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== 概観 ==
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==== 別科 ====
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==== 短期大学部 ====
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*[[北海道大学医療技術短期大学部|医療技術短期大学部]](2006年に廃止)
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※学校教育法上、短期大学と大学は、それぞれが別々の1つの学校である。よって必要な場合は、独立した記事を立ててここでは簡便な記述に留める。
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==== 附属機関 ====
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== 社会との関わり ==
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※これまでの節で言及されず、かつ特記する事象がある場合、この節を設ける。
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*[[b:メインページ|ウィキブックス (Wikibooks)]]
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== 関連項目 ==
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※大学に関する関連項目は原則として本文中にリンクする。関連項目は原則として使用しない。たとえば何かの説明をするために創立者の出身地を紹介する必要がある場合には必要とする項目へ記載する。本文では説明できないが関連項目として他の記事にリンクをする必要がある場合には事前にノートで理由とともに提案を行い、同意が得られた場合にのみ掲載できる。
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== 参考文献 ==
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2009年11月29日 (日) 15:01時点における版

北海道大学
北海道大学 正門
大学設置 1918年
創立 1876年
学校種別 国立
設置者 国立大学法人北海道大学
本部所在地 北海道札幌市北区北8条西5丁目
学生数 17,541
キャンパス 札幌(北海道札幌市)
函館(北海道函館市)
学部 文学部
教育学部
法学部
経済学部
理学部
医学部
歯学部
薬学部
工学部
農学部
獣医学部
水産学部
研究科 文学研究科
教育学研究科
法学研究科
経済学研究科
理学院・研究院
医学研究科
歯学研究科
薬学研究院
工学研究科
農学院・研究院
獣医学研究科
水産科学院・水産科学研究院
国際広報メディア研究科
情報科学研究科
環境科学院・地球環境科学研究院
生命科学院・先端生命科学研究院
公共政策学教育部・連携研究部
ウェブサイト http://www.hokudai.ac.jp/
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北海道大学(ほっかいどうだいがく、英語: Hokkaido University)は、北海道札幌市北区北8条西5丁目に本部を置く日本国立大学1876年創立、1918年大学設置。大学の略称は北大(ほくだい)。ただし、国立大学法人北海道大学文書処理規程における文書記号は「海大」[1]。これを根拠に「海大」が本来の公式略称であるという記載をしている雑誌などもあるが、文書記号は公文書を発行する場合にのみ用いられるものであり、本来は略称とは異なるものである。実際、北海道大学の略称は「北大」であり、「海大」と呼ばれることはない。なお、文書記号の「北大」は東北大学を指す。これは東京大学を「東大」、東北大学を「北大」としていたためである。

概観

北海道大学俯瞰図(2009年9月)

大学全体

北海道大学は、1872年設立の開拓使仮学校(東京府)、1876年設立の札幌農学校石狩国札幌郡札幌)、1907年設立の東北帝国大学農科大学(北海道札幌区)を経て、1918年帝国大学としては5番目に設立された北海道帝国大学(北海道札幌区)を前身とする大学である。

建学理念

フロンティア精神、実学の重視、全人教育、国際性の涵養などが建学理念。

学風および特色

北海道大学は、その系譜の中で最初に札幌に置かれた札幌農学校の影響を大きく受けている。そのため、この記事では、同大の創立年を札幌農学校設立年としている。

札幌農学校初代教頭であるクラークマサチューセッツ農科大学前学長)が、米国帰国にあたり札幌近くの島松で馬上から叫んだという「Boys, be ambitious.」(少年よ、大志を抱け)[2]の精神は、現在でも同大に受け継がれている。また、彼が説いたキリスト教精神により、官立学校にも関わらず学生の間で「イエスを信ずる者の誓約」が行われ、新渡戸稲造内村鑑三などのクリスチャンを生んだ。

このような札幌農学校の精神が、同大の基本理念に引き継がれている。

男女共同参画社会基本法に基づくポジティブ・アクションに取り組んでおり、全研究者の中の女性研究者比率が2020年までに20%になるよう努めるとの数値目標を掲げ推進している。

北東アジア地域との連携を重視しており[3]韓国台湾中華人民共和国などの大学とも相互協定を結んでいることだけではなく、定期的に青年海外協力隊JICA)へも隊員を送り出している[4]。これは、同大学の建学の精神にも歌われている、国際性豊かな若者を育成することを重要視しているためである。

沿革

北海道大学 札幌キャンパス(1985年) 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成


年表

基礎データ

所在地

象徴

校章

校章はキャンパス内に自生するオオバナノエンレイソウユリ科トリリウム属の多年草)を図案化したもの。昭和25年の公募による入選作を、創基120周年を機に修正を加え、平成8年9月にシンボルマークとして決定された。なお、起源については、恵迪寮のシンボルマークから発祥説と、ラグビー部のシンボルマークから発祥説がある。

スクールカラー

スクールカラーは大学公式には決定されていないが、旗や体育会各競技のユニフォームなどに緑が多用されており、慣習的には、雪解けの新緑を表す「ライトグリーン(萌黄色)」とされている。

校歌

校歌は「永遠の幸」(とこしえのさち)と題し、札幌農学校時代に作られた。作詞者は有島武郎。米国人作曲家ジョージ・F・ルート (George Frederick Root) が1863年に作った"Tramp! Tramp! Tramp!"が原曲。この曲はアメリカ合衆国南北戦争の時代に北軍の行進曲として歌われ、南軍でも歌われていた。また、歌詞を変えてアイルランドでも流行した。南北戦争後、米国の各大学でも学生歌に用いられていたものを納所弁次郎が選曲したといわれている。旧制の国立学校校歌としては特異な成り立ちである。

歌詞は大和田建樹校閲したため、作詞者の欄に有島とともに併記されることもある。

有島が作詞をしたのは1900年(明治33年)頃であり、1900年に行なわれた創立25周年記念祝賀会で歌われたとする資料がある。当時有島は農学校の学生であったため、現在でも校歌作詞者を記す時には「有島武郎君作歌」というように君付けで表記されることが多い。

原曲の"Tramp! Tramp! Tramp!"は、キリスト教賛美歌にも使われ、日本においては、日本福音連盟 『新聖歌』(2001年版)の186番、救世軍歌(1997年版)の108番などにその例が見られる。

寮歌

北海道大学には現在も「都ぞ弥生」(みやこぞやよい)をはじめとする寮歌が歌い継がれている。大学の公式の寮である恵迪寮では、今も年に一曲ずつ寮歌が作成されている。

学校の花はオオバナノエンレイソウで、校章のモチーフとなっている。

教育および研究

組織

学部

  • 理学部
    • 数学科
    • 物理学科
    • 化学科
    • 生物科学科
    • 地球科学科
  • 医学部
    • 医学科(6年制)
    • 保健学科
  • 歯学部
    • 歯学科(6年制)
  • 薬学部
    • 薬学科(6年制)
    • 薬科学科
    • 附属薬用植物園
  • 工学部
    • 応用理工系学科
    • 機械知能工学科
    • 環境社会工学科
    • 情報エレクトロニクス学科
  • 農学部
    • 生物資源科学科
    • 応用生命科学科
    • 生物機能化学科
    • 森林科学科
    • 畜産科学科
    • 農業工学科
    • 農業経済科
  • 獣医学部
    • 獣医学科(6年制)
  • 水産学部
    • 海洋生物科学科
    • 海洋資源科学科
    • 増殖生命科学科
    • 資源機能化学科
    • 附属練習船おしょろ丸
    • 附属練習船うしお丸
  • 文学部
    • 人文科学科
  • 教育学部
    • 教育学科
  • 法学部
    • 法学課程
  • 経済学部
    • 経済学科
    • 経営学科

大学院

短期大学部

附属機関

  • 附置研究所
    • 低温科学研究所
    • 電子科学研究所
    • 遺伝子病制御研究所
  • 全国共同利用施設
  • 学内共同教育研究施設等
    • アイソトープ総合センター
    • 機器分析センター
    • 留学生センター
    • 高等教育機能開発総合センター
    • 高等法政教育センター
    • 総合博物館
    • 量子集積エレクトロニクス研究センター
    • 北方生物圏フィールド科学センター
      • 耕地圏ステーション植物園(北海道大学植物園)
    • エネルギー変換マテリアル研究センター
    • ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
    • 脳科学研究教育センター
    • 創成科学共同研究機構
    • 人獣共通感染症リサーチセンター
    • 大学文書館
    • アドミッションセンター
    • アイヌ・先住民研究センター
    • 保健管理センター
    • 環境保全センター
    • 観光学高等研究センター
    • 言語文化部(現:外国語教育センター)
  • 附属図書館
  • 知的財産本部
  • 科学技術コミュニケーター養成ユニット
  • 病院

研究

21世紀COEプログラム

21世紀COEプログラムの採択数は12件だった。

  • 2002年
    生命科学
    バイオとナノを融合する新生命科学拠点
    情報・電気・電子
    知識メディアを基盤とする次世代ITの研究
    人文科学
    心の文化・生態学的基盤に関する研究拠点
    学際・複合・新領域
    生態地球圏システム劇変の予測と回避
  • 2003年度
    医学系
    人獣共通感染症制圧のための研究開発
    数学・物理学・地球科学
    特異性から見た非線形構造の数学
    機械・土木・建築・その他工学
    流域圏の持続可能な水・廃棄物代謝システム
    社会科学
    新世代知的財産法政策学の国際拠点形成
    学際・複合・新領域
    新・自然史科学創成:自然界における多様性の起源と進化
    スラブ・ユーラシア学の構築:中域圏の形成と地球化
  • 2004年年度
    革新的な学術分野
    トポロジー理工学の創成
    海洋生命統御による食糧生産の革新-海の生物の高度で安全な活用を目指して

グローバルCOEプログラム

グローバルCOEプログラムの採択数は7件である。

  • 2007年度
    科学・材料化学
    触媒が先導する物質科学イノベーション
    情報・電気・電子
    知の創出を支える次世代IT基盤拠点
    人文科学
    心の社会性に関する教育研究拠点
  • 2008年度
    医学
    人獣共通感染症国際共同教育研究拠点の創成
    社会科学
    多元分散型統御を目指す新世代法政策学
    学際・複合・新領域
    統合フィールド環境科学の教育研究拠点形成
  • 2009年度
    学際・複合・新領域
    境界研究の拠点形成


学生生活

サークル活動

北海道大学では、ほとんどのサークルが常設の「部室」というものを与えられていない。このため、校内各所に設けられた会議室・サークル会館等の部屋を時間指定で借りて、活動を行う。常設の部室が無いため、備品も同じく各所に設けられたロッカー等に保管される。

学園祭

6月に北18条ロータリーからメインストリートを使った「北大祭」が盛大に、日祝日にかけて行うため訪れる観光客や市民も多い。このほか10月から11月にかけては恵迪寮祭も行われる。

大学関係者と組織

大学関係者一覧

施設

キャンパス

札幌キャンパス

大学事務局
古河記念講堂
総合博物館
  • 使用学部:全学部(水産学部は2年次の途中から函館キャンパス)
  • 使用研究科:水産科学院・水産科学研究院以外の大学院全研究科
  • 交通アクセス:下記本文説明参照

大学内では通称「エルムの杜」とも呼ばれ、札幌市中心部に所在している。敷地面積は177万m²。[5]

キャンパス内は南北約1.5キロのメインストリートの左右に各施設が並ぶ配置。キャンパスのすぐ東を南北に延びる札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅付近から北12条駅を抜け、北18条駅をすぎるあたりまでキャンパスが広がっている。付属農場の部分も加えると、その北端は北24条駅の辺りにまで達する。目的の施設・学部・研究科などによって最寄り駅は大きく異なる。

札幌市の発展とともに、広大なキャンパスは都心交通の障害として捉えられた。このため、2001年にキャンパスの北部を東西に貫く地下道路トンネル「環状通エルムトンネル」が開通した。

正門を入って北側の大学事務局(本部)は、旧制北海道帝国大学予科が校舎として使用していた建物。西に進むと広い芝生の「中央ローン」がある。中央ローンを流れる小川はサクシュコトニ川で、現在は人工の川であるが、かつては鮭も遡上した天然河川であった。

中央ローンの北には、旧制東北帝国大学農科大学以来の木造の教室である「古河記念講堂」が残り、西には時計塔がある「農学部本館」、南には「クラーク像」と、北大の象徴が集まっている。メインストリート南端にあるクラーク会館は、国立大学初の学生会館である。

絵はがきなどで有名なポプラ並木は、メインストリートから理学部と工学部の間を西側に入った農場近くにあり、約300mの並木が続く。かねてより倒木の危険性があり立ち入りは禁止されており、2004年9月の台風の影響で大半が倒壊してしまったが、その後、若木の植樹を行うなどして整備し80mほどまで散策可能となった。

理学部敷地内の旧理学部本館は1999年から北海道大学総合博物館となり、農学部など学内各学部に分散して管理されていた明治時代以来の各種学術資料の集中的な管理体制が構築されつつある。

キャンパス北地区に位置する重要文化財北海道遺産である札幌農学校第2農場はクラークの構想によるモデルバーン(模範家畜房)を中心にした明治期の建築物である。なお、正門近くの中央ローンに「クラーク博士像」があるが、胸像のみであり、観光ポスターなどで有名な全身像は札幌市豊平区羊ヶ丘展望台にある。キャンパスから少し離れた南側に北海道大学植物園(13万m²)があり、隣接する北海道庁赤レンガ庁舎とともに観光地にもなっている。

函館キャンパス

  • 使用学部:水産学部
  • 使用研究科:水産科学院・水産科学研究院
  • 交通アクセス:五稜郭駅から徒歩40分/函館駅から函館バスに乗車、北大前バス停下車、約20-30分

水産学部は札幌農学校水産学科として発足したが、1935年に函館高等水産学校として函館に独立し、1949年の新制大学制度の施行に伴い、函館水産専門学校は北海道大学に包括され、農学部水産学科と併せ水産学部となった。その経緯から現在でも水産学部のみ函館のキャンパスを使用している(卒業式も同キャンパスで開催)。面積はおよそ8万9000m²[6]

北海道大学は「全ての学部が一つのキャンパス(=札幌)に集約されている」というイメージが強いため、函館にキャンパスがあるということは知らない人も多い。最近では共同研究を目的とした一部の研究室が札幌に移転してる場合もあり、各学部間との協力体制も見直されてきている為、一部の学生は函館に移行した後、再び札幌に戻るケースもでてきている。

その他

有珠火山観測所、厚岸臨海実験所、静内研究牧場、生物生産研究農場余市果樹園、洞爺臨湖実験所、各研究林など北海道内に20施設。パラダイス・ヒュッテ(1926年に建てられた日本初のスキーヒュッテ。老朽化により倒壊後、1994年山スキー部OB会により再建)、ヘルベチア・ヒュッテ、無意根小屋などの山小屋まであり、水産学部は1300トン級の練習船「おしょろ丸」など船舶数隻[7] を所有している。また、北海道以外にも和歌山県古座川町にも研究林(約429万m²)、[8]東京都千代田区丸の内にある「サピアタワー」内に東京オフィスを持つ。(東京都港区の新高輪プリンスホテルから2007年3月に移転した。)また、北京オフィスも所有する。

対外関係

地方自治体との協定

附属学校

かつて、附属学校として北海道大学工業教員養成所という3年制の各種学校が存在した。現在は閉鎖されている。

Wiki関係他プロジェクトリンク

参考文献

  1. ^ 国立大学法人北海道大学文書処理規程
  2. ^ クラークは、札幌農学校の開校式において、「lofty ambition」(高邁なる大志)との言葉を発しており、開校及び帰国に際していずれも大志との語を使っていることから、その信念が一貫していたことがわかるクラークが最後に残した"Boys, be ambitious."に続く言葉については幾つかの説がある。もっとも有力なのは "Boys, be ambitious! Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement, not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be."であるが、どの説によっても最初の "Boys, be ambitious."については一致しているQ.クラーク博士について(北海道大学)
  3. ^ 北海道大学の国際化全体像
  4. ^ JICAと連携協力協定を締結
  5. ^ 北海道大学公式サイト内の北海道大学概要P48より 札幌市内(札幌キャンパス)1,776,248m²
  6. ^ 北海道大学公式サイト内の北海道大学概要P48より 水産学部88,876m²、函館市内合計105,240m²
  7. ^ 北海道大学公式サイト内の北海道大学概要P48より 船舶(主要なもの)おしょろ丸1396トン、うしお丸179トン
  8. ^ 北海道大学公式サイト内の北海道大学概要P48より フィールド科学センター和歌山研究林4,291,291m²

公式サイト

関連項目


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