Wikipedia:井戸端/subj/地理・地誌系の記事でのアドバイスをください
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地理・地誌系の記事でのアドバイスをください
[編集]我ながら低次元だなあと思うのですが、「自然・環境についての記述」で、どうしたものかと思っています。何点かアドバイスを頂きたく思います。
- 三国山 (鳥取県・岡山県)の「植生」節に関して。出典は『鳥取県のすぐれた自然 -植物編-』(1995)です。
- 1995年の文献に「この森の木は樹齢180年で、保護されている」と書かれています。2015年の今、これを出典に「樹齢200年である」と書くことは妥当でしょうか?「いつ?」の観点では「1995年の時点では樹齢180年である(あるいは、2015年の時点では樹齢200年である)」のほうがより正確ではありますよね。いま「樹齢200年だ」と書いても10年後にはまた状況が変わってしまうわけで、どう書くといいでしょう?(樹齢1000年なら20年ぐらい誤差のうちですが・・・。)
- 厳密に言うと、1995年の時点でそう書かれているからといって、その木が2015年のいまもあるかどうかはわかりません。本件固有のことでいうと、当該の「林」は「国の自然維持林」なので、きっとまあ今でもあるんでしょうけども・・・。
- 「1995年の『出典』によれば、このあたりには樹齢180年(1995年当時)の林があり、当時は国が保護の対象としている」と書けば、誤りの程度はかなり低くなると思いますが、文章としてはちょっとヒドイという感じはしてしまいます。
- 一般化してしまうと、出典の発行時期が1995年なら、1990年なら、1985年なら・・・というと「線引」の問題になってしまいます。ポップカルチャーに属するようなテーマであれば半年・1年前の文献でも「時代遅れ」になることはあるだろうと思いますが、地理系の記述の場合、文献が毎週毎年更新されるようなことはたいてい期待できず、骨太の文献を求めると、10年前ぐらいの出典を使うということはザラだろうと思います。
- 20年前の文献に「ここはオオハクチョウの飛来地である」と書いてあるからといって、2015年でもそうだとは限らないでしょう。かといって、「信頼できる情報源」で最新・直近のことを書くのは難しいです。どうしたもんでしょう。(水尻池)
- 山の記事では、「登山道は東斜面にある」(1998年)、「東斜面の登山道は2000年の地震で通れなくなっている」(2003年)というような出典に出会うことがちょくちょくあります。2015年の時点ではどうなのか、文献ではわかりません。
- Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/三徳川 20141011では、「生物に関する記述を増やす」方向で指摘を頂きました。ここでも、上と同じようなことがありまして、1980年代、1990年代の文献で「流域にはイワナがいる」みたいにあった場合に、それをどう書くのがいいか、悩んでいます。
- 文献調査などを行うと、「そのエリアでみられる生物の種」の名前を100も200も列挙しているようなものが頻繁に出てきます。印象にすぎないかもしれませんが、本格的な・信頼性の高そうな文献ほど「種名の列挙だけ」になり、ポエムに片足つっこんでいるような文献ほど「この清流にはいまでもイワナが棲んでいる。大切にしていきたい自然。」みたいに端的に特徴を述べたものになっていきます。信頼性が高そうだからといって、ひたすら種の名前を列挙するようなことは加筆の方向としてはいかがなものか、と思っています。(ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありませんあたりかな?) しかし、その中から私が勝手に「おもなもの・特徴的なもの」とか言って抜き出すのも無理筋だなあと思っています。
- <(そこらへんのよくある川と同じように)コイやフナやドジョウや…(略)…がいて、オオサンショウウオもいる。>という時に、コイやフナやドジョウについても言及するのがいいのでしょうか。そうすると、取り立ててほかと比べて特徴でも何でもないことに多くのスペースを割くことになると思います。もちろん相対的な問題で、都市部に比べれば「ドジョウがいる」ことは価値のある情報かもしれませんが、同じエリアのそこら中の川に同じようにドジョウがいるとしたら、別にドジョウがいることは特別な情報ではないでしょう。
そもそもそんな出典しか見つからないなら書かない、という考え方もあるのかもしれません。アドバイスやヒントでもいいので、なにか頂きたく思います。--柒月例祭(会話) 2015年6月29日 (月) 09:18 (UTC)
- 基本的には、すべて「その記述にどんな意味があるか」、が大事な点だと思います。たとえば「樹齢180年」の木が並んでいることは、森林の年齢が180歳であることを意味するのでしょうか?そうであれば、今もあるのは200年の木、となるでしょう。でも、そうでなくて、もっと以前からある林に今は180年生の木が多くあるというのであれば、ずいぶん意味が違い、180に、それ以降の時間経過を加算する事はおかしいですよね。
- ドジョウについては、ブナ林のある山にいたら、その方が変なので、何故そんなものがいるのか、きっと書く必要があります。逆に、イワナであれば、今度は分布の南限や西限に近いですから、そんな面から記述する必要があるでしょう。--Keisotyo(会話) 2015年6月29日 (月) 10:32 (UTC)
- コメント 「このあたりには樹齢180年(1995年当時)の林があり、当時は国が保護の対象としている」で良いと思います。推測で2015年の時点の樹齢を計算することは、独自研究にあたるのではないでしょうか。同様に、「ここはオオハクチョウの飛来地である」「登山道は東斜面にある」「東斜面の登山道は2000年の地震で通れなくなっている」として、出典をつけるということでかまわないと思います。その後、「以前はオオハクチョウの飛来地であったが現在では見られない」という出典が発行されれば、おもむろに加筆すれば十分です。ウィキペディアは、第三者出典をもとに情報を記していく百科事典ですので、あらゆる記事において、最新情報を記載するのは無理な話です。逆に、ウィキペディアは新聞ではありませんから、常に最新情報を更新するような行為は、迷惑行為にあたります。利用者も、それを知った上で活用してるでしょうし、そんなに悩むことはないと思います。--126.158.190.98 2015年6月29日 (月) 10:49 (UTC)
- コメントそもそも、出典元の「この森の木は樹齢180年で、」という文自体が意味不明です。単独の樹木なら「樹齢180年」と言えますが、多数の樹木がある森の樹がすべて同じ樹齢というのは通常は考えられません。まあ実際は、「樹齢180年程度の樹木が多数生息している」というくらいの意味だと思いますが、上でKeisotyoさんがおっしゃるように、文脈により意味合いが異なってきますから、文献の言わんとするところの真意は、実際に文献を読まないと判断できません。キャッチフレーズなどではたしかに「樹齢200年の森」などという言い方もよく見られますが、百科事典の表現としてはあまり感心しません。
- で、「樹齢180年程度の樹木が多数生息している」という意味だと解釈した上で、「三国山 (鳥取県・岡山県)の「植生」」について言えば「1995年の『出典』によれば、このあたりには樹齢180年程度の樹木が多数生育しており、国が保護の対象としている」という程度でよいと思います。樹木の年齢としては20年程度は誤差のうちなので、わざわざ現在の年数に換算して「200年」と書く必要はないでしょう。そういう書き方をするのであれば、厳密に考えれば毎年「201年」,「202年」と書き直さなければなりませんがそれは馬鹿げています。出典が1995年のものであることが明記されていれば十分でしょう。
- 一般的に森林に関しては、たとえば台風や豪雨による地滑りなどによる大規模な破壊、あるいは大規模な伐採やシカの食害、病害虫による樹木の大量枯死等の大きな変化がなければ少々古い文献でも十分だと思います。逆にそういう大規模な変化があれば、マスコミによる報道、公的機関による調査などがあるはずですから、そういうものを出典として「変化があった」ということは書けるでしょう。
- とりあえず、「三国山 (鳥取県・岡山県)の「植生」節に関して」と「一般化してしまうと」の部分については、言うべきことは上のIP氏のコメントでほぼつきていると思います。三徳川についてはまた後ほど。--Loasa(会話) 2015年6月29日 (月) 14:25 (UTC)