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Wikipedia:井戸端/subj/別概念を一つの記事で解説することの是非について

別概念を一つの記事で解説することの是非について

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現在私はノート:国道106号にて分割提案をしています。現在あまり前向きな意見は得られておりませんが、私としては是非実現したいと思っております。

そうした中で私として特に疑問に感じているのが、別概念を一つの記事で解説することの是非です。ただ、ここでの別概念とは全く異なるものという訳ではなく、別概念の中でも近接した概念です。今回は一般国道地域高規格道路がほぼ同一の路線で取り扱われているものです。地域高規格道路には一般国道だけでなく、都道府県道市町村道もあり別の概念です。そこで、みなさんに教えていただきたいのですが、こうした近接した概念であるが、別概念を同一の記事で扱った先行事例はあるのでしょうか。道路に限らず全くの別の分野で構わないので、後学のために例があれば教えていただきたいと考えています。

なお、今行っている分割提案については反対多数であれば、取り下げることはすでに覚悟しております。議論を攪乱する意図は毛頭ありませんので、念のため申し添えて置きます。--ヤビツスカイライン会話2016年3月9日 (水) 12:43 (UTC)[返信]

かなりレアなケースか・・・と思いきや、分野を特定しなければよくある話です。例えば、鉄道分野からスーパー北斗はJR北海道の列車ですが記事を見ればわかりますが「札幌と函館を結ぶ特急列車」を統括して扱っています。それに駅の記事は余程のことがなければ同一の場所に存在する駅は事業者ごとに分けないで同一ページで扱っています(東京駅富山駅名古屋駅など)。経済分野からセブン-イレブンも、企業としてのセブンイレブンジャパンとコンビニエンスチェーンとしてのセブンイレブンを扱います。湖沼分野で倶多楽湖は湖としてだけでなく、火山としての倶多楽についても言及しています。なので「分割するだけの分量がある」かどうかが一つのキーポイントです。そうでないなら、一般的なほうを主題として、付随するものをリダイレクトで扱う(一般国道と高規格道路なら国道の方が有名なケースがほとんど)べきといえます。これは国道36号室蘭新道の関係のように一つの記事で扱いきれない(R36と室蘭新道では、室蘭新道区間は自動車専用道路でかつ専用の出入り口を有する道路で、しかも長大路線の一部分ですから一緒に扱うと混乱の元になる可能性が高いといえます)かどうかを検討する必要があります。
地域高規格道路と一般国道で「記述するべきことが異なるのか」と「十分な分量でそれぞれが扱えるのか」を考えてみてください。--アルトクール会話2016年3月9日 (水) 13:05 (UTC)[返信]

コメント直接的・個別的な回答ではないのですが。

  • あるものを「別概念」とみるか、「1概念の部分」とみるかは、観察者次第でしょう。ここでいう「観察者」は、ウィキペディア内では「出典」に置き換えて考えるべきで、分割したい概念を瑣末なものでない「単独概念」として取り扱っている情報源がじゅうぶんに(質、量、数などの面で)あるのであれば、単独記事にすることができることになっています。(Wikipedia:独立記事作成の目安
  • あくまでも「できる」であって、「しなければならない」「するべきだ」ではありません。Wikipedia:独立記事作成の目安にも、仮に一定の「特筆性」が認められるとしても、場合によっては包括的な記事の中で取り扱ったほうが読者のためになることもありますよ、ということが書かれています。
  • たとえば武田氏武田信玄武田信玄 (小説)武田神社みたいなものだって似たようなもので、それぞれの文量が乏しく、記事の発展途中では1記事で扱われてもおかしくないです。
  • 私の場合はハリーオン系というのがありますね。「○○系」という概念自体が、定義上「複数の概念を束ねる概念」なわけですから、1記事の中で複数の概念を包括的に説明するのはいってみれば当たり前の構成だと思っています。たとえばこの中でシャモセールサンタクロース (競走馬)なんかは単独記事にもなっており、ハリーオン系#シャモセールハリーオン系#サンタクロースとは取り扱い方を変えています。
  • 似たようなものとして華麗なる一族 (競馬)というのを10年前ぐらいに投稿したのですが、これは主に「文量」を理由に細切れ(ボージェスト)に分割されてしまいました。当時は個人的にはいささか不満だったのですが、なにしろ10年前の話です。今とはウィキペディア内の慣習も違いますし、10年前のPCでは確かに6万バイトの記事は重かった(今ではどうってことはないでしょう?)。
  • いまのウィキペディアでは、もちろん文量も考慮されるでしょうけど、それは「バイト数」ではなく、信頼できる情報源に裏付けられた、意義のある文章がどれだけあるか、が重要になるでしょう。図表やテンプレートや独自研究でバイト数を稼ぐのは容易ですが、そうじゃないよということですね。
  • 私は「道路」に関しては門外漢で、鳥取県道31号鳥取国府岩美線あたりが私の限界なんですが、この記事も「旧山陰道(の一部)」「法美往来」「雨滝街道」と「鳥取-国府-岩美線」という言ってみれば「別概念」をいっしょくに取り扱っています。最後の「鳥取-国府-岩美線」にしたって、ここ60年ぐらいの間にちょくちょく区間やルートが変わっていますから、考えようによってはそれらも別概念かもしれません。
  • ウィキペディアは共同作業ですから、Aさんが「こうすればいい」と思ったことでも、それが多くの支持を得られなかったり、合意を形成できなければ諦めざるをえない場面もあります。「合意と多数決は違う」とはいえ、ヤビツスカイラインさんも「反対多数であれば、取り下げることはすでに覚悟しております」とおっしゃっているように、合意形成が無理なのであれば仕方がないでしょう。しばしば、諦められずに多数を説得しようとしたり、論破しようとしたり、強行しようとしてトラブルになってしまうケースがありますが、そうしない判断も必要です。
  • 最終的には、執筆者の好みもあるだろうと思います。ウィキペディアでは(日本語版に限らず)、記事を細かく分割(ここでいう「細かさ」はバイト数ではなく、特筆性の大きさを指します。)するのが好きな方と、さまざまなものを包括的に扱うのを好む人がいます。どちらかと言えば私は後者ですね。
  • 「文量」(繰り返しますように、バイト数ではなく、情報源に基づく百科事典的な記述という意味です)の観点では、私がやった「鳥取県道31号」よりも、「宮古盛岡横断道路」のほうが難しそうだなあという感じはします。「難しい」のは、主題が新しすぎて文献に登場しているものが少なそうだ、という理由なのですが。道路であれば、いわゆるデータの出典としては公的な資料にあたれば容易にたどり着きそうですが、百科事典的な文章・記述の出典というのは容易では無さそうです。私の知見の範囲では、真っ先に『岩手百科事典』や『岩手県史』、『宮古市史』『盛岡市史』、それに沿線にあった旧自治体の村・町史に当たって目星をつけるのですが、今回は新し過ぎてそういうのに期待できなさそう。
  • 逆に言えば、もしもそういう相応しい出典がしっかりと確保できるのであれば、「分割」ではなく、単独の記事として作成し、併存することはできるはずです。(ハリーオン系#サンタクロースサンタクロース (競走馬))なんかはそうなっていると思います。)--柒月例祭会話2016年3月10日 (木) 12:52 (UTC)[返信]

多様な記事の書き方があるということがわかり大変勉強になりました。特に鳥取県道31号鳥取国府岩美線は多様な記事内容を見やすくまとめており、大変参考になりました。 コメントいただいたお二方には感謝申し上げます。--ヤビツスカイライン会話2016年3月13日 (日) 01:57 (UTC)[返信]