Wikipedia:井戸端/subj/映画の記事でテレビの吹き替えの声優名まで個々に記す必要があるのか?
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映画の記事でテレビの吹き替えの声優名まで個々に記す必要があるのか?
[編集]映画の記事でテレビの吹き替えの声優の名前まで記す必要があるのでしょうか。疑問に思う理由は、
- 吹き替えというのは原作を原語で理解できない視聴者に対するローカルなサービスである。
- 吹き替えは個々の国で別の機会で何回も行われる可能性があり、その都度記していくことには紙幅の制限から好ましくない。
- すなわち吹き替えというのは日本だけのローカルな話題に過ぎず、地球的規模で記事を作成しようとするウィキペディアの方針にそぐわないのでは
...などがあげられます。--110.161.234.65 2013年1月24日 (木) 00:17 (UTC)
- 内容には触れませんが。プロジェクト:映画とプロジェクト:声優に声を掛けてみてください。もし両者の意見が合わなかったら例えば「2013年の吹き替え声優一覧」など作品をある程度まとめた別の記事へ抜き出して声優記事扱いとするアイデアもあると思います。--Triglav(会話) 2013年1月24日 (木) 05:25 (UTC)
- ローカルな対応のありかたというのは、当地での文化受容に大きな影響を及ぼしうる重要な事柄のひとつだと思います。
- ウィキペディアは紙ではないので、紙幅の制限はありません。何年の一回目は誰、何年の二回目は誰、というのがわかれば、時代の変遷や作品の位置づけの変化などの理解に役立つことがあるでしょう。
- ある作品が、Aという国ではその国を代表する俳優が吹き替えをした、Bという国では若者に人気のミュージシャンが吹き替えをした、というような情報を地球的規模で集約することは、地球的規模で記事を作成しようとするウィキペディアの方針から、大きく外れるものではないと思います。
- ただし、端役に至るまで声優名を記さなければならないわけではないでしょうし、主題となる作品の性質やその評価から、吹き替えが重視されないものもあるかもしれません。そうしたところは、映画、声優、異文化受容、メディア論といったところの知見を持つ人たちの間でガイドラインが作れるなら、作ってもよいと思います。--Ks aka 98(会話) 2013年1月24日 (木) 05:59 (UTC)
- コメント100%同意します。すばらしい意見だと思います。今まで日本語吹き替え表に不満を持っていたのですが、こういうふうな論理的な理由を思いつかなかったです。確かに、映画記事のキャスト欄の現状はWP:JPOVですよね。JAWPは「日本語版」であって「日本版」ではないわけですから。ハリウッド映画の日本語版記事でことごとくスペイン語吹き替え俳優が表になっていたとしたら誰だって面食らうでしょう。それ以外にもWP:Vの問題があります。数十年前のテレビ放映の吹き替えも書いてあったりしますけど、どうやって調べているのか気になって、ググってみたらWP:RSとは言えないような映画吹き替えデータベースを丸写しにしているのを見つけたことがあります。さらに、日本語吹き替えには必ずといっていいほど表が使われますけど、WP:NPOVの観点から問題があります。スクリーンの中でも演じた俳優と声だけ出演の俳優を同列に並べるのは、映画作品に対する貢献度という点に関して中立的な記述になっていないと思います。ひどいのになると、本文中では原製作スタッフへの言及が何もないのに、「日本語訳監修:○○プロダクション」とか書いてあったりします。こういうのは著しくバランスを欠いていると思います。あと、日本語吹き替えは表を使わなくても記述することができます(WP:TABLE)。『アベンジャーズ』ではせっかく「キャスト」節を工夫して日本語吹き替えを文章に組み込んだのに、冗長な日本語吹き替え表に書き換えられてがっかりしました。あと、日本語吹き替え、特にテレビ放映は俳優名はその番組中でしかまず言及されないのであって、これはつまりあるフィクション作品に関する一次情報ですから、こういう情報を無差別に収集するのはWP:IINFOにも抵触すると思います。逆に言うと、話題作なんかで誰がどの役を担当したのか二次資料で言及されている場合、たとえば配役を途中で交代したために批判が起きるということが時々ありますが、こういう場合は日本語吹き替えも積極的に文章として記述すべきかと思います。ちなみに、映画作品記事のガイドラインであるPJ:MOSFILMには、主要登場人物ではないものも含む完全なキャストの一覧は映画のデータベースサイトにまかせましょう。...表を使ってはいけませんというふうにはすでに書いてあります。--Bugandhoney(会話) 2013年1月24日 (木) 07:31 (UTC)
- あってよい場合もあると思います。実際にどのような状態の記事が問題とされるのかはよくわからないですが、たとえばアーノルド・シュワルツェネッガーの本当の声を知らない、というくらい玄田哲章は有名なのではないかと思います。これも実際にはどうかわかりませんが、そういった有名な吹き替え声優であれば、充分な記述をできるだけの出典があるのかもしれません。Bugandhoneyさんご提示のような、百科事典ではなくデータベースを作って満足しているような状態は避けるべきですが、ローカルであるといえどもきちんとした解説ができるのであれば、それは受け入れられて良いと思います。むしろ特殊な例なのかもしれませんが。あと「紙幅の制限」というのは技術的な意味ではウィキペディア上に存在しないのはWP:NOTPAPERの通りです。といっても、文章の流れ上変なところに入れるのは、やはり好ましくないのでしょう。それからWP:JPOVは本来であれば、日本国の情報を排除するべきという方向のものではないので、従属的な形であれば記述はあってもよいと思います。ただし表とは解説の補助として使われるものなので、声優の表だけの節というのはあるべきではないです。
- ともあれ、百科事典的な解説を書く、というのはなかなか誰でもできることではありませんが、データをコピーするだけなら簡単なので、そういうものだけが増えていくのでしょう。そして、映画とかドラマとかの記事は百科事典ふうのものが少ないので、単なるデータベースと化した項目でもよいのだと認識されているのかもしれません。記事吹き替え声優もそうした現象の一つなのではないかと思います。--Calvero(会話) 2013年1月24日 (木) 10:41 (UTC)
- WP:JPOVをご覧頂くとわかるのですが、WP:JPOVには文章の表現への注意喚起しかありません。以前、JPOVの「曖昧さ回避」との関わりの研究があったのですが、干渉するに及ばないという結論に至っています。今回の問題は、PJ声優側で需要がある(であろう)吹き替え声優情報が、PJ映画側で許容されるものであるか? というところかと思われますので、両者間でじっくりと話し合って頂きたく思います。日本語のみ吹き替えの情報を必要とする理由は、このウィキペディアが「日本語」版だから・・・かな? --Triglav(会話) 2013年1月24日 (木) 11:35 (UTC)
- コメントと情報提供どうもです。この先行研究は、議論の中にそういう意見が実際ありましたが、JPOVとはあんまり関係ないような気がします。あるアルファベット略称が日本語の中で(というかウィキペディア日本語版の中で)もっぱら日本の事物を指し示すために使われているということであって、別のアルファベット略称が日本の事物よりも外国の事物を指し示すためにもっぱら使われているというのであれば、そっちにリダイレクトされるだけなのでは。その線で言うと、日本語吹き替え俳優が記事主題である映画に関する日本語文献の中で言及されているのであれば、記事に積極的に含まれるべきでしょう。ただ、実際にはテレビ放映を誰が吹き替えたかというのは、そのテレビ放映でしか言及されないことが多いわけであって、映画作品という記事主題に対しては基本的には瑣末な情報だと思います。
- それで、映画作品記事でJPOVの観点から前から気になって別のことがあって、それは外国映画記事のインフォボックスで、製作国における情報に加えて、日本での公開日と配給会社を加えるという習慣です。後者に関しては日本語とは関係のない、日本という国・地域のローカルな情報でしかないですよね。他の国の情報があってもおかしくないのですが、そういうJPOVを避けた実例では、国旗国名当てクイズの様相を呈してきます。あと、「公開日」というのは普通一つしかなくて、とにかくどの国・地域でもいいから最初に一般公開された日だと思うのですが。「公開年」で言えば、日本での公開が翌年になったところで、導入部で2012年の映画を2013年の映画などとは絶対にしないですよね。--Bugandhoney(会話) 2013年1月24日 (木) 15:59 (UTC)
- いろんな議論の場で登場するJPOVですが、その適用範囲は思ったより狭いです。とかく忌み嫌われる「日本版」も、英語版は「米国版」ではないのは誰の目にもはっきりしますが、日本語話者≒日本人である以上、結果として日本語版ウィキペディアが「日本版」のように見えてしまっても(最低限JPOVに書かれていることを守っていれば)問題はありません。もちろん日本のことしか書かれていないような記事には、他言語版からの翻訳で世界視点に変えて行ったほうがより充実したものにはなります。
- といった事情で、本件の問題もJPOVなどの基本方針で縛るのは難しいと思います。一段下げて、ウィキプロジェクト等の編集方針で他のウィキプロジェクトとメリット・デメリットの調整を図っていただくことで解決が見えてくるのかなと考えています。--Triglav(会話) 2013年1月24日 (木) 17:33 (UTC)
- コメント 「吹き替えというのは日本だけのローカルな話題に過ぎず、地球的規模で記事を作成しようとするウィキペディアの方針にそぐわない」とのことですが、単に「吹き替え」とだけ書かれていてそれが「日本語吹き替え」を暗示しているならば、JPOVあるいは日本語POVの観点から好ましくないとは言えます。ですが日本語に固有の情報(例えば日本語吹き替え声優)を、それが読者に分かる形で記載することは、「地球的規模」の観点から逸脱しているとは言えないと思います。「日本語版」ですので、日本語に関する情報が優先されたり当面それらの情報に偏るのは、ある程度仕方がないでしょう。日本語以外の各言語については、時間をかけて追加していく、という方向性を持てれば良いと思います。全ての言語について掲載するのは現実的ではありませんので、例えば人口等の基準でフィルタリングして掲載言語を決めるという方法もあります。--Penn Station (talk) 2013年1月24日 (木) 17:30 (UTC)
- コメント ここは「ウィキペディア日本版」ではないけれど、「ウィキペディア日本語版」ではあるので、その映画の日本語訳に関連した情報はそれなりに重要だろう、と考えるのは詭弁でしょうかね。日本中心にならないように注意することは重要ですが、それは日本のことを一切書くなという意味ではありませんし、ウィキペディアの編集者や読者に世界市民となることを求めた規定ではないと考えます。日本中心にならないような言い回しに注意を払った上で、原語版と日本語版だけでなく、その作品が他の国へとローカライズされた際の話題の中でも耳目を引いたものについて簡単に言及されていれば、十分に日本中心ではないだろうと考えています。--Kanohara(会話) 2013年1月24日 (木) 17:32 (UTC)