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Wikipedia:井戸端/subj/個人のウェブサイトに掲載されている訳文を改変した文章で構成される記事について

個人のウェブサイトに掲載されている訳文を改変した文章で構成される記事について

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管理者伝言板に報告したついでに、ちょっと気になることがあったので。このユーザーが作成した謝艾の「生涯」節の大部分は、どうも投稿者自身が訳したのではなく、「個人のウェブサイトに掲載されている漢文の日本語訳([1][2][3][4][5])を改変した文」で構成されているように思えるのですが、こうした記事はWikipedia:検証可能性Wikipedia:信頼できる情報源の要件を満たすと見なされるのでしょうか?--オオミズナギドリ会話2016年6月1日 (水) 15:04 (UTC)[返信]

コメント「個人のウェブサイトに掲載されている訳文を改変した文章」であることが確定しているわけではないのですよね?
まず、参考文献として示されているものを出典と捉えるのならば、検証は可能です。たとえば『通鑑紀事本末』を検証し、もし間違いがあれば直してください。内容について、『通鑑紀事本末』が中国史のなかでどう評価されているかはわかりません。それなりに信頼はできるのではないでしょうか。
問題を挙げるなら、
  • もし執筆者が翻訳を元に記述をしているという仮定に立つなら、その翻訳されたものを出典として示さなければならないのに、その元となる情報源しか示していないこと、
  • そこで、ここで示されているサイトの翻訳を参照しているのなら(翻訳ならある程度内容は重なりますから、別の訳文から、ということもありえます)、公式サイトではなく自主的に公表された情報源であるために信頼できるとみなしにくいこと、
  • いわゆる一次資料を用いているために、現代において十分な検証がなされた事実かどうかが明らかではないこと、
でしょうか。しかし、示されているサイトを参照しているかどうかは現状明らかではなく、また一次資料だからといって間違いとは限らないので、ただちに問題となるとは言い難い、という状態だと思います。多少は中国語を読めるので、そのサイトも参照しながら書いた、というようなことも考えられます。
出典を示すという時に、原典を書いてしまうのはありがちな判断ですから、そうではなく自分が参照したものの書誌情報を書いてほしいということ、一次資料を重視するというのもありがちな判断なので、そうではなく、研究者の検証や解釈を含んだ二次資料を用いることが重要なのだということ、この二点を執筆者さんにお伝えするのがよいと思います。--Ks aka 98会話2016年6月1日 (水) 16:16 (UTC)[返信]
コメントWebcat Plusと国会図書館の蔵書検索を利用した限りでは研究者によって日本語訳された『通鑑紀事本末』の刊行は確認できない、CiNiiで検索をかけても日本語訳された『通鑑紀事本末』の記事は確認できない、『通鑑紀事本末』の訳文が掲載されているのは自分が提示したサイトしか確認できない、文中に漢数字とアラビア数字が混在している、書誌情報がどこかからコピペしたものっぽい(立項者は「通鑑紀事本末 68.张氏据凉 84.苻秦灭凉」と書いているけど、普通は上の「晋書」の書誌情報のように~巻と書くだろうし、簡体字は使わないと思う。謝艾の立項者によって過去に3度作成された西陵の戦いの2016年4月5日 (火) 15:16に削除された版では他からコピペした書誌情報が著作権侵害と判断された文章の出典として貼り付けられていました)ので、「個人のウェブサイトに掲載されている訳文を改変した文章」とは断定できないけど9割ぐらいの確率でそうだと言える状態です。1年以上前から利用者‐会話:Tropicana42利用者‐会話:Dangan49で実見した資料の明記を伝えたけれど呼びかけに対する反応は無いです。--オオミズナギドリ会話2016年6月1日 (水) 22:41 (UTC)[返信]

『通鑑紀事本末』ですか。出典としては微妙でしょう。『通鑑紀事本末』は「資治通鑑」を事項ごとにまとめた歴史入門書みたいなものですから信憑性は低くないのです。元がそれなりにレッキとした史書ですから。ところがオオミズナギドリさんの仰る通り日本語訳がないんですよ。したがって検証可能性を満たさないと思います。それからそのサイトの訳は、自主的に公表された情報源であるというだけでもこれを出典には出来ないでしょう。これが元の 「資治通鑑」だったら逆に文語日本語での、学術的にもちゃんとした全訳(加藤繁、公田連太郎訳註『國譯資治通鑑』東洋文化協会, 1958など)が存在するんです。現代日本語の抄訳なら石川忠久氏他訳のものがあります(『資治通鑑選』平凡社)。本当のことを言うと『國譯資治通鑑』『資治通鑑選』を出典にしたいぐらいです。悩ましいですね。--松平俊介会話2016年6月6日 (月) 14:10 (UTC)[返信]