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YES!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Young Engineers Sportscar GmbH
業種 自動車製造者 ウィキデータを編集
本社
カップ/R

YES!(Young Engineers Sportscar 、イエス!)はかつてドイツザクセン州グローセンハインドレスデン郊外)に拠点をおいたドイツスポーツカーメーカー。ケルン応用科学大学で自動車工学を学んだヘルベルト・フンケ(Herbert Funke)とフィリップ・ヴィル(Philipp Will)が40社以上から出資を募り設立したベンチャー企業であった。
彼らは後述のYES!ロードスターのプロトタイプを1999年のケルン・モーターショーで発表、ショー期間中に30台以上の予約注文を受けて2000年3月に正式にフンケ&ヴィル社(Funke & Will AG)をグローセンハインに設立し生産を開始した[1]

2009年2月4日、フンケ&ヴィルAGはドレスデン地方裁判所に破産を申請[2]、同年4月2日に清算された[3]

YES!ロードスター

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YES!が生み出した唯一のプロダクトである「Yes!ロードスター」は出品したケルン・モーターショーで「4輪のバイク」と報道されたライトウェイトピュアスポーツカーであり、グローセンハイン飛行場にある1930年代の格納庫を修復した工場で2001年からハンドメイドで製造された。マーケティングの一環として、購入したオーナーが飛行機で直接グローセンハイン飛行場に乗り付け、飛行場内の工場で納車されたYes!ロードスターをそのまま乗り出し可能とするオプションも設けられていた。

YES!ロードスターのエンジンは286馬力にチューンされたフォルクスワーゲン製の1.8リッターエンジンで、またロータス・エリーゼなどと同様にアルミフレームを採用したため車両重量は830kgと軽量であり、最高速度は264km/h、停車から100km/hまでわずか4.1秒である。

2006年には3.2リッター255馬力エンジンを搭載した「YES! ロードスター3.2」とターボを装着し355馬力エンジンを搭載した「YES! ロードスター3.2ターボ」をライプツィヒ・モーターショーで初披露した。「3.2ターボ」は停車から100km/hまで3.9秒である。

モデル

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1.8 リッターモデル

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  • YES! ロードスター
標準モデル。ガルウイングドア(バタフライドア)を装備し、オプションでエアコン装着可能。
  • 全長×全幅×全高:3630×1850×1160mm
  • エンジン:1781cc直列4気筒DOHC5バルブシングルターボチャージャー
  • 最高出力:):286ps/5500rpm
  • 最大トルク:35.7kgm/4200rpm
  • 車両重量:830kg
  • YES! クラブスポーツ(Clubsports
公道走行可能ながら、ガルウイングドアを廃止するなど軽量化したモデル。
  • YES! カップ/R(Cup/R
競技専用車種。ヘッドランプ等の保安部品を取り外しているため、ナンバー取得不可。

3.2 リッターモデル

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  • YES! ロードスター3.2
  • YES! ロードスター3.2ターボ
両車種ともエアバッグABSを装備し、またオプションでカーナビゲーションも装着可能。

日本での販売

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  • 日本における輸入・販売は2004年より名古屋市名東区の株式会社オートリーゼンが行っていた。累計販売台数は不明。

外部リンク

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出典

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  1. ^ Yes, da kommt Freude auf!03/21/20021
  2. ^ Amtsgericht Dresden Aktenzeichen 534 IN 243/09
  3. ^ Funke & Will AG, Großenhain.