コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ハルゼミ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
特徴
タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
22行目: 22行目:
[[成虫]]の体長はオス28-32mm、メス23-25mmで、[[ヒグラシ]]を小さく、黒くしたような外見である。オスの方が腹部が長い分メスより大きい。[[翅]]は透明だが、体はほぼ全身が黒色-黒褐色をしている。
[[成虫]]の体長はオス28-32mm、メス23-25mmで、[[ヒグラシ]]を小さく、黒くしたような外見である。オスの方が腹部が長い分メスより大きい。[[翅]]は透明だが、体はほぼ全身が黒色-黒褐色をしている。


[[日本列島]]では[[本州]]・[[四国]]・[[九州]]、日本以外では中国にも分布する。
[[日本列島]]では[[本州]](主に関東以西)・[[四国]]・[[九州]]、日本以外では中国にも分布する。


ある程度の規模がある[[マツ]]林に生息するが、マツ林の外に出ることは少なく、生息域は局所的である。市街地にはまず出現しないが、周囲の山林で見られる場合がある。
ある程度の規模がある[[マツ]]林に生息するが、マツ林の外に出ることは少なく、生息域は局所的である。市街地にはまず出現しないが、周囲の山林で見られる場合がある。

2024年12月1日 (日) 16:56時点における最新版

ハルゼミ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カメムシ目(半翅目) Hemiptera
亜目 : 頚吻亜目 Auchenorrhyncha
下目 : セミ型下目 Cicadomorpha
上科 : セミ上科 Cicadoidea
: セミ科 Cicadidae
亜科 : セミ亜科 Cicadinae
: ホソヒグラシ族 Leptopsaltriini
: ハルゼミ属 Yezoterpnosia
: ハルゼミ Y. vacua
学名
Yezoterpnosia vacua
(Olivier1790)

ハルゼミ(春蝉、春蟬、学名: Yezoterpnosia vacua)は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類されるセミの一種。日本中国各地のマツ林に生息する小型のセミで、和名通りに成虫が発生する。晩春や初夏を表す季語松蝉」(まつぜみ)はハルゼミを指す。

特徴

[編集]

成虫の体長はオス28-32mm、メス23-25mmで、ヒグラシを小さく、黒くしたような外見である。オスの方が腹部が長い分メスより大きい。は透明だが、体はほぼ全身が黒色-黒褐色をしている。

日本列島では本州(主に関東以西)・四国九州、日本以外では中国にも分布する。

ある程度の規模があるマツ林に生息するが、マツ林の外に出ることは少なく、生息域は局所的である。市街地にはまず出現しないが、周囲の山林で見られる場合がある。

日本では、セミの多くはに成虫が現れるが、ハルゼミは和名のとおり4月末から6月にかけて発生する。オスの鳴き声は他のセミに比べるとゆっくりしている。人によって表現は異なり「ジーッ・ジーッ…」「ゲーキョ・ゲーキョ…」「ムゼー・ムゼー…」などと聞きなしされる。鳴き声はわりと大きいが生息地に入らないと聞くことができない。黒い小型のセミで高木の梢に多いため、発見も難しい。

日本ではマツクイムシによるマツ林の減少、さらにマツクイムシ防除の農薬散布も追い討ちをかけ、ハルゼミの生息地は各地で減少している。各自治体レベルでの絶滅危惧種指定が多い。

日本産近縁種

[編集]

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]
');