Wikipedia‐ノート:良質な記事/良質な記事の選考/菅浦の湖岸集落 20190812
主題のスコープに関する議論
[編集]良質な記事選考中に起こった議論の続きとして、こちらに記入します。当記事については、これ以上スコープを広げて加筆することに反対であり、重要文化景観に絞って記事を成立させておくべき、との立場を改めて強調しておきます。一文でまとめると、これ以上のスコープ拡大は「記事の魅力を水で薄める行為」だと思っています。具体的な理由は2点です。
第1の理由は、量の問題です。ページ分割の目安にも一部触れられていますが、英語版のページ分割の方が詳しいので引用します。3万~5万バイトの記事の場合、平均的な読解スピードだと30~40分かかり、人の集中力が継続するのは、40~50分が限界だとされています (日本語と英語では、同じ内容でも若干バイト数に違いが出てくるはずなので、あくまで参考数値)。菅浦の湖岸集落は、重要文化景観中心の現時点版で既に7万バイトに達し、ここに一般的な地理記事としてのテーマ性を付け加えてしまうと、明らかに可読性を損ねます。
第2の理由は、質の問題です。一般的な地理を主題スコープに加えると、些末な情報まで加筆される可能性が高まります。他の地理や商業施設記事にも見受けられますが、百科事典的でないものまで何でもかんでも書きたがる人がいます。たとえば今回の良質な記事選考で例に挙がった学校ですが、学校がOKなら、交番、病院、介護施設、コンビニ・商店、テレビ・携帯の電波状況なども書いていいじゃないか...と拡がります。一般的な地理記事のテーマ性を持たせるならば、菅浦の辺鄙さを表すために、これら施設を加筆することは問題ないのでしょうが、当記事の魅力である重文景観の記述が薄まり、ダラダラ読みづらくなるだけ。景観の形成・維持に関係ない一般的な地理情報も書きたければ、上位単位である「長浜市」などの既存節に書くか、または「菅浦の湖岸集落」(重文) とは別に「菅浦」(一般的な地理情報) を立項するかしてほしいです。
わざわざこのような意見をする背景だけ、最後に述べておきます。私は、良質な記事や月間賞に出入りして日は浅いのですが、選考基準に違和感を覚えることが多いです。パッと見のサイズは大きいけれど、主題のコアな部分が欠損した記事が推薦されたり、逆にコンパクトにまとまっているのに具体的な理由を述べずに物足りないの一言でコメントが済まされたり。盛りに盛って良いのはラーメンのトッピングぐらいで、記事執筆はむしろ「引き算の美学」も重要と考えます。執筆者様や他の選考参加者様に私見を強要するつもりはありませんので、あくまで一意見として捉えて頂ければ幸いです。--ProfessorPine(会話) 2019年8月25日 (日) 06:54 (UTC)