ズーニバース
URL |
www |
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言語 | 英語、ドイツ語、ポーランド語 |
タイプ | 市民科学ポータル |
運営者 | シチズン・サイエンス・アライアンス[1] |
設立者 | Fingerprint Digital Media |
スローガン |
"Real science online" (オンラインで本物の科学) |
営利性 | なし |
登録 | 任意 |
開始 | 2009年12月12日[2] |
現在の状態 | 現行 |
ズーニバース (Zooniverse) とは市民科学プロジェクトを集めたポータルサイトである。シチズン・サイエンス・アライアンスが所有し、運営を行っている。ホストしているプロジェクトの中には、規模・人気・成果の面でインターネットでは最高クラスのものもある[3]。当初はギャラクシー・ズーという単一のプロジェクトであったが、ボランティアが科学研究に携わるクラウドソーシング・プロジェクトを数十件ホストするサイトへと成長した。本部はオックスフォード大学とアドラー・プラネタリウムに置かれている[4]。初期のオンライン市民科学プロジェクトでコンピュータの余剰計算能力を利用してデータ分析を行うもの(SETI@homeなど)はボランティア・コンピューティングと呼ばれたが、Zooniverseのプロジェクトはこれと性格を異にし、ボランティア各個人の能動的な活動によって研究課題を解決するものである。プロジェクトの分野には天文学、生態学、細胞生物学、人文学、気候学などがある[5]。
2014年2月14日現在、Zooniverseコミュニティに登録しているボランティアは100万人を超える[6]。ボランティアはまとめて「ズーイティーズ (Zooites)」と呼ばれることが多い[7][リンク切れ][8]。Zooniverseのプロジェクトで集められたデータに基づく学術論文は100篇以上が出版されている[9]。ニュースサイト『デイリー・ズーニバース (The Daily Zooniverse)』はZooniverse傘下の様々なプロジェクトについての情報を配信するとともに、ソーシャルメディアへの展開も行っている。
シチズン・サイエンス・アライアンス
[編集]Zooniverseを主催するシチズン・サイエンス・アライアンスは、英国と米国の9つの研究機関・法人から選出される理事によって運営されている。参加機関はアドラー・プラネタリウム、ジョンズ・ホプキンズ大学、ミネソタ大学、国立海事博物館、ノッティンガム大学、オックスフォード大学、Vissuality社、ポーツマス大学、および中央研究院天文及天文物理研究所である[10]。
プロジェクト
[編集]美術
[編集]ロゴ | 名称 | 種類 | 説明 | 開始日 | サイト |
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Scribes of the Cairo Geniza | 分類 | Zooniverseでは比較的新しいプロジェクトで、ユーザーはヘブライ語とアラビア語で書かれた古い手稿の分類に参加する。これはプロジェクトの第1フェイズであって、2018年春に開始予定の第2フェイズでは手稿にアノテーションを行うことになる[11]。プリンストン・ゲニザ・プロジェクト、ユダヤ教神学院、ケンブリッジ大学図書館との協力の元でペンシルベニア大学図書館が創設した[12]。 | 2017/8/8 | [1] | |
モダン・ミューズ Modern Muses |
アノテーション | ローレンス・アロウェイとシルヴィア・スレイの間で交わされた書簡をテキストデータに起こす。テキスト化はページ毎に行う。 | 不明 | [2] | |
Parochial Archive Project in Rome | アノテーション | 16 - 17世紀ローマの小教区で保管されていた文書のテキスト起こしを行う。テキスト化はページ毎に行う。 | 2017/12/12 | [3] | |
シェイクスピアズ・ワールド Shakespeare's World |
アノテーション | ウィリアム・シェイクスピアと同時期の文書を多数集め、アノテーションおよびテキスト起こしを行う。シェイクスピアとその朋輩の人生について新しい発見があれば、オックスフォード英語辞典に反映される。 | 2015/12/10 | [4] | |
アノテート AnnoTate |
アノテーション | 英国の芸術家が書いた手稿をテキストに起こし、アノテーションを行う。テイト・アーカイブが保有する5万点以上の文書を対象にする。 | 2015/9/1 | [5] |
天文
[編集]ロゴ | 名称 | 種類 | 説明 | 開始日 | サイト |
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ギャラクシー・ズー Galaxy Zoo |
決定木 | ギャラクシー・ズーは現在第4期である。ユーザーは銀河の画像を提示され、その形態を分類するために一連の質問に答える。対象とされるのはハッブル宇宙望遠鏡が撮影した高赤方偏移銀河と、米国ニューメキシコ州に設置されたスローン・デジタル・スカイサーベイの望遠鏡が撮影した低赤方偏移銀河である[13]。 | 2007/7/12 | [1] | |
ソーラー・ストームウォッチ Solar Stormwatch |
アノテーション | 2機の観測機からなるSTEREO探査機が撮影した動画データを利用して、コロナ質量放出の形成と発展を追跡する[14]。 | 2009/12/21 | [2] | |
ミルキーウェイ・プロジェクト The Milky Way Project |
アノテーション | 星形成初期の兆候である、星間物質の泡構造を発見する。スピッツァー宇宙望遠鏡で撮影された赤外線画像と、ハーシェル宇宙望遠鏡によるサブミリ波データを利用する[15][16]。 | 2010/12/7 | [3] | |
プラネット・ハンターズ Planet Hunters |
アノテーション | ケプラー探査機が記録した恒星の光度曲線から太陽系外惑星を発見する[17]。 | 2010/12/16 | [4] | |
プラネット・フォー Planet Four |
アノテーション | 火星の南極冠付近で撮影された地表の画像を分析する。二酸化炭素氷層の下で発生する間欠泉や昇華ガスによって形成された扇状地や斑を見つけ、マーキングするなどの方法で地形の分類を行う。画像はマーズ・リコネッサンス・オービターに搭載されたHiRISEカメラが撮影したものである[18][19][20][21]。 | 2013/1/8 | [5] | |
ラジオ・ギャラクシー・ズー Radio Galaxy Zoo |
アノテーション | ラジオ波画像の中から、ブラックホールへの降着によって駆動されている銀河から発する宇宙ジェットを見つけ出す。その銀河を赤外線画像の中でも探し、二つの画像を対応付けるのがタスクである[22]。 | 2013/12/17 | [6] | |
ディスクディテクティブ Disk Detective |
フィルタリング | ダストからなるデブリ円盤で、惑星系の誕生の兆候を示しているもの(原始惑星系円盤)を銀河系の中から見つけ出す。画像はNASAのWISE衛星、およびDSS2や2MASSなどのサーベイによる[要出典]。 | 2014/1/30 | [7] | |
サンスポッター Sunspotter |
ランク付け | 2枚一組となった太陽黒点の画像を比較し、どちらが相対的に複雑かを選ぶ。研究の目的は、太陽黒点の複雑さが時間とともにどう成長するか、そしてどのように噴出に至るかを調査することである。必要なデータはSOHO探査機に搭載されたマイケルソン・ドップラー撮像器によるものである[23][24]。 | 2014/2/27 | [8] | |
アステロイド・ズー Asteroid Zoo |
アノテーション | タイムラプス画像の中から未発見の小惑星の可能性がある運動物体を探す。米国アリゾナ州のカタリナ・スカイサーベイで取得されたデータを使用している。小惑星の鉱業利用のための技術開発を中心的に行っているプラネタリー・リソーシズ社との連携プロジェクトである[25]。 | 2014/1/24 | [9] | |
ギャラクシー・ズー: バーレングス Galaxy Zoo: Bar Lengths |
アノテーション | ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した8000枚の画像の中から渦巻銀河の棒状構造を見つけ出して測定を行う[26]。 | 2015/7/1 | [10] | |
プラネット・フォー: テレインズ Planet Four: Terrains |
フィルタリング | マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載されている高解像度のHiRISEカメラで詳しく調べる対象を選ぶため、低解像度のCTXカメラで撮影された火星の表面画像を観察する[27]。 | 2015/7/1 | [11] | |
バックヤード・ワールド Backyard Worlds: Planet 9 |
分類 | 海王星以遠の領域を走査して褐色矮星とプラネット・ナインを探す。画像はNASAの広域赤外線探査衛星 (WISE) ミッションで得られたものである[28]。 | 2017/2/15 | [12] |
自然・環境
[編集]ロゴ | 名称 | 種類 | 説明 | 開始日 | サイト |
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オールド・ウェザー Old Weather |
翻刻 | 1850 - 1950年に北極を航海した米国の調査船の航海日誌から気象と海氷に関する記録を読み取り、用意されたインターフェースを用いてデジタルテキストに起こす[29]。現在はプロジェクトの第3期に当たり、新しい史料が解読されている。 | 2010/10/12 | [12] | |
サイクロン・センター Cyclone Center |
決定木 | ドボラック法の改良版を用いて熱帯低気圧の分類を行う。ボランティアは気象衛星の赤外線センサによって撮影された一連の画像を提示され、嵐の種類と程度を識別するための質問に答えていく[30][31]。 | 2012/9/27 | [13] | |
バット・ディテクティブ Bat Detective |
パターンマッチ | コウモリ個体群の状態をモニタするため、反響定位もしくは社会的コミュニケーションのために発された音を分類する[32]。超音波マイクロフォンで記録されたデータを基に、人間の可聴範囲にまで速度を落として再生された鳴き声を聞くとともに[33]、スペクトログラムによる視覚的データを観察する。 | 2012/10/1 | [14] | |
スナップショット・セレンゲティ Snapshot Serengeti |
フィルタリング | タンザニアのセレンゲティ国立公園に設置された225基のカメラトラップで撮影された動物の分類を行う[34]。それぞれの種が国立公園内でどのように分布し、互いにどのような影響を与え合っているかを調べるのが目的である。 | 2012/12/11 | [15] | |
ノーツ・フロム・ネイチャー Notes from Nature |
翻刻 | 歴史上の生物多様性についてのデータを集めるため、博物館に所蔵された現地調査記録をテキスト化する[35][36][37]。 | 2013/4/22 | [16] | |
プランクトン・ポータル Plankton Portal |
フィルタリング | 海洋深度ごとにどんな種類のプランクトンが分布しているかを調べるため、イクチオプランクトン・イメージング・システムによって海中で撮影されたプランクトンの分類を行う。プランクトンは環境の生物指標としてすぐれており、このプロジェクトで得られた情報を用いて海中の二酸化炭素レベルをマッピングすることもできる[38][39][40]。 | 2013/9/27 | [17] | |
コンドル・ウォッチ Condor Watch |
アノテーション | 北カリフォルニアのピナクルズ国立公園の動体検知カメラで撮影された画像を用い、カリフォルニアコンドルの識別を行うとともに、動物の死体のような食餌源から各個体までの距離を記録する[41]。 | 2014/4/15 | [18] | |
フローティング・フォレスト Floating Forests |
アノテーション | 沿岸海洋環境の衛星写真からジャイアント・ケルプの密集地を見つける[42]。 | 2014/8/8 | [19] | |
シカゴ・ワイルドライフ・ウォッチ Chicago Wildlife Watch |
アノテーション | リンカーン・パーク動物園で撮影された数100万枚の動体検出画像を調べ、都市環境に分布する野生動物の同定と調査を行う[43][44]。 | 2014/9/11 | [20] | |
ペンギン・ウォッチ Penguin Watch |
アノテーション | 南極海と南極半島の各地に設置された遠隔カメラ画像にタグ付けを行い、様々な種のペンギンを同定する。ペンギンの繁殖時期、巣立ちまでの生存率、ヒナが捕食される割合の変化を測定するとともに、繁殖地のどこでコロニーが越冬するかを決定するのが目的である[45][46]。 | 2014/9/14 | [21] | |
チンプ&シー Chimp & See |
アノテーション | 動画に写ったチンパンジーの個体識別を行い、道具の使用やその他の行動パターンを抽出することによって、アフリカのある地域におけるチンパンジーの文化や、個体群の規模と動態に関する研究に貢献する。研究主体はマックス・プランク進化人類学研究所である[47]。 | 2015/4/22 | [22] | |
オーキッド・オブザーバーズ Orchid Observers |
翻刻 | 2015年の夏を通して野生のラン(orchid)の撮影を行う、もしくはその画像にメタデータを付加する。あるいは、ロンドン自然史博物館が所蔵しているラン標本に付随する文書記録をテキスト化する[48]。 | 2015/4/23 | [23] | |
ウィルドビースト・ウォッチ Wildebeest Watch |
フィルタリング | セレンゲティ国立公園に設置されたカメラトラップの画像からヌー (wildebeest) の移動を読み取ることで、ヌーの集団移動を地図に記録するとともに、群れの集合知についての理解を深める[49]。 | 2015/7/1 | [24] | |
ホエールズ・アズ・インディヴィデュアルズ Whales as Individuals | アノテーション | クジラの尾びれの写真を見て細部にマークを付けることで、個体の識別を行うとともに、コンピュータに識別法を学ばせる[50]。 | 2015/7/1 | [25] | |
ワイルドカム・ゴロンゴーザ Wildcam Gorongosa |
アノテーション | モザンビークのゴロンゴーザ国立公園に設置されたトレイルカメラに写った動物を同定する[51]。 | 2015/9/1 | [26] | |
フォシル・ファインダー Fossil Finder |
アノテーション | 化石の産地であるケニア北部のトゥルカナ盆地で撮影された地表の写真から、化石や石器の発掘を試みる価値があるかを判定するための情報を読み取る[52]。 | 2015/11 | [27] | |
ジャングル・リズム Jungle Rhythms |
翻刻 | 1937 - 1958年に手書きで書かれた、コンゴ共和国の熱帯林に生えている樹木2000本以上の生活環イベントについての観察記録をテキスト化する[53]。 | 2016/2 | [28] | |
ウェスタン・シールド - カメラ・ウォッチ Western Shield - Camera Watch |
アノテーション | 西オーストラリアでカメラトラップに写った動物を同定する。キツネや野猫が在来の野生動物に与える影響を管理しているウェスタン・シールドプロジェクトの一環である。 | 2016/4/7 | [29] | |
スナップショット・ウィスコンシン Snapshot Wisconsin、旧名 Wisconsin Wildlife Watch |
アノテーション | 米国ウィスコンシン州における野生生物の個体数分布の動向を知るため、カメラトラップで撮られた動物を同定する[54]。 | 2016/1/8 | [30] [31] |
人文学
[編集]ロゴ | 名称 | 種類 | 説明 | 開始日 | サイト |
---|---|---|---|---|---|
エンシェント・ライブズ Ancient Lives |
翻刻 | オクシリンコス・パピルスに記された古代ギリシア語の文章の翻刻を行う。パピルスはエジプト探査協会が所蔵するもので、テキストは将来的に同協会の「グレコ=ローマン・メモワール」シリーズの中で整理番号を付けて公刊される[55][56][57]。 | 2011/7/26 | [32] | |
オペレーション・ウォー・ダイアリー Operation War Diary |
翻刻 | 第一次世界大戦中に英軍が作成した戦時日誌の翻刻を行う。歴史家はそのデータを利用して、部隊の移動を辿ったり、カタログのメタデータを充実させたり、個々の兵士の体験を掘り下げる[58][59]。 | 2014/1/14 | [33] | |
サイエンス・ゴシップ Science Gossip |
アノテーション | 生物多様性図書館がデジタルデータ化した初期の科学雑誌や定期刊行物のページから図版を抽出し、描かれた生物種の分類を行う[60]。 | 2015 | [34] | |
エミグラント・シティ Emigrant City |
翻刻 | 移民貯蓄銀行で1851年から1921年までに作製され、ニューヨーク公共図書館で保管されていた担保や債権の元帳を読み取ってテキスト化することでニューヨークの歴史を探求する[61]。 | 2015/12/1 | [35] | |
Measuring the ANZACs | 翻刻 | 文書の読み取りとテキスト化を通して、第一次世界大戦中にニュージーランド陸軍に入隊したオーストラリア人およびニュージーランド人の氏名、職業、出生地、健康状態からなる包括的なニュージーランド戦史データベースを作成する[62]。 | 2015/8/14 | [36] |
生物学・物理学
[編集]ロゴ | 名称 | 種類 | 説明 | 開始日 | サイト |
---|---|---|---|---|---|
ワーム・ウォッチ・ラボ Worm Watch Lab |
アノテーション | 線形動物の動画を視聴することによって、医療研究に役立つ遺伝子データを集める[63][64]。線虫の分類から脳と遺伝子の機能についてのデータが得られる[65]。研究対象とされる種はCaenorhabditis elegansである[66]。 | 2013/7/3 | [37] | |
ヒッグス・ハンターズ Higgs Hunters |
アノテーション | LHC実験のデータから未知のエキゾチック粒子を発見し、宇宙を構成する基本要素を暴く[67]。 | 2014/11/26 | [38] |
終了したプロジェクト
[編集]ロゴ | 名称 | 種類 | 説明 | 開始日 | 終了日 | サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
セル・スライダー Cell Slider |
アノテーション | 英国キャンサー・リサーチが提供する画像を用いてがん組織試料を分類していた[68][69]。 | 2012/10/24 | — | [39] | |
ギャラクシー・ズー・マージャーズ Galaxy Zoo Mergers |
パターンマッチ | 相互作用銀河のダイナミクスを研究するため、オリジナルのギャラクシー・ズーで発見された銀河の画像をシミュレーションと比べていた[70][71][72][73]。 | 2009/11/23 | 2012/6/25 | [40] | |
ギャラクシー・ズー・スーパーノヴァ Galaxy Zoo Supernovae |
アノテーション | 「パロマー・トランジェント・ファクトリー」サーベイで得られたデータから超新星を探していた。発見された超新星は世界中の望遠鏡によって速やかに追跡調査された[74][75][76]。 | 2009/8/13 | 2012/8/3 | [41] | |
アイス・ハンターズ Ice Hunters |
アノテーション | ニュー・ホライズンズ探査機の観測候補を見つけるためにカイパーベルト天体の確認を行っていた。同時に変光星と小惑星の確認も行った。様々な望遠鏡により時間差で撮影された画像の差分を目視することでこれらの天体の検出を行っていた[77][78]。 | 2011/6/21 | 2012前半 | ||
オールド・ウェザーフェーズ1、フェーズ2 Old Weather Phases One & Two |
翻刻 | 2010年10月から2012年7月までの間に16,400人ほどのボランティアが参加し、第一次大戦期の英国海軍の船で作成された1,090,745ページにわたる航海日誌から気象データが抽出された[79]。 | 2010/10/12 | 2012/7/23 | [42] | |
アンドロメダ・プロジェクト Andromeda Project |
アノテーション | ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像の中に、アンドロメダ銀河の中の星団や[81]、星野のバックグラウンドに隠れた遠方銀河を見つけようとしていた。 | 2012/12/5 | 2013/10/30 | [43] | |
ムーン・ズー Moon Zoo |
アノテーション | ルナー・リコネサンス・オービターによって得られた月表面の高解像度画像を用いて詳細なクレーター・カウントを行い、岩の年齢のばらつきを地図上に記録していた[82][83]。 | 2009/2/16 | 2016/5 | [44] | |
スペース・ワープス Space Warps |
アノテーション | 遠方宇宙にある大質量銀河が作り出す重力レンズを探していた[84][85]。 | 2013/5/8 | 2014 | [45] | |
スター・デート: M83 Star Date: M83 |
アノテーション | ハッブル宇宙望遠鏡の画像を用い、南の回転花火銀河 (M83) の中にある星団の形状と色を記録していた[86]。 | 2014/1/13 | 2014 | [46] | |
ホエール・FM Whale FM |
パターンマッチ | シャチが発する音を分類することで個体の回遊を追跡していた[30]。ボランティアは鳴き声のオーディオ・クリップを聞くとともにスペクトログラムデータを観察した。『サイエンティフィック・アメリカン』誌との連携で運営されていた[87]。 | 2011/11/29 | 2015/5 | [47] | |
シーフロア・エクスプローラ Seafloor Explorer |
フィルタリング | 海底生息環境のライブラリを作成するため、アメリカ北東部沖合の海底でロボットカメラが撮影した画像に基づいて種の同定や海底面の状態の記録を行っていた[30]。 | 2012/9/13 | [48] | ||
SETILive | アノテーション | コンピュータアルゴリズムでは捉えられないような地球外知的生命体からの信号を人力で識別することを目指すプロジェクトだった[88]。ケプラー探査機の観測領域に入っている星を対象に、アレン・テレスコープ・アレイによって観測されたラジオ波領域データが用いられた[89]。 | 2012/2/29 | 2014/10/12 | [49] |
脚注
[編集]- ^ “Projects”. Citizen Science Alliance. 19 November 2011閲覧。
- ^ “The Zooniverse is Go.” (12 December 2009). 13 September 2014閲覧。
- ^ “New Zooniverse projects – Bat Detective and Click to Cure”. European Space Education Resource Office (30 October 2012). 14 October 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。8 October 2014閲覧。
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