Wikipedia‐ノート:削除依頼/境王子が濫造した機械翻訳記事群
私論ですけどね
[編集]「翻訳が低質な記事」(記事の問題)と、「低質な記事/問題のある記事を作成する行為」(人の問題)は分けて考えるべきです。
記事の問題は、個々の記事、個々の問題点ごとに検証や対応が望ましい。私が手を出したビーベラッハ郡の場合には、「地区のBiberach /arr. からdます。 アプト式です。 国内dます。」のような「無作為な文字列」ないし「日本語として意味の取れない」文字列がありました。この記事が翻訳記事だということが最初から判っているから、「ははーん、これは機械翻訳にぶちこんで、中身も確認せずにコピペしたんだな」と頭がまわりますが、翻訳記事であるということを明らかにせずに投稿されたなら、「荒らし」とみなされかねない文字列でしょう。
また、ビーベラッハ郡には「郡の最大の都市は、BiberachルRißは 大きな円形の都市です。郡の最大都市は、ビーベラッハ・アン・デア・リースで、」という部分がありました。サーッと斜め読みするぐらいの読み方でも、「最大の都市」の話が2度出てきてヘンなだ、と気づくのですが、それでもなんとなーく意味がとれないこともない、と思います。「市域が丸いカタチをしているのかな?」ぐらいに。しかし実はこれは誤訳でして、「地域(district)」と訳すべき「kreises」という語を「円形(circle)」と訳しているのです。こういうのは、辞書を見れば訳語の候補がずらりと並んでいて、前後の文脈からどの訳語を選択するかちょっと考えれば間違えるはずがありません。
「この郡は、合計4鉄道路線が開かれた。」の直後には6路線の記述があります。「保存鉄道」「廃止鉄道」という語もあるので、「開通したうち、どれかは廃止されているということなのかな?しかしそれなら開通は6路線のはずだ」となります。実は「行くことができる(accessible)」と訳すべき「erschlossen」という語を「開かれた(opened)」と誤訳しています。つまりこれは「この郡へ行くには4つの路線がある」という意味なのです。鉄道の路線の数え方って、鶴見線みたいに「これで1路線?」というのもあれば、湘南新宿ラインみたいなのもあり、どうやって数えるのか私にはよくわかりませんが、実際にビーベラッハ郡の地図を眺めると、支線や枝路線みたいのがいろいろあって「4」よりも多い線路があるようにしか見えないんですよね。しかし外からやってくる線路は4本のようで。
斜め読みしたぐらいでこんな誤訳がみつかるなら、ほかの、一見意味が通りそうな部分だって怪しいぞ、となるわけです。
結局のところ、機械翻訳ゆえに翻訳の質が低い、というよりも、それをまともにチェックしないで投稿している、という「人の問題」なんだろうと考えます。--柒月例祭(会話) 2016年5月21日 (土) 04:57 (UTC)