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* タラちゃんについては「いい子で頑固。自分の考えを通すけど、間違ったら『ごめんなさい』ってちゃんと言える子」「ドラマの中で周りの家族がタラちゃんを立ててくれているし、素直でいい子に育つと思う」と述べている{{R|NHK}}。また、語尾に「~です」をつけ「お利口さん」になったのは、貴家自身の特色や人物像が反映された結果だという{{R|fnn}}。 |
* タラちゃんについては「いい子で頑固。自分の考えを通すけど、間違ったら『ごめんなさい』ってちゃんと言える子」「ドラマの中で周りの家族がタラちゃんを立ててくれているし、素直でいい子に育つと思う」と述べている{{R|NHK}}。また、語尾に「~です」をつけ「お利口さん」になったのは、貴家自身の特色や人物像が反映された結果だという{{R|fnn}}。 |
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* 放送40年記念の際には、カメラの前でインタビューに答えた。そこでは「こんなに長くやるって思いませんでしたもん。1年って約束でしたよ、初め。チビちゃん(の声)をやるのは{{R|fnn}}。イクラちゃん(の声優・[[桂玲子]])に『私だってやってるんだから(降板は)ダメよタラちゃん』っておだてられて、その気になって40年」と話した。 |
* 放送40年記念の際には、カメラの前でインタビューに答えた。そこでは「こんなに長くやるって思いませんでしたもん。1年って約束でしたよ、初め。チビちゃん(の声)をやるのは{{R|fnn}}。イクラちゃん(の声優・[[桂玲子]])に『私だってやってるんだから(降板は)ダメよタラちゃん』っておだてられて、その気になって40年」と話した。 |
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* 長期にわたり出演したため、代変わりなど多くの共演者との出会いや別れも経験している。これに関しては晩年に「人間だからしょうがない」と語り「代わった人は大変かもしれないけど、そこで自分のサザエさんなりマスオさんなり作っていく |
* 長期にわたり出演したため、代変わりなど多くの共演者との出会いや別れも経験している。これに関しては晩年に「人間だからしょうがない」と語り「代わった人は大変かもしれないけど、そこで自分のサザエさんなりマスオさんなり作っていく?―」とコメントしていた。また、自身も周囲と「いつまでもやれない」「いや、いつまでもやってよ!」とやり取りすることがあったという{{R|NHK}}。 |
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* エンドロールのクレジットでは、2000年代に入ってからでは唯一読みがなが振られるようになった。 |
* エンドロールのクレジットでは、2000年代に入ってからでは唯一読みがなが振られるようになった。 |
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* 最晩年の[[2022年]]には、タラちゃんに「いい出会いだったかな―」「ここまできちゃったからね(笑)。やっていきます、出来るところまで――」とコメントしていた{{R|NHK}}。 |
* 最晩年の[[2022年]]には、タラちゃんに「いい出会いだったかな―」「ここまできちゃったからね(笑)。やっていきます、出来るところまで――」とコメントしていた{{R|NHK}}。 |
2023年2月12日 (日) 00:16時点における版
この項目は訃報が伝えられた直後の人物について扱っています。 |
さすが たかこ 貴家 堂子 | |
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プロフィール | |
本名 | 堀内 堂子(ほりうち たかこ)[1](旧姓:貴家[2]) |
性別 | 女性 |
出身地 | 日本・東京都北区[3] |
生年月日 | 1936年2月4日 |
没年月日 | 2023年2月5日(87歳没) |
職業 | 声優 |
事務所 | 東京俳優生活協同組合(最終所属)[4] |
配偶者 | あり |
公式サイト | 貴家 堂子 - 俳協 |
公称サイズ([2]時点) | |
身長 / 体重 | 153 cm / 42 kg |
活動 | |
活動期間 | 1963年 - 2023年 |
貴家 堂子(さすが たかこ、1936年〈昭和11年〉2月4日[4] - 2023年〈令和5年〉2月5日)は、日本の女性声優[3]。東京俳優生活協同組合に所属していた[4]。
『サザエさん』のフグ田タラオ、『ハクション大魔王』のアクビ、『天才バカボン』のハジメなど、幼児役・少女役が代表作[3]。
来歴
東京府(現・東京都北区)出身[5]。実家は病院を経営していた(貴家病院〈現:白報会王子病院〉)。
高校卒業後、花嫁修業が嫌だった時期に友人の誘いでTBS放送劇団のオーディションを受けたところ合格し、第6期生として入団[6][2][7]。最初は両親の反対を受けたり「結婚するまで」と考えたこともあったが、デビューからレギュラー出演作が一度も途絶えなかったことでそのまま声優の道を進んだといい、本人いわく「流れに乗っちゃった」とのこと[6][7]。
同人舎プロダクション[8]、ぱらーた企画[5]やワンダフル・ライフ・プロジェクト[9]に所属していた。
アニメ『サザエさん』では放送開始の1969年以来、フグ田タラオ役で長きにわたり出演[10]。この功績から、2011年の東京アニメアワードでは、功労賞を同じく放送開始からレギュラー出演していた当時の声優陣3人[注 1]と共に受賞[11]。2019年には「最も長くテレビアニメシリーズにおいて同じ役を演じ続ける声優」としてサザエ役の加藤みどりと共にギネス世界記録に認定された[12]。
ゲーム『ダンガンロンパシリーズ』では、2012年発売の『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』以降モノミ役として出演した。
2023年2月5日、死去[13]。死因は非公表だが、特に療養などはしておらず元気な中での急逝だったという[14]。87歳没。訃報は、同年2月10日にフジテレビより公表された[15]。
遺作は、死去3日前の2月2日に収録し、2月26日放送予定の『サザエさん ひな祭り1時間SP』となった[14][15]。
人物・エピソード
- 好きな色は、ラッキーカラーでもあるピンク[6]。
- 幼少期に兄がシェパードを飼っていたことから犬好きであり、以前は大型犬やシェルティーを飼っていたという[6]。
- 普段演じている役は少し高めの地声であり、自身の声を「変な声」「聞くのが苦手」と語ったこともある(ただし、出演作品は「責任がある」と必ずチェックしている。)[6]。また、声質から「大人の役ができない」と悩んだこともあったという[6]。
- 演技に関しては、デビュー後にレギュラー出演したラジオドラマ『ウッカリ夫人とチャッカリ夫人』や『わんぱくデニス』の吹き替えなどでディレクターや共演者に指導を受け、実戦経験を積む形で学んだ部分が大きかったといい、それも苦労はあまり感じず面白かったという[7]。
- バラエティー番組に何度か顔出し出演したが、「タラちゃんの声をやってほしい」と言われた際には「人前では上手くできない」「『やって』とか言われてできるものではない」という対応で一貫して断っている。
- 近年の若手声優に対しては「今はこういう仕事をしたいという人が多いし大変だと思う」と述べているほか、自身の「ポワンとしていても皆がたたいてくれた」経験から「人にたたかれることも大切と思う」という趣旨の発言をしていた。また、子供を演じる際に声を変えようと努力する人が多いことに関しては「普通の声で子供になれ、と駄目だしする方もいらっしゃる。これはその通りと思います」と発言していた[7]。
サザエさん
- 原作については、小学生の頃に床屋に置いてあったものを読んでいたといい、それを楽しみにしていた時期があった。ただしその頃はタラちゃんは未登場だったという[7]。
- 役はオーディションで選ばれた。当初はワカメ役だと思ったが「もう一人下にいる」とディレクターに言われ[7]、当初は「タラちゃんって喋るの?」という感じだったという[16]。
- タラちゃんを演じることになった際、ディレクターから「これは漫画じゃない。ラジオのホームドラマ(と同じ)です」と指導があったという。放送初期は電車に乗り子供の様子や会話を観察して役に活かしたといい、役作りで声自体はあまり意識せず「この場面でチビちゃんはどういう気持ちになるか」など「自分がいかに3歳児の気持ちになれるか」を大事にしていた[7]。
- タラちゃんについては「いい子で頑固。自分の考えを通すけど、間違ったら『ごめんなさい』ってちゃんと言える子」「ドラマの中で周りの家族がタラちゃんを立ててくれているし、素直でいい子に育つと思う」と述べている[7]。また、語尾に「~です」をつけ「お利口さん」になったのは、貴家自身の特色や人物像が反映された結果だという[16]。
- 放送40年記念の際には、カメラの前でインタビューに答えた。そこでは「こんなに長くやるって思いませんでしたもん。1年って約束でしたよ、初め。チビちゃん(の声)をやるのは[16]。イクラちゃん(の声優・桂玲子)に『私だってやってるんだから(降板は)ダメよタラちゃん』っておだてられて、その気になって40年」と話した。
- 長期にわたり出演したため、代変わりなど多くの共演者との出会いや別れも経験している。これに関しては晩年に「人間だからしょうがない」と語り「代わった人は大変かもしれないけど、そこで自分のサザエさんなりマスオさんなり作っていく?―」とコメントしていた。また、自身も周囲と「いつまでもやれない」「いや、いつまでもやってよ!」とやり取りすることがあったという[7]。
- エンドロールのクレジットでは、2000年代に入ってからでは唯一読みがなが振られるようになった。
- 最晩年の2022年には、タラちゃんに「いい出会いだったかな―」「ここまできちゃったからね(笑)。やっていきます、出来るところまで――」とコメントしていた[7]。
後任
出演
※太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1964年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(ピピ、マグネットちゃん)
- 1967年
-
- 黄金バット(部落の少年)
- かみなり坊やピッカリ・ビー(カルダン)
- リボンの騎士(1967年 - 1968年、チンク[17])
- 1968年
- 1969年
- 1970年
-
- アタックNo.1
- 幽霊城のドボチョン一家(ミミー)
- 1971年
-
- 昆虫物語 みなしごハッチ(雪虫、テン子)
- 新オバケのQ太郎
- 天才バカボン(1971年 - 1972年、ハジメちゃん[20] 他)
- 1972年
- 1973年
- 1975年
-
- 元祖天才バカボン(1975年 - 1977年、ハジメちゃん[5] 他)
- みつばちマーヤの冒険(オトシブミの子)
- 勇者ライディーン(こっぺ)
- 1976年
-
- 一休さん(おたえ)
- 1977年
-
- あらいぐまラスカル(マーサ・コンウェイ)
- 1979年
-
- 赤毛のアン(リリー・ジョーンズ)
- 1980年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)(ゲン)
- ニルスのふしぎな旅(ヘンリー)
- 1983年
-
- 吾輩は犬である ドン松五郎の生活(長太郎)
- 野生のさけび
- 2008年
-
- かんなぎ(上森シゲ)
- 2013年
- 2016年
-
- ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編(月光ヶ原美彩 〈モノミ〉[21])
劇場アニメ
人形劇
- プルルくん(キッキ)
- 川の子クークー(スイスイ)
- こどもにんぎょう劇場
- 「パンをふんだむすめ」(小さな女の子)
- 「ねずみのすもう」(やせ坊)
ゲーム
- スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園(2012年、モノミ / ウサミ[22])
- ダンガンロンパ1・2 Reload(2013年、モノミ / ウサミ)
- ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿(2021年、モノミ / ウサミ)
吹き替え
映画
- アラモ ※NETテレビ版
- 久遠の誓ひ(ペニー〈シャーリー・テンプル〉)
- ジャイアンツ ※NETテレビ版
- 続・激突!/カージャック(ラングストン〈ハリソン・ザナック〉)
- ハイウェイ(マーガレット〈キンバリー・ブロック〉)
- バニー・レークは行方不明(フェリシア・”バニー”・レイク〈スーキー・アップルビー〉)※NETテレビ版
- ライオン(〈パメラ・フランクリン〉)
- わんぱくデニス (デニス・ミッチェル〈メイソン・ギャンブル〉)
ドラマ
- 奥さまは魔女(エイミー #151)
- シェーン TVシリーズ (ジョーイ・スターレット)
- 逃亡者 #33(フィル・ジェラード/カート・ラッセル), #91(ロジャー/ヴィンセント・アリアス), #120(ボビー・タフト<ジョニー・ジェンセン>)
- 0011ナポレオン・ソロ(女子高校生スージー #47、シルビア #51)
- ミステリーゾーン2 #22 「長距離電話」(ビリー・ベイルス〈ビル・マミー〉)
- バークにまかせろ
- わんぱくデニス(デニス・ミッチェル〈ジェイ・ノース〉)※第2~3期
アニメ
- ウッドペッカー(チリー・ウィリー)
- スヌーピーとチャーリー(サリー・ブラウン)
テレビ番組
- フルタチさん(ナレーター)
CD
- 流星皇子TOMMY(まいど君[5])
- ナムコット・ゲーム・ア・ラ・モード II(「アドバンテージ・ラブ」、『ファミリーテニス』アレンジ)
CM
- ヤクルト本社・ミルミル
- 明治製菓・チョコベビー
- 湖池屋・すっぱムーチョ
- 全国農業協同組合連合会・しんたまご
- ハウス食品・(サザエさんシリーズ)
- 東芝・メロウ5 (1993年、サザエさんアニメタラちゃん声)
- トヨタ自動車・キャミ(1999年、ナレーター)[23][24]
- 資生堂・スーパーハード
- 日産自動車・のってカンガルーキャンペーン
- 佐賀の米・麦・大豆マーケティング協議会・「さがびより」
パチンコ・パチスロ
- CR天才バカボン2(ハジメ)
舞台
- 舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE 〜さよなら絶望学園〜』(モノミの声)
脚注
注釈
出典
- ^ 『芸能手帳タレント名簿録Vol.35('00〜'01)』連合通信社・音楽専科社、2000年、115頁。
- ^ a b c 『TVアニメ大全科part2』秋田書店、1979年、267頁。
- ^ a b c “貴家堂子の解説”. goo人名事典. 2022年1月11日閲覧。
- ^ a b c “貴家 堂子 - 俳協”. 俳協. 2023年2月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、415頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ a b c d e f 『スーパーダンガンラジオ 緒方恵美の絶望学園放送部』第2回 ゲスト出演時の発言より。
- ^ a b c d e f g h i j "時代を創った声 声優…貴家堂子". ラジオ深夜便. 2 January 2022. NHK。
- ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、75頁。
- ^ “キャンペーンのCMについて教えて。”. 日産自動車. 2017年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月15日閲覧。
- ^ “【麻生美代子さん死去】サザエさん役の加藤みどりさん「皆の目標でした」 タラちゃん役の貴家堂子さん「さびしいです…」。”. 産経ニュース (2018年9月3日). 2019年7月21日閲覧。
- ^ “東京国際アニメフェア 功労賞にサザエさん声優陣ら決定”. アニメ!アニメ!ビズ. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “Longest career as a voice actor for the same character of an animated TV series”. ギネスワールドレコーズ. 2020年2月15日閲覧。
- ^ “訃報 貴家 堂子”. 東京俳優生活協同組合 (2023年2月10日). 2023年2月10日閲覧。
- ^ a b “貴家堂子さん所属・俳協関係者「2日の『サザエさん』収録に通常通り参加」突然の死に驚き隠せず”. 日刊スポーツ. (2023年2月10日) 2023年2月10日閲覧。
- ^ a b “「サザエさん」タラちゃん声優・貴家堂子さん死去 87歳 加藤みどりら共演者悲痛「大切な宝物を失った」”. スポニチ. (2023年2月10日) 2023年2月10日閲覧。
- ^ a b c “「ハイです」誕生秘話も…「サザエさん」タラちゃん役53年 声優・貴家堂子さんが逝去 「私がやらなければやんちゃな子だった」”. FNNプライムオンライン (2023年2月10日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “リボンの騎士”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月21日閲覧。
- ^ “ウメ星デンカ”. トムス・エンタテインメント. 2016年7月3日閲覧。
- ^ “作品データベース ハクション大魔王”. タツノコプロ. 2022年12月8日閲覧。
- ^ “天才バカボン”. メディア芸術データベース. 2016年11月8日閲覧。
- ^ “キャスト発表第5弾”. 「ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園」公式サイト (2016年4月25日). 2016年4月25日閲覧。
- ^ “スパイク・チュンソフト、PSP「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」。予約特典も「しゃべる!モノミストラップ」に決定”. GAME Watch (2012年5月11日). 2019年7月21日閲覧。
- ^ 「今月の新作CM50連発! / 編集部」『広告批評』第228号、マドラ出版、1999年6月1日、19頁、NDLJP:1852947/11。
- ^ 「Switch On」『月刊アドバタイジング』第44巻第8号、電通、1999年8月25日、79頁、NDLJP:2262208/41。