Wikipedia:秀逸な記事の再選考/フォード・モデルT 20100110
(ノート) 再選考にかけた理由は、Wikipedia:秀逸な記事の選考#秀逸な記事の目安のうち、「「出典」または「参考文献」が挙げられている。」を満たしているのかどうか、疑問を感じるからです。2009年10月11日 (日)の時点でこの記事には参考文献がまったく挙げられておらず、私は2009年10月11日 (日) 18:51(UTC)にWikipedia:加筆依頼で[1]、2009年10月13日 (火) 16:35(UTC)にPortal:自動車/加筆依頼で[2]参考文献を挙げるよう依頼を出しました。その結果、2009年11月26日 (木) 16:40(UTC)に、miyaさんによって2冊の参考文献が挙げられました[3]。しかし、この2冊はタイトルからヘンリー・フォードの伝記・自伝であると思われ、「メカニズム」節のような技術的な箇所について十分にカバーしきれていない可能性があります。この点について利用者‐会話:Miya#フォード・モデルTについてにおいてmiyaさんに質問したのですが、miyaさんご自身も2冊の文献が技術分野を十分にカバーできているとは認識されていないようでした。miyaさんはノート:フォード・モデルT#参考図書候補メモや利用者‐会話:Miya#フォード・モデルTについてにおいて参考文献となりうる文献を挙げておられますが、それらはあくまでも候補であって、実際に参考文献となりうるかは不明です。したがって現状においてこの記事は出典の面で秀逸な記事と呼べる水準にあるかどうか疑問であり、さらにWikipedia:加筆依頼とPortal:自動車/加筆依頼で加筆を依頼してから3か月が経過しようとしていることから、一定期間内に秀逸な記事と呼べる水準にまで改善される期待も薄いと判断し、再選考にかけることにしました。廉 2010年1月9日 (土) 18:06 (UTC)
コメント過日古書店にて1971年再版を入手した五十嵐平達著「世界の自動車44 フォード 1」(二玄社 1970年 発行年代が古いためISBNなし)と比較し、初版の内容はこれに多くを依っているものと判断しました。モデルT独自の特殊な操縦法、多板クラッチの枚数、ラジエータの細やかな変遷(当時のイラストの写しを4種掲載)、リバースギアを急勾配登坂の非常手段に用いるテクニックに至るまで言及している詳細な著作で、年度毎の変遷を示した写真・図表や、モデルTが販売されていた1910-20年代当時の、英語注釈入りのエンジン・変速機等の断面図・透視図、日本で整備手引きに使われていたらしい車体断面図、配線図の写し(図版内に縦書きでバッテリーを「バッテリヰ」、右書きでスターターを「ータータス」と表記するなど)も大量に掲載され、事実関係も一致しており、参考文献として問題はないものと判断します(掲載の図表等は、本書によればアメリカのフォード・モーター本社およびフォード社日本法人から提供を受けた模様です)。五十嵐平達は文章力こそ拙劣ながら、生前には1950年代以前の日米の自動車に通暁した専門家として、トヨタ博物館などから時代考証の監修依頼を受けるなど、実績のある自動車研究家で、文献として信頼に値する著作と考えられます。モデルTについては後年からは大量生産技術や流れ作業の面のみで言及されることが多く、専ら経済史・経営史の文脈で扱われがちなので、Miyaさんの提示した著作では廉さんの尺度からすると技術考証不足とされたことと思いますが、技術面で充実した五十嵐文献の存在によりこれを補えると判断されます。また内容は事実関係の引用で、文章の無断転載にはなっていませんので、著作権侵害には当たらないと判断されます。本記事が再選考にかけられた理由は、単に「参考文献が載っていない」という一事に尽きるようですので、ご一考をお願いします。--A-miyake 2010年1月16日 (土) 23:48 (UTC)
- A-miyakeさん、ありがとうございます。A-miyakeさんが五十嵐平達著「世界の自動車44 フォード 1」を挙げられたことで、技術分野について参考文献が挙がっていない状態は解消されたものと判断いたします(秀逸な記事の選考の現在の実態に即せば、脚注を用いて記事の記述を文献と対応させる必要があるのでしょうが、私個人としては今回そこまで要求するつもりはありません)。そのことを表明した上で、再選考には取り下げの制度がないようですので、このまま選考の推移を見守ることにいたします。--廉 2010年1月17日 (日) 02:40 (UTC)
- 除去 この規模の記事としては、本文中で示されている出典の数、文献の数が足りないと思います。--氷鷺 2010年3月12日 (金) 16:26 (UTC)
選考開始から3か月が経過しましたが除去の要件を満たしておりませんので存続となりました。--廉 2010年4月10日 (土) 05:24 (UTC)