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「涅マユリ」の版間の差分

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二回目の侵攻の際は、「見えざる帝国」が'''瀞霊廷の影の中'''に潜んでいたこと、影から自由に出入りできることを看破。局長室を影が出来ないよう改装し、ネムと共に影が出来ない輝く服を着て、技術開発局に現れたアスキン・ナックルヴァールと対峙するが、ナックルヴァール自身がマユリを「面倒な相手」と認識して警戒したため撤退しようとし、マユリも分析する時間が欲しいことから追わなかったために交戦はしなかった。
二回目の侵攻の際は、「見えざる帝国」が'''瀞霊廷の影の中'''に潜んでいたこと、影から自由に出入りできることを看破。局長室を影が出来ないよう改装し、ネムと共に影が出来ない輝く服を着て、技術開発局に現れたアスキン・ナックルヴァールと対峙するが、ナックルヴァール自身がマユリを「面倒な相手」と認識して警戒したため撤退しようとし、マユリも分析する時間が欲しいことから追わなかったために交戦はしなかった。
その後は浦原と合流し、研究室から戦況を見守っていた。
その後は浦原と合流し、研究室から戦況を見守っていたが、ユーハバッハ一行とそれを追った一護が霊王宮へ向うと、ジゼル・ジュエルの能力に興味を示し出陣する。ゾンビと化したバンビエッタの爆撃を自身の発明した"霊子固定装置"でかわし、さらにザエルアポロの保管庫から得た技術を引き継ぎ完成させた破面のゾンビ4体を呼び出し、ジゼルとゾンビ戦を展開する。ジゼルが日番谷冬獅郎のゾンビを召喚すると、"過去を見通す力"を与える薬物を用いてこれを退け、続けて現れた六車、鳳橋、松本ら3人の隊長格のゾンビに対しても同様に対応する。そしてジゼルの能力の仕組みを看破した上で、戦闘不能にした隊長格のゾンビに対し、血液組成を組み換える薬剤を投与しマユリの意思に従うように改変し、ジゼルを撃破した。
これらの戦闘の中で、自らの研究者的興味とは別に、「瀞霊廷を護る」という護廷十三隊隊士としての責務を度々語る描写があるが、これらがマユリの本心であるのか、もしくは自らの非人道的な戦略を正当化するための建前であるのかは、現時点では判断しづらい。


== 斬魄刀 ==
== 斬魄刀 ==

2014年9月15日 (月) 12:55時点における版


涅 マユリ
BLEACHのキャラクター
作者 久保帯人
中尾隆聖
詳細情報
性別 男性
職業 死神
護廷十三隊十二番隊隊長
技術開発局局長
子供 涅ネム
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涅マユリ(くろつち まゆり)は、久保帯人作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『BLEACH』に登場する架空の人物。アニメの声優中尾隆聖

プロフィール

  • 護廷十三隊十二番隊隊長・技術開発局二代目局長
  • 身長:174cm
  • 体重:54kg
  • 誕生日:3月30日
  • 好きな食べ物:サンマ
  • 嫌いな食べ物:ネギ

人物

十二番隊隊長及び技術開発局局長を兼任。基本は白い肌に面妖な黒い化粧をした異相で、幾度か化粧や衣装が変わっている。基本的に髪は青い模様、自身の身体を改造し様々な武器や仕掛けを隠している(代表例として耳に内蔵された鎌)や、失った肉体を再生させる薬「補肉剤(ほじくざい)」を携帯している為人間離れしたような出立ちだが、化粧の下には普通のがある(ただし耳は改造しているために普通ではない)。ファッションなのか、右手中指のだけが不自然に長い。羽裏色はとくさいろ、羽織は袖のあるタイプ。

普段は隊長として普通に振舞っているが本性はマッドサイエンティストであり、研究や実験、中でも人体実験(『カラブリ+』では特技として挙げられるほど)を職としている。敵として戦う相手は敵としてより実験材料として認識しており、一護達の中では当初、織姫の能力に強い興味を抱いていた。一方で「完璧」という言葉を嫌い、『他者より優れども完璧であってはならないという矛盾に苦しみながらも快楽を見出すのが科学者である』という独自の信念を持ち合わせている。

隊長に就任する前(200年前)から2661人もの滅却師を実験体として研究しており、現世の生き残りの滅却師の魂魄も監視役を手懐け、見殺しにすることで自らの手におさめていた。と戦っていた石田雨竜の祖父・宗弦もその方法で捕らえ、尸魂界でズタズタになるまで研究した。

目的のためには自隊の隊士すら平気で利用したり、自身に旅禍の情報を教えない一角を独断で始末しようとした。『金色疋殺地蔵』の毒の配合を毎回変えたり、一度戦った相手に監視用の菌を感染させたり(石田との戦闘も例外ではない)と戦闘においては用心深く用意周到な一面も持ち合わせている。また、将来起こりえる事態にも常に想定し警戒しているようで、雨竜が侵入した時点で後々「見えざる帝国」のような集団が現れることを予見し、元柳斎に杞憂と断じられたとはいえ進言していた。

その反面、生体研究の一環により、内服薬(補肉剤)および外科手術による失われた肉体の再生・補助や解毒など、治癒霊力を必要としない医療技術を持ち、場所を選ばずに即時・即効性のある高位の治療が可能。治療行為が可能な隊長格は四番隊の卯ノ花烈と彼しか確認されておらず、戦闘時では希少な存在。ただし、彼の言動には治療ではなく改造の気が見え隠れする為、現世の面々はもとより、副隊長格にいたるまでその方法は大いに遠慮されている。その卯ノ花とはあえて毛嫌いするという面は無いが、笑顔で皮肉を言いあい腹黒さを垣間見る仲である。

瀞霊廷通信内では実験レポートを掲載するコーナー「脳にキく薬」を連載しており、読者からファンレターが送られるほど支持されている。自身も瀞霊廷通信の愛読者である。

自らの研究結果として、義骸技術と義魂技術を駆使した人造人間涅ネムがいる。誕生において自分自身の遺伝子情報(血液)を提供しており、誕生方法がどうであれ「私の娘」と呼んでおり(全隊長格唯一の子持ちとも言う)、一人の存在として認識されている。彼はネムを捨て駒として扱おうという描写があるが、これは「自身の最高傑作であるネムがこの程度で死ぬ訳がない」という自信からくるものであり、ネムの能力を上回る事態で彼女に危害が及んだ場合、独自の表情を見せるなど第三者からの視点や表現方法の問題はさておき、彼なりの愛情表現を見せている(『カラブリ+』のP51等)。

破面篇においてはマユリは異常な冷血漢というよりは、「非常に掴みにくいキャラクターではあるが、その実はやはり隊長格に相応しい傑出した才覚と使命感を併せ持つ存在」として再描写された。千年血戦篇においてもこの一面が強く描写されている。

カラブリ+よろしく、本篇内で時折見せる彼のコミカルな動きや突っ込みが約束されたボケを愛するファンも多い。

アニメのバウント篇では京楽春水と何度か対立する場面があったが、以降のオリジナルストーリーでは、彼にフォローしたり(中立の立場から)擁護する発言をされる事も多かった。

過去

110年前は、瀞霊廷によって危険分子と看做され、それらの危険因子を収容する施設・蛆虫の巣で唯一檻に閉じ込められていた。だが技術開発局創設を目指す当時の十二番隊隊長の浦原喜助に科学者としての実力を買われ、十二番隊第三席兼技術開発局の副局長に就任した。藍染の陰謀により浦原が追放処分、副隊長兼技術開発室長の猿柿ひよ里も同時に解任された事に伴い、隊長・局長職へ就任。

尸魂界篇

瀞霊廷で石田と対峙し、斬魄刀の能力で追い詰める。しかしネムを捨て駒として扱ったことや、上記の目的・方法で宗弦を捕えていたこと、及びその末路を教えたことで彼の怒りを買い、卍解まで使用して応戦するも胴体部に即死してもおかしくないほどの大穴を開けられて倒され、自身の肉体を液体化させて戦闘から脱出する。藍染惣右介の裏切りが判明した時点で体は治っていたが、興味が無いとして追う事はなかった。

破面篇

青く染めた髪を伸ばし左右に広げ、剣八・白哉・卯ノ花と共に浦原が作り出した黒腔(ガルガンタ)を通過し虚圏(ウェコムンド)へ侵攻。恋次と石田の救援に駆けつけ、ザエルアポロと交戦、ネムを経由して投与した超人薬の効果で勝利する。

ザエルアポロの研究材料保管庫を見つけ(何者かの遺体が吊るされていたが、現時点では不明)出し、恋次と石田を治療するも、通ってきた全ての黒腔が封鎖されたので虚圏に幽閉されるが、ザエルアポロの持つ資料に基づいて黒腔の解析に成功し、一護と卯ノ花を黒腔を通して現世に送り出す。その際、一護に浦原の弟子である事や似た面がある事を指摘され、怒りを露わにしつつも彼に興味を示す。このことから浦原に対し非常に強いライバル心を窺い知ることが出来るがそれ以上の因縁は現時点では描かれていない。この際発した言葉は辛らつではあるものの死地へ赴く一護の未来があることを前提としたものである。

当篇の戦いが終結した後は、虚圏で行われた戦闘データの収集と研究のため虚圏に通い詰めている。

死神代行消失篇

小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』では、技術開発局を襲撃したシエンと断界で遭遇し、すぐにシエンの正体に気付いてそれを告げた。更にピカロの能力も正確に推測していた。一護が山本総隊長の下に訪問した際、隊長たちが集まったがマユリは出席せず、漫画では出番はなかった。アニメでは、最終回のエンドロールに登場して発明の最中だった。

千年血戦篇

この戦いからも外見が変わっている。「見えざる帝国」が虚を大量に消滅させたことで尸魂界と現世の魂魄のバランスが深刻なレベルまで崩れた時には、魂魄矯正の為に無断で流魂街の住民二万六千を消去した。「見えざる帝国」が尸魂界を襲撃した際には自ら出撃した。敵が卍解に対処する方法があることに感づいて事前に隊首会議で忠告していた。

そして、「見えざる帝国」が一時撤退した後、一護にハッシュヴァルトに両断された卍解『天鎖斬月』の修復が不可能な事とその理由を教えた。戦況立て直しのため零番隊が瀞霊廷を訪れた際は、修多羅千手丸と嫌味を言い交わすなど何らかの因縁がある様子を見せた。一護たちが霊王宮へ向かった後は、ネムと共に局長室にこもり、作業に没頭していた。

二回目の侵攻の際は、「見えざる帝国」が瀞霊廷の影の中に潜んでいたこと、影から自由に出入りできることを看破。局長室を影が出来ないよう改装し、ネムと共に影が出来ない輝く服を着て、技術開発局に現れたアスキン・ナックルヴァールと対峙するが、ナックルヴァール自身がマユリを「面倒な相手」と認識して警戒したため撤退しようとし、マユリも分析する時間が欲しいことから追わなかったために交戦はしなかった。 その後は浦原と合流し、研究室から戦況を見守っていた。

斬魄刀

斬魄刀の名は『疋殺地蔵(あしそぎじぞう)』。

アニメ『斬魄刀異聞篇』で実体化した疋殺地蔵の詳細はBLEACH 斬魄刀異聞篇#実体化した斬魄刀を参照

始解

能力解放と共にうねった三本の刀身を持ち、その根元に赤子のような顔が浮かんだ形状に変化する。斬りつけた相手のから出る信号のうち「四肢を動かせ」という命令のみを検出して遮断し、四肢の動きを封じるという能力を持つ。これは麻痺とは異なるため、痛みはまったく消えない。また斬られた傷を治癒させても、四肢の動きを封じる効果は消えない。ただし、戦いの後石田の四肢が回復していることから、一定時間が経てば元に戻る様子。

解号は「掻き毟れ『疋殺地蔵』(かきむしれ『~』)」[1]

卍解

【卍解】の名は『金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)』。

能力解放と共に、鞘からイモ虫のような身体に赤子のような頭を持つ巨大な生物を召喚する。

能力は、周囲100間(約182メートル)にマユリ自身の血から生成された致死毒を撒き散らすというもの。マユリの血から生成されるため、この毒はマユリ本人とマユリと同じ血を持つネムには効かない。また、毒の配合は相手に抗体を作らせないために毎回変えている。胸部からは無数の刃を生やして攻撃することが可能なほか、単純に巨大なためそのまま質量攻撃も可能。また実際に生物的な存在でもあるのか、敵を喰う事すらできる。

その反面で敵に操られるような場面も想定されるため、万一所持者のマユリ自身を襲うことがあれば自動的に消滅する仕組みに「改造」されている。このため、卍解時に折れても何とか出来る数少ない斬魄刀である(千年血戦篇でも、「卍解なしで戦えるのは私ぐらいだネ」と豪語している)。石田との対決時に一度完全に破壊されたが、「改造」のためか以降も問題なく使っている。

「虫喰玉(むしくいだま)」
バレーボール程度の霊弾を飛ばし爆発させ、球状の被害を与える技。
「贋膚(にせはだ)」
周囲と同じ色や質感の皮膚を作り、景色の一部として溶け込み身を隠す技。
「肉爆弾(にくばくだん)」
正確には技ではなく、他の死神の体内に遠隔操作型の爆弾を仕込んでおき、任意でスイッチを押してその死神ごと爆発させる。
「蛇腹腕(じゃばらかいな)」
腕にワイヤーのようなものを仕込んでおき、それを解放してロケットパンチの要領で腕を伸ばし、標的を捕える技。一度使用すると戻せなくなるのが欠点。
「肉飛沫(にくしぶき)」
斬魄刀で斬った対象を液体にし、自ら攻撃できなくなる代わりに相手からの攻撃を受けなくなる能力。性格上(あるいは性能上)、他人には使用したシーンが無く自身の逃走に用いている。これを自分に使用すると1週間(キャラブックでは3日)元に戻れない。マユリはこれを使用し、石田との戦闘に敗れながらも逃げ切った(ただし、水などの液体に触れると混ざってしまう)。この能力は始解時でなくても使用できる。

アニメ

バウント篇

八番隊隊長の京楽春水と衝突するシーンも何度か見られた。また、バウント達を研究しようとし、ネムを介して石田に装身具を与え、バウントを尸魂界へ向かわせるよう仕向けたが、それがバウント達にとって手の内であることを知り激昂する。バウント侵入時には一之瀬を探していたものの、研究材料にするため、バウントの沢渡と対峙する。しかし、左手を二度もバウラに喰われ怒りが頂点に達し、本来の目的を忘れ金色疋殺地蔵で毒殺した。

斬魄刀異聞篇

実体化した斬魄刀達が暴れ始め、白哉が裏切り、剣八が乱入した抗争の際に自身の疋殺地蔵に仕込みを入れていた爆弾で自ら破裂させ、袖白雪など他者に折られた刀の復活や斬魄刀達の洗脳の解除の活動を始め、無事に皆の斬魄刀を和解させることに成功する功績を見せた。

死神図鑑ゴールデン

技術開発局に来ていた女性死神協会のおやつ(焼き芋)を食べてしまったり、ネムが現世に赴いている際、代わりに女性死神協会の議会に出席しようとしたが七緒の剣幕に押され追い出されたり、バウント・沢渡との戦闘後に一護・チャドに会い、何らかの装置(恐らくは体を治す装置と思われる)に入れて貰うために背負ってもらおうとしたが戦闘後の状態を気味悪がられ、どちらが背負うかでジャンケンを始めてしまった一護とチャドにツッコミを入れたりと、ギャグパートも描かれ本編とは違う一面が見られる。

脚注

  1. ^ ザエルアポロ戦では卍解時に唱えていた

関連項目

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