Wikipedia:井戸端/subj/記事名に使用できる文字の例外規定について
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記事名に使用できる文字の例外規定について
[編集]記事名に使用できる文字は、「Wikipedia:記事名の付け方#記事名に使用できる文字」において規定されていますが、“例外的に、文字(漢字を除く)そのものについての記事では、システム上の使用可能文字の制限内の文字が使用できます”という例外規定が存在します。この例外規定は、2012年12月、「Wikipedia‐ノート:表記ガイド/過去ログ10#文字そのものについての記事についての制限の変更」において追加されたもののようです。
この例外規定を前提に、2019年12月に「あ゙」が立項され、2020年6月に「ノート:ㇷ゚#改名提案」において「小書きプ」が「ㇷ゚」に改名されたことを踏まえた上で、2021年2月に「ノート:か゜#半濁点付きの特殊な仮名の記事の改名提案」が提出されました。以下の左の記事名を右に改名するという提案です(最初の案)。
- か゜ → か゚
- き゜ → き゚
- く゜ → く゚
- け゜ → け゚
- こ゜ → こ゚
- セ゜ → セ゚
- ツ゜ → ツ゚
- ト゜ → ト゚
- う゜ → ウ゚
- ラ゜ → ラ゚
- リ゜ → リ゚
- ル゜ → ル゚
- レ゜ → レ゚
- ロ゜ → ロ゚
そして検証中に、一部のAndroid端末において右側の文字が表示されなかったり、表示がおかしくなることが判明して、いったん改名提案は取り下げとなりました。具体的にはSamsung Galaxyでは右側の文字がすべて文字化けし、Sony Xperiaでは「ウ゚ラ゚リ゚ル゚レ゚ロ゚」の半濁点が右上ではなく上部中央に表示されました。ちなみに「か゚き゚く゚け゚こ゚セ゚ツ゚ト゚」はJIS X 0213に規定されている文字で、「ウ゚ラ゚リ゚ル゚レ゚ロ゚」は規定されていない文字です。
そこでお訊ねしたいのは、この例外規定はどの範囲の文字まで適応されるのかという点です。“システム上の使用可能文字の制限内”であればなんでもOKなのか、それとも閲覧者のことを考慮して文字化けする可能性が高いものに関しては制限したほうが良いのか、御意見をいただければと思います。
参考情報として「Wikipedia:井戸端/subj/WP:NCにおけるJIS_X_0208規定の撤廃について」のページの「JIS X 0213非漢字一覧」をAndroid端末で表示したときの結果を書いておきます。システムはすべてバージョン9なので、文字化けについては実装されているフォントの違いによるものと推定されます。
JIS X 0213非漢字一覧の表示結果:Android編
- Sony Xperia
- Sony Xperiaの標準フォント「ソニーモバイルUDゴシック」ではすべて表示可。別のフォント「ハミング」では「か゚き゚く゚け゚こ゚カ゚キ゚ク゚ケ゚コ゚セ゚ツ゚ト゚」のみ文字化け。
- harman/kardon dtab
- すべて表示可。harman/kardonとありますが、調べたところ中身はHUAWEI製のようです。
- Samsung Galaxy
- 非漢字一覧は未確認なものの、Samsung Galaxyの標準フォント(1つのみ搭載、追加は有料)で「か゚き゚く゚け゚こ゚セ゚ツ゚ト゚」が文字化けするとの報告あり。--ねこざめ(会話) 2021年2月19日 (金) 15:02 (UTC)
- Xperia XZ1 (Android 9)とAQUOS sense3 (Android 10)のChrome 88で確認したところ「ウ゚ラ゚リ゚ル゚レ゚ロ゚」の半濁点が正しい位置から少し左に(文字の上部中央に)表示されました。確認に使用したのはそれぞれ標準で設定されている「ソニーモバイルUDゴシック」と「モリサワ 新ゴ」です。
- 追加検証をしたところ、Chrome 88 + ハミングの環境において「あ゙」と「か゚き゚く゚け゚こ゚カ゚キ゚ク゚ケ゚コ゚セ゚ツ゚ト゚ウ゚ラ゚リ゚ル゚レ゚ロ゚」がページ上では豆腐になりました。ところがアドレスバーでは豆腐にならず適切に表示されています。つまりAndroidのUIコンポーネントは(フォントフォールバックによって?)問題なく表示できるようですので、これはAndroidではなくフォールバックを行わないChromeの問題と思われます。
- なお、Firefox for AndroidはNoto Sans CJK JP(Xperiaのフォント切替機能の選択肢にNoto Sans CJK JPはありませんが実は
/system/fonts
に入っています)を決め打ちで使用するため、システムフォントが何であっても(システムフォントを使わないので)豆腐になりません。また、あえてソニーモバイルUDゴシックを使うようにfont.name-list.sans-serif.ja
を設定して検証してみましたが、Chromeでは豆腐になっていた「あ゙」が豆腐にならずに表示できました。これがフォールバックによるものなのか別のメカニズムによるものなのか判然としませんが、Chromeでなければ表示できることもあるようです。--Siglite3(会話) 2021年2月24日 (水) 03:18 (UTC)
- 返信 検証ありがとうございます。フォントではなくブラウザの問題であることが分かったのはすごい前進です。そうなるとクロームブックなんかも同様な問題がありそうですね。Android端末では標準のGoogle Chrome以外のブラウザは使っていなかったのですが、Mozilla Firefoxも試してみます。……で、いまさっそくXperiaに入れてみましたら、ブラウザでの文字が変わりました! これが「Noto Sans CJK JP」ですね。とりあえずご報告まで。--ねこざめ(会話) 2021年2月24日 (水) 19:14 (UTC)
- 追記 このページを御覧の皆様へ。今回の検証結果は、いずれ「Help:特殊文字」に反映させる予定です。ですからiOSやChromeOSでの表示報告もしていただけると嬉しいです。--ねこざめ(会話) 2021年2月24日 (水) 19:45 (UTC)
- 報告 「Help‐ノート:特殊文字#スマートフォンでの閲覧について」でスマートフォンでの閲覧に関する記述の追加を提案しています。--ねこざめ(会話) 2021年3月21日 (日) 16:50 (UTC)
- 報告 「Help:特殊文字」のページにAndroidでの閲覧について加筆しました。--ねこざめ(会話) 2021年3月28日 (日) 16:37 (UTC)