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* 『平和の哲学』 第三文明社〈レグルス文庫〉、1973年 |
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* 『トマス・アクィナス 人類の知的遺産 20』 講談社、1979年 |
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* 『トマス・アクィナス』 [[勁草書房]]〈思想学説全書〉、1979年、新版1996年 |
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* 『聖書のなかの人間』 あかし書房、1981年 |
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* 『抽象と直観 中世後期認識理論の研究』 創文社、1990年 |
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* 『トマス・アクィナス倫理学の研究』 [[九州大学]]出版会〈長崎純心大学学術叢書1〉、1997年 |
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* 『トマス・アクィナス「[[神学大全]]」』 [[講談社選書メチエ]]、2009年 |
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* 『人格《ペルソナ》の哲学』 創文社、2009年 |
* 『人格《ペルソナ》の哲学』 創文社、2009年 |
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* 『トマス・アクィナスの神学』 創文社、2013年 |
* 『トマス・アクィナスの神学』 創文社、2013年 |
2018年2月23日 (金) 20:45時点における版
稲垣 良典(いながき りょうすけ、1928年11月27日 - )は、日本の中世哲学研究者、法哲学研究者。九州大学名誉教授。中世スコラ哲学研究の第一人者。トマス・アクィナスの『神学大全』の訳者の一員で、関連著書を多数刊行している。
人物・来歴
佐賀県出身。1951年東京大学文学部を卒業、 1955年アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科(CUA、Ph.D)修了。南山大学、九州大学、福岡女学院大学の各教授を経て、長崎純心大学大学院教授(人文学部)を務める。自身、エティエンヌ・ジルソン、ジャック・マリタンのトマス研究に大いに影響を受けたと述べている。2013年、『神学大全』の翻訳で毎日出版文化賞(企画部門)受賞。2015年『トマス・アクィナスの神学』『トマス・アクィナス 『存在』の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞受賞。
著書
- 『トマス・アクィナスの共通善思想 人格と社会』 有斐閣、1961年
- 『トマス・アクィナス哲学の研究』 創文社、1970年、新版1990年、2000年
- 『現代カトリシズムの思想』 岩波書店〈岩波新書〉青版、1971年、再版1977年、新版2017年
- 『法的正義の理論』 成文堂〈基礎法学叢書3〉、1972年
- 『平和の哲学』 第三文明社〈レグルス文庫〉、1973年
- 『信仰と理性』 第三文明社〈レグルス文庫〉、1979年
- 『トマス・アクィナス 人類の知的遺産 20』 講談社、1979年
- 『トマス・アクィナス』 勁草書房〈思想学説全書〉、1979年、新版1996年
- 『聖書のなかの人間』 あかし書房、1981年
- 『習慣の哲学』 創文社、1981年
- 『恵みの時』 創文社、1988年
- 『抽象と直観 中世後期認識理論の研究』 創文社、1990年
- 『トマス=アクィナス 人と思想』 清水書院、1992年、改訂版2016年。新書判
- 『天使論序説』 講談社学術文庫、1996年
- 『トマス・アクィナス倫理学の研究』 九州大学出版会〈長崎純心大学学術叢書1〉、1997年
- 『神学的言語の研究』 創文社、2000年
- 『問題としての神 経験・存在・神』 創文社〈長崎純心レクチャーズ〉、2002年
- 『人間文化基礎論』 九州大学出版会〈長崎純心大学学術叢書6〉、2003年
- 『講義・経験主義と経験』 知泉書館、2008年
- 『トマス・アクィナス「神学大全」』 講談社選書メチエ、2009年
- 『人格《ペルソナ》の哲学』 創文社、2009年
- 『トマス・アクィナスの神学』 創文社、2013年
- 『トマス・アクィナス「存在」の形而上学』 春秋社、2013年
- 『トマス・アクィナスの知恵』 知泉書館、2015年
- 『カトリック入門 日本文化からのアプローチ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2016年
翻訳
- トマス・アクィナス 『神学大全』 創文社(全45巻)、1977年~2012年
- ※1960年刊行開始。2008年以降の刊行巻は「連番」となった巻があり、全冊数は39冊、稲垣訳は主に第3部。
- トマス・アクィナス 『法について』 有斐閣、1958年
- トマス・アクィナス 『在るものと本質について ラテン語対訳版』 知泉書館、2012年
- F・コプルストン 『トマス・アクィナス』 ソフィア双書10:未來社、1962年/上智大学出版部、1968年、再版1975年
- R・E・ブレナン 『人間の研究 トマス的心理学入門』 ヴェリタス書院、1962年
- フェルナンド・ファン・ステンベルゲン 『トマス哲学入門』 山内清海共訳、白水社〈文庫クセジュ〉、1990年、新装版2004年
- ヨゼフ・ライネルス 『中世初期の普遍問題』 創文社、1983年
- ピエール・リシェ 『聖ベルナール小伝』 秋山知子共訳、創文社、1994年
- カール・ラーナー 『人間の未来と神学』 中央出版社〈中央新書〉、1975年
- アレキシス・カレル 『ルルドへの旅』 エンデルレ書店、1984年
- ヨゼフ・ピーパー 『哲学するとはどういうことか』 エンデルレ書店、1962年
- ヨゼフ・ピーパー 『愛について』 エンデルレ書店、1974年、再版1981年
- ヨゼフ・ピーパー 『余暇と祝祭』 講談社学術文庫、1988年
- モーティマー・アドラー 『天使とわれら』 講談社学術文庫、1997年
- E・ドリオトン『古代オリエントの宗教』 カトリック全書14:ドン・ボスコ社、1959年
- レジス・ジョリヴェー『哲学者と知者の神』 カトリック全書15:ドン・ボスコ社、1960年
- L.L.フラー『法と道徳』 有斐閣、1970年
- J.エスタライヒャー『崩れゆく壁 キリストを発見した7人のユダヤの哲学者』 春秋社、1969年
- ジャック・マリタン『人間と国家』 久保正幡共訳、創文社、1962年
- ウォルター・M・アボットほか『新約聖書の基礎知識』 別宮貞徳共訳、春秋社、1973年
- ウオルター・M・アボットほか『旧約聖書の基礎知識』 春秋社、1976年
編著ほか
- 『季刊哲学11号 オッカム』 哲学書房、1990年
- 岩下壮一 『カトリックの信仰』 校訂・解説、講談社学術文庫、1994年/ちくま学芸文庫、2015年
- 『現代社会と正義 国際シンポジウム』 アンセルモ・マタイス共編 明石書店、1987年
- 『人間の探究』 久保田勉共編、名古屋大学出版会、1988年
- 『現代の思想と人間』 久保田勉共編、名古屋大学出版会、1995年
- 『教養の源泉をたずねて 古典との対話』 創文社、2000年
- 『中世の社会思想 中世研究第10号』 上智大学中世思想研究所編、創文社、1996年
- 『地球化時代のキリスト教』 聖心女子大学キリスト教文化研究所編、春秋社、1998年
- 『世界遺産への道標』創文社、2017年。副題:事例研究・芸術都市フィレンツェの経営政策
記念論集
- 『中世における知と超越 思索の原点をたずねて 稲垣良典教授の退官を記念して』(創文社、1992年)-詳しい紹介がある。