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Wikipedia:秀逸な記事の選考/ドラえもん 20050801

(ノート)

この推薦は2度目の選考です。過去の議論は過去ログをご覧ください。

《推薦理由》短編のシリーズものというある意味書きづらい題材ですが、よくまとめられていると思います。まず長所として

  • 関連項目とも有機性をもった練られた構成
    • たとえば、この手の作品記事で他を圧迫しがちなキャラクター紹介などを他記事に逃がすことで簡潔にまとめ、作品の概観を得ることに傾注しているのが読みやすさにつながっていると思います。
  • 作品に即した内容の記述
    • 近未来の道具が日常に侵犯するという作品の性格を、「ドラえもんの世界像」などの節で、たんなる概論ではなく作品に出てくる事象に即して丹念にかつ質量とも過剰になりすぎず描写しており、作品の把握を容易にしています。
  • ビブリオグラフィーの充実
    • 得てして単行本だけに話が終始しがちな書誌情報を、雑誌連載にまでさかのぼり丹念に収録しており、この点では作品記事の範例となりうる水準にあると感じます。

短所としては

  • やや過剰なトリビア的記述もみられる(劇中パロディ、など)
  • 漫画作品であるにもかかわらず、漫画としての「画」としてのグラフィカルな特徴の記述に乏しい。この点では全体に読者が作品を一度みた可能性があることに寄りかかっているようにもみえる。

ことなどがあげられるかと思います。しかし全体としては、そうした傾向はおそらく改善も可能であり、かつ総合的には秀逸の水準に達しているように思い、今回推薦してみることにしました。ご審議お願いします。Aphaia 2005年8月1日 (月) 13:49 (UTC)[返信]

  • (現状では反対)非常に詳しく、よくこれだけ調べたものだと思わず感心させられる良記事です。しかし現状では一面的であり、「ドラえもん」という事象を俯瞰的に見た視点(本作に対する評価、本作が社会/他分野に与えた影響、など)に欠けています。私は、本項目はもっと複数の視点からの執筆が見込める好題材だと思いますので、一面的な記述になっている現在の記事内容では秀逸の水準に満たないと考えました。もちろん、今後の執筆による改善には大いに期待できると思っていますが、現在の執筆の方向性/構成のままでは、多面的な記述が見込めるかどうか疑問ですので、現時点では秀逸には反対の立場をとらせていただきます。私も、本項目と同様な大項目に関わることが多くて本項目から学ぶことは多く、偉そうなことが言える身ではないですが、もう一歩進んだ「百科事典的な記事」への成長に期待しています。--Y tambe 2005年8月1日 (月) 14:29 (UTC)[返信]
  • (コメント)いまみなおして、「受容、とくに非日本語圏での受容状況が述べられていない」ということを短所のところで指摘し忘れたことに気がつきました。おくればせですが、あげておきます。--Aphaia 2005年8月1日 (月) 14:43 (UTC)[返信]
  • (反対)作品の内容に関しては十二分であると感じますが、ドラえもんが社会的にどのような影響を与えたのかなどの点がまだまだ不足であると感じます。これらの点が改善されれば充分に秀逸な記事に推薦される価値があると思います。

特急東海 2005年8月3日 (水) 13:57 (UTC)[返信]

  • (条件付賛成)「社会的にどうか」を学術的に小難しく考えようとしても取ってつけたように浮き上がってしまうと思います。サザエさんのように民俗学の教材に使えるような漫画ならともかく、ドラえもんの根底はSFですので本当に社会に影響を及ぼしても困ります(実際にはのび太・ジャイアン症候群なんてのもありますけど・・)あとは海外に波及したドラえもんの影響について述べれば終わりでしょう。Elthy 2005年8月4日 (木) 07:30 (UTC)[返信]
    • (賛成)評価と世界への紹介の2項目追加を持って賛成とします。確かに「学問」として百科事典wikipediaを見るならば枝葉の項目であるのですが、ドラえもん自体が日本のアニメとして世界に誇れる項目であり、この項目が秀逸に選ばれることによる更なる発展を期待します。Elthy 2005年8月16日 (火) 00:32 (UTC)[返信]
  • (反対)社会的うんぬんはさすがに難しく考えすぎかもしれませんけど、これだけ社会に浸透した作品を扱っているにしては記述が作品世界の説明と執筆活動などのごく狭い範囲にとどまっているのは惜しいといえるのではないでしょうか。また、海外への波及という観点は、この作品の場合不可欠なものであると思います。yhr 2005年8月4日 (木) 15:27 (UTC)[返信]
  • (コメント)たたき台として、「評価」と「世界への紹介」の節を追加しました。海外への波及については英語版にアニメも含むまとまった記述がありますね。情報の出所は小学館の出版物だそうなので、現物をお持ちの方の加筆に期待します。--Aphaia 2005年8月9日 (火) 12:00 (UTC) 書き換え。 Aphaia 2005年8月9日 (火) 12:38 (UTC)[返信]
  • (見送り)推薦から3ヶ月経過、賛成/反対/保留 1/3/0にて今回は見送りです。