Wikipedia:記事名の付け方/ヨーロッパ貴族の記事名/ヨーロッパ貴族の記事名に関する英語版での規約
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以下、en:Wikipedia:Naming conventions (names and titles)#Other non-royal names より、ヨーロッパ貴族の記事名に関する部分を要約。
- 原則として、「人名, 爵位 of 地名」の形式をとる。
- しばしば同じ名前が受け継がれるので、何代目かも記事名に含める。例:Duke of Wellington(ウェリントン公爵)は Arthur Wellesley が複数名いるため、区別するために Arthur Wellesley, Duke of Wellington ではなく、Arthur Wellesley, 1st Duke of Wellington のようにする。
- ただし、以下の場合は例外として、称号を記事名に含めない。
- 首相が退任後に爵位を授けられた場合。例:Anthony Eden, 1st Earl of Avon ではなく、Anthony Eden とする。ただし、首相退任後に爵位を得てからの活躍が有名である人物の場合は、やはり称号も含める。例:Henry Addington ではなく、Henry Addington, 1st Viscount Sidmouth とする。
- 何らかの理由により、個人名でのみ知られている人物の場合。例:Bertrand Arthur William Russell, 3rd Earl Russell ではなく、Bertrand Russell とする。
- 複数の爵位を持つ人物において、その人物の持つ最も高位の爵位と、その人物と慣例的に結び付けられている爵位とが一致しない場合、後者を優先する。例:Frederick John Robinson の持つ最高の爵位は Earl of Ripon だが、 Viscount Goderich としてのほうが有名なので、記事名もFrederick John Robinson, 1st Viscount Goderich とする。
- 実際には爵位を世襲あるいは受領しているが、儀礼称号 (courtesy title) のほうが有名な人物の場合、記事名にも儀礼称号を用いる。例:Frederick North, 2nd Earl of Guilford ではなく、Frederick North, Lord North とする。
- 最高位の爵位を複数持つ人物の場合、そのうち最も格の高い爵位のみを記事名として用いる。例:Charles Lennox は最高位の爵位が公爵 (Duke) で、しかも Duke of Richmond と Duke of Lennox の二つの公爵位を持っているが、このうち Duke of Richmond のほうが格の高い公爵位である。この場合、記事名は Charles Lennox, 1st Duke of Richmond and 1st Duke of Lennox あるいは Charles Lennox, 1st Duke of Richmond and Lennox などとせずに、Charles Lennox, 1st Duke of Richmond とする。
- 一つの爵位が複数の部分を持つ場合、そのすべてを記事名に含める。例:Claude Bowes-Lyon, 14th Earl of Strathmore ではなく Claude Bowes-Lyon, 14th Earl of Strathmore and Kinghorne とする。
- 一代貴族の場合も、原則として世襲貴族と同様の規約に従う。
- ナイト爵の場合、Sir や Dame は記事名に含めない。
- 準男爵の場合、曖昧さ回避が必要な場合を除き、基本的には称号は記事名に含めない。称号を含める必要がある場合には、Sir John Smith, 17th Baronet の形式とする。