスシステム」によるじーさんのバリエーションは25種類あり、能力の変動のみならず、ストーリー展開やミニゲームのルールにも影響を与える。また、通信対戦によりじーさん同士を戦わせることも出来る(ただし、対戦の方法はただのジャンケン)。しかし、決定ボタンは普通のゲームのようにAボタンではなくRボタンであったり、能力やミニゲームの結果によってはめちゃくちゃなストーリー展開になったりと、原作同様おかしな要素も含まれている。
『コロコロ』内でもやる気無さげに宣伝(自らクソゲーと暴露)していたが、読者から結構評判がよく本誌で毎月行われている「発売中で欲しいゲームランキング」ではまさかの3か月連続1位を達成した。
なお、2004年11月に『学園アリス〜ドキドキ☆不思議たいけん』というゲームが発売されたが、そこに登場するミニゲームの内容はこのゲームからの使い回しとなっている。
絶体絶命でんぢゃらすじーさん〜泣きの1回 絶対服従ばいおれんす校長〜ワガハイが1番えらいんじゃい!!〜
(ゲームボーイアドバンス、2004年3月18日、キッズステーション)
じーさんのライバルキャラ・校長が登場する。自分が目立ちたいがためにわざわざ宇宙人を呼び戻した。内容は前作と似ているが、リゾート地ばかりが舞台となっている。このゲームが発売された際、作者自身が「悪ふざけだと思った」と語っている。
絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛〜怒りのおしおきブルース〜
(ゲームボーイアドバンス、2004年7月16日、キッズステーション)
曽山が大切な原稿をなくしてしまい、そのままだとじーさん達が消えてしまうため、原稿を探しに行くと言う、言うなれば曽山の尻拭いをする為冒険に出ると言うあらすじ。敵に路上においてある物を投げつけて戦う。今回も変身能力が物を言い、変身で川や海など普通では行けない所へ行けたり、車など重くて投げられない物を投げられるようになれる。また、変身能力は自由に選べるようになった。ただし、変身能力の数は12~14種類に減っている。なぜか前作の宇宙人も普通に登場している。初回版には特典としてタオルやうちわがついてきた。また、今作から決定ボタンは、Aボタンとなった。
絶体絶命でんぢゃらすじーさん3〜果てしなき魔物語〜
(ゲームボーイアドバンス、2004年12月16日、キッズステーション)
今回は横スクロールとなった。
孫が読書感想文が書けないとじーさんに相談したせいで、絵本の中の世界に入り込んで出られなくなり、仕方が無い為、参戦した校長、ゲベと共に絵本の世界をめちゃくちゃにしながら冒険すると言うあらすじ。今回は状況に合わせて4人(3人と1匹?)を使い分け、四人それぞれ攻撃するだけで無く、協力したり時には移動用のソリを使ってまで敵を倒す。ザコや中ボスなどは昔話をモチーフにしている(魔女巨人オオカミなど)。初回では「せいねんとせきぞう」という曽山の書き下ろし絵本が付いていた。
絶体絶命でんぢゃらすじーさんDS〜でんじゃらすセンセーション〜
(ニンテンドーDS、2006年1月14日、キッズステーション)
今回はクソゲーを超えたダメゲーが登場。さらに1000コマ以上(コロコロコミック200ページ分)を収録。
じーさんと孫は、ゲームを面白くするために冒険に出た。
キャラクターボイスあり。
エンディングに主題歌ができた。

アニメ

アニメ版では、下品なシーン、残酷描写、「死ね」などの暴言はカットされている(テレ東規制による物と考えられる。暴言で言う「死ね」は「くたばれ」に変更されている、など)。また、アニメ版「さよなら絶望先生」と同じように効果音のほとんどが人の声で作られている(クレジットでは「効果マン」または「効果ギャル」と表記)、時々クラシックがBGMとして使用されることがある(中でも一番多く流れているのは、サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」である)等の特徴が盛り込まれている。「おはスタ」内で放送中。

第1期(2003年10月 - 2004年3月)
おはスタ内で不定期に放送された35秒のアニメ。原作にあった話を元にしているが後期はオリジナルも含まれていた。(この頃は『死ね』などの暴言が使われていた)このときの作品は2004年夏に発売された作品のグッズやゲームなどを集めた「でんぢゃBOX」同梱のVHSに収録されている(ただし、「時限爆弾から逃げろ!」、「釣りの極意」、「虫歯を治せ!」、「コタツは最高!」、「ピーマン克服法」、「じーさんのひげ」、「ブランコ」、「覚悟!もちの焼き方」、「なくした靴下」、「ルンルンハイキング!」のみ収録)。 2009年10月よりYoutube内「小学館集英社プロダクションチャンネル」でビデオ未収録作品も交え配信。
スペシャル版(2003年12月30日)
おはスタのスペシャルで放送された10分間のオリジナルストーリーのアニメ。第1期同様「でんぢゃBOX」内のVHSに収録されている。ストーリーは、町内マラソン大会にじーさんたちが出るという内容。
第2期(2004年4月 - 2005年3月)
ギャグコロスタジオ内で放送された5分間のアニメ。ギャグコロスタジオがBSジャパンでも放送されていたため、この時期に限り、BSジャパンでも視聴可能だった。原作の話と番外編(後述)1 - 3話を放送。番組内では着ぐるみのじーさんも出演していた。このときの作品はDVD全4巻に収録されている。
第3期(2005年3月 - 現在放送休止?)
再びおはスタ内で放送されている2分間のアニメ。放送時間は7:00 - 7:02。


第2期スタッフ

  • 原作:曽山一寿
  • スーパーパイザー:佐上靖之、西巻俊秀
  • 脚本:笹川勇
  • キャラクターデザイン:西野理恵
  • 美術監督:松宮正純
  • 撮影監督:渡辺宜之
  • 色彩設計:松浦頼子
  • 編集:坂本雅紀
  • 設定制作:丸山洋子
  • 制作進行:小林弘幸、谷智司、都丸徳章、島田尚保
  • 制作担当:島田尚保
  • 音響プロデューサー:南沢道義、西名武
  • 音響監督:千葉繁
  • 音楽プロデューサー:千葉洋史
  • 音楽:田光マコト
  • 効果:野崎博樹
  • キャスティングマネージャー:吉田理保子
  • 音響制作担当:小野勝弘
  • 録音スタジオ・音響制作:HELF・H・STUDIO
  • アニメーションプロデューサー:光廷青児、斉藤次郎
  • 制作協力:動画工房、スタジオキャッツ
  • アニメーション制作:スタジオ雲雀
  • 監督:山口頼房
  • プロデューサー:笹村武史(テレビ東京)、古市直彦(小学館プロダクション)
  • 製作:小学館プロダクション

主題歌

※第2期、第3期のオープニングの曲名はカラオケ版によるもの。

第1期(おはスタ1)
  • オープニング・エンディングともに歌なし。
スペシャル
第2期(ギャグコロ)
  • オープニング
    • 第1話 - 第26話「お願いだから歌わないで」歌:恒松あゆみ
    • 第27話 - 最終回「お願いだから歌わないで」歌:坂口候一
第3期(おはスタ2)
  • オープニング
    • 「お願いだから歌わないで(ショートバージョン)」歌:じーさん(中村大樹
  • エンディング
    • 「孫の学校の『校歌』」歌:校長(千葉繁

ぼくのおじいちゃん

「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」が発表される前に作られたとされる漫画。第47回新人コミック大賞受賞作品。曽山一寿の短編集「そやまつり」に収録。祖父と孫が主な登場人物である点など、後の「絶体絶命 - 」にかなり近い作風だが、細かい部分で相違がある。

  • 孫には「洋助(ようすけ)」という名前が設定されている(体育服には「まご」とそのまま書かれていた)。
  • おじいちゃんには後頭部に髪の毛が生えており、年齢98歳という設定になっている(また戦争を経験している)。
  • 「絶体絶命 - 」のじーさんはこの作品に登場するおじいちゃんがルーツであると思われることが多いが、正確にはそれ以前に作者が書いた漫画「店」に登場する老人が始まりらしい。しかし、この作品は「つまらない」という理由で担当に見せるのが怖くなり、作者自身が封印し、「そやまつり」に鉛筆書きの数コマが(しかもカバー裏に)掲載されているのみである。

その他

  • この漫画は連載前に読みきりが2本作られた。(別コロ2001年2月号「じーさんじゃっ!」コロコロ2001年6月号「ドライブぶーぶーじゃっ!」。いずれも第1巻収録)
  • タイトル案に『超人じじい』というものもあったが、「2秒でボツになった」と「そやまんが」で語られている。
  • 孫の名前は不明で、本名は作者自身は考えているそうだが「いつか明かす」と言っているものの、今のところ明かされていない。
  • アニメ版の監督を務めた山口頼房はなんの因縁か、過去に作者がコミカライズした探偵少年カゲマンの監督を務めていた。(製作会社も同じ)
  • 他の作品へのゲスト出演も多い。

脚注

  1. ^ 外伝では今の孫と同年代の10歳から11歳、つまり70年前のじーさんが出ており、凡そ80代程度だと思われる。
  2. ^ じーさん本人が運転していた車は「道で拾った」との事で、車種はボディーラインやヘッドライトからしてメルセデスベンツ・Eクラスと思われる。
  3. ^ 第3巻の作文の話より。
  4. ^ 原作第1巻の登場人物紹介にて「5年前の夏の時点で78歳」との記述があり、じーさんとほぼ同い年の83歳か84歳程度と思われる。
  5. ^ その桜の木の下に彼女の墓がある。ちなみに孫は最初、じーさんの写真がお供えしてあった為、その墓を突然行方不明になった(本当は思い出めぐりの旅に出ていた)じーさんの墓だと勘違いしていた。

外部リンク

小学館漫画賞児童向け部門
第49回 平成15年度
第50回 平成16年度
絶体絶命でんぢゃらすじーさん
曽山一寿
ケロロ軍曹
吉崎観音
第51回 平成17年度
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