Wikipedia:保護の方針/英語版070619版
管理者はページを保護して編集を制限することができます。
- 全保護されると、管理者以外は編集できなくなります。画像を全保護した場合は、上書きアップロードができなくなります。
- 半保護されると、IPユーザーとアカウント作成後4日未満の新規ユーザーは編集できなくなります。
- 移動保護されると、管理者以外は「移動」だけできなくなります。「全保護」された場合は「移動保護」もデフォルトでかかります。
- カスケード保護されると、カスケード保護されたページに呼び出されているページが全て保護されます。
各種の保護および保護の解除はen:Wikipedia:Requests for page protectionで行うことができます。保護中のページの記載内容の変更については、管理者でない利用者はページに付随するノートページで提案し、必要であれば{{editprotected}}テンプレートを貼付することで管理者の注意を喚起することができます。保護と保護解除の記録は自動的に保護のログに記録されます。
全保護
[編集]無期限全保護は次の場合に行われます。
- メインページのように頻繁に閲覧されるページ。荒らしを防ぐため。こういったページに取り込まれているテンプレートも含まれます。
- サイトのロゴ、プレスリリース、著作権およびライセンス関連ページ。法的問題のため。管理者は事前の議論なしにこれらのページに対して大きな変更を加えてはいけません。
- 一部の"システム管理"ページ。編集支援、削除、スタブテンプレートの多くや、全 MediaWiki 名前空間。これらのページの変更が必要なことは稀であり、広範囲で呼び出されているために、荒らされたり、軽率に変更した時の被害が大きくなるため。これらのページに関しても、管理者は事前の議論なしに大きな変更を加えてはいけません。
- 合意の元に削除されたのに、繰り返し作成されるページ。これらのページはen:Category:Protected deleted pages または en:Wikipedia:Protected titlesにリストされています。これらのページの復帰依頼はdeletion reviewの手続きを経なければなりません。
- 利用者個人の css と js ページ。利用者:某某/monobook.css や 利用者:某某/cologneblue.js などはソフトウェアによって自動的に全保護されており、このアカウントを所有している利用者と管理者しか編集できません。
一時的な全保護は次の場合に行われます。
- 編集合戦をとめ、「冷却期間」を強制するため。
- deletion reviewの議論中にページの履歴を検討するページ。
- ブロックされた利用者が {{unblock}} テンプレートを濫用するなど自分の利用者ページを自分に都合よく改変している時。
内容を巡る論争
[編集]明確な荒らしや、著作権侵害および名誉毀損など法的な問題がある場合を除き、編集合戦に対する保護処置はすべてその時の最新版に対してかけられます。編集合戦中の保護は、最新版の内容を支持・保証するものではありません。利用者は保護する版を指定してはいけません。すでに保護されている場合、他の版へ差し戻すことを依頼してもいけません。そうではなく、関連するノートページにて論争を解決するよう努力してください。m:不適切な編集も参照のこと。
編集合戦の場合、議論に参加している管理者は、単純な荒らしまたは存命人物に関する記事中の中傷があった場合を除き、保護をかけてはいけません。管理者はまた、内容に議論があるために保護されたページに対しては、変更に対する合意形成がないか、編集内容が論争と無関係でない限り編集してはいけません。論争と無関係な点の編集においても、充分に慎重に行い、編集内容やその意図をそのページのノートページに説明してください。
半保護
[編集]無期限の半保護は次の場合に行われます。
- 継続して深刻な荒らしが行われている記事。例えばen:George W. Bush。[1]
- 伝記記事で荒らしや偏った観点の書き込みの問題があるものの、あまりウォッチされていない記事。
- 利用者の依頼があった場合、その利用者ページ(利用者の会話ページは対象になりません)。
一時的な半保護は次の場合に行われます。
- 荒らし行為があって、特定の利用者をブロックすることが有効な手段でない、たとえば広範囲のIPアドレスから頻繁に荒らしが行われているような時。
- 記事のノートページに荒らしがある時。ただしこれは新しい利用者や匿名利用者が議論に参加できなくなるので、できるかぎり行わないようにしてください。
次の場合には半保護を行うべきではありません。
- 荒らしが起きる前に荒らしから先制保護するため。
- 登録利用者と匿名利用者の間で内容に関する争いがある時に、匿名利用者を締め出すため。
- 匿名利用者の編集を禁止するだけのため。保護は継続して破壊が行われている時にのみ使うものです。
移動保護
[編集]移動保護は次の場合に行われます。
- 頻繁な、もしくは進行中の移動荒らしがある場合。
- 記事名をめぐる論争の最中。
- 移動する必然性がなく、かつ頻繁に閲覧されるページ。例えばen:Wikipedia:Administrator intervention against vandalism.
全保護されたページは自動的に移動からも保護されます。保護されたページが管理者によって移動されると、移動先のページは保護が継続し、リダイレクトになる元の記事名のページは保護されません。
論争中の全保護ページに対する規定は、論争中の移動保護ページにも適用されます(例えば、管理者が自分の好むページ名に移動してはいけませんし、移動保護をかけることが現在の記事名を支持するということではありません)。
なお、作成したばかりのアカウントはどんなページも移動できません。詳しくはen:Wikipedia:User access levelsをご覧ください。
メインページの保護
[編集]メインページは常に全保護されています。理由はen:Wikipedia:Main Page FAQ#Why am I not able to edit the Main Page?に説明されています。これと別に(議論中の)ガイドラインen:Wikipedia:Main Page featured article protectionがあり、today's featured articleを半保護しています。
カスケード保護
[編集]カスケード保護は以下に用いられています。
- メインページなどきわめて閲覧数の多いページ。
- 削除されたページが繰り返し作成される問題に対応するための新システムとして。
カスケード保護は、荒らし対策として、カスケード保護されたページに呼び出されている全ページ(テンプレート、画像含む)を自動的に全保護します。
運営側の判断として保護されているページ
[編集]詳細はen:Wikipedia:Office Actionsを参照のこと。
一部の記事は、ウィキメディア財団に対する著作権や名誉毀損問題などのために、運営スタッフによって保護されています。
全ての管理者は、財団の明示的な指示がない限りこれらの保護に手を触れてはいけません。
保護の解除
[編集]{{office}} または {{reset}} のタグが貼られているページを除き、管理者は誰でも、適当な期間が経過し、特にノートページになにも議論がない場合は保護を解除してかまいません。ただし、合意形成が行われていない限り、保護直後に保護解除を行う場合は、最初に保護をかけた管理者に事前に相談しなければなりません。これは論争のおきやすいテーマのページでは特に重要なことです。こういったページでは、すぐに論争が再燃することも多く、また保護をかけた管理者は議論の参加者たちと連絡を取っていることも多いからです。
ページを保護する際には、期限を設定することができます。期限が過ぎると、ページの保護は自動的に解除されます。
注
[編集]- ^ どの程度の荒らしが半保護の対象になるかなどについては、en:Wikipedia:Rough guide to semi-protection参照。
関連項目
[編集]- Protection templates
- m:Protected pages considered harmful
- Special:Protectedpages
- Requests for page protection
- en:WP:WPVS#Conclusions from study 1 (rate & sources of en:WP:VANDALism)
- en:Wikipedia:List of protected pages
- en:Wikipedia:List of indefinitely protected pages
- en:Wikipedia:This page is protected
- Unofficial guide to semi-protection