「エンマ・モラーノ」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{Infobox 人物 |
{{Infobox 人物 |
||
|氏名 = エマ・モラノ=マーティヌッジィ |
|氏名 = エマ・モラノ=マーティヌッジィ |
||
|ふりがな = Emma Morano-Martinuzzi |
|ふりがな = Emma Martina Luigia Morano-Martinuzzi |
||
|画像 = Emma Morano.jpg |
|画像 = Emma Morano.jpg |
||
|honorific_prefix = |
|honorific_prefix = |
2017年1月24日 (火) 17:05時点における版
Emma Martina Luigia Morano-Martinuzzi エマ・モラノ=マーティヌッジィ | |
---|---|
1930年撮影 | |
生誕 |
1899年11月29日(125歳) イタリア王国 ピエモンテ州・ヴェルチェッリ県チヴィアスコ |
住居 | イタリア ピエモンテ州・ヴェルバーノ・クジオ・オッソラ県 |
国籍 | イタリア |
著名な実績 |
|
配偶者 | ジョバンニ・マーティヌッジィ |
子供 | 1人(夭折) |
親 |
ジョバンニ・モラノ(父) マティルデ・ブレシアニ(母) |
エマ・モラノ=マーティヌッジィ(Emma Morano-Martinuzzi、1899年11月29日[1]。 - )は、現在125歳のイタリアの長寿の女性である。存命人物では最長寿の人物であり、1890年代生まれの世界で最後の生存者でもある。また、ヨーロッパにおいては19世紀生まれの最後の生存者である。イタリアにおける歴代最長寿記録を持つ人物であり、ヨーロッパではジャンヌ・カルマンに次ぐ歴代2番目、世界全体では歴代5番目である。
人物
1899年11月29日、イタリア・ピエモンテ州のヴェルチェッリ県チヴィアスコにて、ジョバンニ・モラノ(Giovanni Morano)とマティルデ・ブレシアニ(Matilde Bresciani)の間に生まれる。8人兄弟姉妹(3兄弟5姉妹)の長女であった。1926年にジョバンニ・マーティヌッジィ(Giovanni Martinuzzi、1901 - 1978)と結婚した。子供は1人だけいたが、1937年に僅か6カ月で亡くなっている。法的に離婚はしなかった(キリスト教の影響が強かった当時のイタリアでは、離婚をすることは容易ではなかったことによる[2]。)ものの、1938年からは暴力的だった夫と別居するようになり、以後75年間にわたって一人暮らしをしていた。このことについて、後のインタビューで彼女は「私は誰からも支配されたくなかった」と語っている[3]。なお父親と夫の名前が両方とも「ジョバンニ」("Giovanni")という、同一の名前であったとされているが、出典の誤りなのか偶然だったのかは定かではない。
彼女には非常に長命な家族がおり、家族の何人かは90歳以上生き、妹のアンジェラ・モラノ(Angela Morano、1908 - 2011)は102歳で亡くなっている。長寿の秘訣として、薬を使用せず、1日当たり3個の卵を食べて、手作りのブランデーを飲み、チョコレートを時々食べることを挙げている[3]。
2011年12月23日に、彼女はイタリアの大統領ジョルジョ・ナポリターノからイタリア共和国功労勲章を授与された。2015年の116歳の誕生日には、ローマ教皇フランシスコからの手紙を受け取っている[4]。
長寿記録
- 2013年4月2日 - マリア・レダエリ=グラノーラの死去に伴い、イタリア及びヨーロッパ最高齢となる。
- 2013年8月15日 - マリア・グラヴィジ=デ・キャンディア(1900年3月3日生)[1]の死去に伴い、イタリアでは最後の19世紀生まれ、またウンベルト1世の在世中に生まれたイタリア人として最後の生き残りの人物となる。
- 2014年8月9日 - 114歳253日で、ヴェーネレ・ピッツィナート=パポの年齢を追い抜き、死去した人物も含めてイタリア在住の人物としては最も長生きした人物となった(イタリア生まれで海外に移住した人物も含めれば、最長寿はディーナ・マンフレディーニだったが、2015年8月14日にその記録を追い抜いている)。
- 2014年11月29日 - これまでのイタリア人で115歳に到達した2人目の人物となる。
- 2015年1月3日 - アメリカのバーニス・マディガンの死去により、世界で5番目の長寿者となり、白人では世界最高齢となった。115歳35日。
- 2015年1月15日 - イギリス最高齢者だったエセル・ラング(1900年5月27日生)の死去により、ヨーロッパで最後の19世紀生まれとなる(ヨーロッパ生まれで海外に移住した人物も含めれば、アメリカのゴールディ・スタインバーグ(1900年10月30日生)が死去した2015年8月16日となる。)。
- 2015年1月24日 - 115歳56日で、モード・ファリス=ルーズの年齢に並び、死去した人物も含めて世界長寿記録保持者の上位30位内に入る。
- 2015年4月6日 - アメリカのガートルード・ウィーバーの死去に伴い、115歳128日で存命人物で世界で3番目に高齢の人物となる。
- 2015年6月9日 - 115歳192日で、マーガレット・スキートの年齢に並び、死去した人物も含めた世界長寿記録保持者の上位20位内に入る。
- 2015年6月17日 - アメリカのジェラレアン・タリーの死去に伴い、115歳200日で存命人物で世界で2番目に高齢の人物となる。
- 2015年11月29日 - イタリア人として初めて116歳を迎える。
- 2016年3月26日 - 116歳118日で、エリザベス・ボールデンの年齢に並び、死去した人物も含めた世界長寿記録保持者の上位10位内に入る。
- 2016年5月12日 - アメリカのスザンナ・マシャット・ジョーンズの死去に伴い、116歳165日で存命する世界最高齢者、並びに1890年代生まれの最後の生き残りとなった。
- 2016年11月29日 - 117歳の誕生日を迎えた。117歳となったのは、世界史上(確実な証拠がある中で)6人目である。
関連項目
脚注
- ^ a b c “GRG World Supercentenarian Rankings List”. ジェロントロジー・リサーチ・グループ. 2017年1月15日閲覧。
- ^ “世界最高齢で19世紀生まれ唯一の存命者、長寿の秘訣は?”. AFP bb news. (2016年5月20日) 2016年11月29日閲覧。
- ^ a b Raw Eggs and No Husband Since ’38 Keep Her Young at 115 - The New York Times” (2015年2月14日). 2015年6月19日閲覧。 “
- ^ I 116 anni di Emma Morano”. Eco Risveglio (2015年11月29日). 2016年3月26日閲覧。 “
記録 | ||
---|---|---|
先代 スザンナ・マシャット・ジョーンズ |
存命人物のうち世界最高齢 2016年5月12日 - |
次代 (記録保持者) |
先代 ディーナ・マンフレディーニ |
歴代のイタリア出身者最高齢 2015年8月14日 - |
次代 (記録保持者) |
先代 ヴェーネレ・ピッツィナート=パポ |
歴代のイタリア最高齢 2014年8月9日 - |
次代 (記録保持者) |
先代 マリア・レダエリ=グラノーラ |
存命人物のうちヨーロッパ最高齢 2013年4月2日 - |
次代 (記録保持者) |
先代 マリア・レダエリ=グラノーラ |
存命人物のうちイタリア出身者最高齢 2013年4月2日 - |
次代 (記録保持者) |
先代 マリア・レダエリ=グラノーラ |
存命人物のうちイタリア最高齢 2013年4月2日 - |
次代 (記録保持者) |